●2011春期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。
1.今津では5/1(日)午前中に調査を行いました。
トウネン20羽、ハマシギ40羽、シベリアオオハシシギ1羽、アオアシシギ17羽、チュウシャクシギ25羽、タシギ10羽
など、22種159羽がカウントされました。
他にはクロツラヘラサギ10羽、ヘラサギ1羽が観察されました。
2.博多湾東部では4/28(日)午後に調査を行いました。
ミヤコドリ4羽、キアシシギ7羽、ソリハシシギ5羽、チュウシャクシギ30羽など、9種63羽がカウントされました。
他にはクロツラヘラサギ6羽、コアジサシ17羽、カンムリカイツブリ2羽が観察されました。
<キアシシギ>
博多湾東部では潮が小さく余り引いていませんでした。
強風でしたが和白干潟では潮干狩りの人が干潟に100近く入っていました。
調査参加者は9名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
( 報告 : 山本 )
4月23日「干
潟・湿地を守る日2011」・「春のビーチクリーンアップ」参加の和白干潟
クリーン作戦と自然観察報告
◆4/23
(土)の「干潟・湿地を守る日2011」「春
のビーチクリーンアップ」参加の和白干潟クリーン作戦と自然観察報告
●日 時
: 4/23(土)
15:00〜17:00 晴
● 参加者 : 合計20名
パタゴニア:2名、一般参加:9名(1才児、九環協2名を含む) 、和白干潟を守る会:9名
●回収ゴミ : 合計・・・43袋
○可燃ゴミ・・40袋
○不燃ゴミ・・・3袋
○粗大ゴミ・・扇風機1個、竹製敷物1個、プラスチック板1個と籠2個、杭1本、ベニヤ板1個、
板切れ2個、発砲スチロールケース1個
●観られた鳥・・・・ホウロクシギ1羽、チュウシャクシギ1羽、オバシギ1羽、マガモ、コガモ、オナガガモ、
ミサゴ、ダイサギ、トビ(魚を食べていたが、カラスに横取りされた)、カワラヒワ、ウグイス。
和白干潟では、アシの新芽が40〜50cm程に伸びています。
赤紫のハマエンドウの花と白いシャク?の花が満開です。
海の家の廃屋に毎年白と紫のフジの花が咲いていましたが、残念ながら今年は見る事が出来ません。
行政からの指導で廃屋も廃材も撤去され、綺麗に整地されて杭が打たれています。
今までより見た目は良くなりました。
<ハマダイコンの花>
<整地された廃屋・瓦礫跡>
クリーン作戦では、風が強く、薄日が射す少し肌寒い天候でした。
<作業の段取説明>
広場を中心にアシ原、市道迄の自然ゴミと人工ゴミを回収しました。
他には、入り口の保安林に毎回家庭からの不燃物を置く心無い人がいます。
<清掃作業(1)>
<清掃作業(2)>
わざわざ遠い春日市から参加の方や、野鳥観察で北九州からの方も参加してくださいました。
又、仙台から一時転居された方の親族の方が東京から応援で参加して下さいました。
久し振りにパタゴニア福岡店からも二人参加して頂きました。とても嬉しく思います。
お陰さまでとても綺麗になりました。
清掃の後のお茶や歓談、野鳥の観察では疲れも癒されます。
<作業終了後のまとめ>
<記念写真>
参加の皆様有難うございました。お疲れ様でした。
( 報告 : 田辺 )
水質調査結果 (測定:山之内)
測定場所:海の広場
リン酸イオン(PO4)
: 0.05mg/l
化学的酸素要求量(COD)
: 5.0mg/l
亜硝酸(NO2)
: 0.02mg/l
透視度
: 30.p
砂質調査結果 (測定:山之内)
基点:海の広場前 ※潮の時間の関係で、4/20(水)に測定
測定場所:浜辺側 10メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ: 5o 還元層の黒色度:11
測定点A 表層酸化層の厚さ: 3o 還元層の黒色度:10
測定点B 表層酸化層の厚さ: 3o 還元層の黒色度:10
測定場所:沖合い 150メートル
測定点@ 表層酸化層の厚さ:19o 還元層の黒色度:10
測定点A 表層酸化層の厚さ:36o 還元層の黒色度:10
測定点B 表層酸化層の厚さ:28o 還元層の黒色度:10
( 報告 : 山之内 )
●春期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。
1.今津では4/3(日)午前中に調査を行いました。
コチドリ40羽、アオアシシギ12羽、タシギ5羽など、7種71羽がカウントされました。
他にはクロツラヘラサギ3羽、ヘラサギ1羽が観察されました。
2.博多湾東部では4/17(日)午後に調査を行いました。
ミヤコドリ2羽、オバシギ6羽、ホウロクシギ4羽、チュウシャクシギ9羽など、10種38羽がカウントされました。
他にはクロツラヘラサギ14羽、ミサゴ2羽、カンムリカイツブリ2羽が観察されました。
博多湾東部では潮干狩りの人が干潟に多く入っていました。
和白海域約1650人、香椎約130人、名島約600人でした。
<大勢の潮干狩り客>
干潟はほとんどの場所で人が動いていて、シギ・チドリは大変少なく残念でした。
鳥の渡りの時期と潮干狩りの時期が重なっていて、雨などの悪天候で無い限り
干潮時の干潟には人が多くて、鳥たちは落ち着かないことでしょう。
香椎海岸では人工島につなぐ人道橋工事のためか、岩場に砂泥が溜まって来ていました。
調査参加者は10名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
( 報告 : 山本 )
和白海岸定例探鳥
会 ( 主催:日本野鳥の会 福岡 ) 報告
◆日
時 : 2011年4月10日(日) − 快晴 −
◆コース : 和白海岸 ― 和白川河口〜塩浜堤防〜五丁川河口〜奈多 ―
◆[観察鳥種] 44種 [参加者数] 27人
春爛漫です。集合地の和白公園の桜も満開です。
<桜、只今満開!!>
東日本大震災から明日で1ヶ月です。被災された仙台から避難してきてある親子など3名の方も参加されました。
仙台の蒲生干潟は地震と大津波で壊滅状態だそうで、様子をお話しいただきました。
<桜の下で開会挨拶>
<蒲生干潟の被災の話し(中央女性)>
「蒲生を守る会」で保全活動をされていた方たちです。蒲生干潟支援のために急遽義援金を募りました。
協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
朝の下見では干潮で、早朝から潮干狩りの人たちがたくさん干潟にいました。
バケツいっぱいのアサリを採って帰る人もいました。
潮は干潮だったので、和白川方面に向かいました。
畑の道ではタンポポやホトケノザ、カラスノエンドウ、スズメのエンドウ、オオジシバリなどが咲いています。
カワラヨモギが美しい葉を出しています。
<オオジシバリ>
<観察会光景1>
和白干潟は海水がだいぶ満ちて来ていました。
マガモやオナガガモたちがいました。
沿岸の干潟にホウロクシギ2羽とオオソリハシシギ17羽がさかんに干潟をついばんでいます。
春の渡り鳥に会えました!
堤防の道には大島桜(?)がたくさん植えてあり満開でした。
<大島桜(?)>
<観察会光景2>
植え込みにはシロツメクサが花をつけていました。四葉のクローバーを探し、見つけた人もいましたよ。
クリークにはコガモやカルガモたちがいました。五丁川の奥の池にはオオバンやバンがいました。
<コガモ>
<バン>
奈多の護岸にはたくさんのコガモが太陽を浴びて昼寝していました。
奈多の沖合いには数は減りましたが、スズガモやキンクロハジロ、カンムリカイツブリやウミアイサなどがいます。
護岸の道端にはハマダイコンやハマエンドウの花が咲いており、ナワシログミが赤い実をつけていました。
奈多のクリークでガビチョウが見られたそうですが、私は確認できませんでした。
この鳥で和白出現鳥類は238種になりました!
<ハマエンドウ>
<鳥合せ>
奈多の木陰で鳥合わせをしましたが、家族で参加してくれた春歌ちゃんに担当してもらいました。
44種でした。
これから春の渡り鳥たちが色々見られることでしょう。
春いっぱいの探鳥会でした。
( 参 加 者 の 感 想 )
・スズガモがたくさんいて、とてもきれいだった。
・(初参加の方)干潟の生物の事は少し知っている。
鳥の事は詳しくないけれど、周りの人たちが鳥の名前を教えてくれた。
鳥の事も覚えていきたいと思った。
・(蒲生の方)干潟周辺が整備されていて驚いたが、よく見ると鳥がいておもしろかった。
・カンムリカイツブリとウミアイサの頭がかっこ良かった。
・(蒲生の方)蒲生と同じような鳥を見つけてジンときた。シギ、カモを見て日常感を取り戻した。
・(みずきちゃん)イソヒヨドリが好きだった。
( 担当 : 山本 )
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