最近の和白干潟


2017年11月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(11月25日)

第29回和白干潟まつり報告(11月19日)

福岡県立柏陵高等学校1年生の和白干潟自然観察会報告(11月17日)

定例探鳥会報告 和白海岸(11月12日)


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  和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

  ●日 時: 11月25日15:00~17:00
  ●参加者:29名 : 一般14名、(九産大澤田ゼミ先生共8名、西日本シティ銀行5名,水産高校生1名)守る会15名 
  ●回収ゴミ:349袋: 可燃ゴミ:347袋、(アオサ袋:346人工ゴミ2袋) 不燃ゴミ1袋
  ●粗大ゴミ:農協の籠1個
  ●見られた鳥:ミサゴ1羽、ミヤコドリ25羽、クロツラヘラサギ1羽、ツクシガモ5羽、淡水ガモや海ガモ、オオバン他

  今和白干潟には、沢山のカモ達が渡ってきました。ツクシガモも17日に1羽見られたのが次の日には7羽も観られました。アシ原側の後背林も程よい紅葉が始まっています。ナンキンハゼやアキニレ、ハマボウの葉も色づき
  ハママツナは今が見ごろで赤く染まっています。

     

  センダンは葉を落とし、実は大きくて目立ちます。シャリンバイの実が生り、クコの実も綺麗に色づきました。アシの穂や、ウラギクの花はフワフワの綿毛になり、風に乗って飛ばされ、次世代へとタッチします。

     

  これからは益々楽しみが増えます。ミヤコドリも25羽と今までの最高羽数です。何羽まで増えるのか楽しみです。本日のクリーン作戦は、先週の干潟まつりと比べると穏やかな良い天気でした。風が無かったのが
  何よりでした。先日からの西寄りの風に乗り沢山のアオサが沿岸に打ち寄せられていました。干潟まつり以降に打ち寄せられたものです。沖合にはまだまだ沢山のアオサアが有るのでしょうね?
  参加者は、守る会会員だけかと覚悟して行きましたが、現場に行って暫くすると予想外の嬉しい誤算が起こりました。先月雨の為に休まれた方達が参加して下さったのです。お茶の用意が少なくて慌てて追加の用意をしました。
  始まるとソリ、リヤカー、一輪車で沢山のアオサを回収する事が出来ました。感想では、水産高校生で毎月筑紫野市から参加している男子がいて、頼もしい言葉を頂きました。
  これから大人になって、将来何十年後かにも和白干潟がどんなになっているかを見守って行きたいとのことでした。産大生のアンケートに答えたり、ミヤコドリを観たり、和やかに過ぎました。最後に皆で記念写真を撮り散会しました。

     

  参加の皆様、有難うございました。

  (S・T)
 
  以上


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  第29回和白干潟まつり報告

  2017年11月19日(日)8:50~17:00
  参加者400名

  「第29回和白干潟まつり」を開催しました。寒さにもかかわらず、400名の参加があり、無事に楽しんで終えることができました。子どもたちが予想外に多く参加してくれたことは嬉しい励みになりました。
  出店者も、主催する守る会も年月を経てきた感慨もあり、来年の30回開催に向け盛り上げようという明るい雰囲気が感じられる締めくくりとなりました。反省会や後片付けなど、最後まで力を合わせて頑張ることができました。
  お疲れ様でした。(実行委員長:山本 廣子)
  ●開会式
   司会は有江さん、開会挨拶は山本実行委員長、生協支部委員長。今年も市長からのメッセージが届き、田浦さんが代読しました。
  ●バードウォッチング
   「野鳥の会」の田村さん、澤田さん、三好さんの指導で観察開始。40人参加。44種の鳥を見ることができました。
  ●自然あそび
   自然観察指導員の堀講師の指導で、子ども5人、大人4人が参加。干潟などで生き物を探し、自然の面白さを体験しました。
  ●植物観察
   神野講師の指導で、子ども6人、大人6人が参加。海岸植物の由来について学んだ。「動物散布・風散布・海流散布」があることを知りました。

     

  ●干潟の生きもの観察
   藤井講師の指導で、子ども17名、大人7名参加。潮の引いた干潟に入り、生き物を探したが寒さでなかなか見つかりませんでした。
  ●器楽演奏 「モジャッコ」
   ケーナで「コンドルは飛んでいく」などの演奏しました。
  ●コーラス 「うたごえサロン」
   12名で「ミヤコドリ」や「海」などの歌を会場を巻き込んで歌いました。
  ●ミニシアター
   東部子ども劇場の3名が「わらべうた遊び」「じゃんけんあそび」などを演じました。

     

  ●ハモニカ演奏
   初めての参加で童謡の海の歌や「瀬戸の花嫁」などの歌謡曲を演奏しました。
  ●紙芝居
   「コメツキガニのたび」を有江さんが演じました。
  ●九州青年合唱団
   10名余りで「和白の春」や沖縄の歌を歌いました。
  ●マジックショー
   リレーマジックをした。大人も子どもも楽しく熱心に見てくれました。

     

  ●一言アピール
   各団体が要領よくしっかり活動や、催し物についての予告をアピールしました。
  ●手をつないで
   大勢で手をつなぎ、海への思いを楽しく表現しました。
  ●写真展・パネル展
   パネルは観察会の様子と感想文や保育園児の絵など好評でした。

                    

  ●模擬店・バザー
   出店者17。食べ物関係5店舗。いずれも好評で、完売しました。
  ●ラムサール宣言
   参加者一同の大きな拍手で採択されました。

                           

   以上


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  福岡県立柏陵高等学校1年生の和白干潟自然観察会報告

  日 時:2017年11月17日(金) 13:00~15:10 満潮9:13 干潮14:45
  参加者:39名と先生4名
  天候:曇り
  守る会自然観察ガイド:3名

  全国的な寒波の襲来で寒い中での観察会を覚悟していましたが、曇り空ながらも風もなく比較的穏やかな天候に恵まれました。県立柏陵高校・環境科学科1年生(男子22名・女子17名)は、大型スクールバス1台で白浜バス停まで来て
   そこから徒歩で開始5分前に海の広場に到着しました。到着後は荷物を置き整列して、直ぐに説明に入りました。先ず「守る会」メンバーの自己紹介の後、山之内さんが紙芝居を使って干潟について詳しく説明、
  和白干潟に生息する鳥や生き物を紹介しました。さすが環境科学の生徒らしくみんな熱心に聴き、ほとんどがメモを取っていました。最初の観察はバードウォッチングで、クロツラヘラサギとミサゴを観察、皆初めて見る鳥に
  「かっこいい」とか「すごい」の言葉が聞かれました。次はミヤコドリや、群れて飛ぶハマシギの大群を観て、最後に多くのカモ達を観ることが出来ました。

                 

  次に沖に向かって歩きながら、アオサ、オゴノリを採取、浄化実験に使うウミニナ、アサリ採りを全員で
  楽しみました。水温も高く心地良く採取出来ました。次にコメツキガニを探して砂洲に向かいましたが、なかなかコメツキガニが見つかりません。冬に向かいカニたちも冬眠しているようで、カニの穴らしきものをスコップで掘っても
  見つかりませんでした。それでも生徒たちが何匹か見つけ、最後にみんなで観察することが出来ました。その後、アシ原でのアシハラガニ観察に向かいましたが、悪戦苦闘の結果、ここでも高校生が1匹捕まえることが出来ました。
  アシ原では、他にクロベンケイガニ5匹を捕まえました。最後に海の広場に戻り、まとめをして捕ったカニや貝をみんなに見てもらいました。多くがデジカメを持参して、それぞれにカメラに収めていました。
  同様に貝の浄化実験できれいになった水のペットボトルはその結果をしっかりとカメラに収めていました。特に質問は出ませんでしたが、皆「楽しかった」「良かった」と感想を述べました。

     

  山之内さんから「何が良かったですか」との質問には、口々にカニとかバードウォッチングとかの声が聴かれました。最後に学級委員長からお礼の言葉が有りました。雨もなく、ケガもなく揃ってバスに向かいました。
  先生方からは「来年もよろしくお願いします」との声もありました。

  (H・M)

  以上

  野 鳥:クロツラヘラサギ・ヘラサギ・ミヤコドリ・ハマシギ(300)・シロチドリ・コサギ・アオサギ・ミュビシギ・カルガモ・マガモ・ヒドリガモ・オナガガモ・ヨシガモ・ツクシガモ・カイツブリ・カンムリカイツブリ・スズガモ
  生き物:アシハラガニ・クロベンケイガニ・コメツキガニ・アサリ・ユウシオガイ・ソトオリガイ・オキシジミ・アラムシロガイ・ウミニナ・ホソウミニナ・・ホトトギスガイ・クルマエビ・ゴカイ・ヤドカリ
  海そう:アオサ・オゴノリ
  植 物:ハママツナ(紅葉)


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  定例探鳥会報告 和白海岸

  和白川河口→塩浜護岸→五丁川河口→奈多護岸
  2017年11月12日 -晴れ-
  【観察鳥種】45種 
  【参加者数】15人

  朝の下見では、干潟全面にハマシギやシロチドリの群れが採食していました。ミヤコドリも21羽いて、探鳥会が楽しみでした。今回は10年ぶりくらいの久しぶりの参加者もいて、懐かしかったです。
  和白川河口からは干潟は逆光で見えにくいのですが、唐原川河口にはヒドリガモなどの淡水ガモがたくさん見えました。和白川河口にもヒドリガモやマガモやカルガモがいました。沖の水際にはミヤコドリも休んでいました。
  護岸ではセンダン、シャリンバイ、ピラカンサ、トベラ、エノキ、スダジイなどの実がなっており、秋を感じます。

     

                

  五丁川河口から海へ出て、たくさんのスズガモが飛んでいく様子を見ることができました。
  沖にはカンムリカイツブリやハジロカイツブリも見られました。スズガモやホシハジロなどの海ガモは、良く潜っていました。上空をミサゴが飛んでいきます。

     

  植え込みではさかんにウグイスが鳴いており、すぐ近くで見ることができました。ジョウビタキも鳴いています。奈多の廃船の上ではカワウが休んでいます。クリークではコガモがさかんにアオサを食べていました。

     


  奈多の湾にはたくさんのカモたちが集まっていました。ヒドリガモ、ホシハジロ、オオバンが多かったのですが、その中に1羽のアメリカヒドリがいて、皆の目を引き付けていました。
  クリークにはクロツラヘラサギもいて、時間が足りないほどでした。探鳥会が終わってからも、アメリカヒドリを見つけたり、写真に写そうと皆で頑張りました。

              

   (山本廣子)

  以上

  【参加者の感想】
   ◇ミヤコドリが見れて良かった。
   ◆アメリカヒドリを見れて良かった。
   ◇久しぶりに来て和白の空気が良かった。
   ◆クロツラヘラサギを見ることができた。
   ◇ジョウビタキがさえずっていた。


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