最近の和白干潟

2019年12月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告(12月21日)

2019年度 冬期シギ・チドリ調査1回目の報告(12月10日)

定例探鳥会報告 和白海岸(12月8日)

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和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告

                                田辺 スミ子

  ●日 時:12月21日(土)15:00~17:00 
  ●参加者:30名 : 一般19名(九産大宗像ゼミ先生共2名、福岡高校生3名、西日本シティ銀行和白支店3名、(株)コンドウ3名、一般8名)、守る会11名
  ●回収ゴミ:101袋、可燃ゴミ:袋:100袋(人工ゴミ10袋、草木・アオサ等:90袋) 不燃ゴミ:1袋
  ●粗大ゴミ:0
  ●観られた鳥:クロツラヘラサギ1羽、ミヤコドリ20羽、ダイゼン10羽、ハマシギ24羽、ダイシャクシギ1羽、淡水ガモ(ツクシガモ166羽、ヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモ等)
         海ガモ(スズガモ、ホオジロガモ)、カワウ、ヒヨドリ、ウグイス、ツグミ

  本日のクリーン作戦は、曇り空で寒いと思って厚着をしていました。しかし風もなく作業をしているうちに暑くなり、着ている服を脱ぎました。
  アオサは多く打ちあがっていましたが、和白方面とアシ原入り口迄は市の委託業者がアオサの回収をしてありました。

                                

  唐原川河口右岸よりアシ原入り口までのアオサを除去しましたが、打ち上がったアオサの量が多く、ゴミ置き場までの距離が遠くて、思ったほど多くは回収できませんでした。
  今回も学生や企業の若人の参加が多かったですが、中にはご高齢のご婦人2名が頑張ってくださいました。本当にありがたいです。
  地元の香住丘、高美台、香椎、遠方では大宰府、博多駅南からも参加して下さいました。リヤカーが壊れた為に一、二輪車、ソリなどが大活躍でした。若人はソリを2個引っ張っていました。高校生も頑張っていました。

     

  お茶とお菓子でのどを潤して貰い、本日の成果をお知らせし、ミヤコドリなど渡り鳥を観て貰いました。
  福岡高校の生徒は和白干潟を研究していて、山本さんに和白干潟を守る会を作ったきっかけなどの質問をして、山本さんから守る会の成り立ちなどを話して貰いました。最後に参加者の感想などを聞き記念写真を撮って解散しました。
  
                 

  感想では「今渡り鳥シーズンで、ミヤコドリやツクシガモが見られてよかった。」「初めて来たが鳥たちが見られて良かった。」「楽しかった。」「アオサが多かった。」などがありました。
  参加された皆様有難うございました。お疲れ様でした。

  今、和白干潟では、カモ達が多く渡って来ています。アシ原ではアシの穂やウラギクのフワフワの綿毛もまもなく無くなり、春の新芽が出るまで寂しくなりますが、それを補ってくれるのがミヤコドリやカモやシギなどの渡り鳥達です。
  
     

  花はほとんどが終わり、紅葉も終わりですが、ツルナは一年中葉が青々しています。木の実も、ナワシログミ、シャリンバイ、マサキ、アオツヅラフジ、センダンの実は大きくて目立ち、好みの鳥達を待っています。
  
     

                    

  早春の芽吹きが楽しみです。



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2019年度 冬期シギ・チドリ調査1回目の報告

                                    山本 廣子

   ●冬期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。

  今津では12/1(日)午前中に1回目の調査を行いました。
  ハマシギ100羽、アオアシシギ8羽、クサシギ1羽、イソシギ4羽、オオソリハシシギ1羽、ダイシャクシギ1羽の、6種115羽がカウントされました。他にはヘラサギ2羽、クロツラヘラサギ16羽、ズグロカモメ8羽が観察されました。

  博多湾東部では12/10(火)午後に1回目の調査を行いました。
  ミヤコドリ18羽、ハジロコチドリ1羽、ダイゼン10羽、ハマシギ7羽、クサシギ1羽、イソシギ12羽、ダイシャクシギ1羽の、7種50羽がカウントされました。

     

  他にはクロツラヘラサギ17羽、ツクシガモ155羽、ミサゴ6羽、カンムリカイツブリ55羽が観察されました。

     

  12/10の博多湾東部は晴れて暖かかったです。暖冬気味で、奈多や和白、雁ノ巣の沿岸にはアオサがたくさん堆積していました。アオサが好きなヒドリガモがたくさんいました。
  
                             

  奈多にはオオバンが約1200羽の群れで浮いていました。奈多の護岸の道にはセンダンやトベラ、シャリンバイ、マサキなどの実がたくさん生っていました。和白海域ではカンムリカイツブリが多く見られました。
  
                

  多々良川と香椎海岸にはアオサが見られませんでした。多々良川ではキンクロハジロ100羽やアカガシラサギも見られました。

                

  調査参加者は、今津が2名、博多湾東部が6名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。



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定例探鳥会報告 和白海岸

   和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲
  2019年12月8日  -曇り―
  【観察鳥種】52種
  【参加者数】18人 
  【担 当 者】山本廣子、田辺スミ子

  先日、野鳥の会の「探鳥会リスクマネジメント研修」に参加しましたので、久しぶりに「鳥類リスト」の裏側に書いている「和白干潟のフィールドマナー」を参加者に見てもらいました。皆で守っていきたいマナーを確認しました。
  12月に入って、和白干潟には渡り鳥が増えてきました。潮も満潮後の引きかけで、鳥たちを近くで見ることができます。集合地の和白公園からは、鉄塔に止まるハヤブサを見ました。
  和白4丁目海岸に降りると、ツクシガモが多く144羽を数えました。マガモやオナガガモなどの淡水ガモ、沖にはスズガモやカンムリカイツブリ、ウミアイサなどもいます。ミヤコドリも18羽並んでいます。

     

  ヨシガモやオカヨシガモ、コガモなどいろんなカモたちがいて、見あきません。ダイゼンやダイシャクシギもいました。会員外の方も多くて、ゆっくり紹介しました。
  今秋は暖かかったのでアオサの発生が多く、12月に入っても沿岸にたくさん堆積していました。浜辺に上がって乾燥したアオサを踏みながら、海の広場まで行きました。潮が引いてきて干潟が広がりました。
  干潟上にツクシガモが上がって、並んでよたよたと歩いていて、とても可愛いです。

                

  海の広場からアシ原の中道では、ツグミやシロハラ、コゲラ、ウグイス、モズなどの声や姿が観察されました。林はとても賑やかな小鳥の声が聞こえていました。
  センダンやシャリンバイなどの木の実がたわわに生っています。小鳥たちのご飯になるのでしょうね。

                

  砂洲に出て、ヒドリガモやヨシガモを観察していますと、ヘラサギが目につきました。砂洲にはシロチドリも見えます。小型シギらしき群れが行ったり来たりしました。干潟に降りてシロチドリとハマシギの群れだとわかりました。

                

  冬鳥たちがそろって、嬉しい探鳥会でした。 

  (山本廣子)

  【参加者の感想】
    ◇ツクシガモがきれいだった。
    ◆ダイゼンやシロチドリが可愛かった
    ◇ミヤコドリを見られて良かった。
    ◆コサギやオナガガモがきれいだった。
    ◇たくさんの種類が見られて良かった。


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