講演会「日本の湿地を守ろう!」(2013年干潟・湿地を守る日参加行事)
                           記録 中嶌 伸子
日時:2013年4月6日(土)13:30〜16:50
場所:和白地域交流センター(コミセンわじろ)
参加人数:50余名

 講演会は日本湿地ネットワークの山内美登利副代表の挨拶のあと、和白干潟からの報告が和白干潟を守る会代表の山本廣子さんからありました。和白干潟のそばで生まれ干潟を友として育ったこと、大人になって干潟の前面埋め立て計画を知ったころ野鳥の会と出会い、知り合った人たちや、地域の人、自分の造形教室のお母さんたちと一緒に1987年に埋め立て反対の署名を集め請願を提出したそうです。
 1988年には守る会を立ち上げその後、全面埋め立てから島形式の埋め立てに計画変更があり以後25年以上にわたって干潟の保全活動を続けているそうです。映像を使って和白干潟の位置、活動の様子、干潟の生き物や飛来する鳥たちの紹介がありました。和白干潟は海域300ha、干潟80haの日本海側では最大の主に砂質の干潟で、松林、砂浜、岩礁などの残る貴重な自然海岸であることの説明がありました。
 守る会の活動としてはクリーン作戦、観察会、調査、干潟まつり、ラムサール 登録へ向けた申し入れ、現在行われているラムサール登録に向けた署名活動などが紹介されました。
 和白干潟は海域は2003年に国指定鳥獣保護区になり、2004年にはラムサール条約登録の候補地に選ばれ10年になる、登録の国際基準は現在も満たしている、国内基準としては特別鳥獣保護区になることが残っているが、市は地元の同意が得られていないとして登録に積極的ではないとのことでした。しかし、昨年秋からラムサール条約登録を目指す署名活動を始めており、今年に入っては市長と懇談する機会ももてラムサールをアピールすることができたので少し希望を持っている、全国の方に署名の協力をお願いしたいとのことでした。
 また、今回日本湿地ネットワークの総会で「和白干潟のラムサール条約登録の早期実現を求める決議」をあげてもらってとてもうれしく心強く思っているとはなされました。

 次に、ゴカイの研究を専門にされている鹿児島大学の佐藤正典さんによる講演「干潟・湿地の重要性と生物多様性」が行われました。
 ゴカイの研究で全国の干潟をまわっておられ和白干潟には20年前に来られたことがあるそうです。今回はあまり知られていない危機的状況にある泥の干潟について、泥の豊かさについてのお話でした。諫早の山下弘文さんは「日本の干潟はもう一坪も失ってはならない」と話しておられたそうです。映像を使っての説明があり、川が砂や泥を運んできて干潟ができる。和白干潟は富栄養化でアオサが堆積し大変な状況ではあるがこれだけアサリがとれるということは博多湾の中で孤軍奮闘していることがわかる、東京湾では90パーセントの干潟が埋め立てられその中でポツンと谷津干潟や三番瀬が残っている状況とのことでした。
 浅い所こそ生物が多いというのは海の生物学では常識で、干潟は天然のソーラーパネルといわれエネルギーを吸収し山からの栄養をもらい生産力が高く生物が豊かになる、深いところにはあまり生物はいないそうです。だからこそ浄化作用があり循環が成り立っている、博多湾も和白干潟があるから恩恵をうけているとのことでした。日本ではそんな場所がどんどんなくなっている、和白では小規模とはいえ陸地と海が連続性を保っている、コンクリートで仕切られていないというのが一つのモデルケースとなっている、これに緑との連続性があれば理想的であるとのことでした。
 干潟にとって潮の満ち引き、川の流れが大事であるが、最近の研究では伏流性の重要性が指摘されている。山がしっかりしていて水が浸透し海の中で湧水となってさらに海を豊かにしているのではないか、諫早湾は別名泉水海といわれている、水俣湾も魚が多いのは海底湧水が多く山の栄養が豊富に供給されているからではないかとのことでした。
 運ばれた砂は重く沈みっぱなしだが泥は軽く巻き上がり潮で運ばれる。早い上げ潮で湾の奥に運ばれゆっくりとした下げ潮で残され堆積する。奥のほう、アシ原付近に泥干潟が多いのはそのためであるとのことでした。映像で紹介された江戸時代の江戸川河口の広重の風景画は、塩田、アシ原とそこにある村という干潟の原風景でとても印象的でした。
 韓国のスンチョンにはまだまだ大規模に残っているそうです。それを生かしたまちづくりを行っているそうです。干潟は下からつぶされるのではなく上のほう、泥の部分からなくなっていく、泥は汚いととられ泥干潟は危機的な状況にある、泥干潟に絶滅危惧種が多いとのことでした。大分県の中津干潟の紹介があり、センベイアワモチ、オカミミガイ、クロヘナタリなどアシハラに依存した生物の映像紹介がありました。護岸堤防が干潟の上の部分(泥の部分)に作られ一見干潟が残っているようだが後ろは都市化されていく、コンクリートで伏流水がどのくらい遮断されるか、道路の建設、アスファルト化で水浸透性は悪化していく、干潟だけでなく周辺の環境を見て守っていくこと、全体像を見ていくことが大事とのお話でした。そして一例として市民の粘り強い交渉で中津干潟河口の護岸が後方にさげられ材質の変更も行われ後背地との連続性が残ったことが紹介されました。 
 植物のない泥剥き出しの部分に生きる生物の紹介があり、ウミマイマイ、表面で繁殖し、小さな生物のエサとなる単細胞の藻類などが危機にさられている様子が話されました。
 締め切り前の諫早湾でとったスプーン1パイの泥の中に新種も含め100種以上の珪藻類が存在したそうです。ミクロの世界の多様性がその上のものを支えている、そこが一番の危機にあるということです。泥は有機物を回りに吸着する、しかし潮の変化で巻き上げられ酸素が供給されるので腐らない、臭くならない。珪藻は動いて干潟の泥の上に並び光を受け止めるようにしている。死滅した諫早湾の大量のハイガイの映像が紹介されました。ハイガイは貝塚からも貝殻が出ている。泥干潟の貝も古代から食されていたことがわかる。現在では有明海奥部、不知火海奥部、伊万里湾などに細々と残っているだけである。諫早湾の復元は多くの絶滅危惧種を救うことそしてそれが漁師さんの生活を守ることにつながっているというお話はとても納得できました。
 泥にしかいないアリアゲガニの紹介があり、津屋崎の干潟にもいる、各地に生息していたがものが最終的に有明海奥の泥干潟に残ってアリアケガニという名前がつけられた。泥干潟がなくなってきていることを表しているということでした。それから泥にしかいないアリアケカワゴカイなど数種のゴカイの紹介、状況についてのお話がありました。有明海は泥干潟の最後の砦である、諫早湾の復元は日本中の干潟に影響をあたえるものである。瀬戸内海の児島湾は奥が締め切られ水質汚染もひどくなりゴカイも含め在来生物が減少するとともに外来生物が続々はいってきているということでした。九州では洞海湾、和白干潟でも外来のアシナガゴカイがみつかっている。
 最後にウナギの話がありました。ウナギは泥干潟でとれていた、干潟があるところに鰻屋があり、鰻塚がたっているところもある。海に行かず川に上らないで干潟で成長するウナギがいること、その成長は早いこと、干潟を守ればウナギが守れる 干潟減少とウナギ減少は関係しているなどの話しはとても楽しいものでした。干潟についてはまだまだ知らないことがある、全部わかるまで待っていては干潟はなくなってしまう、諫早湾を取り戻すことが全国にとって重要なことであるとのお話でした。
 佐藤さんの、ゴカイの研究を通しての干潟の役割の重要性、失われた干潟の大きさについてのお話しは改めて心に響きました。

 次に、釧路公立大学の小林聡史さんの講演「ラムサール条約入門」〜和白干潟を条約湿地に指定するとどうなるか〜がありました。
 小林さんは釧路湿原のラムサール登録から日本各地のラムサール条約登録に関わってこられ、環境省からラムサール条約事務局にも出向して仕事をしてこられた方です。
 ラムサール条約湿地となることは、政府が世界に向けて責任をもって湿地を守ると宣言することです。ラムサール条約は水鳥の条約と誤解されがちだが、湿地条約でありラムサール事務局では湿地の部分を強調している。21世紀は環境の世紀といわれているが、自然環境に関わる条約は5つしかない。日本が加盟しているのはラムサール条約、世界遺産条約、生物多様性条約、ワシントン条約である。ラムサール条約が特徴的なのは、特定の生態系タイプ、すなわち湿地を守るという意味で唯一の条約である。それぞれ国内の土地利用計画に関して他国からいろいろ言われたくないということで、特定の生態系タイプを冠した条約はラムサール以降できていない。
 ラムサール条約は種の保全、生態系の保全など生物多様性の保全のためにある条約のなかで湿地の役割に注目し、その周辺、集水域での生態系を守っていく取り組みをしています。各言語で「湿地」として規定されるものにとらわれず、広く、湖、周辺の地域、水没林、川の氾濫域、マングローブ林、水深6メートルの沿岸域、内陸湿地、淡水湿地、汽水域、人工湿地(水田など)を国際的に重要な湿地として判断している。意義としては、各地での住民参加の状況、活動の情報交換など世界レベルで学びあえる。昨年ブカレストで開かれたラムサール条約会議の様子が映像で紹介されました。日本では現在46か所が登録されており、加盟国165の中で、日本の登録湿地数は11番目であり環境省ではまだ増やしていきたいと思っているとのことでした。次回は2015年南米で開催されるそうです。
 登録には、条約の選定基準を一つ以上満たしていること、国内内法による自然保護のための保護区指定(自然公園法や鳥獣保護法など)があること、地元(自治体)の合意があることであるが、環境省がどう地元の合意を認定するかはあいまいなところがあるとのお話しでした。
 登録後は市民との協同のあり方が問われる、CEPA(広報、教育、参加、普及啓発)が大事な活動となるとのことでした。
 条約の義務であるワイズユースについての話がありました。ワイズユース報告では、湿地の経済評価を出したところ、自然が地元の人々の暮らしにどう役立っているかを示したところ、研修の場所として活用しているところ、継続的に自然体験を行っているところの紹介がありました。
 最後にパキスタンのマングローブ林再生活動で、各国から集まった政府高官の人たちが素足になり嬉々として干潟に入っていく映像を示されながら、干潟は子どもだけでなく大人にとっても素晴らし環境教育の場である、和白干潟をラムサールの登録湿地にして大いに活用していただきたいと締めくくられました。
 次に、特別報告「中池見湿地がラムサール条約に登録されるまでの道のり」をNPO法人ウエットランド中池見理事長の笹木智恵子さんが話されました。
2012年にラムサー条約に登録された中池見湿地は、内陸湿地で、保全活動のきっかけはが1990年に通産省が工業団地構想を発表したことだったそうです。自然を守りたい、子供たちに残したい、微力でも何か行動を起こさなければと自然観察会から始められました。最初は、小さく誰も知らない場所だったのでその大切さに関心が寄せられなかったが、観察会を続けるうちにその重要性が知られるようになったそうです。ボーリング調査など行われたが、お金の問題で計画はとん挫した。その後大阪ガスのLNG備蓄基地計画誘致が持ち上がり、それから運動が本格的になっていきラムサール条約登録を目指すための運動に変化していったそうです。
 大学の先生たちの調査研究が行われ、人の手がはいった自然も重要であるとの考え方になっていき生態学会で緊急声明が出された。阪神淡路大震災などの影響もあり10年目にLNG計画は延期、中止となった。行政の中に協力的な人がいて登録に向けて県への働きかけもしてくれた。市、県、国との線がつながらないと動かないと思った。その後国定公園になり、その間、未来遺産登録運動などあり周りの目も変わっていったことをはなされました。
 登録されたとはいえ問題山積みで、日本海側の交通の要所である敦賀市には北陸新幹線計画がある。中池見湿地のある山にトンネルを通す予定で、中池見の中を通らなければいいという考えが新幹線機構にある。湿地を守るためには後背地となる山が大事である。山を掘ることで13万年間堆積してきた中池見の泥炭湿地にどのような影響が出るかなんの保障もない。調査も行われないままルートが引かれ、計画予定地の山が無届で伐採されていた。今はこの問題を足掛かりに異論を唱えながら新たな戦いが始まっている。登録までの道のりは長いけれども、登録されても全然安心できるものではないというのも問題だと思うとのお話しでした。
 次に、各地の現状や課題について報告が行われました。
●吉野川河口干潟について日本野鳥の会の山内美登利さんは、吉野川は徳島市内を流れており河口は川幅1,2キロの大きさである。南に干潟が広がっているが干潟を跨ぐ形で白鷺大橋が完成した。計画段階から反対してきたが力及ばなかった。ただ野鳥の会などの反対により県は橋の設計について検討委員会を設け、橋脚が干潟に立たないよう橋脚の幅250メートルという世界初という工法が取り入れられた、また高い街灯はなく、欄干の内側にLEDを埋め込み外への影響を少なくしているという状況を話されました。そしてさらに、大橋から2キロのところに高速道路の延長計画が進められており、反対と言い続けるべきか、設計に関わって少しでも影響が少なくなるようにしていくか運動が岐路にたっているとの報告でした。
●東京三番瀬について三番瀬を守る署名ネットワークの細田邦子さんは、なぜ三番瀬はラムサール条約に登録されないのかについてはなされました。国際的基準は満たしているが、関係自治体である千葉県と市川市の同意が得られていないとのことです。三番瀬は市川市地先と船橋市地先に広がっており、市川市は泥干潟、船橋市は砂干潟だそうです。市川市は街づくりということで泥干潟に人工海浜を作って人を呼ぼうという計画があり、人工海浜を作ってからラムサールについては考えるというスタンスで、漁業者は漁場再生がしたいのでラムサールに反対だそうです。再生の中身ははっきりしないがラムサールに対する反感があり、強固に反対しているが粘り強く運動を展開していくとの報告でした。
●藤前干潟について藤前干潟を守る会の亀井浩次さんは、工業地帯にわずかに残った藤前干潟にはごみ処分場計画があったが15年間の保全活動で埋め立ては撤回され2002年にラムサール条約に登録された、現在その後作られた自然観察センターの運営を行っていることをはなされました。ガタレンジャー、干潟の学校の様子が紹介されました。
 しかし藤前干潟だけが登録されても、伊勢湾・三河湾の環境再生、そこに流入する河川域全体を含めての保全なくしては藤前干潟の保全の意味がない、湾・流域全体の保全を考えていると話されました。3年前に生物多様性条約の国際会議が開かれ愛知ターゲットが決められた、ターゲットの実現のためにもきちんと活動していくのが次の目標であるとのことでした。
●有明海諫早湾について諫早湾しおまねきの会の大島弘三さんは、月1回商店街で諫早湾の問題をリレートークで話したり集会などのチラシを配って活動していることを映像で紹介されました。有明海に注ぐ川から運ばれた細かい泥が積もって諫早湾では深さ20メートルの干潟を作っており生き物の命をはぐくみ宝の海ができあがっていること、そこが閉め切られ干拓農地と淡水域なっていることが紹介されました。農水省の開門調査というのは、干潮時にわずか20センチ門を開き堰内の水を出し、満潮のとき20センチ水が上がれば閉めるそうです。それは農業用の淡水が塩水化しないようにするためだそうです。
 漁師の方々は全面開門を訴えているが、農業者は塩害は困るといっている。開門調査は12月までに行われる予定だが、双方に満足できる完璧なやり方、早く開けようとの署名活動をおこなっているという報告でした。
●今津干潟・福岡市西区の瑞梅寺川の河口域について日本野鳥の会福岡支部の田村耕作さんは、博多湾の西にある瑞梅寺川河口に広がる今津湾の問題として、河口域の土砂の堆積で水通しが悪くなり昔はなかった牡蠣礁が増えていること、アシ原も少し減少していることをあげられました。そして映像で、クロツラヘラサギ、夏のハマボウの花、秋の紅葉、干潟の中州で休む鳥たちの様子を紹介されました。
●曽根干潟について日本カブトガニを守る会福岡支部、曽根干潟を守る会の高橋俊吾さんは、20年前干潟近くの小学校に赴任してから、守る会の人たちとの出会いがあり、曽根干潟が故郷の宝であることを子供たちと確認したいと活動をはじめられたそうです。この間には沖合に新北九州空港ができたりし、この10年守る会は諸事情もあり市民運動としての活動は休止しているそうです。ズグロカモメは毎年200〜300羽やってきており、繁殖地の中国遼寧省と越冬地の北九州市でズグロカモメ日中研究会ができ、その会長に当時の市長が就任したときはそれまでの開発計画にストップがかかるきっかけになったそうです。しかし、北九州市浮揚のカギになる場所として開発のターゲットとなっていたが、カブトガニの繁殖地、生息地として注目を集めたことで、行政は北半分を保護地域、南側を開発可能地域と考えているようだとのことでした。最近は砂の流出、豪雨による河川からのゴミの増加がある。また、近年ボウアオノリ、ウスバアオノリの異常繁茂、腐敗でカブトガニの産卵に支障が出ている。学校のクリーン作戦は20年続いている、豪雨によるゴミ大量漂着のときは守る会と地元の人たちが参加して掃除をした。ラムサール登録については、地元の後背地の農協や、漁協の誤解もあり合意形成がむずかしく行政も積極的ではないそうです。個人的には漁師さんとの関係づくりを行ってラムサールへの理解を深めているとのこと。しかし、行政にも理解してくれる人はおり、カブトガニ自慢館建設、砂流出の浜辺への砂入れなど協力してもらえた、できることで頑張っていこうとのことでした。

 各地からの報告のあと、辻淳夫活動記録の発刊計画について干潟からの声発刊委員会の伊藤昌尚さんが話されました。JAWANの代表である辻淳夫さんの活動の記録を、干潟からの声発刊委員会として残し活動を次代に引き継いでいきたいと話されました。辻さんは長年干潟や湿地の保護、保全に広く活動されてきましたが、本の形で残っているものはない。仮称「干潟からの声」ですが、「干潟からの声」というのは1970年代に使われている有名な言葉で、異議がなければ使わせていただきたいとおっしゃいました。
 「干潟からの声」は汐川干潟、三番瀬、諫早干潟で行われた全国干潟シンポジウムの記録集のタイトルだそうです。この中に収録されている辻さんの原稿から辻さんの人柄、情熱、思いが表れている原稿を探したいそうです。辻さんの原稿はJAWAN通信、藤前干潟を守る会のダイシャクシギ、全国自然保護連合の自然保護辞典の中に多く残っているとのことでした。発刊目標は今年の12月末。
 その後の質問意見交換では、伊藤昌尚さんから和白海域での漁業権消失について確認したいとの質問があり、和白干潟を守る会の山本代表から、和白海域の全面埋め立て計画時に和白干潟でのりを作っている奈多漁協と箱崎漁協が権利を放棄したとの回答がありました。
 最後に総会決議「和白干潟のラムサール条約登録の早期実現を求める決議」を代表の山本さんが読み上げて講演会は終了しました。

戻る