最近の和白干潟
2012年7月
和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(7月28日)
夏休み!「和白干潟の生きものやハマボウを見る会」報告(7月22日)
和白干潟臨時クリーン作戦報告(7月18日)
定例探鳥会報告 和白海岸(7月8日)
●日時:7/28(土)5:00~17:00
●参加者:89名:一般:3名、キヤノンMJ:12名、カルビー(株):7名(幼児2名)福工大付属城東校58名(教師共)守る会:9名
●回収ゴミ:合計101袋 可燃ゴミ:98袋、(人工ゴミと自然ゴミ草木、海草)含む、不燃ゴミ3袋、(ビン・缶)等
粗大ゴミ:マット1個、ベビーバス1個、プラスチックケース1個、発泡スチロールケース1個、カー用品1個(ビニールカバー)流木(板、枝、角材、孟宗竹、)約20本
観られた鳥:カワウ40羽・ダイサギ
観られた虫:ウスバキトンボ、アオスジアゲハ、セミ
今、和白干潟のアシ原では、早いのはアシの穂が出始めており、クサヨシの穂も沢山出て実りを過ぎ綿毛になる前の様です。
ハマサジも小さな花が咲き始めており、ヒトモトススキは今まさに大きな穂を付けて見頃を迎えており、地上ではウスバキトンボが飛び交い、セミが大合唱し、アオスジアゲハも色を添えています。
大きなカブトガニが打ち上げられていました。
クリーン作戦は今回も参加者が多く、広場を中心に和白側と唐原川河口とに分かれ活動しました。
比較的きれいな広場前は早く終わり、臨時クリーンで手を付けてない場所では沢山の堆積物が有り、猛暑の中約1時間かけて頑張っていただきました。
キャノンさんのご希望でクリーン作戦の後に、生きもの観察会も行われ、カルビーの方や一般の方も参加されました。参加の皆さま有難うございました。お疲れ様でした。
カルビーの方は、自社製品で新製品など毎回手土産に参加されています。お心遣い有難うございます。
(S・T)
生きもの観察会報告
●日時:7/28(土)16:00~16:45
●参加者:8名:キャノンMJ:3名、カルビー:4名(幼児2名)、一般:1名
クリーン作戦といっしょに「生きもの観察会」をしたいと希望があり、いつもより長く時間を取って希望者のみ観察会を行いました。
残念ながら潮が満ちて来て、沿岸部の観察だけになりました。アシ原ではアシハラガニとクロベンケイガニ、干潟ではウミニナ類とコメツキガニが、護岸付近ではフナムシなどを観察しました。
コメツキガニは生まれたばかりの2mmほどの幼ガニがたくさん見られ、参加した子どもは掘って喜んでいました。
和白川河口のハクセンシオマネキのすみかの近くまで行きましたが、海水につかっていました。暑い中お疲れ様でした。
(山本 廣子)
以上
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● 日 時:7月22(日) 14:00~16:15 晴れ
● 場 所:和白干潟海の広場~牧の鼻
● 主 催:和白干潟保全のつどい
● 講 師:藤井暁彦 (九州環境管理協会)、山本廣子(和白干潟を守る会)
● 参加者:合計53名 一般参加36名、港湾局4名、ウェットランドフォーラム1名、藤井さん家族5名、和白干潟を守る会7名。
天気予報では雨が心配されましたが、日差しが強い夏空でした。夏休みだったこともあり、子ども連れの参加者が多かったです。
開会式では、守る会代表の山本さんが企画の趣旨説明を、その後港湾局環境対策部長の桃崎さんが開会の挨拶、港湾局の吉武さんが観察マップの使い方説明を行った後、講師の藤井さんを先頭に海の広場を出発しました。
アシ原付近ではアシハラガニがたくさんおり、子どもたちはカニを捕まえようと一生懸命でした。
アシ原前・砂州付近では、みんなで地引き網を引きました。かかった魚はクサフグ、マハゼ、サッパなどで、特にクサフグが多かったです。藤井さんの話しでは、クサフグは干潟や河口付近に卵を産みにくるとのことでした。
今日は潮が高く、唐原川河口では陸路を通って渡ろうかと思いましたが、浅瀬を探し、唐原川を渡りました。
唐原川河口左岸では、ハママツナや自生のハマボウを観察、ハマボウは花を付けていました。
次にハクセンシオマネキを探しました。最初は見つかりませんでしたが、アシ原の中をよく見るといました「ハクセンシオマネキ」、人が近づくと巣穴に隠れ、足を止めてじっとしていると又姿を現します。
牧の鼻海岸に入ると景色は岩礁地帯に一変、表面はアオサに覆われています。岩にはマガキやフジツボ、アマガイ、タマキビガイなどが付いていました。子どもが大きなサルボウの貝殻を発見。
また、ヤマトオサガニの巣穴を掘っていたら、テッポウエビが出てきました。
牧の鼻ではハマボウの花を観察、主株のハマボウには沢山の花が咲いており、高さは5m、周囲は23mありました。周りには自生のハマボウや3年前に植えたハマボウが数十本あり、今年はそれらも花を咲かせていました。
来年が楽しみですね。
みんなでゴミ拾いをした後、観察会のふりかえりをしました。
参加者からは、「テッポウエビの音を聞いた」、「小さなイソギンチャクを見てかわいかった」、「魚を捕まえたことがなかったので地引き網漁の体験が出来てよかった」、「アシハラガニが沢山いて良かった」
「ハマボウの花が綺麗だった」などの感想がありました。
日差しも強く、厚い最中の観察会でしたが、干潟の生き物観察のほか、地引き網漁なども体験できて楽しい観察会でした。
回収したゴミの量:燃えるゴミ1袋、燃えないゴミ1袋でした。
(Y・Y)
以上
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●日時:2012・7/18(水)10:00~13:00
●参加者:7名
●回収ゴミ:合計75袋 可燃ゴミ:74袋 不燃ゴミ1袋(ビン、缶)、木片、枝、約40本
●観られた鳥:アオサギ・ダイサギ・ツバメ・ウグイス(声)
豪雨と大潮が重なり広場前には何重にもゴミが打ち上げられていました。特にペッボトルが目立ちました。それに草木が絡み大変な事に成っていましたが、見違える様にきれいに成りました。
始めたころは潮も余り引いてませんでしたが時間とともに引いてスムーズに進みました。
潮の引いた干潟には、何種もの稚魚が打ち上げられて死んでいました。カレイ、スズキ、キス、エイ、ボラ、ハゼと思われます。水クラゲも沢山うちあげられていました。
広場上空にはウスバキトンボがたくさん飛んでいました。木陰で小休止を2回ほど取り水分補給しながら、広場前を約3時間清掃しました。
炎天下(36度)でとても疲れましたが、清掃後のきれいに成った所を見ると少人数で効率よく出来たと思います。参加された皆さま本当有難うございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
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和白川河口~塩浜堤防~五丁川河口~奈多 ―
2012年7月8日(日) -晴れ-
[観察鳥種] 24種
[参加者数]16名 中潮(干潮6:20 満潮12:31)
今日は梅雨の中休みで晴れました。しかも北風が涼しく吹き過ごしやすかったです。奈多まで歩くコースです。小学2年生のソウタくんが参加したので、活気がありました。
和白川河口道端のトキワススキの穂が出だしていました。
畑の端にはカボチャのツルが大きく育って花をたくさんつけていました。今日は満潮に近く河口の干潟が出ていませんでしたので、ハクセンシオマネキを見せてあげられず残念でした。
河口から砂浜に出てダイサギが佇んでいるのを望遠鏡で見ました。夏羽の白いベールのような服をまとっていてとてもきれいでした。
護岸のそばではヒライソガニがたくさんいて、ソウタくんがつかまえました。
護岸の上ではアカテガニがいましたが、はさみを切って逃げてしまいました。
ウスバキトンボが飛び交っており、ツバメも飛び回っています。センダンもトベラも丸い青い実をつけていました。
クリークのアシ原が近くなり、オオヨシキリの鳴き声が聞こえてきます。盛んにさえずっていますが姿がなかなか見つかりません。そんな中、カワセミが横切ったそうです。私は見損ないました。
進行方向の電柱にキジバトが止まっています。望遠鏡でゆっくりと羽の模様を見ることができました。
五丁川河口の岸部で羽が傷ついたカルガモが寝ていました。羽の青い模様もきれいに見えました。
その横にダイサギとアオサギがいましたので、いっしょに見てもらいました。このダイサギは冬羽になっていました。アオサギは夏羽でした。
護岸の端にはハマナデシコがピンクに咲き誇っていました。カワラヨモギの葉も涼しげです。
ミサゴは遠くでしたが望遠鏡に入れることができました。トビも飛ぶ姿が見られました。五丁川先のいつもの木立付近でホオジロを探しましたが、声が聞こえただけでした。しばらくのちに振り返ると、木のてっぺん近くで鳴く
ホオジロを見つけました。スズメやハクセキレイも動きの遅い幼鳥が見られました。
夏の和白干潟付近では夏鳥と留鳥が見られて、種類数は少ないです。しかし普通にいる鳥たちをゆっくり見ることができて、鳥の美しさに気づく時でもあります。
また和白干潟の鳥たちを育てている自然環境の素晴らしさにも気づきます。
奈多の大きな木の木陰で鳥合わせをしました。帰りには子育て中のバンの親子6羽にも出会いました。
(山本 廣子)
【参加者の感想】
・ミサゴがかっこいい。
・カワセミが見られて感激した。
・ホオジロの色がきれいでかわいかった。ホオジロを初めて見た。
・ダイサギの夏羽がきれい。ダイサギとアオサギのツーショットが良かった。
・涼しくて良かった。
・トンボがたくさん飛んで、カニも散歩していた。
以上
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