最近の和白干潟
2018年9月
2018年度 秋期シギ・チドリ調査報告(9月26日)
和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告(9月22日)
日本自然保護協会の「自然調べ2018」~身近なアリしらべ!~報告(9月18日)
2018年度 秋期シギ・チドリ調査報告 (9月9日)
今津では9/21(水)に3回目の調査を行いました。
コチドリ1羽、メダイチドリ1羽、トウネン16羽、ハマシギ4羽、アオアシシギ10羽、タカブシギ2羽、イソシギ3羽、ソリハシシギ17羽、オオソリハシシギ4羽、ホウロクシギ2羽、タシギ4羽、セイタカシギ1羽の、12種65羽が
カウントされました。他にはチュウサギ2羽、ミサゴ1羽、ハチクマ5羽が観察されました。
博多湾東部では9/26(水)午後に3回目の調査を行いました。ミヤコドリ9羽、トウネン12羽、ハマシギ5羽、アオアシシギ7羽、キアシシギ16羽、イソシギ13羽、ソリハシシギ13羽の7種75羽がカウントされました。他にはミサゴ 10羽、ササゴイ1羽が観察されました。
9/26の博多湾東部では、やっと少し涼しくなりました。和白、奈多、雁ノ巣海岸にはアオサが多くあり、沿岸に押し寄せてきていました。奈多のクリーク内にもアオサがたくさんありました。
名島、多々良川河口ではアオサが見られませんでした。
ミヤコドリが9羽になっていました。7羽が越夏したので2羽が渡ってきたと思われます。秋の渡りのトウネン、キアシシギ、ソリハシシギと越冬するハマシギも一緒に行動しており、可愛かったです。また淡水ガモのマガモ、ヒドリガモ、 オナガガモと海ガモのスズガモが数羽ずつ浮かんでいました。渡って来たところではないでしょうか?これから続々と渡ってくるでしょうね。シャリンバイやトベラ、エノキなどの実が色づいてきて、秋を感じさせました。
潮干狩り客は和白4名、香椎3名でした。
調査参加者は、今津が2名、博多湾東部が7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
以上
★国際ビーチクリーンアップ参加ゴミデータ調査
●日 時:9月22日(土)15:00~17:00
●参加者:49名 : 一般33名(九産大宗像ゼミ全員23名、西日本シテー銀行和白支店6名、他4名)守る会16名
●回収ゴミ:194袋、可燃ゴミ:袋:(人工ゴミ:18袋)(アオサ:172袋) 不燃ゴミ:4袋
●粗大ゴミ: 流木:60本(切り株、木枝、板、竹、他)
●観られた鳥:ミヤコドリ7羽、トウネン6羽、ダイサギとコサギとアオサギで計19羽、ミサゴ5羽、マガモ3羽、トビ1羽、カワウ5羽、(朝:オナガガモ8羽)
本日のクリーン作戦は、国際ビーチクリーンアップ参加でゴミデータ調査も行いました。このところ朝夕は大分涼しくなって来ましたが、風があまりなくとても蒸し暑い中行いました。
干潟には前日の西風によって波が立ち、沖の方にあったアオサが波打ち際に流れ着いて堆積していました。
殆どのアオサは水につかっておらず、ネットいっぱい入れても余り重くありませんでしたが、広場前を回収したのですが、余りにも量が多くて49名で集めても僅かでした。それでも集めたのは170袋以上になりました。
まず初めに一斉に人工ゴミや流木を集め、その後に産大生や西日本シテー銀行の若人も加わり10数名でゴミの仕分けをして貰いました。その他の人たちはアオサの回収をしました。
人工ゴミは35種類に分別され、その中でも一番多かったのは食品の包装や袋でした。
今、和白干潟では、アシの穂が大分伸びて来ました。ハママツナはすっかり大きくなり、広場前のハマボウの花も、今では大きな実になり枝いっぱいに数えきれないほど多く付いています。
ハマゴウは遅咲きの花が咲いており実にもなっています。広場には沢山のキンエノコロが金色に輝いていました。広場横では、センニンソウの白い色が目立ちます。
ツルマメやヨメナの花の薄紫、アキノミチヤナギや、スズメウリの小さな実がとても可愛いです。これからは越冬のカモ達が渡って来て、賑やかになってきます、とても待ちどうしいです。
参加の皆様有難うございました。お疲れ様でした。
(S・T)
以上
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日時:2018年9月18日(火)10時~12時20分
場所:和白干潟海の広場、和白1丁目山本さん宅の庭
参加者:6名
朝夕は涼しくなったものの、日中は強い日差しの和白干潟海の広場に6名が参集。だいぶアオサが堆積し、乾燥したアオサが浜辺に張り付いていました。
守る会は毎年日本自然保護協会の「自然しらべ」に参加していますが、今年は「身近なアリ」が対象です。
海の広場の草むらは、バッタやコオロギ、蝶、トンボなどの昆虫王国ですが、足下のアリに注目です。小さなアリを捕まえるのは素早く動くため意外に難しく、巣穴を見つけその周辺を探したり、林の中で丈の高い草をのぼっているのを 捕まえたりしました。枯れ枝の中に巣作りしていたアリの大群が、驚いてワァーと出てきたのには驚かされました。卵もあるようでした。
捕まえたアリをセロテープに貼りつけ、顕微鏡と双眼鏡を合体したような「ファーブル」と言う観察機器の台に載せて1匹ずつ観察し、種別を見極めました。アリは普通のルーペではとても細かい部分までは見えないため、ファーブルが 威力を発揮しました。日本野鳥の会で販売された観察機器で、2台あったため助かりました。これが無ければ到底見定めることができなかったと思われます。
アリのチェックリストと照合し、頭の形、お尻の形、腹のくびれ(節)の数、触角の長さ、手足の長さ、胴体の模様、色などポイントを正確に把握しなければなりません。
しかし、なにぶん素人集団のため、この種類と決めていいのかどうか、なかなか決めかねるものがありました。それでも概ね意見が一致したものはチェックリストで判定して行きました。
その結果、海の広場では「腹柄が2節のアリ」が5種(テラニシシリアゲアリ、イソアシナガアリ、アズマオオズアリ、ハリブトシリアゲアリ、キイロシリアゲアリ)、「腹柄が小さい1節のアリ」が2種(クロクサアリ、
アメイロアリ)の計7種を1時間ほどで見つけました。
次に、宅地のアリも観察しようと和白1丁目山本代表宅の庭で調査しました。草花や木をたくさん植えている庭では木をのぼっているアリや野菜畑にいるアリなどを捕まえました。
「腹柄が2節のアリ」が2種(ハリブトシリアゲアリ、テラニシシリアゲアリ)と「腹柄が大きい1節のアリ」1種(イトウオオアリ)の3種を見つけました。
そのうちハリブトシリアゲアリは、美和台の田中さん宅で見つけたアリ(持参)と同じで海の広場でも、和白の山本さん宅でも共通して見つかり、一般的なアリではないかと思われます。
海の広場で調査中に、セイタカシギが1羽、ミサゴのそばに来ていて、望遠鏡を持参して来ていないことが悔やまれました。
参加者からは「枯れ枝にアリの巣があってびっくりした」「みんながいたから種類など判定できた。一人ではとても判定できなかった」「ファーブルがあってよかった」「セロテープでアリをつぶしてしまうこともあり
かわいそうだった」などの感想がありました。
初めて「アリ」の調査をしましたが、確信をもって断定できるほどの知識がなく、チェックリストにある「身近なアリ」が40種以上もの種類があることに驚き、もっと関心を持って見ておけばよかったと反省しました。
子どもが夢中になってアリの行列などを見ているところを見かけることもありますが、自然を見る目を育てることも大事ですね。
(E・I)
以上
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●秋期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。
今津では9/2(日)午前中に2回目の調査を行いました。
コチドリ4羽、ダイゼン1羽、トウネン5羽、アオアシシギ5羽、キアシシギ5羽、イソシギ9羽、ソリハシシギ5羽、セイタカシギ2羽の8種36羽がカウントされました。他にはミサゴ3羽が観察されました。
博多湾東部では9/9(日)午後に2回目の調査を行いました。
ミヤコドリ7羽、ハマシギ2羽、キアシシギ11羽、イソシギ10羽、ソリハシシギ3羽の5種33羽がカウントされました。他にはミサゴ7羽が観察されました。
9/9の博多湾東部では朝は雨が降りましたが、午後は上がりました。このところの雨で涼しかったです。和白や奈多ではアオサが増えて、干潟に堆積していました。雁ノ巣ではアサミドリシオグサの方が多かったです。
ダイサギやアオサギが多く見られました。育った子も来ているのでしょうか?
名島や多々良川、和白干潟でも釣りの人が多く見られました。和白や奈多の護岸の生垣ではツルボの紫の花が咲きだしていました。センダンやトベラ・エノキの実がたくさん生っていました。
唐原川河口ではチゴガニが増えてきていました。
なお9/9の博多湾東部の調査結果は全国一斉カウントにも報告しました。
調査参加者は今津が3名、博多湾東部が10名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
以上
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