最近の和白干潟

2023年10月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告(10月28日)

MS&ADホールディングスの自然観察会とクリーン作戦 報告(10月14日)

和白海岸探鳥会は中止(10月 8日)

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和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告

                                                田辺 スミ子

  ●日 時10月28日(土)15:00~17:00
  ●参加者:25名: 一般9名(あいおいニッセイ同和損保2名、麻生公務員専門学校生2名、個人5名)和白干潟を守る会16名(13名、団体会員ライオン(株)3名)
  ●回収ゴミ:67袋:可燃ゴミ66袋(人工ゴミ6袋、草木1袋、アオサ59袋)、不燃ゴミ1袋
  ●粗大ゴミ:木枝類3本
  ●観られた鳥:ミヤコドリ4羽、クロツラヘラサギ&ヘラサギ25羽、ミサゴ1羽、マガン4羽、オナガガモ、ヒドリガモ、マガモ、カワウ、カラス、ヒヨドリ
  ●植物  花:ウラギク、セイタカアワダチソウ、ホウキギク、ナワシログミ 
       穂:オギ、アシ、ダンチク 
       実:シャリンバイ、ネズミモチ、アキグミ、スズメウリ、ナンキンハゼ、ホソバハマアカザ
      紅葉:ハゼ、ナンキンハゼ、アキニレ、ハママツナ

  本日のクリーン作戦は、主にアオサの回収になりました。初めに回収方法を説明した後、清掃作業に入りました。リヤカー、一輪車、ソリで回収場所まで運びました。
  打ち上げられたアオサは、表面は白化しており下は緑色ですでにヘドロになったのもありました。参加者の中には博多区から保育園児とお父さんの参加があり、須恵町と早良区から専門学校生の参加がありました。

     

  一般の方で特に、遠方から参加していただくと嬉しくなります。団体会員のライオン(株)からも久しぶりの参加がありました。
  又、海の広場前より市道までのあいだには、アオサが石や崩れたネットに絡まって取り除く手間がかかりました。海の中の濡れたアオサより、打ち上げられて乾いたアオサを運んでもらえるようにお伝えしました。
  隣の空地を刈った大量の草を通路に集めて置いてあり通行の邪魔になるので、皆でほかの場所に移動させました。最後に皆で輪になり本日の成果や、感想をお聞きしてから記念撮影をして散会しました。

     

  参加された皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。
  参加者の感想:
  ライオンの方:昨年はアオサがなかったが今年はアオサがあり、頑張った。
  あいおいニッセイ同和損保の方:プラスチックゴミがいろいろあった。
  学生:早良区は山近く海は無いので海が見れて気持ちが良くて、来てよかった。 
  和白干潟では、海の広場前にウラギクの花が満開です。今年も海の広場の広い範囲に広がり、薄紫の花は可憐です。ハママツナの紅葉も見られます。入口あたりにはピンク色のカタバミがかわいく咲いていました。

                   

  海の広場も回りも四季があり、自然がいっぱいでいつ来ても飽きることが有りません。木々の紅葉も始まりました。今年はアオサがあり、カモ達の餌の心配もしなくて良いようです。
  ミヤコドリや、クロツラヘラサギ20数羽が毎日見られています。今日は珍しいマガンが4羽も来ました。沢山のカモたちで賑やかな和白干潟が楽しみです。天気が良くて夕景前の和白干潟がとても素敵でした。
 
                   



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MS&ADホールディングスの自然観察会とクリーン作戦 報告

                                                                     今林眞由美

  日時:2023年10月14日(土)13:00~15:10 大潮 満潮 9:30 干潮 15:22
  天気:晴れ時々曇り 参加人数:118名(子供28名) 守る会9名
  回収されたゴミ:54袋(アオサ:50袋、人工ゴミ:3袋、不燃ゴミ:1袋)

  コロナの影響などで、5年ぶりの開催になりました。雲が多めの晴天で、活動しやすい1日でした。開始の前に、2つの会社のグループに別れて、今日の会の趣旨などの説明がされました。
  1カ所に集まって山本代表が挨拶と今日のスケジュールを話し、ガイドが自己紹介をし、活動を始めました。バードウォッチングでは、ミヤコドリのオレンジの嘴が観察できました。沖にいるカモたちや棒杭にとまるミサゴも見ました。
  1番人気はミヤコドリで何回も望遠鏡を覗いている人もいました。沖の方で黒い点々にしか見えない鳥たちが望遠鏡で大きくはっきり見えることに感動していました。
  ハマサジやハママツナなどを観察しながらアシ原に向かうと、大きなアシハラガニが見つかりました。大きい爪が怖いのか、子供たちはカニまで伸ばした手を出したり引っ込めたりしていました。おなかを見るとふんどしが細く雄でした。

     

  今年はアシハラガニがよく見つかり、安心しました。アオサが一面に広がっていて深さが分かりません。時々深みに足をとられながら、少し沖の砂洲まで歩き、そこで砂浜に開いた穴を掘ってコメツキガニを探しました。
  子供たちは上手にコメツキガニを見つけ、たくさんバケツに入れて「こんなにとれたよ。」と見せに来る子もいました。また、アオサを踏みながら沖に向かいました。
  途中に黒い小さな三角の砂粒のようなものがアオサの上にも、砂の上にも一面に広がっていて、よく見るとウミニナの稚貝でした。その数の多さに驚きました。
  子供たちも長靴の中に水が入っても、アオサに引っ掛かって転んでも気にせず楽しんでいました。少し沖でアサリを探しました。アサリは小さくて少ないようでしたが、水が流れている澪筋にはいたそうです。

     

  オキシジミやシオフキガイの稚貝が多く見つかりました。沖から帰る途中の砂洲に円陣を組んで、採れた貝やカニなどを見せて生きもの紹介をしました。
  アシ原に戻って、そこから時間までゴミやアオサを回収しました。人工ゴミもありましたが、ほとんどアオサでした。

     

  アシや色づき始めたハママツナに被さったものや、砂浜の白くなったアオサも、干潟の緑の濡れたアオサも、リヤカーやソリで集めました。子どもたちも懸命に集めていました。

                  

  最後は海の広場に集まって、山本代表が和白干潟の歴史や干潟のこと、干潟の生きものの話を紙芝居で話しました。
  貝による海水の浄化実験の結果も披露し、11月の干潟まつりの案内もしました。子供たちは前に集まって興味深そうに聞いていました。最後に質問に答えて、終わりにしました。

                              

  何事にも子供たちが熱心なのが印象に残りました。人数が多いのに時間通りに進められたのもよかったです。

  質問:カニは食べられますか? 答え:今日いた中では、ガザミは大きくなると食べられますが、ほかのカニは大人になっても小さくて食べにくいです。魚釣りの餌になるそうです。
  質問:貝は何呼吸ですか?   答え:鰓呼吸です。

  観察されたもの 
   野 鳥:ミヤコドリ(10)、オナガガモ(30)、ヒドリガモ(10)、マガモ(1)、カワウ(100)、コサギ、ダイサギ、アオサギ、ウミネコ、ミサゴ、トビ、ヒヨドリ
   生き物:コメツキガニ、アシハラガニ、マメコブシガニ、ガザミ、アサリ、オキシジミ、ユウシオガイ、シオフキガイ、ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、ツボミガイ、アラムシロガイ、ハゼの仲間
   植 物:花 アキノミチヤナギ、ホウキギク、セイタカアワダチソウ、ウラギク、オオブタクサ
       穂 ダンチク、キンエノコロ、ススキ、オギ、アシ、イガガヤツリ 実 シャリンバイ、ハマゴウ、スズメウリ、ノブドウ、ナンキンハゼ、ノイバラ、マサキ、エノキ 綿毛 ホウキギク 紅葉 ハママツナ
   海 藻:アオサ、オゴノリ 



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和白海岸探鳥会は中止

                    山本廣子

  今日の和白海岸探鳥会は雨のため中止しました。朝から雨が降っており、今日は一日雨の天気予報でした。
  集合地の和白公園で田辺さんと待ちましたが、参加者はいませんでしたので、中止にしました。
  10月に入り鳥たちが渡って来ていましたし、ひどい雨ではなかったので、車で雁ノ巣と和白を見に行きました。
  雁ノ巣にはハマシギ10羽・ダイゼン1羽・シロチドリ6羽・メダイチドリ2羽などがいました。和白には珍しいヒシクイが4羽とミヤコドリも6羽いました。カモたちもだいぶ渡って来ていました。

     

  和白と雁ノ巣合計で、マガモ2羽、カルガモ16羽、オカヨシガモ2羽、ヒドリガモ36羽、オナガガモ42羽でした。
  他の鳥では、カワウ111羽、ダイサギ13羽、コサギ6羽、アオサギ6羽、ミサゴ2羽、ウミネコ6羽、イソヒヨドリ1羽 でした。
  今日は雨も降っており、寒い日でした。探鳥会中止で、増えてきた鳥たちを皆さんに見てもらえなくて残念でした。


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