最近の和白干潟
2019年4月
「干潟・湿地を守る日2019」「全国春のビーチクリーンアップ2019」参加の和白干潟クリーン作戦と自然観察 報告(4月27日)
山本 廣子
●春期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。
今津では4/27(土)昼前後に2回目の調査を行いました。今回は一斉調査になります。
コチドリ1羽、シロチドリ2羽、ダイゼン1羽、キョウジョシギ1羽、トウネン2羽、ウズラシギ2羽、ハマシギ62羽、アオアシシギ11羽、タカブシギ2羽、キアシシギ8羽、イソシギ4羽、ソリハシシギ11羽
ダイシャクシギ1羽、ホウロクシギ3羽、チュウシャクシギ57羽、タシギ3羽の、16種171羽がカウントされました。他にはヘラサギ3羽、クロツラヘラサギ4羽、ミサゴ1羽、オオヨシキリ2羽が観察されました。
博多湾東部では4/30(火)午後に2回目の調査を行いました。
ミヤコドリ14羽、シロチドリ5羽、アオアシシギ9羽、キアシシギ8羽、イソシギ4羽、ダイシャクシギ4羽、チュウシャクシギ25羽の、7種69羽がカウントされました。他にはヘラサギ3羽、クロツラヘラサギ9羽
ミサゴ5羽、カンムリカイツブリ(夏羽)2羽が観察されました。
4/30の博多湾東部は曇りで、調査の途中から小雨が降り出しました。奈多のクリークにはボウアオノリやオゴノリが育っていました。今日は若潮で潮が小さくまだよく引いていないのに、和白海域や香椎には
潮干狩りの人が85名いました。奈多の沿岸にはトベラの花が満開できれいでした。
ハマエンドウやハマヒルガオ、ハタザオ、ヒナギキョウの花も咲いていて、春を感じました。
クロツラヘラサギやヘラサギは和白海域に多くいて、くちばしの色が薄い若鳥がいました。多々良川や五丁川河口のアシ原ではオオヨシキリが鳴いていました。このところの雨のためか多々良川は水量が増えていました。
調査参加者は今津では2名、博多湾東部では6名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
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田辺 スミ子
●日 時:4月27日(土)15:00~17:00
●参加者:236名 : 一般223名(西日本シティ銀行和白支店6名、西南学院大3名、個人3名、城東高校179名、九産大宗像ゼミ12名、澤田ゼミ20名) 守る会13名
●回収ゴミ:200袋、可燃ゴミ196袋(自然ゴミ124袋、人工ゴミ72袋、)不燃ゴミ4袋
●粗大ゴミ:ハンモック1、木製ラック1、ラジカセ2、敷布団2、救急箱1、木製イス、浮き類2、倒木1、5?洗剤ボトル1、大型リュック1、(角材・板・枝等約30)
●観られた鳥:ミヤコドリ14羽、アオアシシギ9羽、ダイシャクシギ2羽、ミサゴ1羽、マガモ、オナガガモ、ダイサギ、アオサギ、コサギ、モズ、ウグイス声
今日のクリーン作戦は、「干潟・湿地を守る日」「全国春のビーチクリーンアップ」参加のクリーン作戦でした。最初に「干潟・湿地を守る日2019宣言」を読み上げ、皆の賛同を得ました。
福工大付属城東高校より先生4名と2年生と3年生、九産大の宗像ゼミや澤田ゼミの先生と学生に参加して頂き、西日本シティ銀行和白支店の方が家族で参加されていました。
今回は参加人数が多いので何時も出来ていない和白方面には、城東高校3年生にお願いしましたが、海にありえない様な大きなハンモックが台ごと捨ててありました。
他には布団や家具類なども多くありました。アシ原側の倒木になったセンダンを2年生総出で抜き運んでくれました。
今月より会員になられたベトナム人留学生のファムさんは、ゴミをリヤカーに沢山載せて何回も運んでくれました。他は、ソリ、一輪車、リヤカーとそれぞれ好みの物で回収しました。
今回は、袋に入りきれない大物の粗大ゴミも多くありました。最後にお茶で喉を潤してから本日のゴミの量や、砂質・水質結果などをお知らせして感想を聞き、記念写真を撮り散会しました。
感想では、全体に思ったより人工ゴミが少なかったとのことでした。尚潮干狩りの人は約290名でした。
和白干潟には、渡りの鳥達が飛来しています。ミヤコドリもまだまだ観ることが出来ます。
クロツラヘラサギも10羽程度観ることが出来ますが、大潮の干潮時刻には、潮干狩りを楽しむ人が多く、鳥たちは人を避けて移動しており、人が居なくなった頃に戻って来ています。
コメツキガニの砂団子が干潟一面に有ります。アシ原では、大きくなったアシで全体が緑に輝き、後背林は濃い緑や黄緑、赤緑などに彩られていて、中道にはハマエンドウが咲き乱れ、
オオジシバリがそこかしこで黄色の花を咲かせて目立ちますが、夕方には花が閉じている様です。側にはノイバラが咲き、ヤマフジが白や紫の花を咲かせていてとても綺麗です。
ハマニンニクも大きい穂を出しており、海の広場側には白いハリエンジュやアキグミの花が良い香りを漂わせています。
色々な花を観るだけでも気持ちが穏やかになります。参加された皆様ありがとうございました。お疲れ様でした。
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山本 廣子
●春期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。
今津では4/7(日)午前中に1回目の調査を行いました。
コチドリ3羽、ケリ1羽、ハマシギ77羽、オバシギ2羽、アオアシシギ10羽、イソシギ3羽、オオソリハシシギ1羽、ホウロクシギ13羽、タシギ3羽の、9種113羽がカウントされました。他にはヘラサギ2羽
クロツラヘラサギ1羽、ミサゴ3羽が観察されました。
博多湾東部では4/15(月)午後に1回目の調査を行いました。今回は一斉調査になります。
ミヤコドリ19羽、メダイチドリ1羽、ダイゼン2羽、ハマシギ1羽、コオバシギ1羽、オバシギ48羽、アオアシシギ2羽、イソシギ8羽の、8種82羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ10羽、ミサゴ1羽
カンムリカイツブリ2羽が観察されました。
4/15の博多湾東部は晴れて暖かかったです。潮が小さくて余り引かず、潮干狩りの人は和白と雁ノ巣に29名いました。ボウアオノリが塩浜クリークや唐原川河口に発生していました。調査地全体にコガモ、オカヨシガモ
マガモ、ヒドリガモなどの淡水ガモが少数残っていました。アキグミの花が満開で、香りがムンムンしていました。沿岸の空き地にハマダイコンの花がたくさん咲いているところがありました。
和白干潟の後背林の緑が美しくなってきました。名島海岸ではゴミが目立ちました。
調査参加者は今津が3名、博多湾東部では6名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
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和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→唐原川河口左岸
2019年4月14日 -曇り-
【観察鳥種】35種
【参加者数】 8人
今日は曇り空です。桜の花も散り始めています。集合地の公園でイソヒヨドリの美しい鳴き声が聞こえました。和白4丁目海岸から干潟に出ました。
潮が小さくて干潮近くでも余り引いていませんが、潮干狩り客がたくさん出ていました。春の渡り鳥のオバシギの群れが唐原方面に見えました。
クロツラヘラサギも8羽が干潟で休んでいます。和白川河口にはマガモとカルガモが少数いました。沖合では夏羽のカンムリカイツブリやウミアイサが見られました。
海の広場方面に歩いてオバシギに近づきました。近くで見ると、コオバシギやハマシギも混じっていました。オバシギやコオバシギは夏羽になりかけていて色がきれいでした。
海の広場のハマボウの木が10本くらい大きく育っていました。夏には黄色い花を咲かせることでしょう。海の広場ではツグミやムクドリが草の上に降りていました。
アシ原にはハマニンニクの穂が出そろい、ハマエンドウの花がたくさん咲いてきれいでした。ウグイスもさかんに鳴いていました。
唐原川河口ではアシハラガニやハクセンシオマネキが干潟に出ていました。
イソシギやコガモも見ました。後背地は緑色に変わってきて、春を感じました。
(山本廣子)
【参加者の感想】
◇オバシギやコオバシギが見られて良かった。
◆クロツラヘラサギの冠羽が伸びて春を感じた。
◇ツバメを初めて見た。
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