最近の和白干潟
2015年6月
玄海風の子保育園かぼちゃ組 和白干潟観察会報告(6月12日)
●日時:6/27(土)15:00~17:00
●参加者全員:16名、一般参加4名、守る会12名
●回収ゴミ合計49袋: 可燃ゴミ:46袋(人工ゴミ9袋・自然ゴミ37袋)不燃ゴミ:3袋)
●粗大ゴミ:プラスチック籠 1個、
●見られた鳥:ミヤコドリ2羽、ダイサギ4羽、アオサギ4羽、カルガモ4羽、カワウ1羽、カワラヒワ1羽、ウグイス声、カラス(ハシボソ、ハシブト)
今和白干潟では、アシが人の背丈より伸びていて、穂が出る前で全体が緑一色に輝きとてもさわやかです。後背林では濃淡がはっきりしていて全体を引き上げています。
アシ原小道には、ハマナデシコが濃い小さなピンクの可憐な花を付けています、砂洲の付け根にはネムの花も咲きいい香りを漂わせています。クサヨシorヤマアワ?もさわやかな穂を出しています。
干潟では、多くの生きものたちがとても活発になって、主にコメツキガニ、アシハラガニ、ハクセンシオマネキ、ウミニナ、潮が引くとタマシキゴカイの糞隗が沢山見られます、
どうぞ皆さまも和白干潟にお出かけ下さいね
クリーン作戦では、朝から雨模様で、降ったり止んだりの繰り返しでとても悩ましい一日でした。テントを張り準備をしていると3時ごろには幸いに止んでくれました。
今回は学生の参加がなく少人数でしたが、粕屋町や飯塚市から遠路参加し下さいました。干潟にはボウアオノリが多く有り中にはアサミドリシオグサと大きく絡まったのも有りました。
梅雨なのに大雨にならず川からの人工ゴミの流入も少なく、アシが伸びている為か、綺麗に隠れてしまっています。
回収ゴミ置き場には不とどき者が居て家庭ごみを置いていました、アルミ缶を家庭用の不燃物の袋いっぱいに入れたのや、紙おむつを何個も入れた袋を出した者も居ました。
本当に腹立たしい、情けない行為ですね。清掃後はお茶を飲みながらの歓談や感想など有意義なひと時でした。帰る前にミヤコドリも来てくれました。
解散後には遠方から参加された2名の方には、きりえ館で高田さんが守る会の話をしました。また山本さんの切り絵を見たりされました。
参加された皆様お疲れ様でした。有難うございました。
(S・T)
以上
日 時:2015年6月17日(水) 14:00~16:05 大潮 干潮16:25
参加者 112名と先生5名 天候:くもり
守る会自然観察ガイド:8名
小学校から長靴を履いて30分歩いてやってきた子どもたちは「こんにちは」と元気よく挨拶し、干潟の話をとても真剣に聞いていました。潮の満ち干のことや昔の和白子ども海水浴場の話など、初めて聞く内容も
多かったようでした。
「世界中で鳥は何種類ぐらいますか?」「日本に来る鳥は何種類ぐらいいますか?」「和白干潟に来る鳥は何種類ぐらいいますか?」という鳥のクイズに積極的に手を挙げていました。
鳥は少なかったのですが、バードウォッチングの途中でミヤコドリを見ることができ、幸運でした。
アシ原に行くとカニがたくさんいました。子どもたちの目が輝き、「カニ、カニ」と集まってカニの穴をのぞいたり、スコップでカニをすくったり、苦心してやっと手でカニを捕まえたりして大喜びでした。
アサリが多くいる和白川河口の沖まで歩き、初めは貝の掘り方を教えてもらっていた子どもたちも次第に自分で貝を見つけては先生が持っているバケツに入れていました。貝が多くとれて、貝の浄化実験は大成功でした。
子どもたち一人一人が自分のペースで干潟を歩くのを楽しんでいるようでした。楽しみながらも「ゴミがありました」と言ってゴミを拾うことも忘れませんでした。
和白川河口のハクセンシオマネキの大群を望遠鏡で見ました。その名の通り、招いているように白いハサミを動かしているハクセンシオマネキの姿に子どもたちは感動していました。
観察後、とった貝や海藻をみんなに見てもらいました。「ゴカイは貝の仲間ですか?」「干潟にはなぜ生きものが多いのですか?」など質問もたくさん出ました。最後まで熱心な子どもたちでした。
この観察会をきっかけに地元の和白干潟に関心を持ち、自然を守る心が育ってほしいと思いました。梅雨の時期なので天候が心配でしたが、曇っていて暑くもなく、絶好の観察会日和でした。
今年度もう一回観察会が計画されていますので、次回がまた楽しみです。
(K・A)
以上
野 鳥:ミヤコドリ(2)・ダイサギ(4)・コサギ(1)・アオサギ(4)・カルガモ(1)・カワウ(3)ハヤブサ(1)ウグイス(声)
生き物:アシハラガニ・マメコブシガニ・コメツキガニ・ケフサイソガニ・ヒメアシハラガニ・ハクセンシオマネキ・アサリ・オキシジミ・ユウシオガイ・マガキ・アラムシロガイ・ソトオリガイ・ホソウミニナ
ウミニナ・イトゴカイ・タマシキゴカイ・ハマトビムシ・アカエイ・マハゼの稚魚
海そう:オゴノリ・ボウアオノリ・アオサ・アサミドリシオグサ
植 物:ハママツナ・ハマニンニク・ツルナ(花)・ハマゴウ
-和白川河口→塩浜堤防→五丁川河口→奈多堤防-
2015年6月14日(日) -晴れ- 中潮(干潮 14:13 満潮 7:48)
[観察鳥種] 22種
[参加者数] 13名
梅雨に入り雨を心配しましたが、おだやかに晴れています。なかなか潮が引きませんが、和白川方面に行きました。
中潮と思えないほど満々と海水が満ちています。クリークにはボラの子供たちが元気にたくさん泳ぎ回っています。和白川河口の道端にはコマツナギやヒメジョオンの花がたくさん咲いています。
カワラヨモギの根生葉が涼しげに揺れています。ウスバキトンボが飛び交っています。季節はもう夏ですね。トビがゆうゆうと飛んでいます。ツバメは素早く飛びます。満潮に近い海辺の遠く唐原川や牧ノ鼻方面に
ダイサギやアオサギが見えます。
塩浜堤防の生垣の木々が密植して茂っており、北側のクリークを全く見ることができず残念でした。生垣のシイの木にかわいい実がたくさんついていました。トベラにも実が生っています。
畑の方角からはヒバリやコチドリの声が聞こえてきます。海岸の廃船に止まる5羽のカワウを見ました。
五丁川河口のアシ原でオオヨシキリの元気な声を期待しましたが、少数が鳴いたり姿を見せただけでした。
護岸にテリハノイバラがたくさん咲いています。ハマナデシコにもピンクの花が咲いています。
奈多の堤防の道でオオヨシキリの元気な声を聞き、オオヨシキリの民話を教えてもらいました。植物や虫などもゆっくりと観察できた探鳥会でした。
(山本 廣子)
以上
【参加者の感想】
・スズメの幼鳥がかわいかった。 ・オオヨシキリの声が良かった。
・クサフグを釣っている人たちがいて、クサフグが美味しいと教わった。
・植物やウミニナの話も楽しかった。
日 時:2015年6月12日 (金)10:10~12:10 晴れ 若潮 満潮6:06 干潮12:23
参加者:年長児24名先生3名カメラマン1名
海の広場に着くと望遠鏡を立てて準備をしました。牧の鼻近くの砂洲にミヤコドリ2羽とクロツラヘラサギ1羽が仲良く休んでいます。
子ども達に見せてあげたいと思いながら待ちましたが、中々到着しません。全員が10分遅れて海の広場に到着しました。
色とりどりの装いでその場がぐっと明るくなりました。着いてすぐにミヤコドリとクロツラヘラサギを見てもらいました。
鳥の観察が終わると、山本さんが生きものの手袋で挨拶して、紙芝居を見せながら鳥や、カニ、和白干潟の話をしました。内海と外海の違いなどを分かりやすく話をすると、子供たちは静かに聞いてくれました。
干潟では、アシ原の入り口でアシハラガニを採りました。
園児たちは元気良く沢山のコメツキガニを追っかけ、途中でアカエイが死んでいるのも見つけていました。唐原川の澪筋を越えたあたりで浄化実験用のアサリや、オキシジミを採りました。
ウミニナは私たちが前もって準備をしておきました。
貝も上手に掘っていました。そこでまとめをしました。今日見つけた生きものたちを紹介しました。実験用の容器が大分綺麗になりましたので、その場で浄化実験結果も見てもらいました。
全員でゴミを拾いながら帰り、澪筋を渡るときにはズボンをぬらした子、長靴に水が入った子もいました。
海の広場に着き、透明になった浄化実験結果を見て貰うとさっきより綺麗になったと、子供たちから大歓声が上がりました。
皆で記念撮影をして、山本さんのカモ笛を吹かせてもらって喜んでいました。
着替えをして、日陰でお昼ご飯を食べてから帰るそうです。
(S・T)
以上
観察された鳥:ミヤコドリ、クロツラヘラサギ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、カワウ、ウグイス、ハクセキレイ
観察された干潟の生き物:アシハラガニ、マメコブシガニ、コメツキガ二、ケフサイソガニ、ウミニナ、ホソウミニナ、アサリ、オキシジミ、アラムシロガイ、ゴカイ、ハマトビムシ、エイの死骸
観察された海そう:オゴノリ、ボウアオノリ、
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日 時:2015年6月7日(日)09:00~10:40
場 所:和白干潟
参加者:102名 和白干潟を守る会:5名、福工大付属城東高校:77名(先生6名、生徒71名)、一般参加者:20名
回収したゴミ:70袋、赤(燃えるゴミ):51袋、黄(プラスチックゴミ):15袋、青(空き缶、空き瓶):3袋、麻(割れ物、不燃物):1袋
梅雨に入りましたが雨の心配のない曇り空でのラブアースクリーンアップでした。8時半ごろから高田さんと2人でノボリを立てたり近辺にポスターを貼るなど受付準備をしました。
近年、ラブアースが地域の活動に取り入れられていることから参加者が心配されましたが、今年も福工大附属城東高校が先生・生徒を含めて77名参加していただき、大変助かりました。
9時から開会式、山本さんが実行委員会名誉会長の市長からのメッセージを代読、それから私がゴミ回収のルール説明をした後、燃えるごみを集める班、プラスチックごみを集める班に分かれて、唐原川河口から和白川
河口近辺までの清掃に入りました。高校生たちは、日ごろクリーン作戦に参加している生徒が多く、クリーン作戦とはゴミの分類が異なることから、最初は戸惑っていましたが慣れてくると、多くの若者の力は大きく
1時間半ほどで干潟はきれいになりました。
10時半から閉会式、今日収集したごみの集計結果を発表した後、参加者にお礼を述べました。最後に海の広場での記念撮影を行い散会しました。
始まる頃の干潟では、ミヤコドリ2羽とダイサギやコサギ、アオサギなどが少数見られました。カニたちの活動は活発で、コメツキガニやアシハラガニが見られ、カニ取りを楽しむ親子もいました。
参加された皆さまがたお疲れさまでした。
(H・Y)
以上
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