今日の和白干潟は曇り空で、寒い一日でした。
唐の原川の右岸にゴミが吹き寄せているからとの話しで、一番奥まで行きました。
<浜辺のアシの新芽>
<ハマウドの群生>
ここにはハマニンニクの群落が出来おり、ハマウドも群生していました。
アシは、捨てられたレジ袋を突き刺してもう30センチ位伸びていました。
<放置されたダンボール>
<アシ原のゴミ拾い>
だあれも来ない奥座敷です。
広場から一番遠く、いつもゴミを取り残す場所です。今度も取り残しがでました。残念。
<干潟のゴミ拾い>
<ヤマザクラは満開!>
自然観察会では、オオソリハシシギが現れました。中には胸が赤くなっているのもいます。
アオサギも繁殖羽が出てきました。
今日は暑いお茶がとてもありがたかったです。
参加者の皆様、寒い中お疲れ様でございました。
参加者・・・・・・・・合計25名
リコーテクノシステムズ:5名(子ども1名を含む)、麻生公務員専門学校:3名、
パタゴニア:2名、個人:2名、守る会・・13名
ゴミ ・・・・・・・・・合計50袋
可燃ゴミ・・・43袋、不燃ゴミ・・・1袋、ダンボール2束、ソリ・・・7回(7袋:枯れ草)
その他:自転車1台、座イス2個、木切れ多数
観られた鳥・・・・・ミヤコドリ7羽、クロツラヘラサギ10羽、オオソリハシシギ20羽、ダイシャクシギ2羽、
ホウロクシギ3羽、ダイサギ、コサギ、アオサギ、マガモ、オナガガモ、ヨシガモ、スズガモ約300羽、
ツクシガモ5羽、カワウ、ウミアイサ、セキレイ、カラスなど
(報告:田中
貞)
◆3/27の水質調査と砂質調査結果
水質調査結果
測定場所:海の広場
リン酸イオン(PO4)
0.02mg/l
化学的酸素要求量(COD) 5 mg/l
亜硝酸(NO2)
0.02 mg/l
透視度
36.5p
砂質調査結果
基点:海の広場前
測定場所:浜辺側10メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ:23o 還元層の黒色度:6
測定点A 表層酸化層の厚さ:18o 還元層の黒色度:5
測定点B 表層酸化層の厚さ:32o 還元層の黒色度:3
測定場所:沖合い150メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ:28o 還元層の黒色度:13
測定点A 表層酸化層の厚さ:26o 還元層の黒色度:13
測定点B 表層酸化層の厚さ:43o 還元層の黒色度:13
(報告:山之内)
雨が心配されましたが、曇りで一時弱い霧雨が降った程度でした。
今回は子ども達が7名参加して、元気な探鳥会でした。
集合地の駅前公園の桜のつぼみがふくらみだして、もう春の気配です。
満潮時で、海の広場方面へ行きました。
海岸までの道からは、鉄塔に止まっているミサゴのかっこいい姿を見ました。
道端にはスミレの花も咲いていました。海岸にはツクシガモやオナガガモやマガモなどの淡水ガモがいました。
海の広場方面に休むクロツラヘラサギ7羽とミヤコドリ9羽が見えます。
やはりこの2種がそろっていると、心が躍ります。
<観察会風景>
<ミヤコドリとクロツラヘラサギ>
海の広場からは鉄塔にいるハヤブサの姿も確認しました。
浜辺にはハママツナの可愛い新芽が出ていました。ハマダイコンの花も咲き出しました。
<ハママツナの新芽>
<ハマダイコンの花>
アシ原付近にはツグミやシロハラが多くいました。コゲラの声もします。
ウグイスの声も聞かれますが、まださえずりは聞かれません。
砂洲では遠くのカンムリカイツブリやハジロカイツブリを確認しました。
見ている間にも沖のスズガモが飛んできて、どんどん増えます。4000羽を超えたほどです。
集結して渡る準備でしょうか。
砂洲の前の干潟がだんだん引いていきますが、クロツラへラサギもミヤコドリもずっといましたので、
私たちもこの場所で観察を続けました。
唐原川河口にはヨシガモやコガモもいました。コサギとダイサギもいました。
鳥たちは繁殖羽になったものもいて、美しかったです。思ったよりもたくさんカモたちがいて良かったです。
砂洲で鳥合わせをして解散しました。今回は宮崎からの参加者もいて、宮崎の様子も話していただきました。
<鳥合わせ>
( 参加者の感想 )
・ミヤコドリとクロツラヘラサギがいっしょに見られてよかった。
・ダイシャクシギの餌捕りがおもしろい。
・鳥の種類が多かった(宮崎からの参加者)。
・ハヤブサがかっこいい。
・ツグミが見れてよかった(名前がつぐみという子ども)。
・ウミアイサの冠羽がかっこいい。
・ミヤコドリの声が聞けた。
(担当:山本)
和白干潟自然観察会報告
◆ふくおか森の学校「ネイチャーキッズスクール」(小学2〜3年生)
26名と引率者6名参加
◆2010年3月7日(日)9:30〜11:30 くもり 小潮 満
潮:13:15 干潮:7:02、20:40
◆和白干潟を守る会の自然観察ガイド:3名、カメラ:1名
降水確率50%の少し雨の心配な日でしたが、1度も雨に降られることなく穏やかな日になりました。
開始前には、この日も砂浜に迷惑な犬の糞がいくつか落ちていて、砂に埋めるなどの始末をしました。
ふくおか森の学校「ネイチャーキッズスクール」の子どもたちは、福岡市のあちこちから集まってきています。
小学2〜3年生の子供たち26人は一旦博多駅に集合して、6名の引率者と一緒にJRと西鉄貝塚線を
乗りついでやってきました。
引率者の人はお一人が幼稚園の園長さんで、あとの5人のうち4人が学生のボランティアで、
1人が社会人のボランティアの方でした。
<ハマダイコンの花>
<和白干潟のお話し>
小潮でしたが、満潮に向かう時間帯なので、山本さんが短めに干潟の説明をしたあと、干潟に入ることにしました。
話が終わった時にちょうど沿岸の杭にミサゴが止まっていましたので、逃げないうちに観察しようと3台の望遠鏡に
わかれてミサゴを観察しました。
子どもたちはかっこいい!とミサゴが見られたことを喜んでいました。
そのあと皆で干潟に入り沿岸まで歩きました。
そこでアサリの浄化実験することを説明し、子どもたちにはアサリの取り方を教えました。
初めはスコップで探ったりする子もいましたが、だんだん慣れてくると手で探し、そのうち見つかり始めると
ズボンや袖口が濡れるのも気にせずに一生懸命アサリを探していました。
だんだん見つけるのも上手になって浄化実験のペットボトルがいつの間にか満杯になってストップをかけるほどでした。
他にもオキシジミやソトオリガイなどもいくつも見つけました。
<干潟の生きもの観察>
<野鳥の観察>
干潟では子供は目が良いようで、潜っていたと思われるコメツキガニやマメコブシガニも見つけ出しました。
海藻ではオゴノリをあちこちで採りました。
沿岸までいくと遠くの鳥も見やすくなり、干潟まで持ってきた望遠鏡でダイシャクシギや、ツクシガモ、オナガガモ、
マガモ、スズガモなどを見ることが出来ました。
子どもたちは鳥だけでなく砂浜についたカモやハマシギの足跡や砂が盛り上がった生き物の巣穴も見つけ嬉しそうでした。
そのあと、アシ原を通って広場に戻りました。
<アシ原探検>
<野鳥の紙芝居>
広場で集まり、アサリの浄化実験をみました。
アサリがいるほうが澄んだ海水になったことを見て子どもたちは貝の浄化のすごさをわかったようです。
今日見た鳥をもう一度紙芝居でお話ししました。子どもたちはどんどん近付いてきてとても積極的でした。
ボランティアのお姉さんから貝に雌雄があるのですか?との難しい問いもありました。
観察会は11時半で終わりましたが、子どもたちは3時まで干潟で過ごす事になっていました。
雨の不安もあったので、下見で相談を受けていた事もあって「きりえ館」の会場を提供し、「きりえ館」で
昼食と砂絵をすることになりました。
部屋は満員状態でとても賑やかでした。
午後は引率者に任せ、守る会のメンバーは昼食後2階で反省会をしました。
会場の後始末も含め、担当者の皆さま、お疲れさまでした。
●今日観察された鳥:
ミサゴ、マガモ、オナガガモ、ツクシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、スズガモ、ホオジロガモ、カルガモ、
コガモ、コサギ、ダイサギ、ダイシャクシギ、ウグイス(声)、ジョウビタキ
●観察された生き物:
マメコブシガニ、コメツキガニ、アサリ、マガキ、オキシジミ、ソトオリガイ、アラムシロガイ、ウミニナ、
ホソウミニナ、ゴカイ、ヨコエビなど
●観察された植物:
花はハマダイコンの花、緑の葉ではハマウド、ハマニンニク、ハマナデシコ、ツルナ、
実ではセンダンの実、ハママツナの芽がたくさん枯れた親株のそばに生えていました。
(報告:片岡)
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