1月22日和
白干潟
クリーン作戦と自然観察報告
◆1/22
(土)の和白干潟クリーン作戦と自然観察報告
●日 時
: 1/22(土)
15:00〜16:30 晴
● 参加者 : 合計22名
スターバックスコーヒー:6名(内5才の子どもを含む)、
一般参加:4名、和白干潟を守る会:12名
●回収ゴミ : 合計・・・63袋
○可燃ゴミ: 32袋
枯れ草など:ソリ・・・・・・・・6回×1.5袋相当 = 9袋
一輪車・・・10回×2 袋相当 = 20袋
(計)
61袋
○不燃ゴミ・・2袋
○粗大ゴミ・・発砲スチロール浮き2個、プラスチック浮き2個、、
プラスチック波板戸2枚発砲スチロールケース大2個・小2個、
釣竿2本、木材・カゴなど5個
●観られた鳥・・・・シロチドリ、ハマシギ、ミユビシギ、ハジロコチドリなどが約200羽、
クロツラへラサギ2羽、ツクシガモ2羽、ツグミ、ハクセキレイ、
沖にはスズガモやホシハジロなどの海ガモ類や
ヒドリガモやオナガガモなどの淡水ガモが見られた
今、和白干潟は、アシ原のアシも枯れ、後背地の木々の、葉や実も落ちていて淋しい装いですが、
後一月もすると色んな草花の新芽が顔を出す様になり、元の賑わいを感じるようになります。
干潟には、冬の渡りの、シギや、チドリ、も観ることが出来ます。
水鳥のカモ達は、11月〜12月よりも大分少なくはなりましたが、未だ観ることが出来ます。
本日のクリーン作戦では、何時ものキヤノンさんの参加が無くて人数的に淋しかったのですが、
アオサも少なくなり、お天気も良く、風も無かった為に少人数ながら唐原川河口右岸アシの中や、
小道奥、広場前迄を清掃しました。
<作業手順の説明>
<アシ原の中のゴミを集める>
<アシ原の小道奥のゴミ>
<枯れ草をソリで運ぶ>
アシの枯れ草や岸辺に残ったアオサも箒で掻き集め、一輪車やソリで運びました。
清掃後は見違えるように綺麗になりました。
<集積ゴミを仕分ける>
毎回参加の、スターバックスコーヒーの方、初めてホームページや新聞で知り参加された方もおられて、
とてもありがたいです。
個人で興味を持って参加して下さる方が増えると、少しは人工ゴミも減るのかなと思います。
清掃後の歓談の時間には矢部さん手作りのぜんざいを頂きながら、野鳥観察、ゴミ、水質、砂質調査
などの報告をしました。
<温ったかぜんざいで身も心もホット・ホッと・・>
<記念撮影>
参加の皆様、有難うございました。お疲れ様でした。
( 報告 : 田辺 )
水質調査結果 (測定:中嶌、山之内)
測定場所:海の広場
リン酸イオン(PO4)
: 0.02mg/l
化学的酸素要求量(COD)
: 5.0mg/l
亜硝酸(NO2)
: 0.02mg/l
透視度
: 50.0p
砂質調査結果 (測定:山之内)
基点:海の広場前
測定場所:浜辺側 10メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ:12o 還元層の黒色度: 8
測定点A 表層酸化層の厚さ:15o 還元層の黒色度: 8
測定点B 表層酸化層の厚さ:10o 還元層の黒色度: 9
測定場所:沖合い 150メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ:43o 還元層の黒色度: 7
測定点A 表層酸化層の厚さ:44o 還元層の黒色度: 7
測定点B 表層酸化層の厚さ:40o 還元層の黒色度: 7
( 報告 : 山之内 )
●冬期シギ・チドリ調査2回目(バードリサーチ)を行いましたので報告します。
1.今津では1/9(日)午前中に調査を行いました。
タゲリ24羽、ハマシギ87羽、アオアシシギ6羽など、7種130羽がカウントされました。
他にはクロツラヘラサギ24羽、ヘラサギ1羽、ズグロカモメ15羽、ツクシガモ6羽、マガン1羽が観察されました。
2.博多湾東部では1/16(日)11:30〜14:30に調査を行いました。
ミヤコドリ8羽、ハジロコチドリ3羽、シロチドリ120羽、ダイゼン6羽、ハマシギ836羽、ミユビシギ42羽など、
9種1029羽がカウントされました。
他にはクロツラヘラサギ15羽、ツクシガモ10羽、カンムリカイツブリ7羽が観察されました。
1/16の調査日はこの冬一番の寒波でした。和白海岸の海辺には雪が白く積もり海水が凍っていました。
<雪と氷に覆われた和白干潟>
強風でとても寒かったです。鳥たちは風を避けて北側護岸に寄っていました。
それでもめげない潮干狩り人1名、釣り人2名が海岸に入っていました。
香椎海岸では人工島につなぐ人道橋工事のために海岸の岩場を埋め立ててしまい、シギやチドリが1羽も観察されませんでした。
雁ノ巣の樹林帯の一部が宅地造成のため開発されています。寒さのため沿岸に堆積していたアオサは小さくちぎれて流されて少なくなってきました。
私は和白干潟で可愛いダイゼン2羽に会い、写真を写しました。
ツクシガモは1月に入って100羽ほどが戻ってきていましたが、今回の調査では10羽でし
た。少ないと寂しいですね。
<ダイゼン>
<塩浜護岸内畑開発のお知らせ>
塩浜の護岸内畑の開発のお知らせ看板が立っていましたので、写真に写しました。
塩浜にある「和白下水処理センター」東側の畑地38,190.44平方メートルを、福岡工業大学の野球場やグラウンドなどに整備するそうです。
ここの畑地は市街化調整区域なので、開発されないのかと思っていました。
しかし開発行為の内規制外の用途であればいいのだそうです。
● もう一つ、和白海域では2011年水鳥調査(野鳥の会福岡)をしましたので、報告します。
1/16(日)11:30〜14:30にシギ・チドリ調査と同時に調査を行いました。
カモ類では海水の低温のためにアオサが減ってしまい、アオサを餌にしているヒドリガモが激減しました。
スズガモ1308羽、マガモ406羽、ホシハジロ247羽、ヒドリガモ240羽など、12種2735羽がカウントされました。
カモ類以外の水鳥はクロツラヘラサギ2羽、オオバン23羽、ハマシギ826羽、ダイシャクシギ5羽、ユリカモメ10羽、
カモメ7羽など、20種1098羽がカウントされました。
水鳥の総種数33種、総個体数3831羽でした。この数年間総個体数が減少を続けています。
昨年は4363羽、一昨年は6942羽、その前年は8439羽でした。
調査参加者は11名でした。
調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
(報告:山本)
和白海岸定例探鳥
会 ( 主催:日本野鳥の会 福岡 ) 報告
◆日
時 : 2011年1月9日(日) − 曇り、強風で寒い −
◆コース : 和白海岸 ― 和白海岸〜海の広場〜アシ原〜砂洲〜唐原川河口左岸 ―
◆[観察鳥種] 41種 [参加者数] 14人
北西の風が強く、寒い日でした。
12月中には見られなくなっていたツクシガモが、1月に和白干潟に戻ってきました。
これから満ちてくる潮で、海の広場方面に行くことにしました。
<開会の挨拶>
<探鳥会光景>
海岸に出た頃もまだ潮が引いていて、水際は遠かったです。
水温が低くて、水際に大量にあったアオサは細かくちぎれて打ち寄せています。
アオサが無くなってきたので、アオサを食べに多く来ていたヒドリガモが少なくなっていました。
今回増えたツクシガモが白くて目立ちます。100羽くらいいました。
ほかにはマガモやヨシガモやオナガガモが休んでいました。
沖合いは波が荒く、海ガモたちは波に見え隠れしていました。
スズガモやホオジロガモやホシハジロが浮かんでいます。
ウミアイサやカンムリカイツブリも混じっています。
じっとしていると冷えて凍えそうです。海辺を歩いて「海の広場」まで行きました。
干潟ではハマシギやミユビシギやシロチドリが動き回っていました。
<ハマシギとミユビシギ>
<シロチドリ>
昨日もいたハジロコチドリを探しましたが、見つかりませんでした。
今冬は白っぽいミユビシギが多く見られます。ダイシャクシギが休んでいました。
今日はミヤコドリが見られずに残念でした。
ミサゴが杭の上で魚をむしって食べていました。
暖かいアシ原の中道を歩きました。アシ原は冬枯れでしたが、ハマダイコンやハマウドやハマニンニクなどの若芽が伸びてきていました。
<暖かい冬枯れのアシ原を行く>
<ハマシオンの綿毛も寂しげ>
砂洲に出ましたが、海辺は冷たい風で寒いのです。
またアシ原を通って唐の原川河口へ出て、左岸まで歩きました。もう海は満ちてきていました。
左岸先の溝にヒドリガモが少数いました。余りに寒いので、早めに鳥あわせをして解散しました。
( 参加者の感想 )
・ミユビシギやシロチドリが可愛かった。
・ツクシガモがたくさん見られて良かった。
・ミヤコドリが見られず残念!
・とっても寒かった。
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