最近の和白干潟
2015年1月
玄海風の子保育園かぼちゃ組 和白干潟の自然観察会報告(1月19日)
●日時:1/24(土)15:00~17:00
●参加者:15名、一般4名(2名:香椎第2中学生女子)、 守る会11名
●回収ゴミ:42袋 可燃ゴミ:41袋(人工ゴミ26袋・自然ゴミ15袋) 不燃ゴミ:1袋
●粗大ゴミ:浮き2個、Pボード3m1枚、薄いP板2.5m4枚(幅約1m)剪定枝や板:約50本、(魚のルアー:釣り針が何本も付いているもの2本)ストーブの中の灯油缶1個
●見られた鳥、ダイシャクシギ1羽、ツクシガモ16羽、マガモ、オナガガモ、ヒドリガモ、スズガモ、(朝はコガモ、オオバン)ツグミ、ウグイス、ヒヨドリ
今和白干潟ではアシ原全体の植物は冬枯れで、その上にある流れ込んだアシなどの茎や枯葉、絡まっていたアオサを取り除くと下には小さなアシの芽が何本も出ていました。
後一月もすると色んな可愛い新芽が観られることと思います。後背林も落葉樹以外は青々茂り色んな種類の鳥たちが盛んに鳴いたり、飛んだりしています。
11日(日)午後には、海の広場南奥の看板の辺りから、草や、木々、ヒトモトススキなどが燃える火事が有りました。かなり広範囲に燃えていました。
特に冬は草木などが枯れているので、火の気は持ちこまないようにお互いが気を付けましょう。
本日のクリーン作戦は殆どが守る会会員で、一般の人では毎回参加される椋木さんと地域の方と近くの中学生の女子でした。
唐原川河口右岸でアシ原の中に入っている人工ゴミを拾い、アシの上に被さっているアシの茎やアオサや枯葉などを取り除きました。
最初は少し寒く感じましたが、作業が進むにつれて暑くなり上着を脱ぐ程になりました。アオサがなくなると人工ゴミが目立ちます。
人々が道や、植え込みなどにゴミを捨てなければ、ゴミが海に流れ込むこともありません。
清掃の後は野鳥観察や、お茶を飲みながらの歓談をしました。参加された皆さま、ありがとうございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
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日時:2015年1月19日(月)13:00~15:00
潮:大潮 (満潮 9:24)(干潮14:45)
場所:和白干潟とアシ原
参加者:かぼちゃ組26名と先生4名 保護者2名、守る会4名
今日の玄海風の子保育園の観察会は、前日の天気と打って変わった風の強い日で、和白の浜では珍しく白波が立っていました。お話の時は良く聞いてくれましたが、寒さが厳しく望遠鏡の中の鳥は遠く、動きも少なく
識別が難しかったようです。
葦原を通り、植物を見て行きましたが、あまり興味がありません。カニの穴が気になり、居ないかなと指を突っ込みます。ここは風が当たらず暖かでした。
砂州に出ると風は容赦ありません。それでも男の子は澪筋に入りはしゃぎます。ぐっと水が引いた干潟では、貝を捜しカニをさがします。
女の子が一人で砂を掘り始める、水が出てくる、カニは居ないかともっと深く掘る。それを手伝うもう一人の子が加わる、より深くなり水たまりも大きくなっていく。
また二人が加わり掘ると足元が崩れる。それでもカニの姿は無い。ところが掘り出されて積み上がった砂の端に動かぬコメツキガニがいる。教えてあげると、小さな手の平に包み込み温めてやる優しさがある。
私にも私にもと騒ぐ前に集合のカモ笛が聞こえ、広場に戻る。
このカモ笛に人気がある。お別れの挨拶の後に、この笛を吹かせて貰って、それぞれに満足顔で帰っていきました。
服がぬれて風邪を引かないかと心配し、夏に観察に来てほしいと思いました。
(S・T)
以上
見た鳥:ツクシガモ・マガモ・オナガガモ・スズガモ・ミサゴ・トビ・ダイサギ・ツグミ・
生き物:コメツキガニ・アサリ・ウシオガイ・ホトトギスガイ・ウミニナ・ホソウミニナ・ホソウミニナ・ マガキ・ゴカイ・ソトオリガイ
植 物: ウラギクの穂・アシの穂・センダンの葉痕・シャリンバイの実・マサキの実・オゴノリクコ
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日時:2015年1月19日(月) 午前9時40分~11時50分まで
場所:和白干潟海の広場及びアシ原と干潟
天候:晴れ 強風 小潮 (満潮 9:24 干潮 14:45)
参加:和白小学校4年生(4クラス116名と先生6名)、守る会(8名)
地元の和白小学校4年生は、昨年6月25日に夏の和白干潟観察を経験している。今回は真冬の観察、日は差すものの強風の中での観察会になりました。
いつもは子どもたちが干潟や博多湾を眺めながら山本代表が挨拶や説明をしますが、今日は子どもたちが北風を背にしての説明になりました。
しかしさすがに環境教育に熱心な和白小の子どもたちは寒い中、話も良く聞いているし、自分で勉強しているらしく、質問などにもすらすらと答えているなとの印象を持ちました。
山本代表以下守る会のメンバーの自己紹介に続き、あらためてなぜ干潟を大切に守って行かなければいけないのか、自然のアシ原を持つ干潟は日本に2か所しかないことなどを話して、今日見られる鳥や植物の紹介を
しました。次に8台の望遠鏡を使ってのバードウォッチング、あいにくの強風と満潮時が重なってカモ類しか見られませんでしたが、マガモ、ツクシカモ、オナガガモ、スズガモなど望遠鏡を覗いてその仕草、表情に
喜んでいました。特にカモ達が強風に向かって泳ぐ姿がいじらしく、子供たちの歓声も大きくなっていました。
次はクラス毎にアシ原に向かい、まずセンダンの葉痕観察をしアシ原に入って行きました。
途中自分の背丈より高いアシの林に囲まれての散策に、強風も避けられ暖かい印象を持ったようでした。先ほど望遠鏡で観察したカモ達の群れの近くでは、静かにし肉眼で見える場所まで近づくこともできました。
砂洲につきましたが、潮が満ちていたために干潟に入れず、沿岸を唐原川河口まで歩いて観察しました。引き返す途中ではゴミを拾いながら、砂洲にもどるころには潮も引き出し、干潟に入ってカモの足跡や波の紋などを
観察しました。寒い中みんな足もとを濡らしてしまうほど波と戯れ遊んで喜んでいる姿が印象的でした。最後に海の広場に集合し、今日のまとめや見られた鳥や貝の確認をしました。
質問コーナーの後、山本代表から子どもたちに2月26日予定のまとめの発表会のテーマについて話しました。守る会メンバーも発表会を楽しみにしていることを伝えました。
( H・M)
以上
観察された鳥:マガモ、 ツクシガモ、 オナガガモ、スズガモ、アオサギ、トビ、ツグミ、イソシギ
観察された生き物:アサリ、ウミニナ、オキシジミ、オオノガイ、ホソウミニナ、マガキ、フジツボ、カニの巣穴
観察された植物:実:シャリンバイ、マサキ、クコ 穂:ウラギク、アシ 新芽:ハマニンニク、ハマウド、
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山本 廣子
●冬期シギ・チドリ調査(2回目)を行いましたので報告します。
今津では1/4(日)午前中に調査を行いました。
タゲリ32羽、ハマシギ60羽、アオアシシギ9羽など、7種105羽がカウントされました。他にはヘラサギ2羽、クロツラヘラサギ21羽、ツクシガモ12羽、ズグロカモメ6羽、ミサゴ5羽、カンムリカイツブリ3羽、
オオハウチョウ3羽が観察されました。
今津では1/10(土)午前中にも調査を行いました。
タゲリ30羽、ハマシギ66羽、アオアシシギ9羽など5種109羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ20羽、ツクシガモ41羽、ズグロカモメ11羽、ミサゴ10羽、カンムリカイツブリ4羽、
オオハクチョウ3羽が観察されました。
博多湾東部では1/18(日)に調査を行いました。
ミヤコドリ9羽、シロチドリ204羽、ダイゼン10羽、ハマシギ295羽、ミユビシギ32羽など、9種566羽がカウントされました。他にはヘラサギ4羽、クロツラヘラサギ15羽、ツクシガモ57羽、ミサゴ4羽、
カンムリカイツブリ13羽が観察されました。
1/18(日)の博多湾東部の調査では、暖かくて鳥も和んでいたようで、調査しやすかったです。強風の後でしたのでゴミの散乱が多く、カラスが貝を落とす行動も見られました。
唐原川河口では、早、潮干狩り客が8名見られました。牧ノ鼻近くの岩場にハマシギやシロチドリが休んでいたので、近くまで行って調査しました。
道が狭いので「鳥インフルエンザが怖いのに、悪者の鳥のことばかり見るのはどうか?」と言われました。悪いのは鳥では無いのに、つらいところです。
調査参加者は今津が3名で2回、博多湾東部が7名でした。
調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
以上
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-和白海岸→海の広場→アシ原→砂洲-
2015年1月11日(日) -晴れ 北西風強し- 中潮(干潮 6:56 満潮 13:14)
[観察鳥種] 48種
[参加者数] 12名
集合地の和白公園でカササギの声を聞き、今年第1回目の探鳥会を始めました。
鳥インフルエンザが他県で起こっているので、福岡県の「鳥インフルエンザについて」を配布して、注意点を話しました。干潮後で潮が満ちてくることを願って、海の広場方面に行くことにしました。
和白4丁目の海岸では、和白川河口にツクシガモが20羽くらいいました。ミヤコドリは9羽、ダイシャクシギは1羽が見られました。マガモやオナガガモなどの淡水ガモもいます。鉄塔にはハヤブサが止まっています。
飛んだ個体もいて2羽が見られました。海岸を歩いて、海の広場まで行きました。北西の風が強く吹き付け、寒く感じました。沖にはスズガモの群れが浮いていました。ホシハジロやホオジロガモもいました。
海の広場付近の樹林帯ではジョウビタキやメジロがいました。冬枯れのアシ原を砂洲まで歩きました。シロハラ、ツグミなどの冬鳥が来ており、ルリビタキやミソサザイもいたそうです。センダンやシャリンバイ、クコの
実はもうほとんど無くなっており、小鳥たちの餌になったのかもしれません。砂洲に出て、唐原川河口や和白川河口のハマシギやシロチドリを観察しました。浅瀬に浮いているマガモ集団の中にトモエガモの♂を参加者が
見つけました。1羽だけでしたが和白干潟では珍しいカモで、皆に人気でした。寒いのでアシ原の中に入り、早めに鳥あわせをして解散しました。
アシ原の帰り道で潮が満ちて来て、ツクシガモや淡水ガモがすぐ近くで見られました。
(山本 廣子)
以上
【参加者の感想】
・ トモエガモを見られて良かった。
・ ツクシガモがきれいだった。
・ ミヤコドリが近くで見られた。
・ ダイシャクシギがステキだった。
・ スズガモの群れに感動した。
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