最近の和白干潟
2013年5月
和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(5月25日)
5月キヤノンMJグループ「未来につなぐふるさとプロジェクト」企画報告(5月25日)
「第1回ラムサール条約登録目指す街頭署名活動」報告(5月13日)
定例探鳥会報告 和白海岸(5月12日)
2013年春期シギ・チドリ調査報告(5月6日)
●日時:5/25 (土)15:00~17:00
※本日のクリーン作戦は定例のクリーン作戦とキヤノン企画潮干狩りも兼ねて行われました。
●参加者:39名 一般3名、キヤノンMJ&CS13名、九州産業大生11名、守る会12名
●回収ゴミ:合計 44袋、可燃ゴミ41袋(人工ゴミ自然ゴミ) 不燃ゴミ3袋、粗大ゴミ(プラスチック筒1個、木枝6本、浮き大1個、小1個、板2枚)
●潮干狩りが多く残念ながら鳥の姿は少なかったです。ダイサギ2羽、アオサギ1羽、チュウシャクシギ1羽、ハシブト&ハシボソカラス多数
潮干狩り人数雁ノ巣迄 で約900名
今和白干潟ではアシが背丈より伸びていて、濃い緑一色でとても涼しげです。小道には、ハマヒルガオやハマウド、センダン満開で、センダンの花はほのかな良い香りを漂わせています。
ハマニンニクは青々と茂り、未だハマエンドウの花も観る事が出来ます。広場前ではハママツナ、ハマサジも大分大きく育っています。
クリーン作戦では、今回は北西の風、西風、北風が少なく海が荒れる事もなくて、雨も少なく唐原川清掃も有った為か?干潟や波打ち際も人工ゴミのペットボトル類が少なく思いのほか綺麗でした。
アシ原の中には有りましたがアシが伸びている為に目立ちませんでした。初めて参加された方は何時もこんなに綺麗なのか?と思われた事でしょうね。それでもタバコの吸殻や、小さなビニールのペレットは沢山有りました。
参加の皆様有難うございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
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日時:2013年5月25日(土)15:00~17:30
場所:海の広場から和白干潟沖合
参加者:キャノンMJグループ社員13名(潮干狩り参加8名)
守る会:3名
4月に引き続き、今年2回目で最後の企画も真夏のような晴天にでした。今回も、クリーン作戦に続き、潮干狩り企画を実施しました。
干潟のお掃除は九州産業大学の学生たち、一般の方たちも参加して広場前からアシ原に向かって進みました。ゴミの量は予想していたより少ない印象でした。
大変暑い日でしたので4時にクリーン作戦を終了し、潮干狩り希望者8名とよく引いた干潟を歩き、水際まで行って手で貝掘りをするよう山本さんの指導ではじめました。
先月大きなアサリが採れたことから、皆さんやる気満々。潮干狩り客も連日多い中、今回はどうかな?と心配しましたが、大きなアサリがたくさん採れました。
アサリのほか少数ですがサルボウガイ、アカニシも採れていましたが、オキシジミは先月も今月も見当たりませんでした。タマシキゴカイやツバサゴカイなどの底生生物やマメコブシガニなどの説明をしました。
残念ながら今回ガザミは出てきませんでした。
田中さんの浄化実験は『おお!』と感嘆の声が出るほど短時間でクリアな水に変化するアサリの浄化力を証明できました。
今回も特にたくさん掘り当てる方がいて、帰りには重くてかわるがわる交代するほどでした。
初めて潮干狩り体験をしたという方も2名いらっしゃって、皆さん大満足で来年もこの企画をしたいとのことでした。皆さんの楽しい経験が干潟保全の行動につながっていくことを期待します。
反省点としては、今回は海の広場に設置してあった港湾局の倉庫とトイレが、設備更新のため一時的に撤去されていることを事前連絡していなかった、ということです。
これまでの経験から長靴の貸し出しを当てにして持参されなかった方が何名かおられ、靴を脱いで靴下で干潟に入るという選択をされていました。さいわい怪我等もなく終わりましたが、長靴はほかの団体の物であり
安易に使ってもらっていたということを少し反省しました。守る会でも少しは準備の必要があるのかもしれません。
(E・I)
以上
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日時:2013年5月13日(月)16:15~17:00
場所:東区香椎セピア通り(JR香椎駅前~西鉄電車高架下~キラキラ通り商店街)
参加者:10名
晴天に恵まれたとはいえ真夏日で、しかもPM2.5の発生が多いという午後の日差しの強い香椎の街中で、和白干潟のラムサール条約登録を目指す初めての街頭署名活動を行いました。
16時15分から17時までの約1時間で78名分の署名が集まり、チラシ約150枚を配ることができました。
場所は、香椎のセピア通りの、①JR駅前歩道(駅敷地内は不可)、②西鉄高架下、③キラキラ通り(福銀支店周辺)の3グループに分かれ、署名係り、チラシ係り、マイク係りと役割分担しました。
署名板には、先日西日本新聞に掲載された和白干潟一帯をラムサール登録に、という写真入の記事をコピーして貼り付けました。街頭署名活動は初めての人や、約20年前の人工島建設反対の街頭署名活動に参加したメンバーも
当時を思い出して、暑さにめげずブルーのスタッフジャンパーを着て道行く人に呼びかけました。
山本さんは香椎駅前で大きな声で呼びかけ、私は歩いたり、ポイントでマイクで呼びかけ、学校帰りの高校生や大学生、買い物客など思いのほかたくさんの方が立ち止まり、署名していただけました。
環境問題を学ぶ女子大生などもいて、若い人が関心を持ってくれることに大いに励まされました。また、和白干潟を懐かしむ人、人工島の影響を語る人などもいて署名活動で直接たくさんの人と語り合える機会をもてたことは
私たちを元気づけるものとなりました。
このように社会的にアピールすることで、私たちの活動を市民に印象づけることができたと思います。署名板がもっとあればよかったのに、と思うほど署名が順番待ちの状況もあり、今後守る会メンバーの参加を増やす必要が
ありそうです。チラシも思いのほか受け取ってもらえました。
この日は午後1時から自然観察会の案内状発送作業、2時半からこれまで集まった署名の点検整理作業を行ってから準備に取り掛かり、急いで山本さんと山之内さんの車に分乗して向かいました。
残念なことに、すでに東警察署で道路使用許可を取得する手続きや、署名板の追加購入、チラシ印刷などの準備はできたのに、出発直前私がうっかりマイクの点検をしてなかったので、現地到着が遅れて時間をロスしたことは
大きなミスでした。
これからは今回の反省を踏まえて、毎月いろいろな街で街頭署名活動を展開していこうと思います。暑い中、参加された皆さん、お疲れ様でした。
(E・I)
以上
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−和白川河口~塩浜海岸〜五丁川河口〜奈多 ―
2013年5月12日(日) - 快晴 - 中潮: 干潮4:21 満潮10:35
[観察鳥種] 30種
[参加者数] 23名
今回はバードウィークですので福岡県との共催で探鳥会を行いました。県からは挨拶をしていただき、参加者に鳥の下敷きとパンフレットのプレゼントがありました。連日快晴が続き、暑いくらいです。
路傍の草も青々と勢い良く繁り、ときおり可愛らしい花を揺らします。景色がすっかり変わり、鳥たちの顔ぶれもまったく変わったものになりました。今日はオオヨシキリやコアジサシを見るのを目標に出発しました。
9:30頃に和白川河口につきました。潮が満ちているため、今見頃のシギやチドリが見られないのですが、川沿いの植物の生長に目を見張りました。ノイバラやシャリンバイ、トベラなどの花が咲き、ほんのりと良い香りを放っています。
足下にはハマヒルガオやコマツヨイグサが花を咲かせています。ハチやチョウやテントウムシが間を飛び交い、野鳥の住処となる豊かな生態系を感じさせます。
アシ原に近づくに連れて、お目当ての鳴き声が聞こえます。オオヨシキリです。声の大きさに比べてずっと小さい体は勢いづいたアシの葉に隠れてなかなか見つかりません。羽ばたきを頼りにやっと望遠鏡に入れると
アシが大きくたわむのも意に介さない様子で、真っ赤な口から大声を張り上げています。その後数カ所で見つかり、今日の目標第1は十分に達成できました。
オオヨシキリの大声を筆頭に、耳を澄ますといろいろなさえずりが聞こえてきます。注意深く探すと、アシの間や木陰にホオジロ、カワラヒワ、コゲラ、シジュウカラを見つけました。カワセミがしきりに鳴いていたのですが
姿を見る事はできませんでした。
海を見ると、きらきらと透き通った青い水がなかなか引く気配を見せません。畑の道に、コチドリ2羽とイソシギが1羽歩いています。近くで子スズメとその親が転げ回っていて、大きさや動作の違いを比べる事ができました。
さらに婚姻色で真っ赤になったくちばしと足、頭に羽飾りを付けたアオサギもいました。
塩浜護岸を歩いて五丁川河口につき、開けた海と空の空間にトビがゆうゆうと滑空しています。よく見るとハイタカやハチクマもいたそうです。少し霞んでいましたが雲のない空で、大きな弧を描く姿が美しかったです。
そしてその下、静かな海の浮きの上にコアジサシが2羽休んでいました。その姿をしばらく楽しみ、目標の第2も達成できました。奈多のクリークの柵にはキアシシギが休んでおり、皆が近づくと鳴きながら飛び立ちました。
今回はカモが一種類しか見られませんでしたが、季節とともに芽吹きたくましく成長する自然の中で、さまざまな種類の鳥が見られました。鳥たちも繁殖期を迎え、ますます賑やかになりそうですね。
(N・I)
★ 参 加 者 の 感 想 ★
・コアジサシがはっきり見れて良かった
・オオヨシキリの口の中が真っ赤で目立っていた
・ホオジロが見れて良かった
・バンの鮮やかな黄色と赤のくちばしが、極楽鳥のようで美しかった。
以上
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博多湾東部では5/6(月)に調査を行いました。
メダイチドリ8羽、ハマシギ183羽、キアシシギ39羽、チュウシャクシギ27羽など、11種289羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ3羽、ミサゴ2羽、コアジサシ11羽が観察されました。
今日5/6の博多湾東部の調査では、振替休日で潮干狩りの人が多く、鳥の居場所が無いようでした。潮干狩り客は和白から雁ノ巣までで1322人、香椎で40人、名島は113人で、合計1475人を数えました。
ミヤコドリは若鳥2羽が残っていました。カモたちも少数ですが残っています。オナガガモ、マガモ、ハシビロガモを見ました。香椎の岩場でメダイチドリが観察できました。人道橋の工事で帰ってくるかどうかを心配していました。
少し戻ってきてよかったです。
またコアジサシとオオヨシキリが私の初認の鳥でした。アオサは余り見られませんでした。沿岸にはハリエンジュやトベラやキショウブの花が盛りでした。
潮が引いたクリークではたくさんのヤマトオサガニがさかんにツメ振りダンスをしていて、初夏を感じさせました。
●春期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。(今津)
今津では5/5(日)午前中に調査を行いました。
チュウシャクシギ80羽、タシギ4羽、セイタカシギ4羽など、14種115羽がカウントされました。他にはヘラサギ1羽、クロツラヘラサギ7羽、ミサゴ1羽、カンムリカイツブリ1羽が観察されました。
調査参加者は今津が3名、博多湾東部が6名でした。
調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
(山本廣子)
以上
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