最近の和白干潟

2020年9月

国際ビーチクリーンアップゴミデータ調査参加の和白干潟クリーン作戦と自然観察報告(9月26日)

2020年度 秋期シギ・チドリ調査3回目報告(9月23日)

定例探鳥会報告 和白海岸(9月13日)

2020年度 秋期シギ・チドリ調査2回目報告(9月6日)

   indexに戻る


国際ビーチクリーンアップゴミデータ調査参加の和白干潟クリーン作戦と自然観察 報告

                                                                 田辺 スミ子

   ●日 時:9月26日(土)15:00~17:00
  ●参加者:50名 : 一般38名(九産大宗像ゼミ10名、同澤田ゼミ7名,純真大生2名、福工大生2名、西日本シテイ銀行和白支店5名、NPOジョブサポート6名、NPOレインボーフィッシュ1名、他5名)
            守る会12名
  ●回収ゴミ:116袋、可燃ゴミ:袋:110袋(人工ゴミ55袋、アオサ50袋、草木5袋)不燃ゴミ袋:6袋、(人工ゴミで一番多いのはペットボトル、空き缶、次に食品包装プラスチック)
  ●粗大ゴミ: ポリバケツ大1、プランター1個、工場看板2個、流木1本、戸板1個、浮き2個、シート1枚 、プラスチックケース蓋1個、ポリタンク1個、工事止め1個、
  ●観られた鳥:ホウロクシギ2羽、ミサゴ4羽、アオサギ、ダイサギ、コサギ
  ●植物:ハマゴウの花、実、ハマサジ花、ハマナデシコ花、シロバナサクラタデ花、ハマユウ花、センダン実、シャリンバイ実、ダンチク穂、アシ穂、

  本日のクリーン作戦は、国際ビーチクリーンアップ参加でゴミデータ調査を行いました。始めに山本代表がプラスチックゴミの話をしました。
  山之内さんがゴミデータ調査をする為に、1時間人工ゴミを集め、後の1時間でゴミ分別する人とアオサ回収をする人が分かれるよう説明をしてから始めました。台風の影響か唐原川河口のアシ原には沢山のゴミが流れ着いていました。
  
     

  全体では一番多かったのはペットボトルの344個、飲料缶289個、食品包装袋246個などの人工ゴミが多く有りました。
  又打ち上げられたアオサは、乾いて表面が白化しておりとても軽く、風で飛ばされない様に気をつけながらリヤカー、一輪車、ソリなどで運びました。

     

  今回は特に学生さんが多く、NPO法人の方も2組ほどの参加が有り、守る会以外は若い人たちばかりでした。昨日と今朝から守る会会員に入口のダンチクや、海の広場の草刈りをして貰いました。
  始まる前に時間が有ったので刈った草を会員で片付けましたが、率先して女学生2名が手伝って下さり、お陰様で時間迄に終わることが出来ました。

     

  参加された皆様お疲れ様でした。有難うございました。今、和白干潟では、アシの穂が大分伸びて来ました。アシ原小道には遅咲きのハマナデシコの花やハマユウも咲いていました。

              

  海の広場前や周りには、シロバナサクラタデ、ハマサジの黄色い小さな花、今年はハママツナも良く育っています。

                              

  ハマボウ、シャリンバイ、センダンは実が、ハマゴウは花と実が生っています。

     

  ダンチクの黄緑で大きなフワフワの穂が見た目には涼しそうです。これからはミヤコドリやカモ達の渡来が、楽しみです。

  
                             


   ページのトップに戻る


2020年度 秋期シギ・チドリ調査3回目報告

                                  山本 廣子

  ●秋期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。

  今津では9/23(水)に3回目(一斉調査)の調査を行いました。
  メダイチドリ2羽、ムナグロ2羽、ダイゼン1羽、ハマシギ5羽、アオアシシギ14羽、イソシギ5羽、ソリハシシギ3羽、ダイシャクシギ2羽、タシギ1羽の9種35羽がカウントされました。
  他にはチュウサギ4羽、ミサゴ3羽、オオヨシキリ1羽が観察されました。

  博多湾東部では9/15(火)午後に3回目(一斉調査)の調査を行いました。
  ミヤコドリ2羽(初認)、コチドリ1羽、シロチドリ1羽、メダイチドリ7羽、アオアシシギ1羽、クサシギ1羽、キアシシギ14羽、イソシギ9羽、ソリハシシギ7羽、ダイシャクシギ2羽、チュウシャクシギ2羽の
  11種47羽がカウントされました。他にはミサゴ6羽が観察されました。

     

                             

  9/15の博多湾東部では、少し涼しくなり、良く晴れた一日でした。和白川河口や塩浜護岸下ではアオサが多くあり、腐りかけていました。香椎と雁ノ巣海岸ではアサミドリシオグサが多くありました。
  秋の渡りのキアシシギ、ソリハシシギ、メダイチドリ、チュウシャクシギなどが見られました。和白ではダイサギやコサギが並んでいました。ハママツナが色づきかけていました。

     

  ハマサジの花が咲いていました。まだきれいなハマゴウの花が咲いていました。キンエノコロの穂が出そろって、きれいでした。多々良川河口ではヒロハフウリンホウズキの実が生っていたそうです。秋の渡り鳥にたくさん会えました。

     

  調査参加者は、今津が2名、博多湾東部が5名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。




   ページのトップに戻る


定例探鳥会報告 和白海岸

                        山本廣子

   2020年9月13日 -曇り一時小雨-
   【観察鳥種】29種
   【担当者】 山本廣子、田辺スミ子、南のり子

     ★新型コロナウイルス感染防止のため中止となりましたが、お世話係3名で分かれて和白海岸を観察して野鳥を記録しました。

      ①  山本廣子と南のり子:雁ノ巣海岸→奈多護岸→五丁川河口→和白川河口

      ②  田辺スミ子:唐原川河口→海の広場→和白川河口

      9時に集合地に行きましたが、一般参加者はありませんでした。田辺さんは唐原川河口から、私と南さんは雁ノ巣海岸から、それぞれ観察を始めました。雁ノ巣海岸では、桟橋にカササギが止まっていました。
    少し出た干潟に秋の渡りのシギたちが集まっています。アカアシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、ハマシギ、それにイソシギも混じっています。カワセミやイソヒヨドリも見ることができました。
    越夏したスズガモもいました。離れてチュウシャクシギもいました。

       

    海岸にはアサミドリシオグサが堆積して少し臭いがしました。奈多護岸の道にはツルボの花が咲いていました。シャリンバイの実が色づいてきました。海の廃船に常連のカワウが止まって休んでいます。

       

    クリークの端にはクズの花が咲き香っていました。五丁川河口にもシギたちが見られました。キアシシギのそばにキリアイがいました。電線の上にモズが止まっています。和白川河口の護岸下にもシギたちがいました。
    和白ではアオサが多く堆積しており、少し臭いがしました。ミサゴが棒杭の上に止まっています。今日はダイサギやコサギが多く見られました。

       

   和白川河口の干潟ではハクセンシオマネキがたくさんいましたが、繁殖期が過ぎておりハサミを振っていませんでした。センダンの緑色の実がたわわに生っており、ツルウメモドキにもオレンジの実が生っていました。

                               

   海の広場近くではハマサジの花が咲いていました。ハマボウは実がたくさんついています。先日の雨で浜辺に砂浜が削られた跡が見られました。
   
                  

   今日は秋の渡りのシギたちにたくさん会えて嬉しかったです。


      ページのトップに戻る


2020年度 秋期シギ・チドリ調査2回目報告

                                  山本 廣子

  ●秋期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。

  今津では9/6(日)午前中に2回目の調査を行いました。
  コチドリ1羽、アオアシシギ18羽、キアシシギ1羽、イソシギ6羽、ソリハシシギ1羽の5種27羽がカウントされました。

  博多湾東部では9/1(火)午後に2回目の調査を行いました。
  イカルチドリ1羽、アオアシシギ6羽、クサシギ1羽、キアシシギ12羽、イソシギ9羽、ソリハシシギ2羽の6種31羽がカウントされました。他にはミサゴ4羽が観察されました。

     

                             

  9/1の博多湾東部では気温が高く蒸し暑かったですが、調査時間頃から雲が出てきて少しは暑さが緩和されました。
  和白や奈多、雁ノ巣ではアオサやアサミドリシオグサやボウアオノリなどがありましたが、8/19の調査の時ほどではありませんでした。カワウやサギは多かったです。
  潮干狩りや磯遊びの人は少なく、和白と雁ノ巣で5人でした。香椎海岸ではウエイクボードが相変わらずに行き交っていました。

     

  和白や奈多の護岸の生垣ではヌスビトハギの花が咲いていました。エノキの実が赤くなっていました。ハゼの葉の紅葉が見られました。海の広場近くではまだハマゴウの花が咲いていました。

     

  雁ノ巣には越夏したスズガモが5羽見られました。トビやカルガモも近くで観察できました。

                

  香椎海岸も雁ノ巣海岸にもたくさんのカニやカニの巣穴が見られました。ヤマトオサガニ、アシハラガニ、コメツキガニなどです。カニの量の割には、それを食べるシギが少ないなあと思います。

                

  開発や汚染など人間の活動が鳥たちを遠ざけているのかもしれません。30年以上見続けてきましたが、鳥の渡来数の減少はものすごいものがあります。
  香椎海岸の石積み護岸の間から、ハマボウやセンダンやナンキンハゼなどの木が目を出して伸びて来ていました。植物はたくましいですね。

     

  調査参加者は今津が2名、博多湾東部が5名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。





   ページのトップに戻る


   indexに戻る