最近の和白干潟
2017年5月
リサイクル講習会「紙袋作り」報告(5月30日)
和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(5月27日)
香椎保育所さくら組の和白干潟自然観察会報告(5月22日)
ラブアース・クリーンアップ2017報告(5月21日)
玄海風の子保育園かぼちゃ組の和白干潟自然観察会報告(5月19日)
定例探鳥会報告 和白海岸(5月14日)
日時:2017年5月30日(火)10時~12時
講師:田中 貞子 さん
場所:事務所
参加者:6名
和白干潟を守る会の通信を印刷した時の包装紙(ハトロン紙)で「素敵な紙袋」を、田中貞子さんが以前から作ってくださっていました。
この度、その作り方を習って作ることにしました。マットの上でハトロン紙の傷んでいる部分をカッターで切り落とし、紙を折ってボンドで貼りながら袋に作っていくのです。持つ紐も、紙を切って折り込み作ります。
これを袋にボンドで貼り、紙でその上をおおって貼ります。袋の表面に山本さんのきりえ絵葉書などの古いものを貼り付けて、和白干潟を守る会の手作りの印を押して出来上がりです。
平面から立体は難しく不器用な私は悪戦苦闘しましたが、他の皆さんは手際良く出来上がりました。これは脳トレにもなりますから、皆さんもどんどん作ってください。
田中さんは長く和白干潟を守る会で使うステキな紙袋を、このように手作りで作ってくださっていたのですね。感謝いたします。今回講習を受けた皆さんも、和白干潟を守る会のために、リサイクルの紙袋を作っていきましょうね。
田中貞子さん、ありがとうございました。
(T・K)
以上
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●日時:5/27(土)15:00~17:00
●参加:158名、城東高校134名、一般6名、(内九産大:3名、ガールスカウト:2名)、守る会18名
●回収ゴミ84袋: 可燃ゴミ:82袋、不燃ゴミ:2袋
●粗大ゴミ:切り株2個、枝6本、孟宗竹1本、発泡スチロールケース2個、
●見られた鳥:ミヤコドリ4羽、マガモ4羽、ダイサギ6羽、アオサギ2羽、コサギ1羽、ウグイス(声)ツバメ、
今和白干潟沿岸では、アシが大きく伸びており、アシ原一面が緑になっています。それより高い穂は綿毛が飛んで乾いたアシの茎が残っていますが、葉の緑と茎のベージュ色とのコントラストが、遠目で見てもとても綺麗です。
後背林も一段と樹々の緑が輝いています。アシ原中道にはハマヒルガオの可憐な花と、ハマウドが大きくなり人の頭ほどの花房をいくつも付けています。
ハマエンドウは殆どが実になり、僅かに花が残ったのも有ります。ネズミモチの花も微かな匂いで虫を誘い、スイカズラの花は甘い香りで誘っています。
海の広場には、センダンの薄紫の花やシナサワグルミの花が長い房になって下がっています。ハママツナの新芽が大分伸びて来ました。シオクグは穂をつけています。あちこちでハマボウの若木が育っており、嬉しい限りです。
干潟では生きものたちの活動が活発になり、コメツキガニの砂団子や、ウミニナ、ゴカイの巣穴が目立ちます。自然ゴミを除くと、下には沢山のハマトビムシが跳ねまわりました。
クリーン作戦では、ゴミの回収方法と清掃場所やゴミ置き場、ゴミ袋の説明をしてから始めました。
それぞれがゴミ袋を持ち、ソリ、一輪車、リヤカーと共に清掃場所に向かいました。特に今回は城東高校から先生と生徒で134名もの参加が有り、中でも前回参加の環境科の生徒は特に頑張っていました。
個人では6名の参加が有りました。九産大生3名、何時ものガールスカウトの親子2名で、遠方からは大野城市の高校生1名でしたが、来月からは毎回来て貰えるようで頼もしいです。
5月21日(日)ラブアースクリーンアップがあったばかりで、比較的綺麗でした。唐原川右岸河口~和白3丁目海岸まで広範囲に清掃する事が出来ました。
約1時間で綺麗になりましたが、ラブアースでは見つからなかった粗大ゴミも幾つか有りました。人工ゴミが独りで湧くはずもなく何故でしょうか?
清掃後はお茶でのどを潤しながら野鳥を観て貰いました。最後に皆で記念撮影をしてから散会しました。
参加された皆様お疲れ様でした。有難うございました。
(S・T)
以上
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海の広場に到着した子どもたちは、早速「和白干潟の冒険に行くぞ」と言って意欲満々の様子でした。
干潟の話の時に「〇番のカニがいい」とカニの絵の番号を言っていました。「どのカニのダンスが一番上手ですか?」と質問し、山本さんがカニの種類によるハサミの動かし方を実演してくれました。
望遠鏡ではサギやカワウを見ることができました。保護者の方にも見てもらうと、「わー、いたー、木(杭)にとまっている」と感激してありました。
アシ原の方へ歩きながら、保護者の方が「子どものころから香椎に住んでいて、ここにも来たことがあります。以前はヘドロがあったが、最近はきれいになっていますね」と話してありました。
アシ原でアシハラガニを見つける時は、お父さんが一番にカニを見つけたので、子どもたちは大きな声で「ワーッ」と歓声をあげていました。
自分たちでもカニを見つけて、「おった、まてー」と言いながら逃げるカニの甲を指で押さえて上手に捕まえ、バケツに入れていました。何人かの子どもが自分でカニを捕まえました。
砂洲でコメツキガニを探すと、なかなかカニが見つかりませんでしたが、子どもたちは一生懸命穴を掘っていました。
沖でアサリを掘ると今日も次々とアサリが見つかりました。中には大きいアサリもありました。子どもたちは保護者の方と一緒にアサリを見つけては、浄化実験のペットボトルに入れました。
子どもも大人も干潟で楽しい時間を過ごすひとときでした。
まとめの時、見つけた生き物の紹介をしました。砂洲でコメツキガニを見つけることが出来なかった子に「コメツキガニよ」と差し出して見せると、「おーっ」と言いながらカニをそっとなでて、満足した様子でした。
また、他の子はコメツキガニを触るのが怖くて尻込みしていましたが、周りの友だちに「だいじょうぶよ」「カニは挟まないよ」と励まされ、勇気を出して、人差し指でそっと甲を触っていました。
「カニのオスとメスとのハサミの違いはありますか?」「コメツキガニは大きくなったらどうなるのですか?」などの質問が出ました。「楽しかったですか?」と山本さんが尋ねると、「ハーイ」と全員から元気のいい声が帰って来ました。
貝の浄化実験ではアサリとウミニナのペットボトルは見事に透明になりました。
海の広場に戻るまでの間ゴミを集めながら歩きましたが、昨日ラブアース・クリーンアップがあったので、落ちていたゴミは少しでした。
山本さんのカモ笛が人気で、吹かせてもらって喜んでいました。帰りの挨拶をした後、子どもも大人も干潟の自然に触れて満足した様子で唐の原駅に向かいました。
保護者も和白干潟のことに感心を持ってくれていることを嬉しく思い、家族揃って和白干潟を好きになってくれたらいいなと思いました。
(K・A)
以上
野 鳥:カワウ・ダイサギ・コサギ・トビ・ウグイス(声)
生き物:コメツキガニ・アシハラガニ・クロベンケイガニ・マメコブシガニ・アカテガニアサリ・オキシジミ・ユウシオガイ・アラムシロガイ・ウミニナ・ホソウミニナ・ツボミガイヤドカリ・シロスジツボ・ハマトビムシ・イトゴカイ
海そう:アオサ・オゴノリ・アサミドリシオグサ
植 物:ハママツナ・ハマニンニク
拾ったゴミ 小1袋
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日 時:2017年5月21日(日)9:00~11:00
場 所:和白干潟
参加者:10名 :一般4名 :和白干潟を守る会6名
回収したゴミ:56袋 赤(燃えるゴミ):14袋、黄(プラスチックゴミ):38袋、青(空き缶、空き瓶):4袋、粗大ゴミ:ベットマットと柵・回転式座椅子、大きい切り株、枝・切った竹
ラブアース・クリーンアップは今年で26年になるようです。9:00より受付をはじめて、ゴミ袋の分別と回収場所、ゴミ置き場の説明をして始めました。
海の広場前にはゴミは少なく、和白4区の町内会と子供会の皆さん約30名が同じ場所の清掃活動に参加して下さいましたので、皆様には海の広場から唐原川河口右岸までのゴミ拾いをして貰いました。
守る会は定例のクリーン作戦で出来ていない市道のゴミ置き場から和白駅方面の和白3丁目海岸のアシ原や排水溝の先までを行いました。何時もしていない場所なので人工ゴミが多く、アシの上には、昨年のアサミドリシオグサに枯葉等が
からまったのも出来るだけ取り除きました。ゴミはリヤカー、一輪車、ソリ、手持ちとそれぞれが沢山載せて運びましたが、ゴミ置き場までは唐原川河口までの距離より、約半分位ですが約2時間頑張りました。
最後の方では、早く終わられた町内の方もゴミ運搬を手伝って下さいました。最後にお茶でのどを潤し、記念撮影をして解散しました。お陰様でとても綺麗になりました。
ゴミは守る会の分と和白3~4区子供会・町内会の分と合わせたものです。
植物:海の広場付近には、ハマヒルガオ、キショウブ、薫り高いセンダン、珍しいサワグルミの花が満開でとても素敵で疲れも和らぎました。
鳥:ミヤコドリ5羽、カワウ5羽、ダイサギ6羽、ミサゴ2羽、トビ、カワラヒワ
参加された皆様有難うございました。お疲れ様でした
(S・T)
以上
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日 時:2017年5月19日(金) 10:00~12:00 小潮 満潮 15:24 干潮9:19
参加者 5歳児24名と先生4名 カメラ担当1名 天候:快晴
守る会自然観察ガイド:3名
5月晴れで日差しが強い中で観察会を行いました。木陰で干潟の話を聞き、子どもたちは話の中でカニが出てくると「このカニが好き」とカニの絵を指差しながら口々に言い、
ハクセンシオマネキの写真を見ると「ダンスをする」と言ってハクセンシオマネキがハサミを振ることを事前学習のDVDで見ていてよく知っていました。
望遠鏡で鳥を見た後、「鳥がカイカイしよった」(翼で頭を搔いているしぐさ)と報告し、望遠鏡で鳥が大きく見えたことを、「この辺におった」と望遠鏡の手前1メートル位のところを指していました。
山本さんを先頭に1列に並んでアシ原の探検に行き、アシハラガニを見つけると、「わーわーわー、おった」と大きな声で歓声を上げていました。捕まえたアシハラガニを裏返して、オスと卵をかかえているメスの違いを確認しました。
砂洲に行きコメツキガニを探しました。なかなかコメツキガニが見つからず、「おらん、おらん」とベソをかく子がいましたが、先生と一緒に見つけると、「おった」ととたんに笑顔になりました。
沖まで持っていった望遠鏡をのぞくと、「二人おった」とチュウシャクシギが2羽いたことを言い、サギを見て「かわいい、白」と、子どもたちの会話が続きました。
担任の先生も「エビがいたよ」と上手に小さいクルマエビを捕まえ、その後しばらくして魚も捕まえて楽しんでありました。アサリを掘ると今日は割合大きいアサリがとれ、次々と持ってきて浄化実験のペットボトルに入れていました。
みんなで集まって干潟で見つけた生き物を確認しました。途中でミヤコドリが5羽飛んで来たので、見ていると「ピーピーピー」と鳴きながらすぐ近くを飛んで行きました。
望遠鏡でミヤコドリを見た子は、また生き物の入ったバケツを熱心にのぞきこんでいました。貝の浄化実験では、ウミニナが一番きれいになり、アサリのペットボトルも次にきれいになっていました。
子どもたちは観察会でたくさんのいろいろな生き物がいて嬉しそうでした。
ごみを集めながら海の広場に戻る途中、手に持っていた移植ごてで砂地に鳥の足跡を描いて楽しんでいました。子どもたちがゴミを集めると、たくさんあった小さいゴミがなくなり、干潟はきれいになりました。
山本さんのカモ笛に興味を持っていた子どもたちは、カモ笛を吹かせてもらうと満足して、「また来ようね」と言っていました。思っていたよりも暑くなく、ゆっくりと充実した時間が流れた観察会でした。
(K・A)
以上
野 鳥:ミヤコドリ(5)チュウシャクシギ(10)ソリハシシギ(1)オバシギ(1)マガモ(5)ダイサギ(3)アオサギ(1)カワウ(4)ミサゴ(1)ウグイス(声)
生き物:コメツガニ・アシハラガニ・クロベンケイガニ・マメコブシガニ・ケフサイソガニ・ウミニナ・ホソウミニナ・アラムシロガイ・アサリ(大きかった)・ユウシオガイ・オキシジミ・ヤドカリ・クルマエビ・ハゼの稚魚
海そう:アオサ(少し)・オゴノリ(少し)・タマハハキモク(少し)
植 物:ハママツナ・ハマニンニク・アシ
拾ったゴミ:5袋
-和白川河口→塩浜護岸→五丁川河口→奈多護岸-
2017年5月14日(日) -快晴 - 中潮(干潮 5:07 満潮 11:04)
[観察鳥種]27種
[参加者数] 16人
快晴です。先日の雨で木々の若葉が生き生きとしています。バードウイーク探鳥会で福岡県と共催でした。福岡県自然環境課から2名の方が参加され、ご挨拶をしていただきました。
今日は奈多方面に向いました。和白川河口ではセンダンの木々に紫色の花が、ノイバラの木には白い花がたくさん咲いていてきれいでした。
満潮近い干潟の遠く海の広場先の砂洲にミヤコドリとカワウたちが休んでいます。ミヤコドリは7羽でした。マガモやオナガガモが少数見られました。ダイサギやコサギは夏羽になっています。
塩浜護岸の道の生け垣ではシャリンバイやトベラの花盛りでした。エノキには実が生っていました。アゲハチョウもたくさん飛んでいました。
五丁川河口付近では、畑からコチドリの鳴き声が聞こえてきます。上空ではツバメが飛び交っています。五丁川河口ではオオヨシキリの「ギョギョシ」の元気な声が聞こえました。電線に止まって鳴いていましたが
アシ原に入ってしまいました。岸辺にはイソシギがいました。
海辺に出て見晴らし台付近からは、遠く牧ノ鼻先の岩や護岸にチュウシャクシギが休んでいるのを見つけました。満潮時なのでシギたちは高いところで潮が引くのを待っているようです。
海の廃船が満潮で沈み、海上に出ていた金属にカワウが止まって羽を広げています。ハマヒルガオやスイカズラが咲く奈多護岸では、ウグイスがずっとさえずっていました。
春や初夏をいっぱい感じた探鳥会でした。
(山本 廣子)
以上
【参加者の感想】
・まだ残っていたミヤコドリが見られて良かった。
・センダンの花がきれいだった。
・ウグイスの声がきれいだった。
・オオヨシキリが見られて良かった。
・イソシギも良く見られた。
・いろいろ説明していただき良かった。
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