最近の和白干潟
2012年10月
SAVE JAPANプロジェクト30人の和白干潟観察会とクリーン作戦報告(10月28日)
NPO法人「ふくおか森の学校」の和白干潟観察会報告(10月14日)
MS&ADグループ133人(子ども30人)の和白干潟観察会とクリーン作戦報告(10月13日)
柏陵高校環境科学科コース 和白干潟自然観察会報告(10月12日)
●日時:10/27 (土)15:00~17:00
●参加者:19名
カルビー(株)3名、コミセンわじろ2名、一般:2名、守る会:12名●回収ゴミ:合計117袋(内アオサを袋に換算すると83袋)
可燃ゴミ:33袋、(人工ゴミと自然ゴミ草木含む)不燃ゴミ1袋、(ビン・缶)等 粗大ゴミ:孟宗竹1本
観られた鳥:ミヤコドリ4羽、クロツラへラサギ1羽、ミサゴ1羽、ダイサギ、アオサギ、ハマシギ等約400羽、カモでは淡水ガモが多く、沖にはスズガモが観られます。
朝は、ハマシギの他にダイゼン5羽、オオソリハシシギ2羽、ホウロクシギ2羽観られました。
今和白干潟のアシ原側には、可憐なハマシオンの花が満開で、ハママツナも紅く色づいています。
干潟では、越冬の為のカモ達が多くなっています。ハマシギ、ミユビシギ、シロチドリ等沢山のシギやチドリ達に会う事が出来ます。皆様も来て観ませんか?
クリーン作戦では、広場前の草の上に沢山のアオサが打ち上げられて覆いかぶさりながら白色し、まるで使い古された綿の様に見えました。
少し濡れていた為に張り付いたアオサも簡単にはがす事が出来て、広場前~アシ原入口まで清掃し、とても綺麗に成りました。
今回は参加人数も少なかったのですが、カルビーの方、個人参加の南区の方や和白の方も有りとても嬉しく思います。終わる頃雨も降り始め、木陰にてお茶とお菓子を頂きながら、歓談も簡単にし散会しました。
参加の皆様有難うございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
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例探鳥会報告 和白海岸 - 和白海岸〜海の広場~アシ原~砂州 -
2012年10月14日(日) -うす曇り-
[観察鳥種] 38種
[参加者数] 15名 大潮(干潮14:37 満潮8:41)
集合場所の和白公園には、キンモクセイの香りが漂っています。
桜の木々も紅葉して秋を歌っています。
朝夜冷えるようになりましたが、この日はちょうどいい行楽日和です。
出発する前にモズを発見し、和白海岸への道すがら鉄塔の線にミサゴを発見しました。
和白海岸ではカモたちの訪れを見る事ができました。
まだ10月半ばで、羽の色が変わりかけです。マガモ、カルガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、スズカモを確認できました。全部で500羽くらいです。上空にはトビやミサゴが舞っています。
砂州にはクロツラヘラサギがいました。カモとダイサギに混じって地面をつついてみたり、ヘラのようなくちばしで器用に羽繕いしたり、片足で眠ったりしていました。いろんな動作が見れて楽しかったです。
その砂州に、突然ミヤコドリがやってきました。
一同沸き立ちましたが、残念ながらすぐにカラスに追い出されてしまいました。このすぐ前には、遥か彼方の雁ノ巣にミヤコドリの小さな姿を望遠鏡で見ましたが、すぐ近くで見れて良かったです。和白干潟に居着いてほしいなぁと思います。
アシ原にはハマシオンが三部咲きでした。
テリハノイバラの鮮やかな実がアシ原の低いところに点々となっています。
今日は植物観察会の一行が同時刻に訪れており、植物の名前を聞く事ができました。アシ原の間に顔を出していた穂のある植物はクサヨシかヤマワのどっちかだろうとなっていましたが、植物観察会の方によるとハマガヤだとのことです。
今日の一番の主役は、ハマシギの群れです。
20羽ほどの群れで、5メートルくらいまで迫りました。すぐ近くまで来てハマシギに気づいて、逆にこちらが驚いたという感じでした。
ハマシギたちはあまりこちらに警戒した風ではなく、群れから少し離れてトコトコ歩いたり眠ったりしていました。至近距離ですから、普通のカメラでも十分に撮影できます。今日のハマシギは貴重な記念写真になりそうです。望遠鏡に大写しにすると、模様や羽毛の一本一本まで見れて小さいのに緻密にできているなぁと思いました。このハマシギの群れに一羽だけトウネンが紛れていました。
足に白いメタルリンクを付けています。さらにはホウロクシギやアオアシシギも見つかりました。唐原川河口から海の広場の方角に飛んで行って、潮が引き始めた浜辺に降り立ち、しばらくその姿を楽しみました。
鳥がどんどん増え季節もかわるこの時期、和白干潟を探せば探すほど、いろんな発見ができそうですね。
【参加者の感想】
・ハマシギが近くで見れて良かった。
・カモの色がきれいだった。・カモが渡ってきて季節を感じる。
・ミヤコドリがやってきて良かった。
・クロツラヘラサギをゆっくり見ることができて良かった。
・渡り鳥たちがやってきて和白干潟らしい風景になった。
・同時刻活動していた植物観察会の人たちと交流ができて良かった。
(N・I)
以上
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日時:2012年10月14日(日)13:00~14:30
場所:和白干潟海の広場
参加者:子ども(年中児~1年生)23名と引率者10名
守る会自然観察ガイド:2名、写真:1名
薄曇の暑すぎない程よい天候に恵まれて、良い観察会日和でした。
広場に集まった子どもたちは待ちきれないようで、開始予定より早く始まりました。挨拶のとき、代表の方から、私たちガイドは「博士」と紹介されました。色々教えてもらう人を「博士」というのだそうです。
和白干潟の説明や鳥、干潟の生き物の話などは山之内さんが自身の手づくりの「紙芝居」の枠を使って行いました。手で持たずに固定していたため、説明しやすかったそうです。
子どもたちも紙芝居ということで集中してお行儀よく聞いてくれました。しいて言えば、地図の輪郭がはっきりしていればもっと良かった、と思いました。
説明を15分した後、望遠鏡3台でバードウォッチング。オナガガモ、ヒドリガモなどのカモ類、サギ類、ホウロクシギなどを観察することができました。子どもたちの身長に合わせて望遠鏡の高さを低くしましたが、踏み台も役に立ちました。カモたちが水に潜って餌をとる姿を見て、お尻を出している、などと大喜び。
手に手にスコップを持って干潟に入りましたが、アサリは素手で掘るように指導し、自分の手に触って見つけたアサリは小さいくてもとてもうれしそうに見せていました。
クルマエビやマメコブシガニを見つけ歓声を上げてバケツに入れていました。次はスコップを使ってコメツキガニの巣穴を掘って見つけることに夢中になりました。可愛い、小さい、と手のひらに載せて
生き物の感触を確かめることも大事な体験の一つです。アシハラガニを見つける時間はなくて、残念でした。
最後に、採ってきた生き物の紹介をしました。アサリの浄化実験では、アサリの力で濁っていた海水がきれいになっていることに驚き「見せて見せて」と近寄って来て、よくわかってもらえました。
タコをカウンセラーのお兄さんが見つけていたので、みんなの関心はもっぱらタコに集中し、しばし興奮状態。
「これ何というタコ?」という質問には即答できず、写真を撮って守る会の宿題にしました。(自宅に帰って調べたところ「テナガダコ」でした。足の先端の部分には毒があるという説もあり、食べない地方もあるそうです。子どもたちには触らせないようにしたので良かったです。)干潟の大切さを楽しい体験として学んだ子どもたちは、元気に帰っていきました。
スコップを忘れた子どももいて、後で引率の方たちと探しましたが、現場で忘れ物がないかの確認の必要があります。また、ジャブジャブ入っていく短い長靴の子に、倉庫の長靴を河上さんが出してあげました。小さな子ども向きに説明の言葉を言い換える工夫も必要かな、と思いました。
観られた鳥:クロツラヘラサギ、ホウロクシギ、アオサギ、ダイサギ、ハマシギ、マガモ、ヒドリガモ、オ
ナガガモ
生き物:アサリ、オキシジミ、アラムシロガイ、ウミ二ナ、ホソウミ二ナ、オオノガイの稚貝、コメツキガ
ニ、マメコブシが二、クルマエビ、テナガダコ
海草(海藻):アナアオサ、オゴノリ、ボウアオノリ
(E・I)
以上
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