最近の和白干潟
2012年5月
福岡市立香椎保育所の和白干潟観察会報告(5月31日)
「ラブアースクリーンアップ2012」参加報告(5月27日)
和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告 (5月26日)
2012年春期シギ・チドリ調査報告 (5月21日)
定例探鳥会報告 和白海岸(5月13日)
日時:2012年5月31日 9:50~11:50
場所:和白干潟海の広場
参加者:さくら組(5歳児)36名 ゆり組(4歳児)36名 先生8名と保護者4名
守る会ガイド:4名
雨天で一度延びた観察会も、今日の天気は心配ありませんでした。始めのお話は4歳児にも聞かせたいとの先生の希望でした。さくら組さんはしっかり聞いてくれましたがゆり組さんは少し退屈していた子どもさんもありました。
今の時期、鳥は少なく遠くの水際にダイサギとコサギが見られました。クチバシは黒かった、首を曲げていた、いや伸ばしていた等賑やかです。
干潟に入るとさくら組さんもゆり組さんも区別が付きません。カニを捕まえヤドカリを拾い集め、海草に集まったウミニナを眺め、タマシキゴカイのフン塊を不思議がり、にぎやかでした。
貝掘りもしました。ゆり組さんは一足早く広場に帰り濡れた服を着がえたようです。
アシ原に入りアシハラガニ・クロベンケイガニもつかまっていました。
見られた鳥:ダイサギ・コサギ・アオサギ・オオヨシキリ・ウグイス・ツバメ・ムクドリ
生き物 :アサリ・オキシギミ・オオノガイの稚貝・サルボウ・マガキ・ソトオリガイ・ウミニナ・ホソウミニナ・ヤドカリ・アラムシロガイアシハラガニ・クロベンケイガニ・コメツキガニ・マメコブシガニ・ヨコエビ
ハマトビムシ・フナムシ・タマシキゴカイのフン塊・ミズクラゲ・アカクラゲ
海 草:オゴノリ・アオサ
植物(花):ハマウド・ヒメジョン・ギシギシ・ハマダイコン
(S・T)
以上
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日時:2012年5月27日(日) 9:00~11:00
参加者:327人
団体 JA福岡市東部 豊穣会:79人
CLUB東福岡サッカースクール:42人
福岡工業大学附属城東高等学校:159人
福岡工業大学環境サークル・オアシス:4人
ボーイスカウト福岡23団:30人
和白干潟を守る会:10人
回収ゴミ:39 赤袋(燃えるゴミ):331袋 黄袋(プラスチックゴミ):60袋 青袋(空き缶):4袋
晴天のもと、9時に海の広場で開会。
クリーンアップ事務局からのメッセージを代読、清掃範囲とゴミの分別について説明した後清掃に入りました。
今日は参加者が多かったので、JA福岡市東部さんのグループは塩浜護岸から海の広場までを清掃し、その他のグループは海の広場から唐の原川河口までを清掃することにしました。
昨日クリーン作戦があったことで、ペットボトルなどのプラスチックゴミがほとんどなかったので、アシ原に絡みついた枯れ草を主体に清掃しました。
参加したサッカースクールの子どもたちや城東高校の生徒たちは最初は戸惑っていましたが、しだいに慣れてきて自分たちでゴミを集められるようになりました。子どもたちは干潟に入るのが楽しいようで
アシ原前の干潟で、アシハラガニを捕まえた子どももいました。
参加者が多かったことの効果は大きく、1時間ほどで作業を終わり、どのくらい回収できたか確認してみましたら、395袋もありました。アシ原に絡みついた枯れ草はなんとかしたいと思っていても出来ずにいましたが
これが出来て干潟がきれいになりました。
最後に全員海の広場に集まり、今日の成果を確認して散会しました。
(Y.Y)
以上
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●日時:5/26(土)15:00~17:00
●参加者:85名(スタッフ込み)守る会関係は17名(一般1名、ザノースフェイス4名・守る会12名)
●回収ゴミ:合計93袋 可燃ゴミ:90袋、(自然ゴミ草木、海草)含む、不燃ゴミ:3袋 粗大ゴミ:大きな木材で組物体1個、木枝:数本、発泡スチロールケース2個
●観られた鳥:メダイチドリ5羽・ハマシギ1羽?・ダイサギ・コサギ・アオサギ・鳴声ウグイス、オオヨシキリ・シジュウカラ等
今回は、「AQUA SOCIAL FES!! 2012 」に共催のクリーン作戦でした。
今和白干潟では、アシ原が緑一面に輝きアシは2m近くの伸びたのもあります。後背地の林でも濃い緑になり初夏の様子が感じ取れます。オオヨシキリも声張り上げて盛んに鳴いています。未だ渡りのシギたちに会うこともできます。
クリーン作戦では、初めに主催者の挨拶があり、次に山本さんの挨拶では、毎月清掃活動をしているので今回に限らず参加してほしいと話され、トヨタの「AQUA SOCIAL FES!!」では
全国の環境保護活動団体の支援をしていて、50箇所で行われているとのことでした。
守る会関連では、久し振りにザノースフェイスより4名の参加がありました。天気も曇りで暑くなく、人数も多くて、市道から唐原川右岸河口まで広範囲に清掃することが出来ました。
主催者のお世話係の方は準備から片付けまで大変だったと思います。
参加者の皆様お疲れさまでした。有難うございました。
(S・T)
以上
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春期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。
今津では5/6(日)に調査を行いました。アオアシシギ13羽、ソリハシシギ8羽、チュウシャクシギ49羽など、9種98羽がカウントされました。
他にはヘラサギ1羽、クロツラヘラサギ2羽、アカガシラサギ1羽が観察されました。
博多湾東部では5/21(月)に調査を行いました。
ハマシギ13羽、キアシシギ44羽、チュウシャクシギ11羽など、8種81羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ1羽、コアジサシ2羽が観察されました。
5/21の博多湾東部の調査では、大潮で良く引いており干潟には潮干狩りの人が大勢入っていました。和白海域と香椎海岸と名島海岸で348名の人をカウントしました。黄砂で遠くはかすんでいました。
奈多のカキ礁は人に占領されていて鳥は入れませんでした。雁ノ巣海岸の人が少ない部分の干潟にキアシシギとハマシギシギとソリハシシギの少群がいましたが、その中に両足に足環とフラッグをたくさんしたハマシギが1羽いました。
どこでつけられたものか栗原さんが調べるそうです。
浜辺には少しずつアオサが発生してきていました。一番多くめだったのは名島海岸でした。沿岸が緑色になっていました。
香椎海岸も唐の原川河口や五丁川河口もアオサが発生していました。奈多の護岸の道端にはハマヒルガオの花がたくさん咲いていました。
調査参加者は10名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
(山本廣子)
以上
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- 和白川河口~塩浜堤防~五丁川河口~奈多 ―
2012年5月13日(日) - 薄曇り -
[観察鳥種] 29種
[参加者数] 22名 小潮(干潮9:14 満潮15:28)
今回はバードウイーク探鳥会として福岡県から筑紫保険福祉環境事務所地域環境課から2名の職員が参加されました。ご挨拶と参加者にエコバックのプレゼントをいただきました。
日本野鳥の会福岡の小野代表からも挨拶をしていただきました。日本野鳥の会は近年減少傾向にあるツバメの目撃情報を呼びかけているそうです。冊子も配布されました。
今回は奈多方面に行きました。和白川河口付近ではセンダンの薄紫の花が咲きだしていました。堤防の生垣ではシャリンバイやトベラの花が満開でした。クロマツの新芽が伸びてキリンの耳のようです。
干潟は潮が満ちがけでしたが、朝から潮干狩りの人たちがたくさん入っていました。ダイサギやアオサギが繁殖羽になって美しかったです。沖に少しだけカモの姿が見えました。ホシハジロでした。
クリークにはカルガモとバンがいました。
畑からはコチドリの声が聞こえました。今年も渡ってきてくれたようです。
オオヨシキリが盛んにさえずっていました。今年は和白干潟沿岸付近には多く渡来しているようです。五丁川河口の池のようになった所では、オオヨシキリの姿が観察されました。
潮が満ちた奈多の護岸ではチュウシャクシギが飛び立ちました。奈多のクリークでキアシシギやイソシギが見られました。ヒバリがさえずり、ツバメが飛び交い、セッカも鳴いて、もう初夏の装いです。
コアジサシの姿を期待しましたが、今回は来ませんでした。トビとカラスが争って飛び回っており、大きなトビの方が弱そうでした。ホオジロもきれいな声で鳴いていました。奈多で鳥合わせをしました。
( 山本 廣子 )
★ 参加者の感想 ★
・オオヨシキリの赤い口の中が見れて良かった。初めて参加したが、またぜひ参加したい。
・鳥たちや鳥好きの皆さんに会えて良かった。
・ダイサギやアオサギの羽がきれいだった!
・山には山、海には海の鳥がいて、楽しかった。
・見慣れているサギやトビの滑空の様子を見て、かっこよかった。
・めずらしくキセキレイが見られた。
以上
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