最近の和白干潟

2014年12月

和白干潟を守る会事務所の大掃除報告(12月27日)

2014年 和白干潟を守る会望年会報告(12月26日)

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(12月20日)

ちどり保育園くじら組 和白干潟の自然観察会報告(12月18日)

「香椎東小学校5年生の和白干潟観察会」報告(12月15日)

定例探鳥会報告 和白海岸(12月14日)

2014年冬期シギ・チドリ調査報告(12月7日)

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和白干潟を守る会事務所の大掃除報告

                              山本 廣子

  日 時:2014年12月27日 (土)9:50~12:00 晴れ 
  場 所:きりえ館(事務所)
  参加者:11名

  今年最後の行事、守る会事務所(きりえ館)の大掃除をしました。どの場所をするのかは事前に定例会議の自己申告で決めています。速やかに持ち場の清掃活動に入りました。お天気が良くて、外回りの窓の清掃も楽にできました。
  1年間のお礼を込めて、トイレ、流し場周辺、棚、空調器具、照明器具、床、階段、2Fギャラリー、入り口や下駄箱、イスの足袋の取り換え、古いアトリエの床、倉庫の土間などなど、皆楽しく頑張りました。
  おおよそ済んだところで、お腹がすいてきたので、昨日の望年会の残りのおでん、おにぎり、リンゴ、みかん、ケーキなどを、おしゃべりしながら食べました。
  1年間、お疲れ様でした! きりえ館の大掃除も有難うございました!来年も守る会にとって、皆様にとっても、良い年でありますように!来年もどうぞよろしくお願いします!!

  以上

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2014年 和白干潟を守る会望年会報告

   日 時:2014年12月26日 (金)18:10~20:40 晴れ 
   場 所:きりえ館(事務所)
   参加者:20名

   今年の締めくくりで来年に向けて、守る会待望の望年会がありました。予定より少し遅れて始まりました。山之内さんの司会で、山本さんが始めの挨拶、山下さんの音頭で乾杯。
   全員の自己紹介が有りました。守る会の一年を振り返り、良かったことの十大ニュースを選びました。

                                    

   初めて参加された方もありました。持ち寄りの手作り惣菜やケーキ、寿司、おにぎり、おでん、果物、飲み物などをお腹いっぱい頂いた後で、ナツメロ独唱の松田さん、マジックの山本さん、森文さんが山本さんの絵本
   「コメツキガニのたび」の朗読をしました。皆さんが出品戴いた品のオークションが松田さんの司会で始まり、多かったので時間がかかりましたが、皆さんの協力で13,350円の売り上げがありました。

                           

   会費収入は17,000円。材料費以外はカンパしてもらいましたので、収益は守る会のために使用させていただきます。オークションの後はミヤコドリの歌と、ハンドベルでドレミの歌をみんなで楽しく演奏しました。

                                       

   今年の望年会は参加人数が多く、小さい子もいて賑やかなとても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。来年も守る会にとって良い年でありますように! 

   (S・T)

    以上


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和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

                                田辺 スミ子

   ●日 時:12/20(土)14:50~16:50
   ●参加者:19名、一般2名(九大生1名中国から留学)、守る会13名、環衛サービス:4名   
   ●回収ゴミ合計94袋: 可燃ゴミ:93袋(人工ゴミ10袋・アオサ83袋) 不燃ゴミ:1袋。 粗大ゴミ:木の枝1本
   ●見られた鳥:
    ミヤコドリ:9羽、ダイゼン:5羽、ミサゴ:1羽、ツクシガモ:約80羽、マガモ、オナガガモ、ヒドリガ、スズガモ、カラス約80羽(朝・シロチドリ・ハマシギ合わせて53羽・クロツラヘラサギ3羽)

   今和白干潟では、アシ原全体の植物(草類)は綿毛も飛んでしまい完全に冬枯れの状態で休眠に入っています。中には新しいアシの芽や、ハマニンニク、ハマウドなどは年間通して青々と葉を茂らせて彩を添えていますが、
   後背地やアシ原中道の落葉樹は葉を落とし、クコの赤い実やシャリンバイ、マサキ、ツルウメモドキ、テリハノイバラも盛りを過ぎ小さくなり、数も少なくなっています。来春の新芽が待たれます。
   越冬中のカモ達もアオサを主食とするヒドリガモ等は大分少なくなりました。ハマシギ、シロチドリ、ダイゼンなどは観ることが出来ます。本日のクリーン作戦は殆どが守る会会員で、一般の人では、僅か2名でした。
   企業、学生の参加がない時は本当に寂しい人数になりますね。アオサの回収を主にし、砂洲より先の唐原川河口右岸でアシに乗ったアオサ、流れ込んだ人工ゴミをソリ、2輪車、リヤカーで何往復も運びました。

      

   雨は止んでいましたが午後は風が強くて寒かったですね。何回も運んでいるうちに暑くなるくらい皆頑張りました。清掃後はお茶を飲みながらの歓談や、野鳥の観察をしました。初めての方の感想もいただきました。
   「色々勉強になった、アオサが多かった」などでした。参加の皆さま、有難うございました。お疲れ様でした。

                                        

   以上


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ちどり保育園くじら組 和白干潟の自然観察会報告

   日 時:2014年12月18日(木)10:00~12:00 
     潮:中潮 (満潮 7:19)(干潮12:43)
   場 所:和白干潟
   参加者:くじら組37名と先生3名 カメラマン1名  守る会5名

   予定は16日だったが、この冬最大級の寒さでこれを避け、18日に行われました。しかしまだまだ寒風が吹き、小さいからだには応えたようです。
   お話の時は良く聞いてくれましたが、鳥を見るときは浜辺に出なければなりません。鳥たちも風を避け和白川辺りに居て遠かった、それに数も少なく大好きだと言うダイシャクシギは、クチバシがよく見えず識別が難しかったようです。
   ツクシガモは良く見えましたが、ミヤコドリも見当たりませんでした。

                             

   アシ原を通り、植物を見て行きましたがアシ原の中のカニの穴が気になります。ここは風が当たらず暖かでした。砂州に出ると風は容赦ありません。カニ掘りが目当てのスコップもほったらかしで両手はポケットの中、震えました。
   それでも元気なお子さんは、フレリトゲアメフラシが居たと砂まみれのを捕まえる。先生もカニを見せたくて掘って下さるが深い、20センチぐらい掘ってやっと5匹見つかる。それでも動かない。
   しかしカニは人気があり触りたがる。私も私もと手が伸びる。干潟は寒い、アサリとりは止めて早めに引き上げて終わる。吹き抜ける風の冷たさに、風邪をひかない様にと祈るのみでした。

                             

   生きものが少なかったし、夏に観察に来てほしいと思いました。

   (S・T)

   以上

   見た鳥:ツクシガモ(30)・ダイシャクシギ(1)・ハマシギ(30)・シロチドリ(20)・マガモ・オナガガモ・ヒドリガモ・カルガモ・スズガモ・ハヤブサ
   生き物:コメツキガニ・アサリ・オキシジミ・ユウシオガイ・ホトトギスガイ・ウミニナ・ホソウミニナ・フレリトアメフラシ・ マガキ
   植 物: ウラギクの穂・アシの穂・センダンの葉痕・クコの実・シャリンバイの実・マサキの実・テリハノイバラの実・スイカズラの実・
   海 藻:オゴノリ                    


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「香椎東小学校5年生の和白干潟観察会」報告

   日 時:2014年12月15日(月) 午前9時40分~11時30分
   場 所:和白干潟海の広場及びアシ原と沖合干潟
   天 候:晴れ  小潮 (満潮 15:55  干潮 9:17)
   参 加:香椎東小学校(4クラス154名・先生5名)  守る会(9名)

   当初12月2日(火)に予定されていた、香椎東小学校5年生4クラス154名の和白干潟観察会は、寒波に見舞われ延期となっていました。今日は、このところの全国的な寒波襲来で心配していましたが、今年最後を思わせるような
   好天に恵まれました。本日の講師の山本代表も「皆さんの日頃の行いが良かったから」と最初に挨拶が有りました。とても良い雰囲気の中で、約15分間の予定で干潟のお話がスタートしました。
   干潟の役割、いかに大切に守って行かなければいけないものか、日本海側で唯一の干潟の希少価値、現在に至る推移、今後の期待など、みんな真剣に集中して聞いていました。干潟の鳥やカニ、貝や植物を紙しばいで見せながら
   今日のメニューを紹介しました。次に9台の望遠鏡を使ってのバードウォッチング、ミヤコドリやハマシギ、ツクシカモや、ミサゴなど時間を忘れて次々に望遠鏡を覗いていました。

                             

   次は各班二列に並んでアシ原に向かい、ハマシオンの綿毛を見ながら、センダンの葉根を興味深げに眺めています。途中アオサの滞留の臭いに驚いた様子でした。そしていよいよ干潟のアサリやカニを探して沖に向かいました。
   みんな長靴とショベルを用意し大騒ぎ、先生とのスキンシップもとりながら、各ガイドに質問がたくさん飛んでいる様子、子供たちは本当に楽しそうに干潟の生き物に触れていました。
   子供たちにとって思い出に残る楽しい一日であったと思います。最後に元の位置に集合し、今日のまとめや浄化実験の結果を見せました。

                             

   今日の結果は寒くて時間が短かったことなどで、貝は海水の汚れをきれいにできていませんでした。きれいに浄化できているときの写真を見せて比べてもらいました。
   質問コーナーに移り疑問に感じたことなど何人かが挙手しました。感想も二人の男子が大きな声で、生き物の多さに驚いたことや、本当に干潟の大切さが解ったことなど発表していました。
   何人もが授業以外でもまた来たいと口々に名残惜しく帰っていきました。

    (H・M)

   以上
 
   観察された鳥:ミヤコドリ(8) ツクシカモ(40) ハマシギ(200) シロチドリ(40) ダイシャクシギ、マガモ、オナガガモ、ヨシガモ、ミサゴ、コサギなど
   観察された生きもの:アサリ、ウミニナ、オキシジミ、オオノガイ、ソトオリガイ、マガキ、フジツボ、ヨコエビ、コメツキガニ、マメコブシガニ、ゴカイなど
   観察された植物:ハマシオンの綿毛、葦の穂、ハマサジ、ハマニンニク、クコの実など 
        海草:オゴノリ、アオサなど


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定例探鳥会報告 和白海岸

    -和白川河口→海岸→海の広場→アシ原→砂洲-
   2014年 12月14日(日) -曇り時々晴れ 北西風強し- 
   小潮(干潮 8:18 満潮 14:49)
   [観察鳥種] 50種 
   [参加者数] 10名

  寒波で寒い日でした。干潮後で探鳥コース決めに迷いました。参加者に意見を聞き、和白川河口まで行って鳥を見てから、海の広場方面に行こうということになりました。
  和白川河口付近ではヒドリガモやカワセミも見られ、干潟にはミヤコドリやダイゼンやハマシギ、淡水ガモたちもいました。カモたちは風を避けて河口や湾に入り込んでいます。
  先日120羽いたツクシガモも雁ノ巣や唐原川河口などに散らばっています。
  
                   

  日差しが出ると逆光でまぶしくて見えにくいので、海の広場方面に行くことにしました。ジョウビタキやツグミ、シロハラなどの冬鳥が多くなりました。
  和白4丁目の海岸に出て干潟を歩きました。クロツラヘラサギは2羽が雁ノ巣の桟橋付近に見えました。スズガモの群れも雁ノ巣の湾内に入っていました。ズグロカモメ(初認)が1羽飛んだり降りたりしていました。干潟には強風のため
  美しい波の跡ができていました。 沿岸のアオサは低温で茶色になり小さく分解して、沿岸のアシの上に盛り上がっていました。海の広場ではアオジやメジロがいてウグイスの地鳴きが聞こえます。冬枯れのアシ原を砂洲まで歩きました。
  シロハラの声が盛んに聞こえます。センダンやシャリンバイ、マサキの実が生っていました。砂洲に出て、唐原川河口にいるツクシガモやヨシガモを近くで見ることができました。

     

  寒いのでアシ原の中に入り、鳥あわせをして解散しました。冬の和白干潟やアシ原を満喫できました。

  (山本 廣子)

  【参加者の感想】
    ・ズグロカモメを初めて見られて良かった。
    ・ツクシガモがきれいだった。
    ・ミヤコドリが近くで見られた。
    ・今日のコースが良くて、たくさん鳥が見れた。

   以上


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2014年冬期シギ・チドリ調査報告

                             山本 廣子

   ●冬期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。

   今津では12/7(日)午前中に1回目の調査を行いました。
   タゲリ36羽、ハマシギ73羽、タシギ9羽など、9種137羽がカウントされました。他にはヘラサギ3羽、クロツラヘラサギ18羽、ツクシガモ1羽、ズグロカモメ4羽、ミサゴ3羽、カンムリカイツブリ3羽が観察されました。

   博多湾東部では12/4(木)に1回目の調査を行いました。
   ミヤコドリ9羽、ダイゼン5羽、ハマシギ149羽など、5種173羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ13羽、ツクシガモ26羽、ミサゴ2羽、カンムリカイツブリ12羽、ハヤブサ1羽が観察されました。

                                       

   12/4の博多湾東部は寒波のため小雨が降り、海辺は風が強かったです。途中から天候がだんだん良くなって、うす曇りになりました。雁ノ巣海岸のアオサが北西の強風で運ばれてなくなっていました。
   多分そのアオサが和白海岸や唐原海岸に打ち寄せたのだと思いますが、多く積もっていました。アオサは寒くて小さくちぎれています。香椎海岸ではまだ海水が引いておらず、岩の上にカワウやカモたちが休んでいました。
   トビやミサゴもいてミサゴは自分より大きな魚を足で抑えて、身をむしって食べていました。多々良川右岸の改築工事は完了していました。奈多の護岸が一部工事中でした。雁ノ巣にはミヤコドリやハマシギの群れがいましたが
   ハヤブサが襲って来て、カモたちと一緒に鳴きながら逃げ回っていました。

   調査参加者は今津が3名、博多湾東部が6名でした。
   調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。

   以上


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