最近の和白干潟

2019年8月

2019年度 秋期シギ・チドリ調査 報告(8月31日)

和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告(8月24日)

定例探鳥会報告 和白海岸(8月11日)

   indexに戻る


2019年度 秋期シギ・チドリ調査 報告

                                  山本 廣子

  ●秋期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。

  今津では8/4(日)午前中に1回目の調査を行いました。
  アオアシシギ16羽、キアシシギ19羽、ソリハシシギ5羽、イソシギ1羽、ハマシギ1羽、エリマキシギ1羽の、6種43羽がカウントされました。他にはミサゴ4羽が観察されました。

  博多湾東部では8/31(土)午後に1回目の調査を行いました。
  アオアシシギ10羽、キアシシギ3羽、イソシギ10羽、ソリハシシギ1羽の、4種24羽がカウントされました。他にはミサゴ4羽が観察されました。
  8/31の博多湾東部は曇りで、わりに涼しかったです。干潮時でしたので、潮干狩りや磯遊びの人が和白海域で18名、香椎で2名、名島で1名でした。
  秋の渡りの時期で、キアシシギ、ソリハシシギ、アオアシシギなどが見られましたが、少なめでした。

     

  サギ類が多く和白には40羽くらいがいました。カワウは奈多や雁ノ巣に多く、雁ノ巣にはウミネコが幼鳥も含めて7羽いました。五丁川のカネンテにはササゴイが2羽見られました。カルガモやカルガモとマガモの雑種も見られました。

     

  和白と奈多、雁ノ巣にはアオサがたくさん発生していて、ちぎれて腐れかけていました。前日までの豪雨で沿岸にはゴミが大量に漂着していました。

                  

  奈多ではツルボの花が咲いていました。シャリンバイやトベラの実が生っており、少し熟れかけていました。和白ではメドハギやコマツナギの花がたくさん咲いていました。ナンキンハゼの緑色の実が生っていました。

     

  調査参加者は今津が2名、博多湾東部が6名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。

          


   ページのトップに戻る


和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告

                                 田辺スミ子

  ●日 時:8月24日(土)15:00~17:00
  ●参加者:72名 一般61名(福岡工業大学44名、九州産業大学5名(幼児含む)、第一学院高等学校1名、福岡女学院高校1名、福岡市医師会専門学校1名、個人2名、西日本シティ銀行7名小学生含む)守る会11名
  ●回収ゴミ:109袋:可燃ゴミ108袋(アオサ:99袋、ペットボトルなど人工ゴミ:9袋)、不燃ゴミ1袋
  ●粗大ゴミ:自転車1台
  ●観察された鳥:キアシシギ1・ソリハシシギ4・トウネン3・ダイサギ15・アオサギ3・コサギ2、カワウ約150・カルガモ10・ミサゴ1・キジバト1

                

  今日の予報では曇りと雨マークも有りました。定例会議が終わる頃には、パラパラと降りだしました。気温はそれほど高く有りませんでしたが、蒸し暑さのある中クリーン作戦の為に海の広場へと急ぎました。
  広場に着いた時には大勢の参加者が待っていました。急いでテントを張り準備をしました。参加者の中には、何時も九産大のゼミの学生と参加して下さる澤田先生がご家族で参加して下さり、福工大のラグビー部学生や柔道部女子
  大学1年生も多く参加していて、先月同様ボランティア証を発行しました。ラグビー部はたくましく頼りになりました。
  今回は潮があまり引いておらず、海の広場前の海水につかったアオサを回収していました。アシの上や草の上には、打ち上げられて乾いたアオサが沢山有りますが、中々広場前辺りから離れたところには行ってもらえませんでした。
  また一方、ラグビー部の方達10名ほどに何時も清掃できていない和白方面に行ってもらいました。お陰様で広場前には小さいアオサも見当たらない程に綺麗になりました。

     

  最後にお茶でのどを潤して貰いながら、野鳥の観察と、本日の成果をお知らせして、感想を聞きました。
  「楽しかった」と言う人が多く、アオサの下に生きものが居ることを知った、プラスチック問題を実感した、綺麗になってよかった、等でした。
  最後に全員で記念撮影をして解散しました。 参加された皆様ありがとうございました。お疲れ様でした。

                                       

  先月足りなかったので、今回はお茶を多めに用意しました。海の広場にはキンエノコロの穂が沢山出て金色に輝いており、小さな白い花のオオフタバムグラ、広場の奥にはヒトモトススキの穂が出て、シロバナサクラタデが可愛く
  咲いておりました。

               


  ハマナデシコやハマサジ、センニンソウの花も咲いていました。

     

  シャリンバイやセンダン、ハマユウの実が生っていました。今の時期、緑がとても綺麗ですね。

                                

  ウスバキトンボも飛び、セミが鳴き、干潟ではコメツキガニの砂団子がぎっしり有りました。サギ類も多かったです。とても癒されますね。


   
   トップに戻る


定例探鳥会報告 和白海岸

   和白川河口→塩浜護岸→五丁川河口→奈多護岸
   2019年8月11日  -晴れ-
  【観察鳥種】26種
  【参加者数】6人 守る会4人
  【担当者】 山本廣子

  集合地の和白公園ではサンゴジュの赤い実がたわわに生っており、キョウチクトウの花もきれいでした。朝から36度の猛暑でした。熱中症対策の帽子や飲み水、名札を確認して、奈多方面に向かいました。
  和白川河口の道端には、コマツナギのピンクの花がたくさん咲いていました。

                  

  河口の途中から和白干潟に降りて水際にいるコチドリ親子を観察しました。親1子2でした。横の畑で育った子供を連れて、干潟に来たのでしょうね。

                  

   護岸に上がって唐原川方面を見ましたら、干潟にダイサギ、コサギ、アオサギ、カワウなどがたくさん見えました。鳥たちは生まれた子も連れて来ているのかもしれません。

                             

  スズメもツバメもシジュウカラも幼鳥がいて、可愛かったです。ミサゴも5羽が見られました。五丁川河口の道端にはハマナデシコが咲いていました。
  クマゼミがずーっと鳴き続けており、ウスバキトンボやシオカラトンボ、アオスジアゲハ、シジミチョウなどの昆虫類がたくさん飛んでいました。
  
     

  奈多護岸の海側に、秋の渡り鳥のキアシシギ7羽がいました。この暑い中、渡ってきたのですね。護岸の水際を移動していました。雁ノ巣方面にはウミネコが7羽休んでいました。
  
                                       

  エノキやスダジイ、シャリンバイなどの木の実が赤くなったり、大きくなったりしていました。クズもたくさん花が咲いていました。猛暑の中でしたが、親子連れの鳥たちや秋の渡り鳥の観察ができました。
  
     

  熱中症の人も出ずに無事に探鳥会ができ、ほっとしています。帰りに和白川河口で元気にツメを振るハクセンシオマネキを見ました。ササゴイを見た人もありました。
  唐原川河口にいたカモ科の雑種とスズガモの写真をYさんが写しました。

                

  兵庫県からの参加者がありました。受付を南さんに手伝っていただきました。

  (山本廣子) 

  【参加者の感想】
    ◇和白干潟は見晴らしがよくて、楽しかった。
    ◆コチドリの親子連れや、スズメ、ツバメ、シジュウカラの子どもが可愛かった。
    ◇護岸では枯れた木が10本ほどもあった。
    ◆渡りのキアシシギが見られて良かった。


    トップに戻る