最近の和白干潟

2012年10月


和白干潟まつり

SAVE JAPANプロジェクト30人の和白干潟観察会とクリーン作戦報告(10月28日)

和白干潟のクリーン作戦と自然観察(10月27日)

定例探鳥会報告 和白海岸(10月14日)

NPO法人「ふくおか森の学校」の和白干潟観察会報告(10月14日)

MS&ADグループ133人(子ども30人)の和白干潟観察会とクリーン作戦報告(10月13日)

柏陵高校環境科学科コース 和白干潟自然観察会報告(10月12日)

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第24回和白干潟まつり


日 時 / 2012年11月25日(日)11:00~15:15 快晴 /中潮 満潮 7:47 干潮 13:26
■場 所 / 和白干潟・海の広場
■主 催 / 和白干潟まつり実行委員会
●和白干潟を守る会 ●グリーンコープ生協ふくおか福岡東支部
■協 賛 / ●日本野鳥の会福岡 ●博多湾会議   
■後 援 /西日本新聞社・朝日新聞社・毎日新聞社・読売新聞西部本社・九州朝日放送
     RKB毎日放送・テレビ西日本・TVQ九州放送・FBS福岡放送・NHK福岡放送局






           

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SAVE JAPANプロジェクト30人の和白干潟観察会とクリーン作戦報告


     日時:2012年10月28日(日) 天候:晴れ 大潮 満潮8:43 干潮14:32
    場所:きりえ館と和白干潟・海の広場
    時間:13:30~17:00
    参加者:SAVE JAPANプロジェクト28人
    守る会ガイド:3名とカメラ係1名
 
 SAVE JAPAN プロジェクトとは、損保ジャパンと47都道府県のNPOと地域の人たちが一緒になって、全国各地の「いきものが住みやすい環境づくり」を行うプロジェクトです。
 福岡県では、守る会を含めた3団体が参加しており、守る会は和白干潟の自然観察会とクリーン作戦を行いました。
 
 参加者は小学校低学年の子どもさんと保護者が主体でした。

 
13:30きりえ館にて主催者である「ふくおかNPOセンター」の吉富さんの開会の挨拶に続き、山本代表が和白干潟の歴史と干潟について紙芝居を使って説明しました。
 その後、海の広場に向かい、バードウオッチング。



  ミヤコドリはいませんでしたが、シギやカモやサギなどたくさんの鳥たちがいて皆を楽しませてくれました。約600羽のハマシギの群が3群に分かれて飛び交う様は壮観でした。
 干潟の生き物観察では、子どもたちがバケツとスコップを持ち、干潟を掘り返しながらゴカイやカニなどを探して沖合いへ。山本代表にアサリの掘り方を教わった後、皆でアサリ捕り。
小さなアサリしか居ませんでしたが、瞬く間にアサリはいっぱい捕れました。
 それから唐原川河口方面へ移動。途中アラムシロガイを発見、よく見ると周りに小さな子ども貝がたくさんいました。




 また干潟のアオサの上には20羽ほどのシロチドリの群れがいました。望遠鏡で覗いて見ると、まるまって休んでいるシロチドリはとてもかわいかったです。
 唐原川右岸のアシ原前では、干潟で採集したカニや貝や海藻などを紹介しました。
 その後全員で干潟の掃除をしながら海の広場へ。
 今日はペットボトルやビニール袋などのプラスチックゴミを主体に回収しました。参加された皆さんは掃除は丁寧で、浜辺に打ち寄せたたくさんのタバコの吸い殻も綺麗に回収しました。
 海の広場で記念撮影した後、きりえ館でまとめのはなし。
 参加者に感想を聞くと、干潟は楽しかったとのことでした。
                



 回収したゴミ:燃えるゴミ10袋

観察された鳥:シロチドリ、ハマシギ(600)、オオソリハシシギ、ダイサギ、アオサギ、コサギ、ミサゴ、オナガガモ、ヒドリガモ、マガモ、スズガモ、ホシハジロ
観察された生き物:マメコブシガニ、コメツキガニ、アシハラガニ、アサリ、オキシジミ、ソトオリガイ、アラムシロガイ、ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、オオノガイ、ゴカイ、ヨコエビ、マハゼ、ボラの子、ハマトビムシ
観察された海藻:アナアオサ、オゴノリ
観察された植物:ウラギク(花)、ハママツナ(紅葉)


(Y・Y)

以上

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和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

●日時:10/27 (土)15:00~17:00                         
●参加者:19名 
カルビー(株)3名、コミセンわじろ2名、一般:2名、守る会:12名●回収ゴミ:合計117袋(内アオサを袋に換算すると83袋)
可燃ゴミ:33袋、(人工ゴミと自然ゴミ草木含む)不燃ゴミ1袋、(ビン・缶)等  粗大ゴミ:孟宗竹1本


観られた鳥:ミヤコドリ4羽、クロツラへラサギ1羽、ミサゴ1羽、ダイサギ、アオサギ、ハマシギ等約400羽、カモでは淡水ガモが多く、沖にはスズガモが観られます。
朝は、ハマシギの他にダイゼン5羽、オオソリハシシギ2羽、ホウロクシギ2羽観られました。



今和白干潟のアシ原側には、可憐なハマシオンの花が満開で、ハママツナも紅く色づいています。
干潟では、越冬の為のカモ達が多くなっています。ハマシギ、ミユビシギ、シロチドリ等沢山のシギやチドリ達に会う事が出来ます。皆様も来て観ませんか?
クリーン作戦では、広場前の草の上に沢山のアオサが打ち上げられて覆いかぶさりながら白色し、まるで使い古された綿の様に見えました。
少し濡れていた為に張り付いたアオサも簡単にはがす事が出来て、広場前~アシ原入口まで清掃し、とても綺麗に成りました。



今回は参加人数も少なかったのですが、カルビーの方、個人参加の南区の方や和白の方も有りとても嬉しく思います。終わる頃雨も降り始め、木陰にてお茶とお菓子を頂きながら、歓談も簡単にし散会しました。
参加の皆様有難うございました。お疲れ様でした。



(S・T)

以上


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     定例探鳥会報告

  
例探鳥会報告 和白海岸 - 和白海岸〜海の広場~アシ原~砂州 -
2012年10月14日(日)  -うす曇り-
[観察鳥種] 38種
[参加者数] 15名  大潮(干潮14:37 満潮8:41)




 集合場所の和白公園には、キンモクセイの香りが漂っています。
桜の木々も紅葉して秋を歌っています。




朝夜冷えるようになりましたが、この日はちょうどいい行楽日和です。
出発する前にモズを発見し、和白海岸への道すがら鉄塔の線にミサゴを発見しました。
和白海岸ではカモたちの訪れを見る事ができました。
まだ10月半ばで、羽の色が変わりかけです。マガモ、カルガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、スズカモを確認できました。全部で500羽くらいです。上空にはトビやミサゴが舞っています。
砂州にはクロツラヘラサギがいました。カモとダイサギに混じって地面をつついてみたり、ヘラのようなくちばしで器用に羽繕いしたり、片足で眠ったりしていました。いろんな動作が見れて楽しかったです。
その砂州に、突然ミヤコドリがやってきました。




一同沸き立ちましたが、残念ながらすぐにカラスに追い出されてしまいました。このすぐ前には、遥か彼方の雁ノ巣にミヤコドリの小さな姿を望遠鏡で見ましたが、すぐ近くで見れて良かったです。和白干潟に居着いてほしいなぁと思います。
アシ原にはハマシオンが三部咲きでした。
テリハノイバラの鮮やかな実がアシ原の低いところに点々となっています。




今日は植物観察会の一行が同時刻に訪れており、植物の名前を聞く事ができました。アシ原の間に顔を出していた穂のある植物はクサヨシかヤマワのどっちかだろうとなっていましたが、植物観察会の方によるとハマガヤだとのことです。
今日の一番の主役は、ハマシギの群れです。
20羽ほどの群れで、5メートルくらいまで迫りました。すぐ近くまで来てハマシギに気づいて、逆にこちらが驚いたという感じでした。
ハマシギたちはあまりこちらに警戒した風ではなく、群れから少し離れてトコトコ歩いたり眠ったりしていました。至近距離ですから、普通のカメラでも十分に撮影できます。今日のハマシギは貴重な記念写真になりそうです。望遠鏡に大写しにすると、模様や羽毛の一本一本まで見れて小さいのに緻密にできているなぁと思いました。このハマシギの群れに一羽だけトウネンが紛れていました。
足に白いメタルリンクを付けています。さらにはホウロクシギやアオアシシギも見つかりました。唐原川河口から海の広場の方角に飛んで行って、潮が引き始めた浜辺に降り立ち、しばらくその姿を楽しみました。
 鳥がどんどん増え季節もかわるこの時期、和白干潟を探せば探すほど、いろんな発見ができそうですね。




【参加者の感想】
・ハマシギが近くで見れて良かった。
・カモの色がきれいだった。・カモが渡ってきて季節を感じる。
・ミヤコドリがやってきて良かった。
・クロツラヘラサギをゆっくり見ることができて良かった。
・渡り鳥たちがやってきて和白干潟らしい風景になった。
・同時刻活動していた植物観察会の人たちと交流ができて良かった。

(N・I)


以上

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NPO法人「ふくおか森の学校」の和白干潟観察会報告

日時:2012年10月14日(日)13:00~14:30
場所:和白干潟海の広場
参加者:子ども(年中児~1年生)23名と引率者10名
守る会自然観察ガイド:2名、写真:1名

 薄曇の暑すぎない程よい天候に恵まれて、良い観察会日和でした。
広場に集まった子どもたちは待ちきれないようで、開始予定より早く始まりました。挨拶のとき、代表の方から、私たちガイドは「博士」と紹介されました。色々教えてもらう人を「博士」というのだそうです。
 和白干潟の説明や鳥、干潟の生き物の話などは山之内さんが自身の手づくりの「紙芝居」の枠を使って行いました。手で持たずに固定していたため、説明しやすかったそうです。
子どもたちも紙芝居ということで集中してお行儀よく聞いてくれました。しいて言えば、地図の輪郭がはっきりしていればもっと良かった、と思いました。
説明を15分した後、望遠鏡3台でバードウォッチング。オナガガモ、ヒドリガモなどのカモ類、サギ類、ホウロクシギなどを観察することができました。子どもたちの身長に合わせて望遠鏡の高さを低くしましたが、踏み台も役に立ちました。カモたちが水に潜って餌をとる姿を見て、お尻を出している、などと大喜び。 
 


手に手にスコップを持って干潟に入りましたが、アサリは素手で掘るように指導し、自分の手に触って見つけたアサリは小さいくてもとてもうれしそうに見せていました。
 クルマエビやマメコブシガニを見つけ歓声を上げてバケツに入れていました。次はスコップを使ってコメツキガニの巣穴を掘って見つけることに夢中になりました。可愛い、小さい、と手のひらに載せて
生き物の感触を確かめることも大事な体験の一つです。アシハラガニを見つける時間はなくて、残念でした。
 最後に、採ってきた生き物の紹介をしました。アサリの浄化実験では、アサリの力で濁っていた海水がきれいになっていることに驚き「見せて見せて」と近寄って来て、よくわかってもらえました。 
タコをカウンセラーのお兄さんが見つけていたので、みんなの関心はもっぱらタコに集中し、しばし興奮状態。



「これ何というタコ?」という質問には即答できず、写真を撮って守る会の宿題にしました。(自宅に帰って調べたところ「テナガダコ」でした。足の先端の部分には毒があるという説もあり、食べない地方もあるそうです。子どもたちには触らせないようにしたので良かったです。)干潟の大切さを楽しい体験として学んだ子どもたちは、元気に帰っていきました。
 スコップを忘れた子どももいて、後で引率の方たちと探しましたが、現場で忘れ物がないかの確認の必要があります。また、ジャブジャブ入っていく短い長靴の子に、倉庫の長靴を河上さんが出してあげました。小さな子ども向きに説明の言葉を言い換える工夫も必要かな、と思いました。

観られた鳥:クロツラヘラサギ、ホウロクシギ、アオサギ、ダイサギ、ハマシギ、マガモ、ヒドリガモ、オ
  ナガガモ
生き物:アサリ、オキシジミ、アラムシロガイ、ウミ二ナ、ホソウミ二ナ、オオノガイの稚貝、コメツキガ
ニ、マメコブシが二、クルマエビ、テナガダコ
海草(海藻):アナアオサ、オゴノリ、ボウアオノリ

(E・I)

以上


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MS&ADグループ133人(子ども30人)の和白干潟観察会とクリーン作戦報告



日時:2012年10月13日(土)天候:薄曇り 中潮 満潮7:56 干潮14:01
場所:和白干潟・海の広場
時間:13:00~15:15
参加者:MS&ADグループ133人(子ども30人)
守る会ガイド:6名 + カメラ:1名



MS&ADグループは、損害保険関係のグループ会社で、全社的に環境保全活動に取り組まれている会社です。

九州業務部、鍬塚さんの挨拶の後、観察会を開始。
山本代表が和白干潟や干潟の役割などを紙芝居で説明した後、望遠鏡6台でバードウオッチング、クロツラヘラサギやホウロクシギ、カモの群れなどが見られました。




その後干潟に入り、干潟の生き物を観察しながら沖の方に行き、棒杭のあたりでアサリ探しを開始。アサリは小さいものが多かったけれどもたくさんいました。
それから唐原川河口に向かい、干潟の生き物観察やバードウオッチングをしました。



アシ原前でまとめのはなし、干潟で採集したカニや貝や海藻などを紹介しました。参加者に感想を聞くと楽しかったとのこと。
帰りは全員で干潟のアオサを掃除しながら海の広場に戻りました。
干潟の掃除の最中、子どもさんがカマキリがクモを捕まえて喰っているところを発見、自然界の生存競争を目前で体験することも出来ました。最後に海の広場で写真撮影して散会しました。




MS&ADグループの方々は、観察会も熱心で干潟の掃除も丁寧でした。
回収したゴミ:燃えるゴミ48袋(ほとんどがアオサ)

観察された鳥
クロツラヘラサギ(5)、ミヤコドリ(2)、ホウロクシギ(2)、アオアシシギ、ダイサギ、アオサギ、コサギ、ミサゴ、オナガガモ、ヒドリガモ、マガモ、オカヨシガモ、カルガモ
観察された生き物
モクズガニ、マメコブシガニ、オサガニ、ケフサイソガニ、アシハラガニ、クロベンケイガニ、コメツキガニ、クルマエビ、マゴチ、アサリ、オキシジミ、ソトオリガイ、アラムシロガイ、ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、オオノガイの稚貝、ゴカイ
観察された海藻
アナアオサ、オゴノリ、ボウアオノリ
観察された植物
ウラギク、ハママツナ(紅葉)、ホソバハマアカザ

(Y・Y)

以上


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柏陵高校環境科学科コース 和白干潟自然観察会報告


日 時:2012年10月12日(金) 12:40~15:20 中潮 干潮13:23
参加者:40名と先生4名    天候:晴れ
守る会自然観察ガイド:3名 + カメラ:1名


高校生達が海の広場に着いた時は、先客の小学生たちが昼食を食べ終わった頃でした。
観察の場所と時間の調整をして動きましたが、港湾局職員の案内で回る小学生は早く浜に出たので、3羽いたクロツラヘラサギが飛び立つのではないかと気をもみました。午前中はミヤコドリ4羽もいたそうですが
釣り人が入り午後はもういませんでした。
カニを見つけゴカイをつまんで見せに来る生徒さん、干潟では一段と元気になるようです。アサリガイの浄化実験もやりました。



これは手で探すように、手に触れる感触を感じて貰いたいのです。「海水が暖かい」と女生徒。アサリは小さかったのですが沢山採れました。アオサの中を歩き唐原川の澪筋を歩きました。
澪筋のすぐそばで、バケツに集めた生き物を皆さんに見てもらいました。




ゴミ拾いにも協力してくれました。半分埋まった自転車が2台見つかり、「どうしてこんなところに自転車を捨てるんだ」と憤慨して運び出してくれました。若人の力強さ感じました。

観察された鳥:クロツラヘラサギ3・ミヤコドリ4・ホウロクシギ3・アオアシシギ2・ミサゴ1・ヒドリガモ・オナガガモ・オカヨシガモ・カルガモ・ダイサギ・コサギ・アオサギ・ハクセキレイ
生き物:マメコブシガニ・オサガニ・コメツキガニ・ケフサイソガニ・アシハラガニ・クロベンケイガニ・アサリ・オキシジミ・ソトオリガイ・オオノガイの稚貝・マガキ・ウミニナ・ホソウミニナ・ヤドカリ・アラムシロガイ・フレリトゲアメフラシ・マハゼ・クサフグ・テナガダコ・イトゴカイ
海草:オゴノリ・ボウアオノリ・アナアオサ
植物:(すこし紅葉)ハママツナ・ホソバハマアカザ・イソホウキギ・
(花)ウラギク・ハマサジ
(穂)ヨシ・ダンチク

(S・T)

以上


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