最近の和白干潟

2014年11月

精華女子短大2年生和白干潟観察会報告(11月30日)

西戸崎小学校5年生60名と先生2名の和白干潟観察会報告(11月28日)

11月ラムサール条約登録街頭署名活動報告(11月25日)

第26回和白干潟まつり開催報告(11月23日)

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(11月22日)

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精華女子短大2年生和白干潟観察会報告

  日 時:2014年11月30日 (日)13:30~15:30 雨 
  参加者:精華女子25名と先生1名 守る会:4名
 

  予報に反して昼前より雨が降り出してしまいました。雨が降る中、女学生達は少し遅れて事務所に到着しました、同時に賑やかになり、事務所の中は若い娘達でいっぱいになりました。
  席に着く前に資料のリーフレットを一人ひとりに取って貰いました。席に着くと、先ず山本さんが手袋と手縫いのミヤコドリとクロツラヘラサギの人形を使い挨拶をされ、守る会ガイドが自己紹介をしました。
  次の室内講義では、紙芝居を使って和白干潟の話を丁寧にされました。来年からは、保育園などの先生になる生徒達だけにまじめに聞いていました。

                         

  14:10頃小雨になり、干潟に移動しましたが、着くと急に雨脚がひどくなり、本降りに成りました。土砂降りの中傘をさしながら望遠鏡で、クロツラヘラサギやカモを約15分間見て貰いました。

                  

  お天気が良ければ生徒達には、生きものや、アシ原の植物、鳥たちも時間をかけて見て貰えたのに残念でなりませんでした。又事務所に移動し、プロジェクターを使って、和白干潟の四季や生きもの、渡り鳥、植物の紹介をしながら、
  ここでしか見られないなど特徴を強調しました。最後に質問、感想を貰いました。天気の良い時に個人で来たい子や、雨だったけど干潟を見られて良かった、など和白干潟が重要であることの認識をして貰えたようです。
  時間があったので「ひがただいすき」を山本さんが心を込めて読み、環境を守って貰える人に成って下さいと結ばれました。

                  

  最後にみんなでミヤコドリの歌をうたって観察会を終了しました。

  (S・T)

   以上
 
  観察された鳥:クロツラヘラサギ5羽、淡水ガモ(マガモ)海ガモ
  観察された生きもの:ウミニナ、コメツキガニの巣穴
  観察された植物: ハママツナの紅葉 


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西戸崎小学校5年生60名と先生2名の和白干潟観察会報告

  日 時:2014年11月28日(金) 9:15~11:10 曇り 小潮 満潮14:23 干潮7:28
  場 所:和白干潟・海の広場
  守る会ガイド:4名

  11月末の観察会で、干潟の生きものたちがいるかどうか心配されましたが、穏やかな日和で浜辺にはコメツキガニの砂団子があり一安心しました。
  潮が満ちてくる時間帯での観察会だったので、はじめに自己紹介が終わると、直ぐに干潟の生きもの観察に入りました。まず、砂浜でコメツキガニの巣穴や砂団子を紹介、干潟に入るとアカエイが掘ったくぼみやゴカイの巣穴
  そして巣穴の掘りかたなどを説明しました。子どもたちはスコップで干潟を掘りながら生きものを探しています。コメツキガニやゴカイ、オキシジミ、ソトオリガイなど次々と見つけてきます。沖合ではアサリもたくさん見つかりました。
  子どもたちは干潟がとても楽しそうでした。

                                         

  その後、海の広場で干潟のはなしとバードウオッチング。カモたちも沢山おり、唐原川方面にはミヤコドリやクロツラヘラサギ、正面沖合の杭の上にはミサゴ、沖合にはスズガモの群れがおり色んな鳥を見ることができました。
  望遠鏡で大きく見える鳥たちには子どもたちもびっくり。バードウオッチングの最中、後ろの方ではバケツの中のカイやカニなどを熱心に観察する生徒たちもいました。

                

  最後にまとめと質問、バケツに集めたカニやカイなどを紹介、中には5センチほどの大きなゴカイもいました。質問ではヤドカリは殻がなくても生きられるのか、アサリはどのように生まれてくるのかなど、沢山の質問がありました。
  観察会の時間設定が干潮時間帯を外れていたため、干潟の生きものが見られないのではと心配されましたが、穏やかな天候だったこともあり、子どもたちに干潟を楽しんでもらえて良かったです。

  (Y・Y)

  以上

  観察された鳥
     ミヤコドリ(9)、ダイシャクシギ、オオソリハシシギ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、ツクシガモ、ヨシガモ、スズガモ、カンムリカイツブリ、ウミアイサ、クロツラヘラサギ(6)、ダイサギ、カワウ、ミサゴなど
  観察された生きもの
     コメツキガニ、ケフサイソガニ、アサリ、オキシジミ、ソトオリガイ、ユウシオガイ、アラムシロガイ、フジツボ、ウミニナ、ホソウミニナ、ヤドカリ、クルマエビ、ヨコエビ、ハマトビムシ、ハゼ、マガキなど
  観察された海藻
     オゴノリ、アオサなど


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11月ラムサール条約登録街頭署名活動報告

   日 時:2014年11月25日(火)16:00~17:00
   場 所:JR福工大前駅周辺
   参加者:6名
   署名数:102名分

   2011年秋に始めた署名活動はあしかけ3年になりますが、今回は月1回行う街頭署名活動の最後と決めていました。今日はあいにく開始前までやんでいた雨が、再び降り始め、強い風と濡れる署名用紙をかばいながらの
   署名活動でした。寒くなり、濡れながらでは、署名は少ないだろうと覚悟しましたが、それでも6名がそれぞれ分散して、がんばって呼びかけを続け、粘ってお願いしていると、高校生をはじめ思いのほか沢山の人が
   応じてくださいました。このJR福工大前駅周辺は、和白干潟のクリーン作戦に参加してくれる福工大附属城東高校生、環境学を学ぶ福工大生などが乗り降りするので、進んで署名する人が多いのです。

                         

   このような若い人たちに力をもらい、続けていくことができました。終わって集計してみるとこれまでになく多い100名を超える数が集まっており、やり甲斐があった、と一同感じました。
   署名はまだまだ12月末まで続きますので、皆さん頑張りましょう。

   (E・I)

   以上


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第26回和白干潟まつり開催報告

   2014年11月23日(日)11:00~15:15

   「第26回和白干潟まつり」を海の広場で開催しました。快晴で暖かく、約300人の参加がありました。主催は第26回和白干潟まつり実行委員会(和白干潟を守る会とグリーンコープ生協福岡東支部)です。
  久しぶりで会える方々や初めての方々も、和白干潟の自然を通して親しく触れ合えるのはとても嬉しいことでした。自然観察会を主体として、コーラスや演奏、マジックなど、みんなの力を合わせて楽しい和白干潟まつりができました!
  和白干潟の自然をこれからも守っていきましょうね!
                         (実行委員長:山本 廣子)

  以上

  ●開会式
   司会は森 文子さん、開会挨拶は山本実行委員長。今年も市長からのメッセージが届き、高田さんが代読。
  ●バードウォッチング
   「野鳥の会」田村さんなどの指導でボーイスカウトの子どもたち含め参加者50名。見られた鳥は多く55種。
  ●自然遊び
   「野鳥の会」田村さんの指導で、参加者21名(子ども11名)「フィールドビンゴ」「音遊び」を実施。
  ●植物観察
   「植物友の会」野村さんの指導で、同じ植物でも海岸にあることで葉の厚さが違うなど、環境に応じて植物も身構えることなどを教わった。10名参加。
  ●干潟の生きもの観察
   藤井さん、嶺井さんの指導で、16種の干潟の生きものを観察した。35名参加(子ども18名)。

     

  ●コーラス「うたごえサロン」
   山本代表主宰のコーラスグループで初出演。合唱7,8人とウクレレ演奏で、3曲を観客もいっしょに歌った。
  ●南米音楽演奏「モジャッコ」
   「モジャッコ」の3人グループ。いつもすばらしい南米の楽器演奏と歌声で魅了。
  ●ミニシアター
   子ども劇場の子どもと大人によるいろいろな歌遊び。「終わらない遊び」は楽しく人気があった。
  ●紙芝居(コメツキガニのたび)
   守る会森 文子さんが担当。干潟全体がよくわかる山本代表のきりえ絵本の紙芝居。

                  

  ●マジックショー
   「マジック1・2・3」の皆さんと山本代表の楽しいマジックショー。
  ●一言アピール
   7団体参加で活動をアピール。予定や支援などを呼びかけた。
  ●手をつないで
   50名程の参加者が海に向かい、手をつなぎ「海の歌」などを振りを入れて歌った。
  ●干潟の掃除
   55名が参加し干潟の掃除をした。乾燥したアオサを41袋集めた。
  ●写真展・パネル展
   和白干潟の自然の写真や、保育園や小、中、高校などの観察会報告の紹介パネルの展示は、多くの人に関心を持って見てもらいました。
  ●模擬店・バザー
   出店は15店。おでんなどの食品と無農薬野菜やリサイクル品などの販売と展示。お店紹介インタビューが好評。
  ●ラムサール宣言
   若い田浦さんが力強くラムサール宣言を行い、閉会の挨拶は山本実行委員長が来年もがんばろうと呼びかけた。

                   
 

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和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

  ●日時:11 /22 (土)14:50~17:16:50
  ●参加者全員:147名、九産大生8名内(教授1名)城東高校生117名内(教師10名)一般6名、守会16名   
  ●回収ゴミ合計266袋: 可燃ゴミ:265袋(人工ゴミ10袋・アオサ256袋)不燃ゴミ:1袋。 粗大ゴミ:ベットマット1個、発泡スチロール製浮き1個、バイク用荷台部品1個、角材1本、木1本、
  ●鳥は、ミヤコドリ8羽、クロツラヘラサギ5羽、ダイシャクシギ2羽、オオソリハシシギ、シロチドリ10羽、ミサゴ1羽、ダイサギ、アオサギ、コサギ、淡水ガモ(ツクシガモ8羽)、海ガモ、カワウ、ハクセキレイ、
      モズ、ウグイスの声

  今和白干潟では、ハママツナが赤く色づき,アシ原では、ウラギクとアシノの穂が綿毛に成ってフワフワと暖かそうに見せながら、次の世代へとバトンタッチの用意をしています。

                                         

  干潟では潮が満ちるとカモたちはすぐ近くまで寄ってきます、少し出た浅瀬や砂洲には、ミヤコドリやクロツラヘラサギ、ダイシャクシギや他のシギ、チドリも羽数は変化しますが毎日観ることが出来ます。
  これからは観る楽しみが益々増えてきます、皆さんもたまには足を運んでくださいね。本日のクリーン作戦は干潟まつりの会場整備と、清掃の2班に分かれて始めました。
  城東高校生が思いがけず大勢で参加してくれ、若い力をいただき沢山のアオサを回収することが出来ました。

                        

  清掃は、広場前を明日の干潟まつりのため残し、唐原川河口右岸、広場より右側市道ゴミ置き場付近までのアオサを、ソリ、二輪車、台車、リヤカーでそれぞれ運びました。
  水を含んでおり大変重かったですが、今回は高校生も頑張ってくれました。

                  

  清掃後は、お茶を飲みながら歓談した後は、野鳥観察も行いました。最後に明日の為のミーティングで締めくくりました。参加の皆様ありがとうございました。お疲れ様でした。

  (S・T)

   以上


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