最近の和白干潟


2019年2月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(2月23日)

定例探鳥会報告 和白海岸(2月10日)

2018年度冬期シギ・チドリ調査報告(2月5日)



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和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

                                      田辺スミ子

   ●日 時:2月23日(土)15:00~17:00
  ●参加者:15名 : 一般3名、守る会12名
  ●回収ゴミ:46袋:  自然ゴミ:22袋・人工ゴミ:21袋、 不燃ゴミ3袋
  ●粗大ゴミ:倒木1本・枝等5本、発泡スチロール浮き1個、ビニール製養生シート1個、ベニヤ板1枚、寝具用マット1個,椅子1個、小型テント1個、
  ●観られた鳥:ミヤコドリ23羽、ツクシガモ1羽、マガモ、オナガガモ、カルガモ、ダイシャクシギ1羽、ミサゴ3羽、クロツラヘラサギ3羽、ダイサギ、アオサギ、ウグイス(上手に鳴いていた)カワウが1000羽位
         飛んできて又何処かに移動した。

  本日のクリーン作戦は、先月は悪天候のために中止しましたので、そのせいか沢山の人工ゴミが打ち寄せられていました。風が少し有りましたがとても穏やかでした。海の広場前の人と、唐原川河口右岸奥迄の人と、2手に分かれて沢山の
  人工ゴミと、自然ゴミを集めることが出来ました。九産大の宗像先生も個人で参加して下さいました。とても嬉しかったです。

     

  野鳥など観て貰いお茶を飲みながら感想を聞き、最後に皆で記念撮影をして散会しました。

     

                                        

  今和白干潟では、海の広場前に小さなハママツナの新芽が彼方此方に、びっしりと赤や緑色が出始めていてとても可愛いです。アシ原中道には、ナワシログミの実も大分色付いてきました。
  ツルナの黄色い花や、ハマダイコンの花も咲いています。ハマナデシコの新芽も大分大きくなり、ゴミの下には大分大きくなったアシの新芽が観られました。
  
     

  マサキは実を落とし葉が何故か赤く色づいていました。

                                        

  ハマウドは一番大きくて他の植物より目立ちます。後背林では葉を落とした木々達が、小さな新芽を枝先に準備して春の光を待ちわびています。
  干潟では砂に潜っていたウミニナ達も、穏やかな日中に表に出て動き出しているのもいる様です。カモ達の足跡も沢山観ることが出来ます。

  感想:●初めて参加したが、ゴミが多く、人工ゴミが多いのに驚いた。
     ●特に、ストローなどのプラスチック類が多いのにびっくりした。   
     ●もう少し環境を考えて行きたい。今は学生が春休みなので次回は学生も参加できるでしょう。

  参加された皆様有難うございました。


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  定例探鳥会報告 和白海岸

   和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→唐原川河口左岸
  2019年2月10日  -晴れ-
  【観察鳥種】44種
  【参加者数】18人 

  昨日は冷たい雨でしたが、今日は晴れて暖かくなりました。和白4丁目海岸から干潟に出ました。RKB鉄塔上にはハヤブサがいましたが、背中を向けています。
  潮は満ちがけではありましたがまだ引いており、鳥たちは遠かったです。水際にはミヤコドリやカモたちがいて、1種ずつ紹介しました。光線が当たってヨシガモやマガモの頭の緑がきれいでした。ダイシャクシギも健在です。

      

  ツクシガモやオナガガモたちは干潟に上がって寝ています。海の広場の方に歩いて行くと、干潟で寝ていたカモたちがそろそろと歩き出し、飛び立ちます。ツクシガモは最後まで残りました。
  海の広場からは沖のスズガモやホオジロガモを見ました。ハマダイコンの花が咲いていました。アシ原を通ると、ウグイスの初鳴きが聞こえました。シロハラも鳴いています。
  センダンやシャリンバイ、マサキ、ネズミモチなどの木々には実が生っています。実が食べられて無くなっている木もありました。

      

  砂洲の上にハマシギたちの足跡がたくさん残っていました。
  ハマシギなどの小型シギ・チドリ類は夜に干潟に来ているのでしょうか?会いたいですね。元気なコサギがいましたが、夏羽の冠羽が出ていました。珍しくウミアイサが干潟に上がって、羽づくろいをしていました。

                             

   唐原川河口のイソシギやコガモも可愛かったです。最後に潮が満ちてきてミヤコドリが目の前に集まり、感動的でした。小学生が2人参加して、嬉しかったです。

      

   (山本廣子)

  【参加者の感想】
   ◇ハヤブサが見られて良かった。
   ◆カモの色がきれいだった。
   ◇ヨシガモを初めて見れて良かった。
   ◆ミヤコドリがきれい。


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  2018年度 冬期シギ・チドリ調査報告


                                                  山本 廣子


  ●冬期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。

   今津では2019年2月3日(日)午前中に3回目の調査を行いました。
   タゲリ90羽、ハマシギ95羽、アオアシシギ10羽、クサシギ1羽、イソシギ4羽の、5種200羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ6羽、ヘラサギ6羽、ツクシガモ7羽、ズグロカモメ7羽、カンムリカイツブリ4羽、ミサゴ
   1羽が観察されました。

   博多湾東部では2019年2月5日(火)午後に3回目の調査を行いました。
   ミヤコドリ22羽、ダイゼン7羽、アオアシシギ1羽、イソシギ6羽、ダイシャクシギ1羽、タシギ1羽の、6種38羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ14羽、ヘラサギ2羽、ツクシガモ71羽、ミサゴ10羽、
   カンムリカイツブリ3羽が観察されました。
                   

   
                  

   晴れて暖かい日でした。雁ノ巣沖にはスズガモが3500羽程集まっているようでした。奈多ではヒドリガモが多くいました。アオサがあるためかもしれません。
   名島でもシギやチドリが休む場所として海の中に作られた石の島は、カモやカワウが占領しています。
   博多湾東部ではハマシギなどの小型シギ・チドリ類がほとんど見られませんでした。12月には来ていたのですが、1月の調査でも見られませんでした。昨年と一昨年の冬期にはハマシギ等が増えて良かったと思っていたので、残念です。    干潟で何が起こっているのでしょうか。
   暖かいので、雁ノ巣の砂浜にはコメツキガニがたくさん出て、砂団子を敷き詰めていました。香椎干潟ではヤマトオサガニの巣穴がたくさん見られました。香椎ではアオサは見られず、オゴノリが大きく育っていました。

                   
 
   干潟の生きものたちは豊富なようでしたので、ハマシギたちにもっと来てほしいですね。
   和白の沿岸にあるアキグミの実は無くなっていましたが、センダンの実はまだたくさん生っていました。甘いアキグミは小鳥に食べられたのでしょうか?ツルウメモドキの実もたくさん生っていました。
   香椎海岸ではネズミモチ・トベラ・マサキ・ハゼの実がたくさん生っていました。しかも大木でしなるように海辺に生えています。

                 

   香椎の対岸の人工島では護岸を作り変えているような工事があっており、石を落としたりしてすごい騒音がしていました。石積み護岸ですが、人が海に入って行けるようになだらかな護岸にしているようでした。

                        

   調査参加者は今津が3名、博多湾東部が7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
 


    以上

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