最近の和白干潟
2018年7月
和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告(7月28日)
定例探鳥会 和白海岸報告 (7月8日)
●日 時:7月28日(土)15:00~16:50
●参加者:20名 : 一般5名(西日本シティ銀行和白支店2名、九産大宗像ゼミ2名、他1名、) 守る会15名
●回収ゴミ:39袋、可燃ゴミ:35袋(草木、人工ゴミ) 不燃ゴミ:4袋
●粗大ゴミ: 流木(切り株)2個、角材5本、」枝類約30本、プラスチック類(籠、ケース3個)オール1、標識角ミラー1、工事用配管1
●観られた鳥:ミヤコドリ6羽、アオサギ、ダイサギ、カワウ、カルガモ、ウグイス(声)
今日のクリーン作戦は、猛暑が続く中ですが、22日に降った豪雨の影響で、人工ゴミや流木類が多く流れ込んでいました。粗大ゴミも多く有りましたが、海の広場から河口の方へと進みました。
回収時間を約一時間に短縮しました。水分を取ってもらいながらの作業でした。熱中症にならない様に気を付けて皆頑張りました。
ゴミ回収場所には家庭ごみが持ち込まれており、ごみが散乱していましたが、宗像先生やゼミの学生さんが綺麗にまとめて下さいました。
かわさきFMの舞さんが参加して下さり、清掃後には取材もされました。今回和白干潟を初めて観られて、自然が残る素晴らしい所と言っていただきました。
他の方の感想もお聞きしましたが、今回はゴミが多かったのでびっくりしましたとのことでした。内海とはいえ天候に左右されます。
清掃後にはお茶とお菓子を頂きながら、最後に参加者全員で記念撮影後散会しました。散会後にはきりえ館で山本さんへ舞さんの取材が有りました。3名が同行しました。
今、和白干潟では、夏真っ盛りでハマナデシコや、ハマボウもほとんどが種になり、アシ原側のセンダンや、ナンキンハゼ、シャリンバイも碧い実を付けています。
広場前のハマサジは黄色の小さい花が咲き始めました。ハママツナも大分大きくなり、大きく伸びたアシも穂を出す準備を始めています。淡水湿地ではヒトモトススキが銅色の穂をつけました。
ハマユウの白い花が新鮮でした。シロバナサクラタデの花も咲いていました。ハマボウの黄色い花もまだ少し咲いておりつぼみもたくさんついていました。ハマゴウの青紫の花が涼し気でした。
ウミニナたちは暑さを避けて砂に潜っています。コメツキガニも巣穴に潜んでいます。海の広場ではウスバキトンボが飛び交い後背林では、クマゼミが声の限り鳴いています。その側でウグイスも上品に鳴いています。
参加の皆様有難うございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
和白川河口→塩浜護岸→五丁川河口→奈多護岸
2018年7月8日 -曇り-
【観察鳥種】30種
【参加者数】8人
昨日まで豪雨が続きましたが、今日は大丈夫でした。集合地の公園のサンゴジュの実がふさふさと生っていました。和白川河口では、小さな干潟上にハクセンシオマネキがたくさんいて、ハサミを振っているものもありました。
河口の道端にはトキワススキの涼しげな穂が出そろっていました。その下にはヒメヤブランの小さな花がたくさん咲いていす。キカラスウリの白い花も咲いていました。
鉄塔にハヤブサがいて急降下して何か捕まえました。鉄塔上からむしった羽が落ちてきます。小鳥を捕まえたようです。
対岸の牧ノ鼻ではハマボウの黄色い花がたくさん咲いているのが見えました。五丁川河口の植え込みや護岸にはハマナデシコの花が咲いています。畑ではコチドリがじっとしていて、皆で見ることができました。
河口先の見晴台から、奈多の護岸上にいるササゴイを見ました。ササゴイは和白干潟では珍しい鳥です。魚を獲って食べました。遠く唐原川河口先にいるミヤコドリ9羽を見つけました。越夏するのかな?
護岸の木々は梅雨の長雨で生い茂っており、クズのつるも絡んでいました。クズの花も咲いており、良い香りがしました。そんな木の上でキジバトが木の枝を折っています。巣作りをしているのでしょうか?
モンシロチョウやウスバキトンボ、ゴマダラカミキリなども観察できました。クマゼミが鳴き出して、夏がやってきたようです。
(山本廣子)
以上
【参加者の感想】
◇ハヤブサが小鳥の羽をむしり羽が落ちてきた。
◆めずらしくササゴイが見られた。
◇コチドリが良く見られた。
◆キジバトを近くで見ることができた。
◇ヒメヤブランの花が可愛かった。