海の広場で、子どもたちからしっかりご挨拶。
和白小先輩の山本さんが張り切って子ども時代の和白海岸の様子を語り、干潟のしくみや
観察会のポイントの説明をして、まず望遠鏡で鳥の観察をしました。
<干潟のお話>
<野鳥の観察>
この時期、鳥の種類は少ないのですが、チュウシャクシギ、マガモ、ダイサギを見ることができました。
チュウシャクシギはなかなか見えにくく、子どもたちに最初に見てもらうにはたくさんいたダイサギの方が
よかったかもしれません。
アシ原は雨上がりでぬれているため、アシ原の植物観察はできませんでしたが、とんがったアシの若芽
(アシのツノ)に触ったり、浜辺の若いハマ
マツナを見てもらいました。
<アシのツノ>
それから子どもたち待望の干潟の生物観察です。各自小さなスコップで干潟の泥を掘り、コメツキガ二、
アサリ、オキシジミなどを見つけ、あちこちで歓声が
上がります。
アサリは手で掘るとどんなふうに干潟の中にいるかがわかるのでみんなで素手で掘ってみました。
<干潟の生きもの観察(1)>
<干潟いきものの観察(2)>
最後に、干潟で円陣をつくって今日のまとめをしました。
見つけたカニ、貝、海藻の紹介や貝の浄化実験を見せました。
<カニのオス、メスの違い・・・わかるかな?>
泥水を入れた2つの容器の一方にアサリなどの貝を入れておくと、貝の働きで泥水がきれいな海水に
浄化されていることに驚きの声が上がりました。
自然の持つ
力を知ってもらうことがなにより大切です。
<二枚貝(アサリ)による浄化実験>
<円座になってまとめの話>
☆子どもたちからの質問
(1) 「干潟の生き物は何種類?」
答・・・・ 鳥は238種、カニは15種、貝ははっきりしない。
ゴカイは専門家がとても少なくて、まだまだわからないことがたくさんあるからから、
将来、ぜひとも、この中から 誰か研究者になって研究を続けてほしい。
(2) 「貝が一番獲れるのはいつ、おいしいのはいつ?」
答・・・・ 5月の連休の頃。5月の貝が一番おいしいといわれている。
(3) 「貝はどの貝も海水をきれいにするの
??
答・・・・ 二枚貝はどれも。
などたくさんの質問が出されました。
和白干潟の貝掘りという光景を見て育つ子どもたちにとって、貝は「食べる」ことにも関心があったようです。
子どもたちは干潟で遊ぶ楽しみを知ったようで「また来ま〜す!」と元気よく手を振って帰っていきました。