今朝ミヤコドリがこないかなあとメールで書いたばかりですが、ミヤコドリに聞こえたか
な?
歯医者の帰りに小雨模様でちょうどいい感じです。和白川河口からは余りトピックス
はありませんでしたが、海の広場に行きましたらすぐにチュウシャクシギ1羽、ダイゼン2羽、
ハマシギ4羽に会いました。
引いた干潟を双眼鏡で探しましたら、沖合いにカモに混じって1羽ちがうプロポーション。
盛んに羽ずくろいをしている鳥がいます。ミヤコドリみたい。
バイクを沿岸に置いて、双眼鏡とカメラを持って干潟を沖へ歩きました。
やはりミヤコドリ1羽、他はマガモたち。近くにシロチドリ7羽も飛んできました。
すぐに田辺さんに電話。新聞社の写真部に電話して、ミヤコドリ飛来を伝えました。
ちなみにミヤコドリは、昨年より5日早い渡来です。あと何羽くるかなあ!!
楽しみです! 皆さんも見に来てね!
(報告:山本)
秋期シギ・チドリ調査の3回目を行いましたので報告します。
今回は博多湾東部のみ行いました。
アオアシシギ12羽、キアシシギ14羽、ソリハシシギ4羽など、7種45羽がカウント
されました。
他にはミサゴ3羽が観察されました。
<アオアシシギ>
朝晩はだいぶ涼しくなりましたが、今日は30度近い暑さの中での調査でした。
小潮のため干潟が余り出ておらず、シギ・チドリの数も少なかったです。
しかしもう越冬するカモたちの姿が見られました。東部海域全体で約300羽程のカモがいました。
またカワウが目だっていました。多々良川では250羽ほどの群れが見られました。
他にもカワウは香椎30羽、雁ノ巣20羽など、まとまっていました。ウミネコも全体で50羽程いました。
<カワウ>
和白海域や香椎海域ではあいかわらずウエイクボード(動力船)が走り回っていました。
雁ノ巣海岸の砂浜にはコメツキガニの大群が見られました。
奈多のクリークの中にハクセンシオマネキがいました。
潮干狩りや磯遊び、釣りの人出は東部海域の合計で約20名でした。
腰まで漬かって貝堀りや釣りをする人がいました。
アオサ堆積状況も観察しました。前回9/6と大きくは変わっていませんでした。
和白海域では和白川河口付近と奈多の護岸下にアオサが漂着していました。
奈多にはクリークの中にもアオサがよどむほどありました。
雁ノ巣や香椎付近にもアオサが寄せてきていました。
名島海岸では8月よりもアオサは少し減ったように感じましたが、まだまだ沿岸に堆積しています。
調査参加者は7名でした。暑い中調査に参加された皆さん、どうもお疲れ様でした。
(報告:山本)
今、和白干潟では海の広場入り
口の大きいダンチクの穂など沢山の秋を見
つけることが出来ます。アシハラや、後背林、干潟では
沢山コメツキガ二の砂団子を観
る事が出来ます。植物ではシロバナサクラタデ、
アキノミチヤナギ、セイバンモ
ロコシ、ホソバノハマアカザ、他、色んな種類が見頃です。
カモ達も少しづつですが飛来し
ています。
<背の高いダンチクの穂>
今回のクリ−ン作戦では、国際
ビーチ
クリーンアップ参加のゴミデータ調査をしました。
人工ゴミを約30種l類に分別
して記録し、国際ビーチ
クリーンアップ事務局に報告します。
目立ったのは、発砲スチロール
類、レジ袋等のビニール類、ペットボトル、空き缶。自然ゴ
ミの
アオサや木片、草類の茎等も回
収しました。短時間でしたが、多くのゴミを集められまし
た。
参加者では、有り難い事に若人
が多く、若い力を頂き楽しみながら清掃することが出来ました。
先月に続き、今回もスターバッ
クスコーヒー各店の方の参加で、にぎやかにできました。
西南大生や一般の方、通りすが
り
でクリーン作戦ののぼりを見て素通りは出来なかったと参加
された方、本当に嬉しく思いま
した、近くの方も是非!参加を願ってます。
また、ゴミの中から子どものかわいいお手紙が入っているのがありました。
「漁師さんがんばって下さい」と書いてありました。これは今預かっています。
<ゴミデータ調査説明> <ペットボトルにあった子どものメッセージ>
参加人数・・・・・西南大生1
名、 スターバックスコーヒー14名内(子供3名)、
守る会
11名、 一般9名 合計・・・・36名でした。
ゴミ・・・可燃・・36袋
不燃・・3袋 アオサなど自然ゴミ・・一輪車(20)40袋、合計79袋
ゴミデータ調査でのゴミの種類数は40種類でした。
観察された鳥・・・・マガモ、
ミサゴ1羽(朝は4羽)アオサギ、ダイサギ、カラス、でし
た。
参加の皆様お疲れ様でした、あ
りがとうございいました。
(報告:田辺)
◆ 9/26の水質調査と砂質調査結果
水質調査結果
測定場所:海の広場 リン酸イオン(PO4):0.05mg/l
化学的酸素要求量(COD):5mg/l 亜硝酸(NO2):0.02mg/l
透視度: 65.0p
砂質調査結果
基点:海の広場前
測定場所:浜辺側10メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ: 5o 還元層の黒色度:8
測定点A 表層酸化層の厚さ: 4o 還元層の黒色度:9
測定点B 表層酸化層の厚さ: 4o 還元層の黒色度:9
測定場所:沖合い150メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ: 8o 還元層の黒色度:10
測定点A 表層酸化層の厚さ: 8o 還元層の黒色度:9
測定点B 表層酸化層の厚さ: 4o 還元層の黒色度:11
水質調査については平常値で特に問題はありませんでした。砂質調査に
ついては前月より沖合の表層酸化層がやや厚く、若干改善しているようです。
(報告:山之内)
筑陽学園中学校3年生2クラス64名と先生4名の和白干潟校外理科学習に協力
2009年9月14日(月)10:10〜14:40 曇り 若潮 満潮:5:12 干潮:12:22
和白干潟を守る会の自然観察ガイド:3名
カメラ:1名
毎年和白干潟に来ている筑陽学園中学校3年生の和白干潟校外理科学習に協力しました。
同じ日に福岡女子大学の干潟調査授業があり、場所の調整をしました。
朝晩はだいぶ涼しくなってきており、曇り空でしたので昼間も比較的過ごしよかったです。
午前中は干潟のお話の後に記念写真撮影と平行して野鳥観察をし、干潟に入り生き物観察をしました。
沖ではアサリ掘りやアオサとのふれあいでした。アサリの成育は良くて短時間でしたがたくさんのアサリが捕れました。
浄化実感も短時間で海水がきれいになりました。クルマエビが2匹捕れました。
コメツキガニは干潟にたくさん砂団子を撒いていて、多く捕れました。まとめで生きもの紹介をしてから、昼食です。
午後は9班に分かれて干潟の調査活動です。守る会は干潟動物生息調査(砂地)・干潟動物生息調査(砂泥地)
・干潟動物生息調査(泥地・岩場)・干潟の汚染とアオサの調査・干潟沿岸の植物調査に協力しました。
そのほかはカニの巣穴調査・干潟の汚染と浄化能力の調査T・U・Vがあり、筑陽学園中学の先生が担当されました。
生徒は各班5〜8名に分かれて調査活動です。私は「干潟動物生息調査(泥地・岩場)」に同行しました。
唐の原川左岸先の泥干潟を観察して、カニたちのサンプルを捕り、写真に写して記録しました。
ここにはアシ原も小川もありアシハラガニやハクセンシオマネキやトビハゼなどが生息しています。
牧の鼻下の岩場に行き、たくさんの貝類を観察して、生きもののサンプルを捕り、写真に写して記録しました。
岩場の生きものは海の広場付近の和白干潟と違う貝類がいろいろいて、楽しかったです。
生徒も最初に役割を決めたので、皆自覚して楽しく取り組めました。最後にまとめをしました。
長時間でしたが、楽しい干潟とのふれあいができたようでした。
<干潟の学習>
ガイドの反省会では以下のような意見が出ました。
「干潟動物生息調査(砂地・砂泥地)」は早く終わったのでアシ原の観察をするとよかった。
「植物班」では終わってから6名の子がゴミ拾いをした。
長靴をはいていない子や短ズボンの子もいて、調査がやりにくいところもあった。
最初の干潟の説明の時に生徒と説明者が近すぎて、前列の端の子が見えにくかった。
「干潟の汚染とアオサの調査」班は生徒が何をするのかよく理解していなかったので、
調査の最初に役割決めと道具の確認が必要だと話し合いました。
ガイド・カメラの皆さん、お疲れ様でした。
● 観察された鳥: ダイサギ36、アオサギ10、コサギ3、ミサゴ3、カワウ10、トウネン20、
ハクセキレイ、ハシボソガラス
● 観察された生き物:アサリ、オキシジミ、ソトオリガイ、ヒメシラトリガイ、アラムシロガイ、
ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、ハマトビムシ、フナムシ、イトゴカイ、
アシハラガニ、ケフサイソガニ、コメツキガニ、マメコブシガニ、ヤマトオサガニ、
ハクセンシオマネキ、ヒメアシハラガニ、アカテガニ、モクズガニ、ガザミ、
ミズクラゲ、イシダタミガイ、アマガイ、ツボミガイ、タマキビガイ、シロスジフジツボ、
マガキ、ムラサキイガイ、白い幼虫(?)
● 観察された植物:アキグミ(実)、イソホウキギ、ウラギク、オオブタクサ、オカヒジキ、ダンチク、
テリハノイバラ、ハマウド(枯れていた)、ハマゴウ(花)、ハマナデシコ、ハマニンニク、
ハマヒルガオ、ハママツナ、ヒトモトススキ(穂)、ホソバ(ノ)ハマアカザ、
アキノミチヤナギ(花)、メマツヨイグサ、ヨシ(穂)、キンエノコロ(穂)
(報告:山本)
定例探鳥会(主催:日本野鳥の会福岡支部)報告
和白海岸 −和白川河口〜五丁川河口〜奈多―
2009年9月13日 −晴れ−
[観察鳥種] 25種 [参加者数] 19人
集合場所の和白駅前公園では、どこからともなく美しい鳴き声が聞こえてきます。
担当の山本さんがイソヒヨドリと教えてくださり、ほらあそこ、とビルの屋上のアンテナを指さしてあります。
うろこ模様が綺麗なイソヒヨドリの雌です。雌ですから地鳴きなのでしょうが、流麗な鳴き声です。
<イソヒヨドリ(メス)>
今日はまだアシ原の草が茂っているということで、五丁川奈多方面のコースです。
和白川に行くまでの間にあるザクロの木には、鮮やかな赤色をした大玉も実っていました。
和白川ではアオサギやダイサギが居ましたが、川にかかる木にカワセミが潜んでいました。
河口で干潟を見ますとダイサギやアオサギがたくさん群れています。
コサギは二羽がピョコピョコと飛び合っています。その後、二羽とも同じ方向へ飛んで行ったので、
求愛ダンスではとのこと。
そんなサギたちの楽園となっている干潟に、小さな点の集まりが動いています。
止まるのを待って望遠鏡で観察しました。色形からハマシギかトウネンとのことでしたが、
大きさやくちばしの長さが短いのでトウネンと決まりました。
堤防の道端にはメマツヨイグサやヌスビトハギが咲いています。
クリークには、枯れ木の枝に脚の黄色い何かが止まっています。ゴイサギの幼鳥でした。
まだ青色はなく茶色で、目の色も赤ではありません。夜行性だからでしょうか、じっとしています。
イソシギが何度も飛びました。カイツブリやバンの姿も見られました。
<ゴイサギ> <ヌスビトハギ>
五丁川左岸では、廃船の上にウミネコとカルガモが仲良く休んでいました。
対岸の雁の巣に何かいるようだから見て、と頼まれ覗いてみますと、カモのようです。
しかし遠すぎてそれ以上のことはわかりません。
もう少し近づくために、五丁川の右岸へ向かいます。
五丁川にはクサフグの群れが涼しげに泳いでいました。
右岸で改めてのぞいてみると、誰もがカモであるとおっしゃいます。
頭から背中を通り尾まで黒いがお腹は白い、というものです。
配色からスズガモでは、それにしては体が大きすぎるなど様々な意見です。
経験の浅い私がフィールドガイドを見ると、一番しっくりくるのはコクガンでした。
しかしそんな珍しい鳥がこの季節にいるだろうか、という意見も。
喉の白縞が見えれば決定打となったのでしょうが…。
対岸は雁の巣という地名なので、雁が居ても不思議はない、と個人的には思うのですが。
奈多のクリークにはアオサギ、ダイサギ、コサギの三点セットがそろっています。
潮が引いていたので、カニも姿を見せていました。
大きいのがヤマトオサガニ、小さいのがチゴガニとのこと。
奈多のクリークにはシギチはおらず、先ほどの雁ノ巣の鳥は、浜に人が来てしまい、
その鳥はいなくなってしまいました。残念!
ツルボがたくさん咲く奈多の護岸で鳥合わせをして散会となりました。
朝晩は涼しくなりましたが、昼間はまだまだ暑い探鳥会でした。
<観察した鳥合わせ>
(参加者の感想)
・イソヒヨドリの雌が綺麗。雄も見られた。
・ダイサギの飛ぶ様が美しかった。
・コサギの指の黄色が肉眼で見られた。
・コサギのペアがダンスするのを初めて見た。
・カワセミがじっくり見られた。
・トウネンを初めて見た。
(報告:ひで)
秋期シギ・チドリ調査の2回目(一斉調査)を行いましたので報告します。
今津では9/6(日)午前中に調査を行いました。
トウネン8羽、アオアシシギ27羽、キアシシギ12羽など、8種62羽がカウントされました。
下水処理施設建設用地の広大な水場が埋め立てられた為、シギ・チの休憩地が無くなりました。
西南大学の運動場に作られています。湿地場所はアシが密集してシギ・チの休憩地としての機能
は果たしていません。1年前より観察場所が大きく減ってしまいました。
博多湾東部では9/6(日)午後に調査を行いました。
アオアシシギ29羽、キアシシギ11羽、ソリハシシギ12羽など、5種66羽がカウントされました。
他にはミサゴ1羽が観察されました。
<キアシシギ>
8月下旬に涼しくなっていましたが、9月に入りまた真夏の30度を越える暑さが戻った中での調査でした。
シギ・チの数は8月より全体に減っているようでした。香椎海岸では前夜の花火大会の影響か、
きわめて少なかったです。和白海域ではあいかわらずウエイクボード(動力船)が走り回っていました。
雁ノ巣海岸の砂浜にはコメツキガニの大群が見られました。
和白海岸ではダイサギを中心にアオサギやコサギが51羽も並び優雅でした。
<コメツキガニ> <ダイサギの整列(?)>
潮干狩りや磯遊びの人は和白海域の合計で58名でした。
腰まで漬かって貝堀りをする人やク奈多のリークの中でも貝堀りをする人がいました。
アオサ堆積状況が心配で観察しました。
和白海域では唐の原川付近や和白川河口付近と奈多の護岸下にアオサが漂着し始めていました。
奈多にはクリークの中にもアオサが見られました。雁ノ巣や香椎付近にもアオサが寄せてきていました。
名島海岸では8月に一旦増えた堆積アオサは少し減ったように感じましたが、まだまだ沿岸に多く堆積しています。
<奈多護岸下のアオサ> <雁ノ巣海岸のアオサ>
調査参加者は11名でした。暑い中調査に参加された皆さん、どうもお疲れ様でした。
(報告:山本)
本日のクリーン作戦は、風も無
く暑い一日でしたが、企業からの参加者も多くなり毎回参加の方や、
初めて参加の方も増えて、若人の力が有り
てとても頼もしい限りです。
<ボランティアインターンシップで来られた方に説明> <海の広場で清掃活動>
今日の和白干潟は、沖の方でア
オサが帯状に広がっていますが、
幸いなことに干潟の手前迄は少ししか
打ち寄せられていませんでした。
クリーン作戦と同時に、和白干潟保全のつどいで、干潮時に沖合いのアオサ取りも行われました。
守る会からも2名参加しました。大人6名と子供(2名)でおこなわれました。
クリーン作戦後に1名が運搬のみの参加、アオサが16袋にもなりました。
沖に有る内に取ろうと言う試みです。
<干潮時の干潟沖合でアオサ摘み> <アサリのたくさんの稚貝の生息を確認>
本日の参加者
ボランティアインターシップよ
りの参加でダイダン(株)5名、親と子(高校生)2名他にも
スターバックスコーヒー8名(内小3、1名)、THE
NORTH FACE2名、西南大生1名
一般 5名、守る会 11名、
合計34名でした。
ゴミ・・・可燃・・・34袋
一輪車・・23回=1回ゴミ袋2と換算して46袋
不燃・・・・2袋
(沖合いのアオサ16袋)でした。
合計・・・・・・・・・82袋
アオサ含めると・・・98袋
今回は目立ったのが人工ゴミの他に沢山の木切れ、アシなど刈られた後の草、大きい杭(電柱)でした。
沢山回収することが出来まし
た。 参加の皆様ありがとうございました、本当にお疲れ様でした。
<キリアイ> <皆でがんばりました>
観られた鳥は・・・・キリアイ
1羽、ウミネコ、ダイサギ、アオサギ、カワウ、でした。
(報告:田辺)
8/22
の水質調査と砂質調査結果
◆水質調査結果
測定場所:海の広場 リン酸イオン(PO4):0.05mg/l
化学的酸素要求量(COD):5mg/l 亜硝酸(NO2):0.02mg/l
透視度: 36.0p
◆砂質調査結
果
基点:海の広場前
測定場所:浜辺側10メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ: 5o 還元層の黒色度:8
測定点A 表層酸化層の厚さ: 3o 還元層の黒色度:13
測定点B 表層酸化層の厚さ: 5o 還元層の黒色度:8
測定場所:沖合い150メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ: 2o 還元層の黒色度:11
測定点A 表層酸化層の厚さ: 6o 還元層の黒色度:12
測定点B 表層酸化層の厚さ: 4o 還元層の黒色度:14
(報告:山之内)