最近の和白干潟


2013年10月

第25回和白干潟まつり(10月26日)

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(10月26日)

MS&ADグループ 和白干潟観察会報告(10月20日)

柏陵高等学校環境科学コース1年生和白干潟観察会報告(10月18日)

定例探鳥会報告 和白海岸(10月13日)

10月6日「モーニングコンサート&トーク」参加報告(10月6日)

香住ケ丘小学校5年生体験学習「和白干潟の講演会」報告>(10月4日)


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第25回和白干潟まつり

                            

     第25回和白干潟まつり

   バードウオッチング、干潟の生きもの観察、植物観察、ネイチャーゲームなど自然観察を主体としたお祭りです。自然観察会のほかに海の広場では、写真展、パネル展、ステージではコンサートやマジックショーなども行われています。
   食事などを提供するお店も出店しており、秋の和白干潟の自然を存分に楽しむことができると思います。お子さまと一緒に秋の休日を楽しんでみませんか。

   
第25回和白干潟まつり

   日時:2013年11月17日(日) 11:00~15:15
   会場:和白干潟・海の広場(福岡市東区和白4丁目海岸)


   
※駐車場がありませんので公共交通機関をご利用ください。

   問い合わせ:今村・092-942-5282 田中・092-606-5588

     以上

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  和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

   今月は「AQUA SOCIAL FES!! 2013」参加のクリーン作戦でした。
   ●日時:2013年10月26日(土)15:00~17:00
   ●参加者:115名:アクア参加のみ81名、一般4名、九産大生14名内(教師1名)、カルビーKK.3名、守る会:13名
   ●可燃ゴミ:305袋の内訳(アオサ:289袋)人工ゴミ15袋)、不燃ゴミ:1袋

     鳥は、チュウシャクシギ1羽、ホウロクシギ1羽、ハマシギ8羽、クロツラへラサギ4羽、ダイサギ、沢山のカモ達、カラスが観察できました。
   

   今、和白干潟では、ミヤコドリやシギたち、クロツラへラサギも殆ど毎日観られるようになり、羽数も増えたり、減ったりしながら潮の加減で観られる時間も限られるようです。カモも日毎に数を増やしています。
   アシ原では、アシが大きく穂を付け、ウラ菊の花が其処此処に群落を作り可憐な花を咲かせています。
   アキノミチヤナギは小さな花を付け、ハママツナは実をつけながら大分紅葉してきました。
   クコの実は赤くなりたわわに実っていますが、同時に紫色の小さな花も付けています。

       

   本日のクリーン作戦は、西日本新聞社主催トヨタの「AQUASOCIALFES」参加のクリーン作戦で、主催者の挨拶が有り、守る会山本代表の挨拶で始まりました。
   今回も若人の参加が多く、沢山アオサの回収が出来ました。最近の台風の影響で殆どのアオサがアシの根元まで打ち上げられており、干潟はスッキリと綺麗になっています。

     

   清掃後は希望者により植物観察、野鳥観察、干潟の生き物観察と3グループに分かれて観察会も行われました。
   皆それぞれ楽しまれた様子でした。最後に全員で記念撮影が行われました。参加の皆様ありがとうございました。お疲れ様でした。

      

   (S・T)

   以上


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  MS&ADグループ 和白干潟観察会報告

   日時:2013年10月20日(日)14:00~16:00 快晴のち少雨 
   大潮 満潮10:25 干潮15:58
   実施場所:和白干潟~沖合~アシ原付近
   参加者:135名(大人100名、子ども35名) 
   守る会自然観察ガイド:6名、カメラ:2名

   陽の光がまぶしく、じんわりと汗ばむくらいの陽気のなか、小さな子どもを連れたご家族の参加が多かったです。初めに紙芝居で和白干潟の紹介を行ったあと、野鳥の観察をしました。
   観察会が始まる前にいた200羽ほどのカワウの姿はなく、クロツラヘラサギやミヤコドリも今日は居なかったです。しかし、普段あまり野鳥を観察する機会のない参加者の方たちは、スコープを覗いては水岸にいるカモの姿を見て
   感嘆の声を上げていました。

                              

   干潟に入ると皆さん生き物を探すのに夢中になっていました。マメコブシガニを見つけたお父さんが子どもに「縦に歩くカニは初めて見たね!」と嬉しそうに話していました。
   アサリを掘ったことのある方もあまりいないようで、深く掘らなくても浅いところを手で探るといることを知ると、すぐにアサリが見つかって、とても喜んでいました。
   皆さんから集めてもらったアサリ等の二枚貝で浄化実験をやりました。観察会の最後に結果を見せると、貝の入った海水の透明感に皆大変驚いていました。
   アシ原へ移動して、アシハラガニを6匹ほど捕まえました。そのあと、参加者の方が見つけた生き物も合わせて、どんな生き物が見つかったかを確認しました。参加者全員でアシ原から広場までゴミ拾いをして帰りました。

                   

   お菓子の袋などのビニール類が多かったです。ちょうどゴミ拾いをしていると雨が少しパラっと落ちてきましたが、心配する程度の雨ではなくて良かったです。
   沿岸ではハママツナが赤く色づき、ハマシオンの薄紫の花が満開でいい香りがしました。秋の気候の良い日の観察会はとても楽しかったです。

  (Y・K)

   観察された鳥:ミサゴ、カワウ200、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、カルガモ、ホウロクシギ3、オオソリハシシギ1、ダイサギ、コサギ、アオサギ、トビ、カササギ
   観察された干潟の生き物:コメツキガニ、マメコブシガニ、アシハラガニ、ケフサイソガニ、オサガニ、ウミニナ、ホソウミニナ、アラムシロガイ、オキシジミ、アサリ、ソトオリガイ、ユウシオガイ、イトゴカイ
               フレリトゲアメフラシ、ハマトビムシ、ヤドカリ、フナムシ
   観察された海草:アオサ、ボウアオノリ
   観察された花:ハマシオン、紅葉したハママツナ
   燃えるゴミ ; 10袋  木の棒:7本


    以上

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  柏陵高等学校環境科学コース一年生 和白干潟観察会報告

   日時:2013年10月18日 金曜日12:50~15:00 快晴 大潮 満潮9:08 干潮14:57
   参加者:1年生40名 先生5名 
   守る会自然観察ガイド:3名、カメラ:1名


  高校生たちは、お昼のお弁当を海の広場で済ませ、リラックスしていました。12時50分からの観察会となりました。
  高校生ともなると、話を聞く態度も違いますし、筆記用具を片手に山本さんの話に聞きいってメモを採る生徒も真剣です。

                      

  毎年来てくれるこの学校は、今年は学校の備品として、オニューの双眼鏡を20個くらい持ってきていました。ただ扱い方を習得出来ていない様に思われたことは残念でした。
  昨日は居たと言うクロツラヘラサギもミヤコドリが6羽になったという話もありましたが姿は見せず、大潮で引いた水際に居るカモの群れもあまりに遠く、識別が難しかったです。
  干潟ではカニの小さな砂団子がびっしりで、5ミリにも満たないコメツキカニも見つかりました。しかし、大きなコメツキガニはあまり見かけません。巣穴もそれなりに大きなのは数が少ないのです。世代交代かな。
  アサリの浄化実験もやりました。澪筋を目当てに捜すとアサリが良く見つかりました。エイも貝を食べに来るのかこの澪筋にいっぱい掘ったような跡が並んでいました。
  
                      

  貝殻が帯状に散乱しているところは、アオサが堆積して窒息死したのでしょうか。アシハラガニは大きくて人気があります。
  モクズガニを唐の原川でみかけることは良くありますが、油山近くから来た高校生なので、「油山の渓流にも居ますか?」と聞いてみたら「居る」とのことでした。カニはどうして海に産卵にくるのでしょうか。
  アシ原から広場までゴミ拾いをして下さいました。

                                           

  台風後アオサは堆積していますが、人工ゴミを主に拾って下さいました。良かったです。

  (S・T)

  観察された鳥:ホウロクシギ3、オオソリハシシギ1、ダイサギ、コサギ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ハシビロガモ、スズガモ、ミサゴ
  観察された干潟の生き物:コメツキガニ、マメコブシガニ、ケフサイソガニ、アシハラガニ、クロベンケイガニ、ウミニナ、ホソウミニナ、アカニシ、アラムシロ、ツボミガイ、マガキ、アサリ、ソトオリガイ、ユウシオガイ
              オキシジミ、ホトトギスガイ、イトゴカイ、フレリトゲアメフラシ、トビハゼ、マハゼ、ハマトビムシ、ホンヤドカリ
  観察された海草:アオサ、ボウアオノリ
  観察された花:ウラギク、紅葉しかけたハママツナ
  燃えるゴミ ; 5袋
  燃えないゴミ:1袋


   以上

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  定例探鳥会報告 和白海岸

    - 和白海岸→海の広場→アシ原→砂州→海の広場 -
   2013年 10月13日(日) -快晴- 小潮(干潮10:59 満潮17:54)
   [観察鳥種] 32種 
   [参加者数] 17名


    久しぶりに気持ちの良い青空が広がるなか、渡り鳥の姿が見られることを期待して探鳥会が始まりました。
   和白海岸に出て最初に、ミヤコドリを1羽確認できました。
   和白干潟では初認となり大変嬉しいスタートでした。
   ミヤコドリの傍には、クロツラヘラサギが7羽左右に嘴を振りながらエサを探していました。和白干潟を象徴するミヤコドリとクロツラヘラザギの姿を見ることが出来て大変感動しました。

                       


   海岸からそのまま海の広場へ移動しました。大量のアオサがびっしりと海岸沿いを覆って、悪臭がしていました。アオサの下にいる生き物たちがとても苦しい思いをしているだろうと悲しくなりました。
   海の広場では、コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモなどのカモの群れとオオソリハシシギやダイシャクシギを見ることができました。
   可愛らしいハマシオンの花がたくさん咲いていました。
   アシ原をぬけて砂州に出ると今度はカモの群れの中に、なんとオシドリが15羽いました。オスは美しい模様がはっきりしたものとエクリプスが混じっていました。

                       

   今年は未だに暑い日が続いており、渡り鳥の姿が見られるかどうか心配していましたが、和白干潟に渡り鳥がやってきてくれて嬉しい気持ちでいっぱいになりました。

  (Y・K)


   【参加者の感想】
    ・ オシドリを初めてみた(新人の方)。
    ・ ミヤコドリが見られて良かった。
    ・ クロツラヘラサギがたくさんいて嬉しかった。
    以上感動の声でした。

   以上


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  10月6日「モーニングコンサート&トーク」参加報告

   日時:2013年10月6日(日)10:15~11:30
   場所:南区高宮福岡市男女共同参画センター「アミカス」4階ホール
   参加者:約60名
   きりえとトーク出演:山本

    「ママは原発いりません」の活動をされている和白干潟を守る会会員高柳さんを通して毎月1回「モーニングコンサート&トーク」という若手音楽家演奏の場を提供する催しを主催されている高島真子さんから依頼を受けて
   今月は和白干潟の自然を山本さんのきりえで紹介するということになり、和白干潟を守る会メンバーも楽しみに参加しました。
   日曜日の朝のさわやかな秋日和にふさわしいコンサート&トークでした。事前に会場入り口には額入りのミヤコドリのきりえを展示、干潟のきりえ絵葉書、絵本を販売、パンフレット類は差し上げました。

                                 

   署名用紙も持ち帰りのお願いをしました。
   コンサートは女性ピアニストの演奏が2組、男性クラリネット演奏がありました。それぞれ才能豊かな若手の演奏家の意気込みが感じられ、生でクラシックを聞くことが少ない私には新鮮に思えました。
   次にスクリーンにはきりえが映し出され、山本さんがきりえ画家「くすだひろこ」として登場、和白干潟の自然と保全活動を紹介し、
   「きりえを通して和白干潟の自然を次の世代に残したいという思いが伝わっていけばいいと願っている」と語りました。
   その後、マリンバ奏者の若菜さん(東区在住)が、次々映し出されるきりえを背景に「にほんの秋メドレー(赤とんぼ、小さい秋みつけた、この道、真っ赤だな、ふるさと、虫の声、夕焼け小焼け)」を演奏されました。

                            

   マリンバの奏でるやさしい響きと懐かしいメロディに観客はうっとりと画面を眺め、心癒されるひとときだったようです。きりえと音楽のコラボレーションのすばらしさを堪能することができました。
   コンサートの終了後は、感激しきりで、きりえ絵葉書を購入してくださった方も多く、お話もできました。マリンバの若菜さんは、今後、和白干潟を訪れたいと山本さんに語っておられました。
   干潟まつりのポスターも展示したところ、交通アクセスについてのお尋ねもありました。
   コンサートの参加者は約60名でしたが、このような機会に和白干潟に関心を持ってもらえて、嬉しく思いました。山本さん、お疲れ様でした。ファミリーでご参加いただいた会員の皆様、有難うございました。

  (E・I)

    以上


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香住丘小学校5年生の体験学習「和白干潟の講演会」報告


   日時:2013年10月4日(金)14:20~15:50
   場所:香住丘小学校音楽室
   参加:香住丘小学校5年生4クラス140名と先生3名
   守る会: 講師:山本

   香住丘小学校5年生4クラス全員140名が校舎4階の音楽室に集まり、静かに待っていてくれました。
   今回の講演テーマは「自然環境」ですが、こんなに身近に「和白干潟」と言う自然環境の素晴らしい場所があることを再確認してくれたことと思います。
   子供たちは、春に唐原川左岸の和白干潟に行って観察会をしたそうです。今回はまとめの授業に、和白干潟の話を聞きたいと言うことで実現しました。
   山本代表が、まず最初に「和白干潟」の名前の由来や、生まれ育ったころの和白干潟の様子、故郷の和白干潟の自然を守り継ぎたいことなどを話しました。
   また現在までの「和白干潟を守る会」の歩みを簡単に紹介し、現在の保全活動の様子を詳しく、分かり易く説明しました。
   次に和白干潟で見られる水鳥や底生動物、植物をパワーポイントや写真、きりえなどを使って紹介、干潟のはたらきをイラストや地図で見てもらいました。

                    

   山・川・海のことや、水のつながりも話し、湧き水についてはビデオを見てもらいました。「ラムサール条約登録」の署名活動や、11月17日の「干潟まつり」の開催については特に強調して話しました。
   約1時間半の間、子供たちは皆熱心に聴いていました。全員がメモ帳を持参し、数人はメモ用紙を追加していました。最後の10分間の質問タイムでは、時間が足りなくなる程でした。
   「和白干潟」は香住丘校区の中に位置します。授業を通じて直接地元の子供たちと交流が持てたことは大変意義があり素晴らしい事だと感じました。
   終わってから学年主任の先生と、今後毎年継続して「和白干潟」をフィールドに子供たちの「環境学習」を推進してほしいと話しました。

                                    


   今回は守る会新メンバーの久保由加里さんのお子さんが、香住丘小学校5年生に転入しておられ、一緒に話を聞いてくれました。
   今後和白干潟の近くの小学校が、次々に和白干潟の観察会に来てくれることを願っています。

   (H・M)

   以上


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