最近の和白干潟
2018年12月
2018年 和白干潟を守る会 事務所大掃除 報告(12月26日)
2018年望年会(12月25日)
和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告(12月15日)
定例探鳥会報告 和白海岸(12月9日)
2018年度 冬期シギ・チドリ調査報告(12月4日〉
日 時:2018年12月26日(水)10:00~12:30 小雨
場 所:きりえ館(事務所)
参加者:8名参加
弱い雨の降る中、皆できりえ館や古いアトリエ、倉庫などの掃除をしました。1年間、和白干潟を守る会事務所として使い、干潟まつりやクリーン作戦の用具の保管やコピーの場所として、古いアトリエや倉庫を使っています。
また観察会に来た保育園児やグループなどの室内学習の場所としても活躍してくれたきりえ館などの大掃除を、皆で取り組みました。どの場所をするのかは事前に定例会議の自己申告で決めていますのでそれぞれの持ち場を清掃しました。 外回りの窓の清掃もしました。
1年間のお礼を込めて、トイレ、流し場周辺、棚、空調器具、照明器具、床、階段2Fギャラリー、入り口や下駄箱、イスの足袋の取り換え、窓ガラスの内側などなど皆楽しく頑張りました。古いアトリエの床や倉庫の土間も清掃しました。
きれいになって、とても気持ちがいいです。
清掃が終わりお腹がすいてきたので、昨日の望年会の残りのおにぎり、おかず、サラダお菓子などを、おしゃべりしながら皆でいっしょに食べました。
1年間お疲れ様でした!きりえ館の大掃除も有難うございました!
来年は31年目です。希望に満ちた、楽しい一年となりますように!来年が守る会にとっても、皆様にとっても、良い年でありますように!来年もどうぞよろしくお願いします!!
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日時:2018年12月25日(火)18時~21時
場所:事務所
参加:15名
夕方5時から4名の方に会場や料理の準備をしていただきました。テーブルには手作り料理や買いそろえたお惣菜、ケーキ、イチゴ、みかん、お団子などなど、にぎやかに並べられました。しかし参加者が少なめで、残念でした。
その中で今年は12月のクリーン作戦に参加されたベトナムからの留学生ファムさんが手作りのベトナム料理の生春巻と揚げ春巻を持参してくださって、大いに盛り上がりました。日本に来て5年と言うファムさんは、日本語も上手で楽しそ うに食べたりしゃべったり。将来はスポーツビジネスのお店を日本で持ちたいと言う夢を語っていました。こんな風に外国の若者も交えて交流できるのは素晴らしいことです。
山本さんの開会挨拶、山下さんの乾杯の音頭で全員が自己紹介しました。
恒例の守る会5大ニュースを選出しました。
①守る会30年誌「未来につなごう和白干潟Ⅱ」発刊
②守る会創立30周年・日本自然保護大賞受賞記念シンポの開催
③第30回和白干潟まつり大成功!
④日本自然保護大賞受賞
⑤「ふくおか地域づくり活動賞」準グランプリ受賞
⑥守る会ホームページリニューアル!
となり、今年は6件が選ばれました。
「ああモミの木」などの合唱、森さんによる絵本の読み聞かせ、山本さんのマジック、森・南コンビのオークション、最後はハンドベルの合奏でにぎやかに締めくくりました。
31年目を心新たにがんばろうと閉会の挨拶を今村が行い、お開きとなりました。
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●日 時:12月15日(土)15:00~17:00
●参加者:29 名: 一般18名(九産大3名・九産大澤田ゼミ10名、西日本シティ銀行和白支店3名、他1名、ベトナム人留学生1名)守る会11名
●回収ゴミ:146袋:可燃ゴミ:袋:145袋、(人工ゴミ:15袋、草木・アオサ:130袋)不燃ゴミ1袋
●見られた鳥:ミヤコドリ23羽、ダイシャクシギ1羽、クロツラヘラサギ5羽、ミサゴ1羽、ツクシガモ45羽、マガモ、オナガガモ、スズガモ、カワウ900羽
本日のクリーン作戦は、朝冷え込んでいたので、参加者が少ないのを覚悟して海の広場に向かいました。しかしいざ初めると、思っていたより多くの方の参加が有りました。
朝家を出るときにはカイロを背中に貼り着こんで出かけましたが、午後は日差しもあり風もなくて、段々と暖かくなりました。始める頃には、着ている物を1枚脱ぐ程に暖かくなりました。
今回は主に、アシの上に被さっていたアオサと草木を取りましたが、その下には小さなアシの芽が隠れていました。広場前のゴミは少なくて、唐原川河口右岸手前までをいつもの様にソリ、一輪車、リヤカーでゴミを運び、清掃しました。
一見綺麗になりましたが、アオサの被さった草木はまだまだ沢山残っていて残念です。清掃後には鳥を観察して貰いました。まとめの感想では、数名の学生さんに「これからも続けて参加したい」との言葉を頂きました。
記念撮影後に散会しました。参加された皆様、ありがとうございました。
和白干潟では紅葉も終わり頃です。アシ原や海の広場付近には、沢山の木の実が生っています。クコ、シャリンバイ、マサキ、アキグミ、ナンキンハゼ、ツルウメモドキ、ネズミモチ、アオツヅラフジ等の実が濃い色に色づいていて
小鳥たちを誘っているのでしょうか。ここでは海の鳥も山の鳥も、多くの種類を観ることが出来ます。アシやダンチクの穂も細くなってはいますが、寒さに耐えながら次の世代へと引き継ぐ準備をしている様です。
私たちが海の広場に着いたときには、和白干潟の正面には真っ黒になる程のカワウの群れが羽を休めていました。ツクシガモも大分多くなって来ました。現在では70数羽が飛来しており、もうしばらく観る事が出来ます。
ゴミを運ぶ途中で、砂に潜っていたウミニナが暖かくなり一斉に上に這い出してきて、体いっぱい砂を付けたままで食事をしているのを見つけました。又、砂の上にできた不思議な模様を見つけました。
近くにはカモや小さなシギ、チドリ達の足跡も沢山有りました。
和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲
2018年12月9日 -曇り-
【観察鳥種】33種
【参加者数】17名
昨日から急に真冬の寒さになりました。満潮前の潮で、海の広場方面に向かいました。海は北西の季節風で、沖は白波が立っています。また雁ノ巣から奈多にかけての沖合では蜃気楼が起こっていて、水平線が波立ち対岸の家が背伸びを しているようでした。ツクシガモの飛来が遅れていましたが、今日は31羽を数えました。ダイシャクシギも1羽が来てくれました。ミヤコドリは25羽。マガモ、オナガガモなどの淡水ガモの求愛かと思いましたが、交尾の写真をKさん が見せてくれました。
波高く、沖合のスズガモは少なめでした。ホオジロガモも確認できませんでした。カンムリカイツブリも控えめで、波が荒いと湾奥に避難するのかな?
アシ原の中道を歩きました。入口ではジョウビタキが迎えてくれました。紅葉はだいぶ落ちてしまい、冬の様子です。シャリンバイやマサキ、ネズミモチなどの実が生っていました。アキグミの赤い実を皆で食べてみました。
甘渋い味がしました。ウラギクのまあるい穂が可愛くて、アシの穂もホクホクにふくれています。
樹林帯ではヒヨドリやモズ、メジロ、シロハラなどが鳴き、ウグイスの地鳴きも聞こえます。
砂洲に出て、ヨシガモなどを近くで見ることができました。
台風などでアオサが減ってしまい、アオサを食べるヒドリガモが減ったように感じます。今日は久しぶりに香住ケ丘の親子が参加して、元気な1年生男子がたくさん質問しました。
皆も元気になります。
(山本廣子)
【参加者の感想】
◇ミヤコドリが見られて良かった。
◆鳥の種類も数も多かった。
◇ヨシガモが可愛かった。
◆アキグミを食べたり貝殻が拾えて良かった。
◇ダイシャクシギが良かった。
◆ツクシガモが見られて嬉しかった。
今津では12/2(日)午前中に1回目の調査を行いました。シロチドリ4羽、タゲリ13羽、ハマシギ93羽、アオアシシギ2羽、イソシギ5羽、タシギ2羽の、6種119羽がカウントされました。
他にはヘラサギ3羽、クロツラヘラサギ22羽、ズグロカモメ5羽が観察されました。
博多湾東部では12/4(火)午後に1回目の調査を行いました。
ミヤコドリ24羽、シロチドリ16羽、ハマシギ35羽、イソシギ8羽、ダイシャクシギ1羽の、5種84羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ27羽、ツクシガモ3羽、ミサゴ10羽、カンムリカイツブリ43羽が観察されました。
12/4の博多湾東部は風が強かったです。全体にアオサは少なくなっていましたが、奈多や雁ノ巣の沿岸にはアオサが残っていました。奈多の護岸の道にはセンダンやトベラ、シャリンバイ、マサキなどの実がたくさん生っていました。
多々良川ではキンクロハジロ300羽が見られました。
和白干潟には1000羽以上のカワウが干潟に上がっていました。カンムリカイツブリが多く見られました。奈多は潮が引いておらず干潟が出ていないので、シギたちがいませんでした。オオバンやヒドリガモがたくさんいました。
雁ノ巣にはクロツラヘラサギやシロチドリ、ハマシギなどがいました。香住丘側から見た人工島の護岸付近で工事が行われていました。
調査参加者は、今津が2名、博多湾東部が6名でした。
調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。