最近の和白干潟
2017年10月
和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(10月28日)
西戸崎小学校5年生の和白干潟自然観察会報告(10月18日)
「チームエナセーブ未来プロジェクトダンロップグループ」和白干潟観察会とクリーン作戦 報告(10月14日)
定例探鳥会報告 和白海岸(10月8日)
●日時: 10/28:15:00~16:00
●参加:16名 : 一般1名、守る会15名
●回収ゴミ71袋: 可燃ゴミ:71袋、(アオサ70袋、人工ゴミ1袋)
●見られた鳥:ミサゴ2羽、ミヤコドリ17羽、クロツラヘラサギ15羽、オオソリハシシギ3羽、ヒドリガモ等淡水ガモ類、スズガモ等海ガモ類、カワウ、サギ類
本日は、朝から曇り空で予報でも午後からは雨ということでした。お昼頃より雨足も強くなったり、弱くなったりを繰り返しています。こんな時が一番困りものです。その度に一般の方の参加者からの問い合わせも有ります。
一応雨が強い時は中止とお知らせしますが、守る会ではそれぞれが合羽を着たり傘をさして行います。運よく14:30過ぎには小降りになりました。少しだけお茶とお菓子を用意して、海の広場に向かいました。
砂浜に打ち上げられたアオサをかき集めて、ソリ、一輪車、リヤカーなどに乗せて運びましたが、途中で雨も本降りになり、乾いていたアオサも濡れてしまいました。
何回か、早良区から参加して下さっている一般の方も、雨の中来て下さいました。ありがたいですね。打ち寄せられたアオサを約40分間、濡れながら回収場所まで頑張って運びました。
朝早くから環衛サービスの方が数名で海の広場の干潟まつりの為の草刈りをして下さっていたので、クリーン作戦では足元が濡れずに済みました。
海の広場に着いたときは、潮が良かったのか、ミヤコドリやクロツラヘラサギ、オオソリハシシギなどを観ることが出来ました。朝、9:50頃には、ハマシギ、ダイゼン、ミユビシギなどの混群も30~40羽観られました。
参加された皆様ありがとうございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
日 時:2017年10月18日(水) 13:30~15:30 大潮 満潮8:48 干潮14:44
参加者:3クラス81名と先生5名
天候:曇時々小雨
守る会自然観察ガイド:4名
天気予報は曇で午後0時から雨とか午後6時からとか曖昧でしたが昼ごろから小雨が降りだしました。山之内さんは干潟の働きや鳥・カニたちなどを紙芝居を見せながら、マイクを使ってみんなによく解るように話されました。
生徒たちは雨にも負けずに、熱心に聴いていました。雨の中の望遠鏡はなかなか使いにくく数種類の鳥しか見ることができませんでした。次に干潟に出て、カニを捕まえるのが生徒たちは大変上手でした。
また心配していたアサリもたくさん採って、貝の浄化実験も上手くいきました。小雨は止みませんので植物を観ることとゴミを拾う余裕はありませんでした。
生徒からの質問は「和白干潟に何種類の鳥が見られるか?」「絶滅危惧種はいるか?」などがありました。反省として、生徒には小雨でも帽子は必要だという意見がありました。
また大雨になることも予想されるので、こんな時は雨傘も必要との意見もありました。干潟体験はみんな楽しく、また来たいとの感想でした。
最後に11月19日の和白干潟まつりの参加をポスターを使って呼びかけました。
(T・K)
以上
観察された野鳥:クロツラヘラサギ・ミサゴ・ミヤコドリ・ダイサギ・コサギ・アオサギ・マガモ・ヒドリガモ・オナガガモ・オオバン・ハマシギ
底生生物:アシハラガニ・クロベンケイガニ・コメツキガニ・マメコブシガニ・アサリ・ユウシオガイ・ソトオリガイ・オキシジミ・アラムシロガイ・ウミニナ・ホソウミニナ・ヤドカリ・ホトトギスガイ・マガキ・ゴカイ
イトゴカイ・クルマエビ
海そう:アオサ・オゴノリ
日 時:2017年10月14日(土)9:45~12:30 長潮(満潮4:53 干潮11:41) 天候:曇り
場 所:和白干潟
参加者 ダンロップ九州と日本ユネスコ協会連盟等スタッフも入れて77名(子ども12名)
観察ガイド:守る会6名
午後から雨の予報のため、予定より早く開始しました。お揃いの緑の帽子をかぶり、ゼッケンをつけた参加者を前に、ユネスコ協会連盟の方の挨拶で、「今日の観察会とクリーン作戦は未来遺産運動の一環です。
未来遺産運動とは、100年後の子どもたちに長い歴史と伝統のもとで豊かに培われてきた地域の文化・自然遺産を伝える運動です。今年は全国の9か所で展開しています」という紹介がありました。
ダンロップタイヤの方の挨拶では「チームエナセーブの活動はユネスコ協会連盟の未来遺産運動に賛同しています。多くの人に環境について考えるきっかけとしてほしいです」という話がありました。
その後、山本代表から和白干潟についての話を聞き、濁った海水の入ったペットボトルを見せ、その中にあらかじめ準備しておいたアサリとウミニナを入れ、浄化実験を始めました。
観察会では、初めに望遠鏡で鳥を見てもらいました。クロツラヘラサギ、ミヤコドリ、ミサゴ、カモなどを一通り見た後、生き物観察と植物観察のグループに別れました。
生き物観察では歩きながら、ハマトビムシを紹介しました。アシ原に行くとアシハラガニがすぐに見つかりました。
子どもたちも軍手をしていたので、怖がらずにさわることができました。とったカニをバケツに入れて、皆さんに見てもらいました。コメツキガニの穴のそばを掘るとコメツキガニが出て来たので、子どもたちは大喜びで手のひらにのせて
いました。植物観察では、参加者は熱心にハママツナやハマシオンを観察し、ヒトモトススキのところまで行きました。短い時間でしたが、干潟の自然に触れて楽しむことが出来ました。
クリーン作戦で参加者が熱心に作業をされるのには感心しました。小さい子どもも張り切ってアオサを集め、ソリに乗せて運んだり、ほうきでアオサを集めていました。
赤ちゃんを抱っこひもで抱っこしたお母さんもソリを引っ張ってありました。アオサがたくさんありましたが、皆さんの頑張りのおかげで、約1時間で、海の広場前と海の広場からゴミ置き場までの間はすっかりきれいになりました。
お弁当を配る時になって、雨が落ちてきたので、先に最後のまとめをしました。貝の浄化実験でペットボトルの水がきれいになったのを見てもらい、干潟通信を配りながら、干潟まつりの紹介もしました。
活動の間、雨が降らずにほっとしました。参加者が熱心で、親子でこのような活動に参加するのはいいなあと思いました。
来年も企画したいとのことでしたので、続いてくれたら嬉しいと思いました。FM福岡、RKBTV、読売新聞社などの取材があり、読売新聞には記事が翌日の朝刊に掲載されました。
(K・A)
以上
観察されたもの
野 鳥:クロツラヘラサギ(5)・ミヤコドリ(7)・ミサゴ(4)・カワウ・コサギ・ダイサギ・アオサギ・コゲラ(声)・ヒヨドリ(声)・ハクセキレイ・マガモ・ヒドリガモ・カルガモ・オナガガモ・オオバン・モズ(声)
生き物:アシハラガニ・クロベンケイガニ・コメツキガニ・マメコブシガニ・ゴカイの仲間・アサリ・ウミニナ・ホソウミニナ・オキシジミ・ソトオリガイ・ハマトビムシ
植 物:ハマシオン(花)・ハマナデシコ(花)アキノミチヤナギ(花)・ヒトモトススキ・ハマサジ(花)・ハマニンニク・シロバナサクラタデ(花)・ハママツナ
回収されたアオサ:360袋、人工ゴミ:1袋
チームエナセーブ未来プロジェクト
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和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲
2017年10月8日 -晴れ-
【観察鳥種】31種
【参加者数】12人
朝の下見で唐原川河口付近に淡水ガモの飛来を確認しましたので、久しぶりに海の広場方面に行くことにしました。和白4丁目の海岸に降りて見ましたが、満ちてきた海にはアオサが浮いていました。遠くの唐原川河口付近にはたくさんの
カモたちが見えました。逆光で見えにくいのですが、ヒドリガモが多いようです。さらに海の広場まで行ってみました。沖合にはスズガモの30羽の群れも浮いていました。今日はカモたちの飛来が続きました。
見ている間にオナガガモが群れで飛んできます。皆唐原川河口に寄ってきているようです。淡水ガモは他にはハシビロガモ、マガモも少数がいました。まだやぶになっているアシ原の中道を歩き、砂洲まで行きました。
アシ原ではキンエノコロの穂、ナンキンハゼの実と紅葉、シャリンバイの実、ウラギクの花など秋が感じられるものもありましたが、ハマエンドウの花、ハマナデシコの花、ツユクサの花など夏を感じさせるものもありました。
ツクツクホーシも鳴いていました。満潮が迫ってきているので、アシ原の中道は水が溜まっているところもありました。砂洲に出て、だいぶ近くから淡水ガモたちを見ることができました。
まだまだエクリプス羽のカモがほとんどで、雄雌の区別がつきにくく皆茶色っぽく見えます。急にミヤコドリ8羽とダイゼン1羽の群れが飛んできて、海岸に降りようとしましたが、足場がなかったのか雁ノ巣海岸に飛んでいきました。
遠くに降りたミヤコドリを確認しました。まだまだ暑い日でしたが、越冬するカモたちやミヤコドリの飛来に出会えた探鳥会でした。
(山本廣子)
以上
【参加者の感想】
◇今季初めてのミヤコドリが見れて良かった。
◆初めて参加して海鳥を見ることができた。
◇カモのオスメスの区別が難しかった。
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