和白干潟の底生動物

干潟の表面や内部に生息する動物を底生動物(ていせいどうぶつ)といいます。ゴカ イ類、貝類、甲殻類(こうかくるい)が代表選手です。

和白干潟は大部分が砂質干潟ですが、河口域には泥質地もあり、またヨシ原などの後背地もあるた め、多種多様な底生動物が生息しています。

シロチドリが泥の中からゴカイを引っぱり出すのをみたことはありませんか。ゴカイ類は普段目にす ることが少ない動物ですが、シギ・チドリ類や魚類のエサになっています。

干潟の上に無数に転がっている巻貝はウミニナの仲間です。他に、アサリやオオノガイなどの二枚貝 も多くみられます。

エビ・カニ・ヤドカリなどを甲殻類といいます。浅瀬を歩くとクルマエビが跳ねるかもしれません。 夏の干潟に降りてみると、コメツキガニやハクセンシオマネキ・チゴガニなどが巣穴より出てしきりに求愛のダンスを踊っているのをみることができるでしょ う。

これらの底生動物はそれぞれが干潟の多様な環境に適応して生活しています。そのため人間が手を加 えて環境が単純化すると、わずかな種しか生息できなくなるでしょう。干潟の環境を多様なまま守っていくことが大切です。

トビハゼ
アサリ
ホソウミニナ
コメツキガニ
ハクセンシオマネキ
チゴガニ
アシハラガニ
マメコブシガニ
ヤマトオサガニ
 ヨモギホンヤドカリ
 
  

  トビハゼ              

浅瀬を跳びながら移動します。
そのユーモラスな姿は一度みたら忘れられないでしょう。


ア サリ   
 
    アサリは昔も現在も潮干狩りではたくさんとれますが、

最近は砂が黒く硬くなったのが原因でしょうか、数が減ってきました。


 ウミニナとホソウミニナ                
                                                           

干潟の表面にいる小さな巻き貝です。 和白干潟にたくさんいます。    
潮が引いたときにはウミニナやホソウミニナの這った跡が線模様になっています。


コメツキガニ                  

砂と同じような色をしています。
砂を口に入れて丸めて団子を作り吐き出します。
二つのはさみを器用に使います。


ハ クセンシオマネキ                                                                                               

体とはさみが白いシオマネキの仲間です。
シオマネキよりは少し小さめです。片方のはさみが大きく、この大きなはさみを動かしてダンスをします。
まるで潮をまねいているように見えることから、この名前がついたそうです。
シオマネキもハクセンシオマネキも絶滅の恐れのある生物です。


チゴガニ

小さくてかわいいカニです。 胸がコバルトブルーの美しい色をしています。
半透明の白いはさみを一生懸命動かしてエサを食べます。 体操ガニとも呼ばれています。


アシハラガニ                       
                          
アシ原に巣を作るカニです。
大きなはさみと厚い甲羅が特徴です。

マ メコブシガニ                                        

丸い甲羅がかわいらしいカニです。
拳の形に似ているのでこの名前で呼ばれています。 縦歩きができます。


ヤマトオサガニ

平べったい体をしています。 細長いはさみを持っています。


 和白干潟を守る会ホー ムページへ 2000.2.13作成 2004.3.14更新  2006.2.7更新 2018.3.6更新   和白干潟を守る会(H.Y)