うだるような暑い日でしたが、9名の子供を含む49名の参加で、「夏休み!和白干潟の生き物やハマボウを
見る会」が開かれました。
14時30分に海の広場に集合、山本さんの進行で始まりました。
<木陰でスケジュール説明>
山本さんから、今日は海の広場から牧ノ鼻まで歩くので、砂干潟、泥干潟、岩礁干潟の環境の違いにより
多様な干潟の生物を見られることと、大きくなっているハマボウの木の花を楽しみましょうと挨拶があり、
海の広場を出発しました。
干潟の生物については、藤井暁彦氏が解説して下さり、植物については守る会の田中さんが担当しました。
干潟を歩きながら、藤井氏はアシ原で採取し容器に入れておいたカニや貝などを紹介してくれました。
<干潟の生きものの紹介>
<干潟の生きものに触ってみる>
アシハラガニ、クロベンケイガニ、ウモレベンケイガニ、オサガニ、コメツキガニ、ヤマトオサガニ、オカミミガイ、
キヌカツギハマシイノミ(小さいのに長い名前!)を手に取り特徴を説明してもらいました。
砂浜の貝では、アサリ、マテガイ、オキシジミ、オオノガイ、ホトトギスガイを見ました。
唐原川を渡ったところで、ハクセンシオマネキがハサミを振っていました。チゴガニもいました。
<望遠鏡でハクセンシオマネキを見る>
<ハクセンシオマネキ>
砂浜にはハママツナが芝生のように生え、シバナもありました。
牧ノ鼻に近づき、牡蠣(カキ)礁に行きました。足が痛かった!
<ハママツナの群生>
<カキ礁を歩く>
岩場にはアマガイ、タマキビガイ、シロスジフジツボなどがたくさんいました。
シマハゼを見せてもらいました。トビハゼもいました。
<トビハゼ>
<泥質潟に繁茂するケイソウ>
岩礁の合間に有明海の泥質干潟に繁茂するのと同じケイソウ(珪藻)が淡緑色に広がっているのが見られました。
藤井さんの話ではこの和白干潟ではとても珍しいそうです。
ようやく牧ノ鼻に到着。ハマボウが黄色い花を沢山つけていました。
咲き始めて3週間たったようで、咲き終わった花も木に残っていました。
ハマボウは学名が「ハイビスカス・ハマボウ」だそうです。
親木の周囲は22m、高さは3mで、年々大きくなります。ハマボウの苗木も元気に育っていました。
ハマボウの木の前で全員で記念写真をパチリ。
<ハマボウ>
<赤色に染まるタブノキの花柄>
牧ノ鼻の森にはタブノキ、トベラ、ナンキンハゼ、アカメガシワなどがこんもりと茂っていて、特にタブノキの花柄が
赤く染まって一際印象的でした。