今、和白干潟は水鳥のカモ達で大分賑やかになりました。
アシ原にはアシの穂が伸び、薄紫のウラギクの花も満開になってひときわ目を引きます。
<ウラギク(ハマシオン)の花>
アキノミチヤナギが小さな可愛い花をつけています。
白いセンニンソウの綿毛や、ノイバラの実もだいぶ赤く色がついてきました。
本日のクリーン作戦には、沢山の企業、高校生、一般参加と凄いことにな
り、嬉しい悲鳴となりました。
午前中は港湾局委託でアオサ除去の清掃が行われており、広場前〜アシ原入り口〜和白方
面の手前は
きれいになっていましたが、唐原川河口〜和白までを、少し沖の濡れたアオサを回収しま
した。
<清掃作業光景1>
<清掃作業光景2>
<力を合せて運搬作業>
<力を合せて運搬作業>
今回も大勢の若人の力を借りてお陰さまで沢山のアオサを回収することが出来ました。
尚、あすみん情報でのオーストラリアから来日されている方も参加されました。
<オーストラリアからも飛び入り参加>
<まとめ>
又、余り大勢の為に不手際により意思の疎通が上手く伝わらなかったように思いまし
た。
参加の皆様本当に有難うございました。お疲れ様でした。
(報告:田辺)
砂質調査結果 (測定:山之内)
基点:海の広場前
測定場所:浜辺側 10メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ: 4o 還元層の黒色度: 9
測定点A 表層酸化層の厚さ: 3o 還元層の黒色度: 9
測定点B 表層酸化層の厚さ: 2o 還元層の黒色度:11
測定場所:沖合い 150メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ: 9o 還元層の黒色度: 9
測定点A 表層酸化層の厚さ: 5o 還元層の黒色度:10
測定点B 表層酸化層の厚さ: 7o 還元層の黒色度:10
柏陵高校環境科学コース1年生40名と先生5名が22日和白干潟へ研修のため来られました。
潮の加減でこの日は、午後の観察会となりました。
12時50分生徒さん達が来られた時、干潟には22羽のクロツラヘラサギがお昼寝中でした。
貝ほりの人が入ると飛び立つので、挨拶も無しでまず皆さんに望遠鏡で見てもらいました。
<野鳥の観察>
<20羽を超えるクロツラヘラサギ>
この環境科学コースの1年生は、干潟の生き物を観察しながら、干潟の浄化作用や
人間の生活と自然との関係について学習するのを目的としているとのこと。
<干潟の生きもの観察>
<円座になって干潟の生きもの解説>
事前学習も良くCOP10にかかわる話しも出るし、質問も多く出ました。
皆で採って入れた二枚貝の浄化実験は、きれいな水になり歓声が上がりました。
毛むくじゃらのモクズガニも高校生の手になるとおとなしいものです。
ハマガニの大きいのを捕まえた子もいました。
ウスムラサキのハサミを持ったこのカニは私も初めて見ました。
<モクズガニ>
<ハマガニ>
<二枚貝による浄化実験結果>
鳥も生き物も多く、アオサは一面にありましたが沖では腐っていなかったので良かったです。
アオサを利用して何かを作り出す研究をしているとのことでしたが、理解出来ませんでした。
メモを取る子、写真を撮る子、カニを捕まえて喜ぶ子、穴を掘ってはゴカイを見つける子、
暑くも寒くもないこの季節、楽しい干潟を肌で感じてもらえたのではないでしょうか。
<ハマサジ>
◆沿岸の植物では・・・二年かかってやっと花を咲かせるハマサジ、今満開のウラギク、
ルーペで見たらかわいいアキノミチヤナギ、色付き始めたハママツナ、葦の穂も出始めています。
砂をほってシオクグの根の広がりを調べておられる先生も。
◆観られた鳥は・・・・・クロツラヘラサギ22羽、ホウロクシギ5、カワウ2、ミヤコドリ5、ミサゴ1、
カモ(オナガガモ・ヒドリガモ・マガモ)、 スズガモ、ウミネコ、ダイサギ、コサギ、アオサギ
◆生き物は・・・・・・・・・モクズガニ、ハマガニ、アシハラガニ、マメコブシガニ、コメツキガニ、アサリ、ソトオリガイ、
サルボウ、オキシジミ、マガキ、ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、アラムシロガイフナムシ、
ハマトビムシ、フナムシ、ヨコエビ、クルマエビ、マハゼ、フジツボ、イトゴカイ、ゴカイ
◆海藻は・・・・・・・・・・アオサ、オゴノリ、ボウアオノリ
(報告:田中)