最近の和白干潟
2016年7月
日本自然保護協会の自然しらべ2016〔海辺で花しらべ〕報告(7月5日)
日時:2016年7月26日(火)16:00~17:00
場所:西鉄./JR千早駅前周辺
参加者:5名
署名数:96名分
本日の、千早駅前での署名活動は曇っていて風も有り、あまり暑さを感じませんでした。声をかけた方の内6~7割の方が快く署名をして下さいました。中には、群馬県から旅行中の方や、熊本県の方も有りました。
山本さんは、以前きり絵を教えていた時の生徒さんのお母さんと偶然出会い、自ら署名用紙も何枚か預かって帰られたそうです。「ご苦労様です、頑張ってください」等と、声をかけて下さる時には心が和みますね、
また頑張ろうと言う気になります。乗り換えで急いでいる方はどうしても無理なようで、「またお願いいたします」と一言かけたりしています。駅前にはバス停も有りますのでバスを待つ間に、書いて下さる方も有ります。
偶然にも女子で、香住ケ丘高校生がいて、直ぐに趣旨を理解してくれて2名の方から快く署名を貰いました。子どもずれのお母さんは子供さんの名前も書いて下さいました。
署名活動に参加された皆さん、お疲れ様でした.
(S・T)
以上
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●日時:7/23(土)15:00~16:45
●参加:30名、一般参加 4名、九産大:14名(宗像ゼミ先生共8名、澤田ゼミ先生共6名、)守る会:12名
●回収ゴミ袋: 200袋(可燃ゴミ:198袋 の内 人工ゴミ10袋、不燃ゴミ:2袋 )
●粗大ゴミ:太枝7本、角材3本、板5~6枚
●鳥:ダイサギ、アオサギ、コサギ等合計で15羽、カルガモ6羽
和白干潟沿岸では、海の広場ではハマボウが咲き、ウスバキトンボが飛び交い、後背林にはクマゼミが声の限り鳴き、干潟ではウミニナがはい回り、沢山の塊に成っていました。アシハラガニもうろついています。
アシ原は緑一面になっていますが、その中道付近では、一面が白くなるほど沢山の花を付けたシロバナサクラタデの群落が有り感動しました。今まさに満開で見頃でした。後背林も一段と緑が濃く、中道のハマナデシコ、ハマゴウ、
ハマユウ、アキノミチヤナギの花、ヒトモトススキやヤマアワが穂をつけていて、広場前にはハマボウも咲いています。また双眼鏡で牧の鼻側を観ると、ハマボウが咲き乱れ、タブの木の実までの茎が赤くて、遠目でも目立ちます。
クリーン作戦では、水分の補給をして貰いながら、炎天下で風もあまり無い中、九産大生と先生や、団体会員の環衛サービスKKの皆さん等、大勢の若人の力を頂きました。広場前よりアシ原~唐原川河口迄の広範囲に「梅雨明け前の
大雨で」どこから流れ着いたのか?折れたアシの茎などの枯れた草類が、沢山打ち寄せられていました。広場前よりアシ原中程までを清掃して頂き、清掃後は見違えるように綺麗になりました。
若い人たちは本当に頼もしい限りで、一般参加の高齢の方も毎回頑張って頂きました、本当に有り難く感謝しています。特別参加の女子中学生が一人で参加してくれました。(中学の卒業論文作成の為に参加)
お茶の後の感想では、産大生で「初めて和白干潟に来た、自然ゴミが多かった」など、アオサ時期には必ず参加を、との約束を交わして、早めに散会しました。
参加の皆さま有難うございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
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日時:2016年7月19日(火)14:00~17:00
場所:雁ノ巣海岸
集合:13:30にJR香椎線雁ノ巣駅前(福岡市東区雁ノ巣)
参加者:15名 守る会:12名
雁ノ巣海岸での自然さがしの2回目は梅雨が明けたとても暑い日でした。雁ノ巣グランドで熱中症対策を確認してから、海岸に行きました。海岸に行くと砂の上をカニがあちらこちら移動していました。沿岸のアシ原に入るとツルナ、
ハマニンニク、ハマヒルガオ、テリハノイバラを見ることができました。大きなクモの巣のところでUターンして海岸に戻りました。砂浜にはウミニナがたくさんいました。
「海の広場のウミニナに比べると大きいね」とみんなで見ました。歩いて行くと、アシハラガニ、ソトオリガイ、マガキ、イソギンチャク、タマシキゴカイなどに会いました。
ハママツナ、アキノミチヤナギ、ホコタアカザ、センダンの若芽など沿岸の植物も豊富です。石がたくさんあるところで石をめくるとケフサイソガニやクロベンケイガニが石の下に潜んでいました。
望遠鏡でマガモとカルガモを見ました。空には入道雲とすじ雲があり、対岸には海の広場付近の緑とバックに立花山という素晴らしい景色でした。
先に進むと木陰が続いていて、暑い中で歩くのには助かりました。海の中に入って何か採っている人が2人いたので、聞いてみるとカキを採っているとのことでした。
浅い水の中に茶碗を裏にした形をしていて「砂茶碗」と呼ばれるツメタガイの卵塊があるのを初めて見ることができました。よく見ると近くにツメタガイの卵塊は5個ありました。砂の上にボウアオノリとアサミドリシオグサが線を
描いたようにたくさんありました。2つの海藻はよく似ていますが、「葉体が筒状になっているのがボウアオノリ」とガイドに教えてもらいました。岩に細いウミホウズキのようなものがついていました。色は薄紫と黄色の2種類あり、
何かの卵のようでした。後で調べることにしました。
15時35分に集合写真を撮影して、再び歩き始めました。大きいハマユウのつぼみを見ました。オカヒジキの花をルーペでみると小さい花をやっと確認できました。
ハママツナが広がっているところがありました。「秋はきれいでしょうね」と言いながら通り過ぎました。雁の巣鼻近くになると紫の花をつけたハマゴウがいっぱいありました。ハマゴウの間にネコノシタがあり、「葉の裏がネコの
舌のようにザラザラしているから」という名前の由来を聞き、触ってみました。雁の巣鼻にはホソバキミガヨランが群生していました。その先にカルガモが50羽程いたので、近づくのを遠慮しました。
16時からゴミを拾いながら帰りました。人工ゴミがたくさんあり、持っていた大きいビニール袋は見る見るゴミでいっぱいになりました。みんなで集まって観察した植物や生き物や鳥をチェックリストを使って確認しました。
海の広場付近とはまた違った物をたくさん見ることができました。参加された立花山グリーンガイドの方は「ハマゴウがたくさん咲いていてよかった」「山とは違ういろいろな植物に出会えてよかった」と感想を言われました。
「思ったより涼しく、熱中症にならなくてよかったです。秋にハママツナの紅葉が見れるといいですね」というまとめの言葉で無事終了しました。
( K・A)
以上
●観察された鳥8種
ダイサギ(3)・マガモ(2)・カルガモ(50)・ミサゴ(1)・アオアシシギ(2)・ウグイス(声)・シジュウカラ・ホオジロ(声)
●観察されたカニ・ゴカイなど8種
アシハラガニ(大群)・クロベンケイガニ・ケフサイソガニ・コメツキガニ・ヤマトオサガニ・ハマトビムシ・ガザミ(脱皮あと)・ タマシキゴカイ(卵塊)
●観察された貝・クラゲ・ウオその他13種
ツメタガイ(卵塊)・アマガイ・アラムシロガイ・ウミニナ(大きかった)・ソトオリガイ・ホソウミニナ・マガキ(多い)・ホンヤドカリ・ボラ・マハゼ・ミズクラゲ・イソギンチャク
ウミホウズキ(?)※後で図鑑で確認(ナギナタホオズキ:アカニシの卵のう)
●観察された海草4種
アオサ・オゴノリ・ボウアオノリ・アサミドリシオグサ
●観察された植物33種
クロマツ・センダン・テリハノイバラ・ナンキンハゼ・ハマゴウ(花)・アメリカネナシカズラ(花)・イソホウキギ・オオフタバムグラ・オカヒジキ(花)・オニシバ・カワラヨモギ・クズ・コウボウムギ・コマツヨイグサ(花)・
シオクグ・ツルナ(花)・ネコノシタ(花)・ハマエンドウ・ハマゼリ・ハマダイコン(花)・ハマニンニク・ハマヒルガオ・ハママツナ・ハマユウ(花)・ホコガタアカザ・ホソバキミガヨラン(花)・メマツヨイグサ・
アシ(ヨシ)・アキノミチヤナギ・ハマナデシコ(花)・ハマウド・タカサゴユリ(花)・ナルトサワギク(花)
●その他観察されたもの
アブラゼミ(声)・ニイニイゼミ(声)・アオスジアゲハ (立花山で生まれて水飲みにやってくる)
●集めたゴミ 11袋
-奈多堤防→五丁川河口→塩浜堤防-
2016年7月10日(日) -曇り時々晴れ - 小潮(干潮 6:53 満潮 13:21)
[観察鳥種] 25種
[参加者数] 12人
暑い日が続いており少しでも涼しいコースをと、JRで奈多駅まで行って、奈多堤防の松林の道をクリークや海を見ながら和白方向へ歩きました。いつもとは反対のコースなので、新鮮でした。大きな松の木にはクマゼミが
止まっています。抜け殻もありました。松の根元にはヒナギキョウやヒメヤブラン、カワラマツバなどが小さな可愛い花をつけています。
海の沖合の人工島護岸にはウミネコやダイサギなどが止まっていました。
廃船上にはカワウやコサギが休んでいます。上空をミサゴやトビが飛んで行きます。護岸の植え込みにキジバトが休んでいて、近くでゆっくり見ました。子ガニがたくさん這っています。ウスバキトンボやコシアキトンボ、アゲハチョウ
なども飛んでいました。子どもたちはバッタやコオロギを捕まえていました。ツバメは元気に飛び回っています。対岸の牧の鼻の海辺のハマボウの木々に黄色い花がたくさん咲いていて、望遠鏡で皆さんに見てもらいました。
五丁川を回って塩浜堤防のところで鳥合わせをして、早めに解散しました。帰り道の和白川河口ではトキワススキの穂がきれいに出そろっていました。
(山本 廣子)
以上
【参加者の感想】
・ウグイスの声がきれいだった。 ・コアジサシを見たかった。
・ハマナデシコやヒメヤブランの花がきれいだった。
・カニやトンボ、ルリタテハやツマグロヒョウモンチョウを見た。キリギリスの声を聞いた。。
・セミやぬけがらもたくさん見られた。 ・ハマボウの花がきれいだった。
・キジバトが可愛かった。
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日時:2016年7月5日(火)10:00~14:00
場所:和白干潟沿岸 と 雁ノ巣外海
集合:10:00 に和白干潟の海の広場
参加者:6名
10:00に和白干潟海の広場に集合時には、大潮の満潮時で広場付け根まで潮が来ていましたが、足元を確かめながらアシ原に入りました。アシ原では、いつも見ているハマナデシコが濃いいピンクの花と、白いテリハノイバラ、
クサヨシ(ヤマアワ?)の開き始めた穂、アキノミチヤナギ、ホコガタアカザ等を見ながら進み、ハマゴウの花と、今まさに大きな穂をつけたヒトモトススキを見てから、広場に引き返しました。
その途中の浜辺でハマボウが一輪花を付けていました。
アシ原入り口には穂が終わったハマニンニクや、シオクグ、ハマサジ、ハママツナも大分大きくなっていました。広場奥より再びヒトモトススキを見た後にツルナの花を確認しました。約一時間半の観察でした。
ウスバキトンボが群舞していました。
次は荒牧さんの車で雁ノ巣の外海に向かいました。海岸に続く松林に入る途中では、松林保全工事が行われており通行禁止になっていましたが、自然しらべのリーフレットを見て貰い通行の許可を頂きました。
外海に着くと青く澄んで穏やかな海を見ながら、昨年と同じ松の木陰でお弁当を頂きながら、田中さん持参の冷たいシソジュースで皆で喉を潤して一息つくことが出来ました。
山本さんは少し気分が悪いとのことでそのまま休んでもらって、5名で探索しました。外海では内海ではあまり見かけないハマボウフウ、ハマニガナ、コウボウムギ、コウボウシバ、ネコノシタ(内海の雁ノ巣鼻には少しありますが、
外海ではあちこちで大きな群落になっていました)などがありました。ハマボウフウは見事に大きな種を付けて次の世代の準備をしていました。
砂の上には幾つものカニ?の巣穴があり、ウサギぐらいの大きな糞の塊も有りました。砂の上は暑くてペットボトルの中の水は、お風呂位の熱さになっていました。
(S・T)
以上
観察された植物
●和白干潟
花:ハマナデシコ・アキノミチヤナギ・ハマユウ(つぼみ)・テリハノイバラ・ハマゴウ・ツルナコマツヨイグサ・シロバナサクラタデ・ ハマボウ・マサキ・ヒルガオ・ネジバナ・クサフヨウ(つぼみ)・ネム
穂:ヒトモトススキ・クサヨシ(ヤマアワ?)
種:ハマウド
植物:アシ・イソホウキギ・オカヒジキ・ハマニンニク・ホコガタアカザ・ハマサジ・オギハママツナ・シオクグ・メマツヨイグサ・ホソバノハマアカザ・ハマヒルガオ
●雁ノ巣外海
花:ハマニガナ・コマツヨイグサ・ツルナ・ネコノシタ・ハマゴウ
穂:コウボウムギ・ケカモノハシ
実(種):ハマボウフウ
植物:ハマヒルガオ・ハマゴウ
日 時:2016年7月4日(月) 13:55~16:00 第潮 満潮9:19 干潮15:50
参加者:4年生111名と先生4名 天候:曇り、時々雨、晴れ
守る会自然観察ガイド:8名
和白小学校では、干潟自然観察会年間計画で「季節にあわせて、和白干潟の自然の生きものやいとなみを知ろう!」「自分たちの身近にある貴重な自然を知って、守る心を育てよう!」というめあてのもとに、年2回の観察会とまとめの
発表と授業が行われます。今日は雨天の為2回延期になっていた第1回目の観察会をやっと行うことができました。小学校から歩いてきた子どもたちは暑さの為、顔をほてらせていました。
子どもたちは一人ひとり自分の課題を持っていて、やはり地元の小学校だけあって詳しい地名などもよくわかり、昔の和白干潟の話に熱心に聞き入っていました。バードウォッチングでは、クロツラヘラサギ、コサギ、アオサギ、カワウなどを見てもらいました。
牧の鼻のハマボウも望遠鏡で見えました。干潟に行くとアシ原の手前の方にアシハラガニがたくさん出てきていました。子どもたちは友だちと一緒にカニを捕まえはじめました。「捕まえられない」としり込みする子もいれば、持ってきたゴム手袋をして
カニを捕まえる子もいました。そのうち慣れてきてコメツキガニの巣穴のところでも思い思いにカニを見つけて捕まえて、バケツの中に入れていました。
沖の方ではアサリを見つけては浄化実験用のペットボトルにいれていました。見つけたものをよく観察して「これは何ですか」とオキシジミやアラムシロガイを持ってくる子もいました。
途中で雨が降ってきましたが、子どもたちは全く気にせず観察を続けていました。和白川の方へ歩いて行きましたが、途中で色々な物を発見するたびに友だちと見せ合ったりして、ハクセンシオマネキのところにたどりつくまでには随分
時間がかかりました。歩きながら「楽しい・・・」とつぶやいている子がいました。初めて和白干潟に来られた先生も子どもたちと一緒に干潟の観察を楽しんでありました。
ハクセンシオマネキを望遠鏡で見た後、みんなで集まって見つけた物を確認しました。
「なぜカニは縦に動くのと横に動くのがいるのですか?」「カニの左右のハサミの長さや大きさが違うのはなぜですか?」「海の水が湧き出ているところ(湧水)は何か所ぐらいあるのですか?」
「和白干潟の水をもっときれいにすることはできるのですか?」などの質問が出ました。事前学習をしっかりしていることがわかる質問内容でした。
1年間を通して和白干潟のことを学び、自然を守り大切にする人に育っていってほしいと思いました。「ここに住みたい」と言いながら、名残惜しそうに干潟を後にしていった子もいました。
雨がひどくならず、無事に観察会が終わって担当者一同ほっとしました。
(K・A)
以上
野 鳥:クロツラヘラサギ(1)コサギ(2)アオサギ(1)ダイサギ(2)カワウ(20)ミサゴ(1)トビ(1)ウグイス(声)
生き物:アシハラガニ・コメツガニ・オサガニ・マメコブシガニ・ケフシソガニクロベンケイガニ・ガザミアサリ・オキシジミ・ユウシオガイアラムシロガイ・ソトオリガイ・ウミニナ・ホソウミニナ・ヤドカリマガキ・
タマシキゴカイ(巣)(卵塊)(糞塊―多い)・マハゼ・ボラ・ミズクラゲ・ウスバキトンボ・ニイニイゼミ(鳴いていた)
花:ハマナデシコ・ヒルガオ・ヒメジョオン・マサキ・ハマボウ
植物:ハママツナ(大きくなった)
海そう:オゴノリ・アオサ・ボウアオノリ・アサミドリシオグサ
拾ったゴミ:2袋
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