7月5日に二つの要望書を福岡市長に提出しました。
1.「和白干潟の重機による耕耘の中止を求める要望書」
2.「人工島野鳥公園基本構想の人工干潟造成計画の撤回を求める要望書」
午後1時から1時半まで、守る会から山本代表以下10人、福岡市港湾局からは環境対策
課長など4名が出席しました。
要望書提出
1.2.の要望書を山本代表が読み上げ補足説明をした後、港湾局側の次のような回答・
説明がありました。
1について:干潟の耕耘は人力で実験的に2年前から行っていたが、良い結果が得られた
ので、広範囲におこなうために機械をいれた。耕耘後アサリ、カニ、ゴカイを観察し
たが損傷はなかった。耕耘関係資料の提出については了解した。
2について:野鳥公園基本構想委員会のメンバーによる案であって、専門家がつくった
ものであるので、特別の危惧は抱いていなかった。
守る会側から1について、干潟の耕耘については、長期のモニタリングが必要であり、
そのデータがないこと、効果が実証されていない事を性急に行う事の危険を述べた研
究者の見解を読み上げました。
2については、人工干潟造成が和白干潟に及ぼすであろう危険性を再度述べました。
記者会見
13時40分から市役所の記者クラブで記者会見をしました。
参加は朝日、西日本、読売新聞社、FBSテレビ、TNCテレビ。
要望の趣旨を話して、耕耘については写真を示し、人工干潟造成についても和白干潟
を守る観点からその危険性を指摘し、干潟を守る活動の現状も含めて説明しました。
「耕耘の『資料」の提出は了承されたのか」、「重機による耕耘の理由は説明された
のか」等の質問を受けました。
FBS午後6時50分頃のニュースフラッシュの中で、この様子が(あっと云うくらいの短さ
でしたが)放映されました。山本さんが要望書を読んでいる場面、和白干潟のハマシギ
の群れ、耕耘された干潟の遠景、アナウンサーは耕耘の結果生き物が増えたので耕耘
をしたが、守る会は干潟を荒らさないでと訴えたと説明しました。