最近の和白干潟



2016年2月

2015年冬期シギ・チドリ調査報告(2月29日)

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(2月27日)

和白小学校4年生の和白干潟観察会まとめの発表会報告(2月25日)

第3回「博多湾・和白干潟のラムサール条約登録」を求める街頭署名活動報告(2月23日)

ラムサール条約登録街頭署名活動報告(2月18日)

定例探鳥会報告 和白海岸(2月14日)



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  2015年冬期シギ・チドリ調査報告

        
                                            山本 廣子

   ●冬期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。

  今津では2016年2/29(月)午後に3回目の調査を行いました。
  タゲリ21羽、ハマシギ76羽、タシギ28羽など、6種139羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ20羽、ヘラサギ3羽、ツクシガモ62羽、ズグロカモメ13羽、ミサゴ2羽が観察されました。
  気象状態が不安定で晴れ時々吹雪で風が強く、とても寒い日でした。
  博多湾東部では2016年2/9(火)午後に3回目の調査を行いました。
  ミヤコドリ14羽、ダイゼン4羽、アオアシシギ5羽など、5種35羽がカウントされました。他にはツクシガモ43羽、ミサゴ2羽、カンムリカイツブリ5羽が観察されました。

              

  晴れていましたが、海辺は北西風が強く寒かったです。12月に比べてカモ類もシギ・チドリ類もぐんと減ったように思います。寒さの中でも。和白を中心に潮干狩りの人が8名も見られました。
  アオサは見られず、浜辺にはハマダイコンが咲いていました。ハマダイコンは先日の雪のために痛んでいました。近くの家の梅の木にメジロが来ていました。

                   

  調査参加者は今津が2名、博多湾東部が8名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。

  以上


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  和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

  ●日時:2016年2月27日(土)15:00~16:30
  ●参加者:15名 一般参加 2名、(奈多小5年生2名)守る会13名
  ●回収ゴミ:72袋: 可燃ゴミ:69袋(人工ゴミ22袋・自然ゴミ:枯葉、海藻中心:47袋)、不燃ゴミ3袋
  ●粗大ゴミ:浮き1個、消火器1、ポール立て台1、洗面器1、自転車カバー1
  ●見られた鳥:ミヤコドリ16羽、ツクシガモ8羽、ダイシャクシギ1羽、ダイゼン7羽、セグロカモメ1羽、ミサゴ2羽、海ガモ、淡水ガモ、カワウ

  朝から雷が鳴って、雨が降ったりやんだりを繰り返し、クリーン作戦をするかどうか直前まで決めかねる状況でした。3時直前に、とりあえず少しでもやろうと決めて干潟に向かいました。
  一般参加はないだろうと思っていましたが、小学生女子2名(中嶌さんの孫と友達)が今月も参加してくれました。始めてから雨は降らず、だんだんと晴れ間も見えてきました。広場中心にアシ原入口まで散乱していた人工ゴミを中心に
  片付けました。いつも1袋程度の不燃ごみが今回は空き缶が多く、たちまち3袋にもなり、驚かされました。長い間漂ってきたものとは思えない、新しい感じのコーヒーなどの飲料缶が目立ちました。
  少ない人数の割には、みんなゴミの多さに意欲を燃やし、約1人5袋弱の割でごみを片付け、がんばりました。

                

  鳥たちは春の移動を始めて、少なくなってきつつありますが、和白方面にミヤコドリ、広場前にはダイゼンもいて、今年たった1羽のダイシャクシギはまだ姿を見せています。ウグイスは大分上手にさえずる声が聞こえていました。

                 

  アシ原の中にも砂浜付近にもすくすくと若い緑の芽が伸びてきています。干潟の中にはカモたちの足跡がたくさん残っていました。

                

  雨でどの程度クリーン作戦ができるか見通しが立たず、お茶の用意もできませんでしたが、お菓子だけで、お疲れ様と労をねぎらいました。

  (E・I)

  以上


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  和白小学校4年生の和白干潟観察会まとめの発表会報告

  日時:2016年2月25日(木)PM14:00~15:35
  場所:福岡市立和白小学校体育館
  参加:和白小学校4年生(110名)と先生5名、守る会:6名

  今年も和白小学校4年生の子供たちによる、「和白干潟観察会」一年間のまとめの発表会の日を迎えました。夏(6/17)と冬(12/14)の観察会の様子を思い浮かべながら、今年はどんな発表が聞けるのか
  大いに期待して学校を訪れました。さっそく男の子が2階の窓から大声で「和白干潟を守る会の人達ですね。こんにちは!」と声をかけてくれて、益々期待が高まって来ます。
  玄関には立て看板で「和白干潟を守る会の皆さんようこそ」とあり、部屋に通され校長先生の御挨拶や、先生方と案内役の女の子の登場などおもてなしの手順がきちっと決めてある様子がうかがわれました。体育館に到着すると
  子供達は整列し我々を迎え、係の子が号令をかけ、代表の子の挨拶など、子供達の自主性を考慮した指導が感じられました。発表は今年も前後半の2回に分けられ、各回とも4~5人のグループで、12の班に分けてありました。
  それぞれのグループは自分達が興味のある事柄や詳しく知りたいことを自由に選んで、グループで助け合いながら調べて解りやすく発表していました。替え歌や紙芝居仕立てにしたり劇をしたり、クイズ形式で興味を引かせたりして、
  工夫や熱心さが伝わってきました。テーマは和白干潟の生き物や鳥やゴミのことが多かったですが、なかには「和白干潟を守る会の活動」をテーマに取り上げているグループもあり、びっくりしました。各グループとも一人一人が
  和白干潟の思いや感じたことを発表するコーナーを設けて、質問や感想を聞いていました。最後に整列し、山本代表の感想やお礼の言葉と共にまとめの授業があり、子供たちは熱心に聞いていました。パワーポイントを使った映像の中には
  和白干潟の観察会の時の様子も映し出されていて、子ども達はなつかしい様子でした。また私たち5人もそれぞれがお礼と感想を話し、体育館を後にしました。

     

                                         

  今年も子供たちの生き物や、自然保護に対する力強い言葉に勇気づけられ、このまま素直に育ってほしいと願うばかりです。

  (H・M)

  以上


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  第3回「博多湾・和白干潟のラムサール条約登録」を求める街頭署名活動報告

  日時:2016年2月23日(火)16時~17時  天気:晴れ
  場所:JR・西鉄千早駅周辺
  参加者:7名
  集まった署名:120名分

   今日は少し肌寒い感じでしたが、曇りから晴れていき署名活動もスムーズにいきました。千早駅での署名活動は初めてでしたが、ラムサール登録に理解を示して下さる人も多く、今後も期待したいと思います。
  千早駅の西口と東口に分かれましたが、署名は西口の方が多く集まりました。「和白干潟通信」のクロツラヘラサギを見て、女子中学生は小学生の時この鳥を劇にしてリーセントホテルで演じたことがあるそうです。 

              

  喜んで署名してくれました。参加のみなさん、お疲れさまでした。

 (T・K)

  以上
 

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  ラムサール条約登録街頭署名活動報告

   日時:2016年2月18日(木)16:00~17:00
  場所:JR福工大前駅周辺
  参加者:4名
  署名数:50名分

  2016年1月より新たに始めた署名活動ですが、今月で街頭署名は2回目になります。16日火曜日が悪天候のため延期になり、やっと今日行うことが出来ました。お天気は良いものの思いのほか風が冷たく感じました。
  福工大駅前だけに人の流れも多くてスムーズに街頭署名活動が出来ました。最初の参加予定人数より少なくなりましたが、クリーン作戦に参加したことが有る城東高校生や一般の方も気持ちよく署名して下さる方が多く、
  中にはボランティアに興味があると言う方もありました。干潟通信を渡して連絡先の案内もしました。又寒い中ご苦労様ですと、ねぎらいの言葉をかけてくださる方や、自然を大切に思う方が多い様で嫌な気分なることなく終わりました。

                        

  始める前に美和台の谷口さんが偶然に通られて励ましの声をいただきました。5時前頃には西日本新聞の宮上さんも取材に来て下さいました。次回2月23日(火)のJRと西鉄千早駅前は初めての試みで、楽しみです。

  (S・T)


  以上


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  定例探鳥会報告 和白海岸

  -和白川河口→塩浜堤防→五丁川河口→奈多堤防-
  2016年2月14日(日) -曇り、強風- 小潮(干潮 7:12 満潮 13:49)
  [観察鳥種] 43種 [参加者数] 17名


   早朝まで雨が降っており、強風で寒い日でした。久しぶりに奈多方面に行くことにしました。強風なので川の河口やクリークに鳥たちが風を避けに来ています。和白川河口付近にはマガモやカルガモ、ツクシガモ、オナガガモなどの
  淡水ガモが見られました。RKB鉄塔付近にもカモたちが集まっていました。畑では寒いのにヒバリが鳴きながら空高く上がるのが見られました。

     

  遠く唐原川河口の砂洲には、見ている間にカワウが飛んで集まってきて100羽以上になりました。坊杭の上ではミサゴが魚を食べています。和白川河口のセンダンの木に赤い実がたくさん生っていてきれいでした。センダンに巻き付いた
  ツルウメモドキの実だそうです。メジロも群れでやってきました。木立に囲まれて海やクリークの鳥が見えない塩浜堤防を歩き抜け、五丁川河口でやっとクリークの中のカモたちが見えました。オカヨシガモ、ヒドリガモ、コガモ、
  ホシハジロ、オオバンなどが浮いていました。河口の木立にはカササギが止まっていました。久しぶりにカササギを見ました。五丁川河口奥の堰の近くにはカイツブリがいました。
  
     

  五丁川を越えた海辺では、沖のスズガモやホオジロガモ、ハジロカイツブリやカンムリカイツブリなどを見ました。海ガモやカイツブリの仲間はすぐに潜るので、望遠鏡に入れてもなかなか見てもらえません。
  参加者に望遠鏡を預けて見てもらいました。廃船の上で休むカルガモに混じってダイゼンが8羽いました。堤防の生垣のトベラの木の実がはじけて赤い種がたくさん見えました。奈多のクリークにはコガモが10羽以上休んでいました。

       

  羽の色がきれいです。上空をセグロカモメが3羽連れだって飛んで行きます。奈多の護岸下にはホシハジロが集まっていました。強風で寒いので、風よけのできる木立の影で鳥合わせをしました。
  鳥に関心のある子どもたちの参加で、楽しい観察会でした。 

  (山本 廣子)

  【参加者の感想】 
   ・カンムリカイツブリがかっこよかった。   ・ハジロカイツブリが見られて良かった。  
   ・ダイゼンが可愛かった。
   ・ツルウメモドキの赤い実がきれいだった。
   ・ヒバリがこんな寒い時期から鳴きながら空高く舞い上がるのを見た。春からかと思っていたのでびっくりした。


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