最近の和白干潟
2017年2月
和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(2月25日)
「和白小学校観察会まとめの発表会と授業」報告(2月21日)
定例探鳥会報告 和白海岸(2月12日)
2016年冬期シギ・チドリ調査報告(2月8日)
●日時:2/25(土)15:00~17:00
●参加:29名、一般参加:13名(九産大宗像先生と他1名、ガールスカウト親子2名)、守る会:16名
●回収ゴミ袋:143袋、可燃ゴミ:140袋(人工ゴミ20袋、自燃ゴミ:120袋 )
●不燃ゴミ:3袋、 粗大ゴミ:プラスチック容器1個
●野鳥:ミヤコドリ:8羽、ダイゼン6羽、ダイシャクシギ1羽、シロチドリ2羽、ツクシガモ2羽、オナガガモ、マガモで約300羽、スズガモ約300羽、
和白干潟では、アオサが無くなり、カモ達が本当に少なく成ってきましたが、まだ、マガモやオナガガモは観ることが出来ます。唐原川河口付近では、コガモ10数羽がしきりに餌を啄んでいました。
アシ原では、植物の殆どが枯れたままですが、アシの根元には小さい新しい芽が顔を出しています。中道にはオオジシバリやハマナデシコ、ハマエンドウの新芽も育っていて、広場前には、小さなハママツナの新芽がびっしりと隙間なく
塊って、顔を出していました。このまま大きく育ってくれることを願っています。アシ原入り口では、ハマニンニクやハマサジも大分大きくなりました。これから暖かくなるとともに大きく育っていきます。
クリーン作戦では、新しい一般の方の参加が多く成りました。本当に嬉しくなります。粕屋町や筑紫野市、早良区、中央区、東区からも来て下さっています。一般の方の個人参加は特に嬉しく思います。
何方も若い方で元気を貰っています。ゴミ袋や一輪車、リヤカー、ソリと用度に合わせて持ち、軽いので風に飛ばされない様に運びます。
清掃範囲は、広場前から始め段々奥に進みました。人工ゴミは、ビニール類、ペットボトル、空き缶などが多く、自然ゴミはアシなどの枯れたのが多く、横になって堆積されていますが、根気よく取り除き、まだまだ残ってはいますが
清掃前と比べると見違えるように綺麗になりました。
最後にお茶とお菓子で一息入れて頂きながら、野鳥を見て貰いました。まとめと交流会でその日の成果をお知らせした後で、感想を聞きました。山本さんより「これからも参加して下さいね。」と感謝の言葉がありました。
最後に記念写真を撮って散会しました。参加された皆様、有難うございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
日 時:2017年2月21日(火) 10:45~12:20
参加者:8名
「和白小学校自然観察会年間計画」に基づき、7月と1月の観察会を踏まえてのまとめの発表会と授業のため、和白小学校に行きました。玄関で子どもたちが「こんにちは」と元気な声で挨拶して出迎えてくれました。
6人ずつのグループで
①和白干潟のこと、
②和白干潟のすばらしさ(夏)、
③和白干潟のすばらしさ(冬)、
④和白干潟の問題、
⑤私たちにできること、
⑥私たちの願い
という6つのテーマに分かれて発表しました。発表するクラスと発表 を聞くクラスに分かれていて、発表を聞く子どもたちはグループごとに発表の場所に移動して発表を聞いていました。
発表が2階の教室と3階の教室になっていたので、守る会のメンバーは2階の教室と3階の教室の二手に分かれました。私が参加した3階の教室の
①「和白干潟のこと」のグループはどのように発表するかを事前に十分準備し、話す内容もしっかり覚えて大きな声で話していました。ポスターもわかりやすく箇条書きにしていました。
②「和白干潟のすばらしさ(夏)」のグループでは、鳥や植物のペープサートを作って、「これは何でしょう?」というクイズ形式で「シロチドリ」、「コサギ」、「ハクセンシオマネキ」、「ダイサギ」、「ハマゴウ」が登場しました。
それぞれ上手に特徴を捉えている絵でした。
③「和白干潟のすばらしさ(冬)」のグループはペープサートの鳥たちが「どうしてゴミを捨てたらいけないの」という話題で会話していました。
④「和白干潟の問題」のグループは「絶滅危惧種の鳥」「鳥獣保護区に指定される」「アオサが大量発生するので、アオサの掃除をしている」「ゴミを拾い、干潟の美化に心がける」と問題点のポイントをしっかり押さえた紙芝居を作って
いました。
⑤「私たちにできること」のグループは劇で、リュックを背負い、双眼鏡を持った子が干潟でゴミを捨てたことを反省し、後でゴミを拾うというストーリーでした。
⑥「私たちのねがい」のグループは授業で練習している合奏曲の「茶色の小瓶」で和白干潟の替え歌を作っていて、発表を聞いた子も一緒に歌いました。「しっかりと干潟のいいところを歌にしたところがいい」と発表を聞いた子が感想を
述べていました。2階のグループでも「ビリーブ」の替え歌があったそうです。
保護者にも参観日にこのまとめの発表を見てもらったということで、子どもたちは一人ひとり自信を持っている様子が伺えました。観察会のあと、まとめの発表をすることで、干潟のことをよりしっかりととらえることができているのが
わかりました。
約1時間の発表の時間もあっという間に過ぎました。その後、みんなで音楽室に移動して、山本代表のまとめの授業を聞きました。
パワーポイントで和白干潟の四季の自然を振り返り、守る会の活動について、観察会・クリーン作戦・調査・通信の発行・ラムサール条約の請願署名の話がありました。海底湧水、「山川海の流域会議」のことにも触れました。
子どもたちが参加した観察会の写真も見ました。子どもたちは熱心に山本代表の話を聞いていました。最後は守る会の「ミヤコドリ」の歌で授業を締めくくりました。
私は初めて和白小学校に行きましたが、1年間を通して観察会を行い、まとめの発表と授業を行うことのすばらしさを実感しました。子どもたちの心の中に和白干潟がしっかり根付いていると思います。クリーン作戦のことも紹介し、参加を 呼びかけました。大人になっても干潟を守っていく人になってほしいと思いました。
子どもたちの代表が玄関まで見送りに来てくれました。車に分乗して校門を出る時にはわざわざ校門のところまで出て来てくれたのには感心しました。温かい日差しの中、楽しい時間を過ごせたと振り返りながら、学校を後にしました。
発表会の様子を西日本新聞東支局の記者が取材してあり、翌日の朝刊に記事が掲載されました。
(K・A)
以上
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-和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲-
2017年2月12日(日) -雪のち晴れ - 大潮(干潮 4:40 満潮 11:00)
[観察鳥種] 38種 [参加者数] 16人
今冬最大の寒波の後で、今朝もまだ時おり雪が降りました。満潮前の和白4丁目海岸に降りると、まだ海は波立っています。12月に比べるとカモたちはずいぶん少なくなっており、風を避けて護岸下で休んでいるカモたちも
見られました。順光で青色が美しいマガモやツクシガモや砂洲にいるダイシャクシギなどを見ました。
海の広場からは、砂洲付近で休むオナガガモやツクシガモ、マガモなどを見て、沖合のスズガモなどの海ガモたちを見ましたが、波が高くて見え隠れしています。上空をVの字になってカワウが飛んで行きました。対岸の雁ノ巣の砂浜には
ミヤコドリ16羽が休んでいました。倍率の高い望遠鏡で見せてもらいました。
アシはすっかり枯れてスジだけになったアシ原中道を歩きました。シャリンバイなどのたくさん生っていた木の実はすっかり無くなっていました。小鳥たちがたべたのでしょうか?砂洲に出ると、淡水ガモが飛び立ちました。
大潮の満潮時で干潟が無くシギたちの姿が見えませんでしたが、遠く奈多の護岸で風を避けて休むダイゼンとハマシギを見つけました。浜辺は寒いのでアシ原を引き返して、海の広場で少し早めに鳥合わせをしました。
(山本 廣子)
以上
【参加者の感想】
・ツクシガモが近くで見られて良かった。 ・遠かったけれどミヤコドリが見られた。
・初めて参加したが、皆さんが鳥を良く知ってあり感心した。 ・ダイシャクシギが見られた。
・遠くにスズガモが見られて良かった。 ・マガモの頭部の青い色がきれいだった。
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●冬期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。
今津では2017年2/5(日)午前中に3回目の調査を行いました。
タゲリ27羽、ハマシギ52羽、アオアシシギ7羽など、6種93羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ22羽、ヘラサギ10羽、ツクシガモ26羽、ズグロカモメ4羽が観察されました。
博多湾東部では2017年2/8(水)午後に3回目の調査を行いました。
ミヤコドリ19羽、ダイゼン4羽、ハマシギ323羽など、8種450羽がカウントされました。他にはツクシガモ8羽、ミサゴ7羽、カンムリカイツブリ6羽が観察されました。曇っていましたが、風が無くて暖かかったです。
和白に潮干狩りの人が8名も見られました。アオサは見られず、浜辺にはハマダイコンが咲いていました。
香椎海岸(イオン側)にヒドリガモが100羽くらい陸に上がって、公園の草を食べていました。
五丁川河口右岸下に、剪定した木の枝が捨てられていて残念でした。近くの家々の白梅の木に梅の花が満開でした。
調査参加者は今津が3名、博多湾東部が8名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
以上
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