最近の和白干潟
2019年5月
有江 圭子
日 時:2019年5月28日(火)9:50~11:30 小潮 満潮5:47 干潮11:34
参加者:香椎保育所さくら組40名と先生5名 保護者3名 天候:曇りのち晴れ
守る会自然観察ガイド:4名、 カメラ1名
前日が雨で心配でしたが、朝、晴れてきたのでほっとして観察会を始めました。暑くなく、熱中症の心配もなくて、ちょうどいい観察日和でした。
山本さんが子どもたちの前に立つと、一人の子が山本さんのカモ笛を見つけて「何、それ?」と指さしていました。カモ笛の音を興味深く聞いていました。干潟の話の後、望遠鏡でカワウやアオサギを見ました。
望遠鏡に慣れていなくてなかなか鳥を見ることができず、苦心している子もいました。担任の先生や保護者の方にも鳥を見てもらいました。
干潟に入るとミズクラゲがたくさんいたので、「クラゲ!」「クラゲこわい!」と言いながら沖に向かいました。沖でアサリを掘ると、次々とアサリが見つかり、浄化実験のペットボトルに入れました。
みんなひたすら貝を掘っていました。次第に見つけるのが上手になり、貝を見つけると得意げな顔をしていました。中には、経験がないのか、手でアサリを掘るのをいやがる子もいました。ひとしきり貝を掘った後
砂洲に向かいました。砂洲にはコメツキガニの穴がたくさんありました。スコップで穴を掘ると、すぐにカニが見つかり、「カニ、ゲット!」「先生、カニ、ゲット!」と言ったり、「先生、はい、カニですよ」と
バケツに入れていました。気が付くと砂洲全体がスコップで掘った穴だらけになっていました。
アシ原でアシハラガニを見つけると、大きい歓声が上がりました。アシハラガニがあちらこちらにいて、子どもたちは満足そうでした。見つけたカニをわれ先に捕まえようとしていました。
アシ原から少し離れたところでまとめをして、とった生き物をみんなに見てもらいました。貝の浄化実験は大成功で、子どもたちは「わー、すごい!」と驚いていました。
子どもから「カニはなぜハサミがあるのですか?」という質問があり、「人が近づいたらハサミで切るのではないか」「落ちているものを食べやすいようにではないか」と他の子が考えて答えていました。
「カニのオスとメスの違いは?」、「土の中が黒いのはなぜですか?」などの質問も出ました。海の広場に戻る時、ゴミを拾いながら歩きました。クリーン作戦の後で、あまりゴミはありませんでした。
最後の挨拶で子どもたちは「楽しかったです」と言っていました。先生も「大人が夢中になりました」と言ってありました。「また来た時、カニを見つけようね」と言いながら帰っていきました。
観察会は、いっぱい穴掘りをして、貝やカニに出会えた楽しいひとときだったようです。
観察されたもの
野 鳥:カワウ(3)・トビ(3)・カルガモ(1)・ツバメ(1)・ムクドリ(1)・アオサギ(2)・ダイサギ(!)・スズガモ(1・♀)・ウグイス(声)・ミサゴ(1)
生き物:アシハラガニ・マメコブシガニ・コメツキガニ・アカテガニ・ガザミ(死骸)・クロベンケイガニ・アサリ・ユウシオガイ・オキシジミ・アラムシロガイ・ウミニナ・ホソウミニナ・ヤドカリ・フジツボ
マガキ・ハマトビムシ・ミズクラゲ
海そう:アオサ・オゴノリ・ボウアオノリ
植 物:(花)ハマウド
(穂)チガヤ・シオクグ
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田辺 スミ子
●日 時:5月25日(土)15:00~17:00
●参加者:20名 : 一般10名(個人1名、九産大宗像ゼミ7名、マリーンワールド2名)守る会10名
●回収ゴミ:74袋、可燃ゴミ袋(自然ゴミ66袋、人工ゴミ6袋、)不燃ゴミ2袋
●粗大ゴミ:バーベキュー用網1、日傘1、P浮き1、ビニールクーラーボックス1、板、枝9個
●観られた鳥:スズガモ♀1、カルガモ2、カワウ、アオサギ、 ウグイス声、
今日のクリーン作戦は、予報で30℃と言っていいましたが、風も有り思いのほか暑く無くて、スムーズに行うことが出来ました。少ない人数でしたが、大人ばかりで特に若人が頑張って下さり、思い思いの道具を使って
回収しました。5/20(月)に久しぶりの雨が降りました。恵みの雨では有りましたがそのせいか、海の広場前には川から流れ込んだのか?オゴノリや、落ち葉と一緒に、びっくりするほど沢山の、タバコの吸い殻が
打ち上げられていました。今年に入ってから一番多かったですね。広場より始めてアシ原と、唐原川河口を目指しましたが、海の広場前に時間がかかり中々先に進めませんでした。
和白干潟では、カモ達も殆ど渡りを終えており、昨年越夏したミヤコドリも、今年は皆渡ってしまったのか1羽も見ませんでした。少しさびしいですけど、越夏した事を心配しなくて良くなりました。
今は至る所にコメツキガニの砂団子がびっしりとあります。これから益々生きもの達が活発に動き回る季節です。アシ原のアシも緑が濃くなり、後背林も賑やかな緑になっています。
中道には、ピンクのハマヒルガオ、ハマエンドウ、センダンの薄紫、遅咲きの白いシャリンバイ、スイカズラの花とそれぞれが、良い香りを漂わせて虫たちを招いています。
ハマボウの若木も何カ所か自然に育っています。ハママツナも広い範囲で育っていました。自然が多くあり、一匹のタヌキの死骸が見つかり、会員の田浦さんが穴を掘り2~3名で土に返してあげました。
お茶とお菓子で喉を潤しながら、本日の結果などお知らせし感想を聞きました。初めて来た方や、タバコの吸い殻が多いのにびっくりした等でした。最後に記念写真を撮り散会しました。
参加された皆様有難うございました。 お疲れ様でした。
以上
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山本 廣子
●春期シギ・チドリ調査3回目(今津と博多湾東部)を行いましたので報告します。
今津では5/5(日)午前中に3回目の調査を行いました。
コチドリ2羽、ハマシギ61羽、アオアシシギ11羽、イソシギ4羽、ソリハシシギ3羽、ホウロクシギ3羽、チュウシャクシギ60羽、キアシシギ9羽、タシギ5羽、タカブシギ1羽、ウズラシギ3羽の11種162羽がカウント
されました。他にはクロツラヘラサギ3羽、ヘラサギ1羽が観察されました。
博多湾東部では5/14(火)昼前後に3回目の調査を行いました。
トウネン5羽、ハマシギ22羽、アオアシシギ7羽、キアシシギ65羽、イソシギ7羽、ソリハシシギ4羽、チュウシャクシギ20羽の7種130羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ4羽が観察されました。
5/14の博多湾東部は晴れて暑い中での調査でした。潮が小さくてまだ引いておらず潮干狩りの人は少なくて、全体で26名でした。今回はチュウシャクシギやキアシシギなどの春の渡り鳥が多く見られました。
またミヤコドリは最近まで見られていましたが、今日はどこにもいませんでした。渡っていったのかもしれません。香椎沿岸や奈多護岸の道にはハマヒルガオの花がたくさん咲いていて、美しかったです。
和白川河口ではセンダンやシャリンバイ、トベラなどの花が満開で、良い香りがしました。
雁ノ巣海岸にはアシハラガニやコメツキガニがたくさんいました。トウネンやハマシギは夏羽でした。香椎海岸や奈多のクリークにはオゴノリが多かったです。
調査参加者は今津が2名、博多湾東部では6名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
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和白川河口→塩浜護岸→五丁川河口→奈多護岸
2019年5月12日 -晴れ-
【観察鳥種】29種
【参加者数】11人 守る会5人
【担 当 者】山本廣子
今回はバードウイーク探鳥会で、福岡県との共催でした。福岡県筑紫保健所の五十川さんから挨拶していただきました。
春を超えて初夏のような日差しです。熱中症対策の帽子や飲み水を確認して、奈多方面に向かいました。和白川河口の干潟では、ハクセンシオマネキが見られました。センダンの薄紫の花が咲いていて
風に揺れて涼し気です。
潮が小さくて干潮でも余り引いていませんが、潮干狩り客がたくさんいました。春の渡り鳥のチュウシャクシギが唐原方面に小さく見えました。
塩浜護岸ではシャリンバイやトベラやアキグミの花が咲いていて、いい香りがします。RKBの鉄塔上や畑の鉄塔にはカラスの巣がありました。
五丁川河口では、キアシシギに会いました。海中の廃船上に休むカワウたち、電線に止まったキジバトやムクドリ、木の上のモズ、上空を飛ぶトビやミサゴなどが見られました。
エノキに止まるゴマダラチョウが美しかったです。スイカズラの花の蜜は、白い花の方が黄色い花よりも甘かったです。
奈多のクリークにもキアシシギやイソシギがいて、キアシシギはピュイーと大きな声で何度も鳴きました。護岸にはハマヒルガオの花がたくさん咲いていて、きれいでした。
奈多護岸の日陰で鳥合わせをしましたが、暑い中、皆無事に歩けて良かったです。木々の花が多く咲いていて初夏を感じた探鳥会でした。
南さんに担当の仕事を手伝っていただきました。
(山本廣子)
【参加者の感想】
◇モズの写真が写せて良かった。
◆カワウを近くで見られて良かった。
◇キアシシギの胸やわきの模様が見れた。
◆チュウシャクシギが見られて良かった。
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