最近の和白干潟
2013年1月
和白干潟のクリーン作戦と自然観察(1月26日)
和白小学校4年生和白干潟自然観察会(1月23日)
バードウオッチングin和白干潟(1月20日)
和白海域水鳥調査(1月13日)
定例探鳥会報告 和白海岸(1月13日)
2012年冬期シギ・チドリ調査(1月9日)
●日時:1 /26 (土)15:00~17:00
●参加者:61名 福岡工業大付属城東高校45名内(教師3名) 一般3名 守る会:13名
●回収ゴミ:合計:131袋)可燃ゴミ:128袋(人工ゴミと、アオサ) 不燃ゴミ:3袋粗大ゴミ:ダンチク株1、自転車2、タイヤ1、大きい流木2、枝など4
●観られた鳥:ミヤコドリ2羽、ダイシャクシギ1羽、スズガモの群れ、セグロカモメ1羽、ツクシガモ150羽、ヒドリガモ、マガモ、オナガガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ
今和白干潟の植物は冬枯れで、小道側の木の実は小鳥達のエサに成り殆どが食べられていました。堆積したアオサは枯れたアシの上に人工ゴミと一緒になり覆いかぶさっています。
アシハラ入口辺りではアオサの下から沢山の小さな草の芽が隠れていますが、河口付近ではまだ取りきれてないアオサが覆いかぶさったままで、春に成る前に、取ってしまわないと新しい芽が出にくいのではないかと心配です。
干潟では、越冬の為のカモ達が多く、ツクシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、マガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、沖にはスズガモの群れ、この冬はハマシギがとても多いです。ミユビシギ、シロチドリ等に会う事も出来ます。
クリーン作戦では、強風で寒い中を城東高校の生徒たちは、薄着で参加しており初めのうちはとても寒そうでしたが、作業して行くうちに温まったようでした。
干潟の上にはアオサは殆ど無く、打ち上げられ取り残された儘のアオサが有ります。
今日は、大勢の方の若い力を頂き広場前より~唐原川河口右岸手前迄の人工ゴミと乾いたアオサを重点に、とても綺麗にして頂きながら、広場前の整地もして頂きました。
今回は打ち寄せられていた大きなダンチクの株を数人の生徒達が力を合わせリヤカーで回収してくれ、他にも流木や枝、自転車等も回収して貰い綺麗になりました。
最後の歓談では、矢部さん手作りのぜんざいで疲れた身体を温めてもらいました。参加の皆さま、有難うございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
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日時:2013年1月23日(水)9:40~11:40 中潮(満潮8:02 干潮13:15)
場所:和白干潟沿岸、アシ原、砂洲
参加者:和白小学校4年生4クラス110名と先生4名、守る会9名
うす曇りで風もない穏やかな空の下、野鳥観察主体の和白干潟の自然観察会が行われました。はじめに、山本さんが干潟の話のおさらいをして、今日の見所は干潟に冬渡ってくる鳥たちの生態を観察すること、アシ原等の
植物を観察することなどを話しました。
まずは望遠鏡を8台設置して、1クラス2人のガイドで20分間バードウォッチングです。幸いたくさんの種類の鳥が来ていました。子どもたちは、ミヤコドリの鮮やかな色彩に声を上げ、スズガモの長い列やカモ類のえさをとる様子に
興奮し、ツクシガモの白くてふんわりした体の様子を面白がるなど、楽しげにみんな仲良く望遠鏡をのぞいていました。子どもたちは望遠鏡をのぞくマナーがよく、とてもスムーズに観察できたことは、ガイドにとっても
喜ばしいことでした。
前日の雨でぬかるみの残るアシ原を歩き、砂洲まで行きました。途中でセンダンの葉痕の「おサルの顔」を虫眼鏡で観察し、カニの巣穴を見たり、なんと緑のバッタを捕まえた男の子もいました。テリハノイバラ、ノイバラ
マサキの赤い実や、ハマニンニク、ハマウドなども見つけました。
砂洲に出て、鳥の足跡やフン、貝殻などを見つけました。中には水の中にジャブジャブと入っていく子どもたちもいて、元気いっぱいでした。砂洲から海の広場まで各自持参したゴミ袋でゴミを拾いながら帰り、まとめをしました。
ガイドの山下さんが、子どもたちに「世界の鳥の種類、日本の鳥の種類、和白干潟の鳥の種類は何羽ですか?」というクイズを出して盛り上がりました。
今日観察した鳥や、植物、貝殻、海藻の紹介の後、子どもたちから拾った鳥の羽の種類の質問や、アシ原になぜカニの巣穴があるの?などの質問が出されました。拾ったピンクや黄色の小さな貝殻は名前がわからないものもあり
守る会の宿題になりましたが、後で調べたら「ユウシオガイ」というそうです。和白小学校4年生の子どもたちの和白干潟での観察会はこれで終わりですが、2月末には学校で1年間の観察会の発表会があります。
私たち守る会も毎年学校に出かけ、発表を楽しみにしています。
(E・I)
以上
★観察された鳥:ミヤコドリ、オナガガモ、スズガモ、ホシハジロ、ホオジロガモ、ツクシガモ、マガモ、ヒドリガモ、ウミアイサ、カンムリカイツブリ、ウミネコ、コサギ、ダイシャクシギ、ハマシギ、ダイゼン、シロチドリ、トビ
ハクセキレイ、ヒヨドリ、スズメ、ハシブトガラス、シロハラ、ウグイス、モズ、ムクドリ、ジョウビタキ
★観察された生き物:オキシジミ、バッタ(アシ原)
★観察された貝殻:オキシジミ、アサリ、オオノガイ、マガキ、マテガイ、ユウシオガイ
★観察された海藻:オゴノリ
★観察された木の実:マサキ、シャリンバイ、ノイバラ(丸い、実の数が多い)、テリハノイバラ(長丸形)、ハマゴウ、ナンキンハゼ
★観察された種:ハマシオン、アシ、ハマウドの種
★観察された芽:ハマニンニク、ハマウド、ハマサジ
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◆日時:2013年1月20日(日) 13:00~15:00 晴れ 小潮:満潮:16:01 干潮:08:29
◆場 所 : 和白公民館~海の広場~アシ原
◆参 加 者 : スタッフ含め56名
◆スタッフ15名(ウェットランドフォーラム2名、港湾局4名、守る会9名)
寒い日が続く中、晴天に恵まれ穏やかな気候でした。和白公民館で開会の挨拶の後、「野鳥ビンゴの鳥たち」をパワーポイントで紹介、港湾局の吉武さんがビンゴカードについて説明。
子どもたちは配られたビンゴカードに思い思いのシールを選びながらビンゴカードを貼っていました。
13:35公民館を出発し、海の広場に向かいました。和白4丁目で浜辺に入り、バードウオッチングを開始。RKBの鉄塔方面やアシ原前の砂州方面にいる鳥達を観察、そして海の広場に移動して鳥の観察を続けました。
マガモ、ツクシガモ、オナガガモなどのほか、ミヤコドリ、ダイシャクシギなども見ることができました。
時間にゆとりがあったので、アシ原を通ってアシ原先の砂洲へ移動、さらに野鳥の観察をした後、山本さんと松本さんで鳥あわせとビンゴの答え合わせをしました。ハマシギやシロチドリなどが居なかったですが、
ビンゴ正解者はたくさんいました。余った鳥の写真などはビンゴ正解者に全部配りました。そして、ゴミ拾いをしながら海の広場へ移動してふりかえり。
ふりかえりでは、和白干潟には貴重な自然海岸が残っていることや、保全のつどいの活動などを紹介しました。
参加者の感想としては、以下のようなものがありました。
・間近に鳥を見ることができて良かった。
・砂浜が美しかった。
・楽しいバードウオッチングだった。
・マガモが美しかった。
・いままで鳥を図鑑でしか見たことがなかったが、実物を見られてよかった。
初めて和白干潟に来た人が十数人と初参加の方も多かったようです。皆さん観察も熱心でバードウオッチングを楽しまれていたようです。よい天候に恵まれたバードウオッチングでした。
(Y・Y)
■観察された鳥:15種:マガモ、ツクシガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、スズガモ、 ホオジロガモ、コガモ、ミヤコドリ(6)、ダイシャクシギ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、ミサゴ
以上
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●和白海域水鳥調査(野鳥の会福岡)を行いましたので、報告します。
日時:2013年1月13日(日)13:30~16:00 曇りのち小雨
調査範囲:和白海域(和白~奈多~雁ノ巣)
カモ類13種4407羽、カモ類以外の水鳥19種1103羽がカウントされました。
昨年はカモ類14種5511羽、カモ類以外の水鳥16種763羽がカウントされました。カモ類は1100羽程少なくなり、カモ類以外の水鳥は340羽程多くなっています。
カモ類1位はヒドリガモ1054羽、2位はスズガモ1051羽、3位はマガモ649羽、そして4位はツクシガモ581羽でした。昨年よりもスズガモが1000羽程減少し、ヒドリガモは昨年並み、ツクシガモは100羽程増えています。
昨年12月にはスズガモもヒドリガモももっと多くいました。
寒くなりアオサが分解してきて食物が減り、ヒドリガモが減ってきているのだろうと思いますが、スズガモが減少した原因はわかりません。
アオサは昨秋は多く発生して現在は小さく分解して沿岸に固まっていたり、干潟の中でヘドロ化したりしています。淡水ガモたちは護岸で北風が避けられる奈多と雁ノ巣に多く集まっていました。
シギやチドリたちは干潟が出てくると群れでやってきます。ハマシギ531羽、ミユビシギ156羽、シロチドリは90羽がカウントされました。奈多ではオオバン234羽が目立っていました。ミヤコドリは11羽でした。
調査は3つのグループに分かれて行いました。和白、奈多、雁ノ巣です。調査参加者は9名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
(山本廣子)
以上
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- 海岸〜海の広場~アシ原~砂洲 -
2013年1月13日(日) -曇り- 大潮(干潮16:39 満潮11:14)
[観察鳥種] 56種 [参加者数] 19 名 [担当者] 2名
昨年の12月に東京から福岡に転勤となり、新年より本格的に福岡での鳥見生活をスタート。昨日の大濠公園の探鳥会に続いて、和白干潟の探鳥会に参加しました。
集合場所の和白駅前公園から干潟まではほんの数分。ほぼ満潮でわずかに残った干潟(砂洲)と湾を見ると、ツクシガモの大群が目に入って来ました。東京ではまず見られないツクシガモ。改めて九州に来たことを実感しました。
シギ・チドリは11羽のミヤコドリやハジロコチドリがいましたが、全体的に数が少なく、期待していたほどではありませんでした。
しかし、干潟の鳥以外にもアシ原や樹林帯でキクイタダキやイカルなどの小鳥も楽しむことができ、終わってみれば50種を超える大満足の結果となりました。
探鳥会後は、ガン・カモ類一斉調査に参加しました。探鳥会を行った和白に加え、奈多、雁ノ巣の計3箇所に分かれて同時にカウントを行いました。私は雁ノ巣の調査に参加しました。
潮が引いて干潟が現れるにつれてシギ・チドリが増え、探鳥会では見ることのできなかったハマシギ、ミユビシギあわせて約600羽の群れを見ることができました。
次月以降も定期的に探鳥会に参加し、季節ごとの鳥の変化を楽しみたいと思います。
(M)
【参加者の感想】
・ツクシガモをたくさん見られて良かった。
・ダイシャクシギのくちばしが長く、感動した。
・ミヤコドリが良かった。
・シメやイカルが見られて嬉しかった。
・初めて参加したが、鳥の素晴らしさを感じた。
以上
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冬期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。
今津では1/6(日)午前中に調査を行いました。
タゲリ35羽、ハマシギ71羽など、6種128羽がカウントされました。他にはヘラサギ4羽、クロツラヘラサギ9羽、ズグロカモメ9羽、ツクシガモ92羽,ミサゴ13羽、カンムリカイツブリ6羽、マガン2羽が観察されました。
博多湾東部では1/9(木)に調査を行いました。ミヤコドリ11羽、ハマシギ641羽、ダイゼン9羽など、9種695羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ11羽、ツクシガモ536羽、ミサゴ4羽、カンムリカイツブリ3羽が
観察されました。
今日1/9の博多湾東部の調査では、晴れ間はありましたが風が冷たくてとても寒かったです。北風が強いので鳥たちは唐の原から北側の護岸下に移動していました。
ツクシガモも護岸の方に移っていて、和白、奈多、雁ノ巣にもたくさん見られ、合計では536羽でした。ミヤコドリは和白川河口に11羽がそろっていました。
寒くなり低温のためにアオサは分解して、小さくちぎれて砂浜に固まっていました。奈多のクリーク内にもアオサが多く残っていました。奈多ではオオバンが300羽くらい見られました。
業者の鋤簾によるアサリ採りが雁ノ巣で6名、市民の潮干狩りが2名見られました。多々良川中流では堰の工事があっていました。
調査参加者は今津が3名、博多湾東部が5名でした。調査に参加された皆さん、寒い中お疲れ様でした。
(山本廣子)
以上
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皆さま
新年おめでとうございます!
福岡の1/1の天気予報は雪マークでしたが、今朝は晴れてすがすがしいです。
和白干潟の保全活動も、すがすがしく希望を持ってがんばりましょうね!
今年は4/6.7にJAWAN日本湿地ネットワークの総会とシンポジウムが和白で
開催予定です。講師には鹿児島大学の佐藤正典さんが決まっています。
正月明けには講師に環境省福岡事務所の蒲池所長にお願いすることに
なりました。講師を引き受けてくださるよう頑張ります。
今年はラムサール条約登録に向けて、1/25に市長の訪問、署名活動、
4/6のJAWANシンポなど、希望を持てることがたくさんあります。
皆で力を合わせてがんばりましょうね!!
今年もどうぞよろしくお願いします。 山本廣子
以上
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