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第5回「唐原川お掃除し隊」(山・川・海の流域会議主催)報告
                     今村 恵美子

時:2017年6月3日(土)10時~11時30分
場所:唐の原川柳が坪橋~唐原川河口
参加者:約50人(和白干潟を守る会12名、グリーンガイドの会:1名、九産大唐原川ラボラトリー7名、香住丘自治協議会1名、香住台町内会4名、和白4区町内会2名、唐原団地町内会3名、清水建設5名、他)
 真夏のような晴天でしたが、風がありさわやかな天候に恵まれ、9時50分に唐原西公園に集合しました。今回は、香住丘自治協議会の町内会長さんたちが協力してくださり、総勢約50名の参加となりました。
  
   
<はじめの記念写真>             <川を降りて>
中には、清水建設の方々が熱中症対策にとたくさんの塩飴持参で助っ人に参加、今回は大学の講義のため、学生の参加が少ないと覚悟していただけに、大変心強く有難かったです。九産大からは学外連携課の職員の方も参加され、長靴をたくさん貸し出していただきました。
  
       
<河口清掃>             <アシの中を清掃>
町内会からは胴長や、鉤つきロープ、はしごをお借りしました。松田代表の開会挨拶の後、清掃区域の説明があり、3班に分かれて道具類を持ち、持ち場に向かいました。1班は国道に近い「柳が坪橋」付近で香住丘町内会長グループ、2班はその下流「外輪崎橋」付近を九産大生、3班はさらに「河口まで」とし、和白干潟を守る会と清水建設と香住台町内会などが中心に担当しました。記念写真撮影後に清掃開始です。
1班は子ども用自転車が3台も泥の中に埋まっていて、なかなか引き出せず、近くの方が家からツルハシを持ってきてようやく出すことができました。下流では山本、田辺の女性陣も梯子を使って川底に下り、丁寧に燃えないゴミを拾っていました。
  
    
<川の上の土手も清掃>            <投棄された自転車>
橋の下でバイクが見つかり盗難バイクの可能性があったので、パトカーで警察官が駆けつけ、現場を確認する騒ぎになりました。免許証やカードなどの照合をされていました。このバイクは現場に置いておくことになり、引き揚げませんでした。お掃除し隊も5年目となり、たくさんの参加者が清掃活動に参加され、効率よく動くことができます。
  
    
<河口終了の記念写真>             <河口のゴミ>
どこのグループでも重くなったごみの袋をカギ付きロープで引き揚げ、手際よく処理していました。みんな汗びっしょりになりましたが、達成感はありました。きれいになった川面を涼しい風が吹き抜け、それぞれ現地解散しました。
  
    
<投棄されたバイク>             <河口のゴミ>
河口のゴミ集積所では、記念写真を撮り感想をお聞きしました。「思ったよりゴミが多かった」「川がきれいになって心も美しくなった感じ」「参加して良かった」など、建設会社の若手社員が初めて参加の感想を語ってくれました。下流域参加者は唐原団地の会長さんが集会所でお茶とコーヒーを用意していただき、感謝しながらいただいたそうです。唐原団地からは4名の方がお世話いただきました。このような交流ができて有難いですね。地域に定着することを期待したいです。
集めたゴミは、役員などが手分けして「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」に分別し、まとめました。またカード入りの財布が出てきたので、松田さんが交番に届けに行きました。九産大生のものだったそうです。落ちていた自転車の一つは春日市の人のものだったとか。さらに松田さんが長靴を洗って九産大に返却し、いろいろ後始末が大変でした。
※ゴミ集計結果は、以下の通りです。(概算)
1班:燃えるゴミ10袋、燃えないゴミ5袋程度。
2班:燃えるゴミ5袋、燃えないごみ3袋程度。
3班:燃えるゴミ10袋、燃えないゴミ10袋程度
粗大ごみ:自転車5台、バイク1台、鉄柱1、バッテリー1、傘多数、シート状のもの、木材など多数。


上西郷川見学会報告(山・川・海の流域会議主催 )
                     今村 恵美子

日時:2017年5月16日(火)10時~11時40分
場所:福津市上西郷川周辺
参加:11名 和白干潟を守る会9名、個人2名

薄曇りで風も無く、程よい気温の絶好の観察会日和。今回の見学会は山・川・海の流域会議の総会で講演された「上西郷川の多自然川づくり」の現場を見学しようと提案があり、企画されたものです。
JR福間駅東口方向にある西郷橋に10時に集合。西郷橋は上西郷川の中ほどにあり、周辺は新しい住宅やコンビニ、などがぼちぼち建ち始めている静かな区域です。

まず、松田さんが手にした多自然型川づくりの機関紙の表紙に載っている地点をめざし、シロツメクサが一面に咲いている野原のなだらかな斜面を下りてみました。水深の浅い川にはきれいな水が流れ、大きな石の陰で渕ができていたり、小石を敷き詰めて堰を造り流速を緩やかにしたり、と様々な生き物が生息しやすいような工夫がなされていました。
  

夏には子どもたちが川に入って遊べるように、安全で楽しく生き物たちとふれあうことができる素晴らしい空間が作られていました。川沿いの草むらや小道を国道3号線に近いところまで約1㎞歩いて引き返しました。何か所も流れを変える仕組みがあり、せせらぎの音が何とも心地よく、いつまでも飽きない快適な時間を過ごすことができました。

川辺の植物相は豊富で、クローバーの中にいろいろな植物が入り混じっていて、数え上げたらきりがありません。びっしりと生えたクローバーの中で、四葉のクローバーがかなり見つかり、それぞれ幸運を手中に納めたかもしれません。クサヨシの穂に触ると、ネコの毛のように柔らかな手触りであることを発見。草の中にナナホシテントウムシをかなり見かけました。
  
     
<クサヨシ>                <クレソン>
珍しかったのが、準絶滅危惧種と言われる水辺の「アサザ」の群落です。最大で3、4cm程度の緑の円形の平たい葉が、一見浮草のホテイアオイのようにも見えますが、水辺の土にしっかり根を張っていました。荒牧さんが「こんなにたくさん広がっているとは」と驚くほど、ずっと川に沿って他の草に交じって見かけられ、旺盛な繁殖ぶりです。若い葉はジュンサイのように、食べることができるとか。白い小花をたくさんつけたクレソン(オランダガラシ)もいたるところで見かけましたが要注意外来生物で、他の植物を駆逐するので良くないとのことです。立派なセリも見かけましたが、量的には確かにクレソンに負けています。
  
   
<アサザ(準絶滅危惧種)>           <ツマグロヒョウモン>
自然が豊かに保たれているので生き物も多く、コイが泳ぎ、小さなトノサマガエルも見ました。いろいろな蝶も飛び交い、モンシロチョウ、モンキチョウはもとより、オレンジと黒の模様の鮮やかなツマグロヒョウモン、ナガサキアゲハが水を飲んでいたり、オハグロトンボやムギワラトンボ(シオカラトンボの♀)もいました。亀も見かけましたが、多分ミシシッピアカミミガメではなかったかと思います。唐原川のようにたくさんいないようで1匹だけでした。
  
   <河原を観察>                 
<ナガサキアゲハ>
鳥は、カルガモ、コガモが川を泳ぎ、ダイサギ、コサギが川の中に、アオサギは帰りに寄った公園の観察デッキの柵にじっと止まって君臨しているかのようでした。上空にはヒバリが羽を震わせてさえずっていました。下流にはハクセキレイ、川の石の上にもムクドリが降りて餌を探し、ツバメも飛び交っていました。途中、坊薗さんや山本さん、村上さんなどゴミを拾いながら歩きましたが、少ないことに感心しました。

荒牧さんが水質検査の道具を持参され、水を汲んで試薬を入れてみたところ、CODは8、亜硝酸は0.005、リンは0,7でした。上西郷川の水は透明できれいなように見えましたが、唐原川や和白川より水質は悪いということです。上西郷川には山から水が入っていないためではないかという意見もありました。
最後に、公園で記念写真を撮り「水遊びがしたいと思った」「ゴミが唐原川よりずっと少なかった」「水質検査では余り良くなかった。福津市は下水処理をもっと進めなければ」「土手の感じが良かった」「水辺に入りやすくて良かった」などの感想が出されました。
講演会では、住民と行政と大学が連携して川を再生したと聞きましたが、実際に現場を見て、歩いて、触って、その成果を実感しました。たくさんの人が知恵や労力、自治体も税金を使ってこれからの世代のためにより良い自然を残していることに感動しました。福岡市にぜひ参考にしてほしいものです。大変良い経験をすることのできた貴重なひとときでした。
  
    
<途中で記念写真>             <終了時の記念写真_>
観察した鳥:カルガモ、ハクセキレイ、コガモ、ツバメ、ヒバリ、ムクドリ、トビ、ヒヨドリ、ダイサギ、コサギ、アオサギ
植物:アサザ、クレソン、シロツメクサ、レンゲ、オニタビラコ、キツネノボタン、クサヨシ、ヘビイチゴ、ギシギシ、セリ、カヤツリグサ、スギナ、エノキ、アカバナユウゲショウ、クズ
生き物:ナナホシテントウ、コイ、モンシロチョウ、モンキチョウ、ツマグロヒョウモン、ナガサキアゲハ、オハグロトンボ、ムギワラトンボ、ミシシッピアカミミガメ


「2017年度日本湿地ネットワーク総会」 参加報告
                   山本 廣子

日 時:2017年4月15日(土)13:10~15:30
場 所:港勤労福祉会館(東京都港区)
参加者:11名 和白干潟を守る会2名

議長の牛野さんが議事進行をされ、2016年度活動報告などを中山さんが行いました。
2016年度総会とシンポジウムについて、2017干潟・湿地を守る日について、2016年度の役員とJAWAN活動の課題、「JAWAN通信」の定期発行についてなどの報告がありました。

    
<総会の様子>
JAWAN運営の強化、JAWANの存在感を示す活動、重要湿地のラムサール条約登録などを求め環境省と交渉を行ったことが報告されました。また、三番瀬と盤洲干潟のラムサール条約登録を求める環境省交渉を行ったことやシンポ「東京湾の再生と葛西三枚洲のラムサール条約への登録を目指して」に参加したこと、辺野古の埋め立てと県外からの土砂搬入問題についての報告がありました。

2016年度決算報告、監査報告(細田さん)があり、2017年度活動方針について中山さんから報告がありました。
「JAWAN通信」の定期発行は年4回を目指すこと、運営体制の強化について、JAWANの存在意義を示す活動を活発にすることについて、行政や企業から全く自由な立場で発言し行動するJAWANの存在は大変重要であるので、日本の湿地保全活動の伝統を保持し、発展させ続けることが求められていることなどが報告されました。

全国各地の湿地保全運動への協力・支援については、それぞれの湿地団体による環境省などとの要請行動を支援することが話されました。
和白干潟を守る会も環境省への要請行動をしたら、JAWAN事務局や三番瀬関係者がぜひ支援したいということでした。しかし福岡からは遠いのでなかなか難しい問題ですが、「中野さんなどの東京近郊在住者が中心になって活動できれば実現できないか」とアドバイスがありました。JAWANシンポジウムは2018年春に三番瀬で開催予定。若者の運動参加と退職者への期待が述べられました。

2017年度予算報告があり、2017年度の役員候補について検討しました。私も運営委員を継続することになりました。その後、各地の状況と取り組みについて、参加していた中池見、熊森協会、三番瀬、環瀬戸内海会議などから報告があり、劇「ギジムナー」のお知らせがありました。私はできたばかりの通信122号やリーフレットを配布して「和白干潟を守る会」の請願書提出などの活動について紹介しました。

JAWAN総会の前に田町駅で中野さんと会い昼食後、総会に参加しました。参加者が少なくて残念でしたが、JAWANの皆さんと会えて意見交換ができて有意義な一日でした。また中野さんにいつもご協力いただき心強く、感謝いたします。



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