最近の和白干潟
2014年1月
●日 時:1/25 (土)15:00~17:00
●参加者:16名:一般2名、守る会14名
回収ゴミ合計55袋: 可燃ゴミ:54袋の内訳(アオサ、落ち葉など30袋、人工ゴミ25袋)不燃ゴミ:1袋。
鳥は、ミヤコドリ9羽、ダイシャクシギ2羽、ハマシギ16羽、クロツラへラサギ2羽、ダイゼン6羽、ウミネコ10羽、ズグロカモメ3羽、ダイサギ、アオサギ、コサギ、カワウ、カモではオナガガモ、マガモ、カルガモ
コガモ、ヨシガモ、オカヨシガモ、とイソシギ、ハクセキレイと多くの鳥達を観察することが出来ました。
和白干潟では、アシ原全体が冬枯れの時期になっていて、ふわふわの綿毛になっています、ハマニンニクの新芽が大きく育ち、ホソバノハマアカザ、ホコガタアカザなど小さな芽も出てきています。
木の実は、少し小さくなったセンダンの実やシャリンバイが実を付けています。
本日のクリーン作戦は、天気予報で雨の予報だった為が、参加者が守る会関係と他2名の参加で行いました。唐原川河口右岸のアシ原入口には多量の人工ゴミが有り、多くのゴミが人が原因で増えたと思われます。
聞くところによりますと、通勤途中の自転車から放り投げている人がいるそうです。個々のモラルと思いますが、何でも捨てるときは自分の責任でゴミ袋に入れて出して欲しいと願っています。
清掃範囲は唐原川河口~市道まで広範囲にすることができました。最初見た人工ゴミも、綺麗に取り除かれていて見違える程きれいになりました。毎回来て下さっている2名の一般の方には感謝申し上げます。
参加の皆さま有難うございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
日 時:2014年1月14日(火)9:30~11:30
場 所:和白干潟、アシ原、砂洲
参加者:和白小学校4年生4クラス110名と先生5名、守る会9名
晴れ時々曇りの穏やかな天候に恵まれ、冬の和白干潟の野鳥観察とアシ原の植物主体の観察会でした。夏の干潟の生きもの観察に続いての2回目の干潟での学習とあって、子どもたちはにぎやかに
「おはようございます。また来ましたあ。」と元気いっぱい、やる気満々でやってきました。はじめに20分間山本さんが干潟のお話のおさらいと、今日の野鳥観察の見どころについてお話をしました。
続いて8台の望遠鏡で20分間バードウォッチングをしました。ミヤコドリが8羽群れていて、(なぜか1羽は別の場所にいて、後で合流)鮮やかなオレンジ色のくちばし、白と黒のはっきりした羽の色はわかりやすく、
子どもたちは歓声を上げていました。マガモのきれいな緑色の頭頂部にもきれいねと感心し、オナガガモなどの水にもぐって餌をとる様子も熱心に見ていました。
1羽のダイシャクシギは、背中を見せてじっとしたままなかなか特徴のある長いくちばしを見せてくれませんでしたが、動いた一瞬、全体を見ることができた女子は「ワア!見えた」と感動の声を上げました。
アシ原に入り、バラ類のつるに足を取られないよう注意しつつ、センダンの実や、マサキの赤い実、枯れたアシの穂やウラギクの綿毛や植物の新芽、アシハラガニの巣穴などを観察し、砂洲に出ました。
おサルの顔のように見えるセンダンの葉痕は、虫眼鏡で見ました。
砂洲に出て、様々な鳥たちの足跡を見つけ、大喜びで干潟の中を歩き回り、水の中にも入る子どもが続出しました。「スコップはないですか?」と質問する子どももいて、寒い冬でも干潟を掘りたい様子でした。
砂洲から砂浜を歩いてゴミを拾って広場まで帰りましたが、ゴミが大変多く、子どもたちも熱心に拾ってくれてゴミ袋12袋(内燃えないゴミ1袋)にもなりました。子どもたちにもごみ問題は良くわかったと思います。
最後に広場でまとめをし、「またお父さんやお母さんも連れて一緒に来たい」という感想を述べてくれた子どももいました。
山下さんが世界、日本、和白の鳥の数クイズを出して、盛り上がりました。みんなよく話を聴き、熱心に観察してくれて良かったと思います。
2月に和白小学校で行われる1年間の観察会のまとめの発表会を楽しみに、再会を約束して分かれました。
(E・I)
●観察された鳥:ミヤコドリ9羽、ツクシガモ4羽、ダイシャクシギ2羽、マガモ、オナガガモ、カルガモ、スズガモ、ホシハジロ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、イソシギ、ハクセキレイ、モズ、カワラヒワ、ウグイス(声)、
ヒヨドリ、シロハラ(声)
●生きもの:ウミ二ナ、ホソウミ二ナ、オキシジミ、オオノガイ、ユウシオガイ
●植物:海藻:オゴノリ
花:ハマナデシコ1個
実:センダン、マサキ、シャリンバイ
穂:ウラギク、アシ
以上
ページのトップに戻る
山本廣子
和白海域水鳥調査(野鳥の会福岡)を行いましたので、報告します。
日時:2014年1月12日(日)13:00~16:00 曇り
調査範囲:和白海域(和白~奈多~雁ノ巣)
1/12は午前中が探鳥会でした。探鳥会でも参加者を呼びかけて、午後から水鳥調査を行いました。博多湾東部の冬期シギ/チドリ調査も兼ねて行いましたが、シギチドリ調査の方が範囲が広いので、和白海域のみ調査員が兼ねて
調査を行いました。カモ類14種4677羽、カモ類以外の水鳥17種1250羽がカウントされました。
昨年はカモ類13種4407羽、カモ類以外の水鳥19種1103羽でした。カモ類もカモ類以外の水鳥も少し多くなっています。
カモ類1位はスズガモ2303羽、2位はヒドリガモ612羽、3位はオナガガモ506羽、そして4位はツクシガモ494羽でした。昨年よりもヒドリガモやホシハジロが減少しました。
昨年12月にはスズガモもヒドリガモももっと多くいました。寒くなりアオサが分解して食物が減り、ヒドリガモが減ってきているのかもしれません。
また北西の冷たい風が吹きつけるようになってきたので、北側に風よけのある雁ノ巣海岸にツクシガモやヒドリガモが多く集まっていました。
シギやチドリたちは干潟が大きく出ている和白で見られました。シロチドリ210羽、ハマシギ590羽、ミユビシギ124羽がカウントされました。
奈多や雁ノ巣ではオオバン264羽が目立っていました。残念ながらクロツラヘラサギは見られませんでした。
調査は3つのグループに分かれて行いました。調査参加者は9名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
以上
ページのトップに戻る
山本 廣子
●冬期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。
今津では1/5(日)午前中に調査を行いました。タゲリ48羽、ハマシギ58羽、アオアシシギ12羽など、11種154羽がカウントされました。他にはヘラサギ2羽、クロツラヘラサギ19羽、ツクシガモ104羽、ズグロカモメ9羽、
ミサゴ15羽、カンムリカイツブリ3羽、マガン3羽が観察されました。
博多湾東部では1/12(日)午後に調査を行いました。
ミヤコドリ9羽、シロチドリ265羽、ハマシギ611羽、ミユビシギ124羽など、9種1037羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ15羽、ツクシガモ494羽、ミサゴ2羽、カンムリカイツブリ7羽が観察されました。
9/5の博多湾東部の調査では、海岸のアオサは寒さのために分解して無くなっていました。強風の後でゴミの散乱が多く、カラスも多く見られました。カラスが貝を落とす行動も見られました。
調査参加者は今津が3名、博多湾東部が13名でした。
寒い中、調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
以上
ページのトップに戻る
- 海岸→海の広場→アシ原→砂州
2014年 1月12日(日) -くもり- 中潮(干潮13:08 満潮8:01)
[観察鳥種] 48種
[参加者数] 22名
新しい年になって初めての探鳥会は寒風の中行われました。日本野鳥の会福岡支部副支部長の田村さんも挨拶され、多くの鳥たちに出会えることを願ってスタートしました。
和白海岸では、たくさんのカモの群れを見ることが出来ました。水際にはオナガガモが広範囲に渡って300羽ほどいました。
12月には多く見られていたヒドリガモの姿はなく、ツクシガモも1羽のみ確認出来ました。そんな中、ミヤコドリが9羽確認できたのが嬉しかったです。
海の広場へ移動する途中、沖にいるスズガモの群れにさらにたくさんのスズガモが群舞して加わるところを見ました。びっしりといるスズガモは2300羽ほど観察出来ました。
海の広場から冬枯れのアシ原を歩きました。ウグイスの地鳴きやシロハラの声も聞こえました。
砂州に出ると、ハマシギやミユビシギやシロチドリがたくさん走りまわっていました。シギとチドリの見分け方は、くちばしの長い方がシギで短い方がチドリであると教えていただいたので、見分けがつくようになりました。
沖の方にはウミアイサが潜ったり出てきたりしていました。海からの冷たい風を受けながらの探鳥会でしたが、たくさんの種類の水鳥たちを確認できたので良かったです。暖かいアシ原の中で鳥合わせをしました。
(Y・K)
【参加者の感想】
・ ツクシガモがかわいかった。
・ ミヤコドリが見られて良かった。
・ シギとチドリの見分け方がわかって良かった。
・ カモが寄り添っているのがかわいかった。
・ ミサゴがカッコ良かった。
以上感動の声でした。
ページのトップに戻る