最近の和白干潟

2015年8月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(8月22日)

2015年秋期シギ・チドリ調査報告(8月18日)

定例探鳥会報告 和白海岸(8月8日)

  indexに戻る


  和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

  ●日時:8/22(土)15:00~16:30
  ●参加者:24名 一般参加9名、守る会15名
  ●回収ゴミ:合計40袋 可燃ゴミ:27袋(アオサ、人工ゴミ)不燃ゴミ:3袋(携帯電話1)
  ●粗大ゴミ:布団1、バーべキュー用鉄板1、傘5など
  ●見られた鳥:カワウ7、アオサギ4、ダイサギ5、コサギ2、カルガモ4
  ●生き物:コメツキガニ、アシハラガニ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ウスバキトンボ、カマキリ
  ●植物 実:センダン、サワグルミ、ハリエンジュ、アキニレ、ナンキンハゼ、シャリンバイ、トベラ、、ハマボウ、ネムノキ、ハマユウ 
      花:シロバナサクラタデ、センニンソウ、ハマナデシコ、メマツヨイグサ、ハマサジ、ツルマメ、ハマゴウ、ハマユウ、アキノミチヤナギ 
      穂:キンエノコロ、アシ、ヒトモトススキ

  真夏の晴天で参加者は少ないだろうと思っていましたが、あすみんのボランティア紹介で参加したネパール留学生や下原からの親子連れ(母と小6,小3)、常連の方々や守る会の団体会員「環衛サービス」の 
  5名も加わって予想外に多く来てくださり、心強く思いました。クリーン作戦開始時には干潟がまだ出ていなかったのですが、引いていくとアオサが沿岸に打ちあがっていました。若い方が多かったので、沿岸部のアオサはほとんど
  除去することができました。また、夏休みのためか、缶類などもたくさん流れ着いていました。前日に大雨が降ったりしたのに、水は澄んでいて透視度が高かったそうです。

             

  終わってからテントの下で、冷たいお茶をのんで和やかに歓談しました。初参加のネパールの九産大修士留学生の方は、日本語も流暢で楽しく会話できました。下原から参加の小学生は、タバコの吸殻がたくさん落ちていることが
  印象に残ったと感想を述べてくれました。
  西日本新聞で和白干潟の「よかね!」などを連載で取り上げている宮上さんが、山本さんの案内でたくさんの植物に穂がでたり実がついたりしている和白干潟の初秋のようすを、取材されていました。
  連載記事はまとめて参加者の皆さんに紹介できるようにパネル化したいと思っています。
  皆さん、暑い中お疲れ様でした。 

  (E・I)

  以上

  ページのトップに戻る


  2015年秋期シギ・チドリ調査報告

                        山本 廣子

  ●秋期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。

  今津では8/2(日)午前中に1回目の調査を行いました。
  コチドリ2羽、アオアシシギ8羽、キアシシギ6羽など、5種21羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ3羽が観察されました。

  博多湾東部では8/18(火)午後に1回目の調査を行いました。アカアシシギ1羽、アオアシシギ22羽、キアシシギ23羽など、5種56羽がカウントされました。他にはミサゴ1羽が観察されました。

  8/18の博多湾東部は晴れて猛暑でした。潮干狩りの人は少なく、和白で23名でした。和白と雁ノ巣海岸には水際にアオサがありました。香椎海岸では鳥はサギの仲間しか見られませんでしたが、沿岸の木々には花や実が
  生っていました。砂浜には、ツルナやハマサジなど塩生植物が花をつけていました。ツクツクボウシがクモの網にかかっていましたので、取って写真に写しました。
  干潟には小さなヤマトオサガニがたくさん食事やツメ振りダンスをしていました。沿岸に1匹だけ白いツメのチゴガニが見つかりました。またおびただしい数のウミニナが干潟や石の辺りを埋めていました。

     

  雁ノ巣海岸の砂浜には、コメツキガニの砂団子が敷き詰めてありました。ウミニナも砂浜まで上がって来ていました。干潟は本当に生きものの宝庫ですね。生きものの数では世界一だと思います。

                             

  雁ノ巣の干潟に突き出た桟橋の橋げたのところにキアシシギの群がいました。全体に鳥たちは少なかったです。その中で奈多にアカアシシギが1羽渡ってきていました。
  調査参加者は今津が2名、博多湾東部が7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。

  以上

   ページのトップに戻る


定例探鳥会報告 和白海岸

   -和白川河口→塩浜堤防→五丁川河口→奈多入口-
  2015年8月8日(日) -晴れ- 長潮(干潮 11:59 満潮 5:05)
  [観察鳥種] 17種 [参加者数] 6名

   集合地の和白公園のサンゴジュには赤い実がたわわに実り、キョウチクトウのピンクの花が咲いています。35度以上の猛暑日で、少人数の参加でした。熱中症対策を話してから、和白川方面に向かいました。
  線路脇にはビロードモウズイカの黄色い花が、河口の道端にはコマツナギの花が咲いています。

      

  和白川河口から降りて砂浜に出て、河口のたくさんのハクセンシオマネキを見ました。遠く唐原川河口付近にはカルガモの群れが浮かんでおり、岸辺には100羽以上ものカワウが羽を広げて乾かしていました。
  牧ノ鼻のハマボウの花の数は減りましたが、まだ黄色い花が咲いているようでした。今日もセミしぐれの中、ウスバキトンボがたくさん飛び、モンキアゲハやアオスジアゲハなどのチョウ類が舞っていました。
  ツバメも飛んでいました。堤防の生け垣の木々にクズが巻き付き、花を咲かせています。しかしアキグミなどは日照りと猛暑のために、枯れているものも多くありました。少し雨がほしいところですね。
  五丁川河口を歩いていると電線の上でホオジロの若鳥がさえずっていますが、まだ上手ではありませんでした。皆でかわいい!と応援しました。

           
                   

  ハマナデシコのピンクの花がきれいでした。猛暑の中、少し涼風が吹いてきてホッとしました。五丁川河口先から見ると、奈多の廃船上にカワウやサギたちが止まっていました。

                             

  雁ノ巣海岸には、カワウの100羽を超える群れが休んでいました。和白海域での夏期のカワウは近年増えているように感じます。ミヤコドリもさがしましたが、見つけられませんでした。
  先月まで2羽を確認しましたが、渡って行ったのでしょうか?猛暑の中、参加いただいた皆さま、お疲れ様でした。

  (山本 廣子)

  以上

  【参加者の感想】
   ・ホオジロの若鳥が可愛かった。 ・生き物が多いところだと思った。  
   ・カワウが多くて驚いた。    ・ハクセンシオマネキが見られて良かった。
   ・スダジイの実がたわわに生っていた。 

  ページのトップに戻る


  indexに戻る