★和白干潟・自然のアルバム★
☆ 和白干潟の四季の自然を、写真でご紹介
しましょう。☆ やまもと ひろこ
春
生命わく春。アシ原には可憐な花々が
咲きます。
ハマダ
イコン ハマエンドウ
ハマヒルガオ ハマウド
テリハノイバラ センダン
ハマニンニクの穂 クリーン作戦
和白干潟では、稚ガニや稚貝が生まれま
す。
アサリも太り、アサリ堀りの人たちも多
く見られます。南からの渡り鳥も羽を休めます。夏鳥
のコアジサシが渡ってきて、海上を飛び
回り海に飛び込み魚を取ります。
コアジサシ
チュウシャクシギ
サルハマシギ
ハマシギ と ダイゼン
ハマシギ
夏
初夏の和白干潟には、海藻がいろいろ
流
れ着きます。近年ではアオサの異常繁殖に悩まさ
れる季節の始まりです。
アオサ オゴノリ
ヒジキ ボウアオノリ
7月には牧ノ鼻の
海岸には、ハマボウの木に黄色い花が鈴なりにつ
ハマボウ
ハマナデシコ
アシ アシ原
メマツヨイグサ ハマゴウ
干潟の生き物たちの活動も活発
になり、干潟上でよく見かけます。干潟は一面
ホソウミニナで覆われま
す。岸辺一面を覆いつくすミズクラゲなど、夏は
が一変します。海上に
ボ
ラが跳びはねます。
コメツキガニ ウミニナとホソウミニナ
マメコブシガニ ハクセンシオマネキ
アシハラガニ チゴガニ
ソトオリガイ
アラムシロガイ トビハゼ
ミズクラゲ アカクラゲ
ボラ
鳥たちは多くが北の繁殖
お盆の頃から300羽以上
ほかには、イソシギやカルガモなどが子 育てをしています。
アオサギ イソシギ
カルガ
モ
ダイサギ
秋
10月頃にアシ原では、ウラギク(ハマ
シオン)が一斉に薄紫の花を咲かせます。干潟
の縁にはハママツナが赤く紅葉して、彩
りをつけます。アシやヤマアワなどのイネ科の
植物の多くが元気な穂を実らせます。
ウラギク ハママツナ
ヤマアワ キンエノコロ
和白干潟 アシ原のハマガニ
秋
の渡り鳥が羽を休めた後には、越冬するカモた
ダイサギ オナガガモ
冬
秋に咲いたウラギクの花は11月下旬頃
には綿毛になります。
ウラギクの綿毛 アシ原から見える和白干潟の夕景
多くの水鳥たちが和白
最近は地球の温暖
種が見られる時
れます。淡水ガモはマガモ・ヒドリガモ・オナガガ
モ・ヨシガモ・オカヨシガモなど色
とりどりで見飽きません。最近は美しいツクシ
ガ
モが多く渡来
するようになりました。
干潟の風物詩ハマシギ・ミユビシギ・シロチド
リなどの群舞も見られます。
ミヤコ
ドリ ダイシャクシギ
ダイゼン ミヤコドリ と ダイシャクシギ
マガモ ヒドリガモ
ツクシガモ の飛翔 ツクシガモ
12月には中国からズグロ
カモメも渡ってきます。沖合いでは海ガモのスズガモやホオジロガモ・
ホシハジロなどが浮かんで
います。カンムリカイツブリやハジロカイツブリも元気にもぐります。
カワウの
1000羽以上の大群が集団で魚の追い込み漁をする情景も見られます。クロツラヘラ
サギも優
雅な姿を見せます。アシ原付近ではクイナやヒクイナの姿も見え隠れしています。
ワシタカの仲間のハヤブサ
やミサゴ・トビもよく姿を現します。
ズグロカモメ カンムリカイツブリ
カワウ クロツラヘラサギ
ヒクイナ トビ
ミサゴ
ゴカイの仲間では、真冬に繁殖するものがあります。イト
メは12月にヤマトカワゴカイは
1・2月頃の大潮の満潮時の上げ潮に乗って、河口
から干潟へと泳ぎます。干潟に入った辺
りで繁殖群泳をするそうです。アオサの多い
秋から冬の干潟ではフレリトゲアメフラシの姿
がたくさん見られます。フレリトゲアメ
フラシはアオサを食べるそうです。
イトメ ♀ イトメ ♂
この和白干潟のすばらしい自然の営みが未来にもずーっと続いていくことを、心から願っています。☆
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もし、和白干潟の自然の写真をお持ちの
方がありましたら、山本のアドレス
qqt33ptm9@wing.ocn.ne.jpにお
このアルバムに掲載させていただきます。 2018.03.06