最近の和白干潟
2020年1月
2019年度 冬期シギ・チドリ調査2回目の報告(1月12日)
田辺 スミ子
●日 時:1月25日(土)15:00~17:00
●参加者:27名 : 一般17名(九産大宗像ゼミ先生と学生で4名、西日本シティ銀行和白支店3名、その他10名)、守る会10名
●回収ゴミ:54袋:可燃ゴミ:袋:51袋(人工ゴミ30袋、草木21袋)、不燃ゴミ:3袋
●粗大ゴミ:0
●観られた鳥:ミヤコドリ20羽、ダイゼン10羽、ダイシャクシギ1羽、コサギ2羽、ミサゴ1羽、(淡水ガモのマガモ、オナガガモなど、沖には海ガモ類)
本日のクリーン作戦は、曇り空でしたが時々晴れ間もありました。4時頃より雨がパラついて来ました。アオサは無くなりましたが、北西の風に雨も多く、人工ゴミがたくさん流れ着いていました。
海の広場前より唐原川河口迄、草木に混じって空き缶やペットボトルなどが多く有りました。海の広場前では、人工ゴミを拾った後で草木類を一輪車などで運びました。
一般の方は子ども連れの方や、久山町からご家族での参加も有りました。国会議員の秘書の方も参加されて、人工ゴミの多さにびっくりされていました。
毎回来て下さっている香住ケ丘の方、九産大宗像ゼミ、西日本シティ銀行の方など、本当にありがたく思います。先月から参加されている城南区の方が、守る会の会員になってくださいました。
最後は少し濡れながらお茶とお菓子を頂き、野鳥の観察もして、記念写真を撮って解散しました。
感想では、「綺麗になってよかった」「ゴミが多かった」等でした。参加された皆様有難うございました。お疲れ様でした。
今、和白干潟ではアシの穂やウラギクの綿毛も細く成り、春になると新芽が見られる様になります。
アシ原入り口や唐原川河口右岸には、濃い緑のハマニンニクの葉やハマダイコンの葉が伸びてきて、春の準備をしています。ハママツナの新芽が出るのが待ちどうしいですね。
後背林も冬の眠りに入っていますが、シャリンバイの実は黒くなり、センダンの実は鳥たちの食量になっています。ナワシログミも小さな実が生っています。冬のアシ原の中道は暖かいですよ。
山本 廣子
●冬期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。全国一斉調査になります。
今津では2020年1/5(日)午前中に2回目の調査を行いました。
シロチドリ1羽、タゲリ27羽、ハマシギ80羽、アオアシシギ6羽、イソシギ5羽、タシギ1羽、ソリハシセイタカシギ1羽の、7種121羽がカウントされました。
他にはヘラサギ3羽、クロツラヘラサギ21羽、ツクシガモ23羽、ズグロカモメ16羽、ミサゴ8羽、カンムリカイツブリ1羽が観察されました。
博多湾東部では1/12(日)に2回目の調査を行いました。
ミヤコドリ20羽、ハマシギ14羽、イソシギ8羽、ダイシャクシギ1羽の、4種43羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ35羽、ツクシガモ254羽、ミサゴ6羽、カンムリカイツブリ7羽が観察されました。
1/12の博多湾東部は午前中は曇りで小雨が降りましたが、午後は晴れ間も見られました。北西の風が強く吹きつけて、寒かったです。カモたちは風を避けて河口やクリークにいました。
ツクシガモは寒さにも負けず干潟の上にいました。ミヤコドリも干潟の水際で食事中でした。クロツラヘラサギは和白干潟と多々良川河口に合わせて35羽もいました。
ツクシガモは和白干潟と雁ノ巣海岸にいました。ハマシギ等の小型シギ・チドリ類は今日はほとんど見られませんでした。沿岸の木では、センダンの実やシャリンバイの実が多く残っていました。
センダンの木にはツルウメモドキが巻き付いていて、赤い実がきれいでした。
アオサが目立ちませんでした。今回の博多湾東部の調査は、野鳥の会福岡支部の「和白海域水鳥全種調査」も兼ねて行いました。
調査参加者は今津が3名、博多湾東部が5名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
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山本 廣子
日時:2020年1月12日(日)9:30~16:30 中潮 満潮:11:17 干潮:16:32 曇り一時小雨
調査範囲:和白海域(和白~奈多~雁ノ巣)とクリークや畑
参加者:6名
博多湾東部の冬期シギ/チドリ調査も兼ねて行いましたが、シギ/チドリ調査の方が範囲が広いので、和白海域のみ調査員が兼ねて調査を行いました。
午前中の和白海岸探鳥会でも鳥の羽数を数えましたので、調査時間に入れています。和白海域水鳥調査の報告をします。
カモ類13種5458羽、カモ類以外の水鳥15種2173羽がカウントされました。
昨年はカモ類13種5653羽、カモ類以外の水鳥12種942羽でした。カモ類は195羽減り、カモ類以外の水鳥は1231羽増えています。
カモ類1位はスズガモ3788羽(昨年は2766羽)、2位はヒドリガモ434羽(昨年は1103羽)、3位はオカヨシガモ336羽(昨年は384羽)と昨年と順位は変わりません。ツクシガモは今回254羽(昨年は247羽)が確認されました
今回は和白海域のアオサは余り目立ちませんでした。北西の風が強く吹きつけて寒く、淡水ガモたちは河口やクリークに入っていました。ツクシガモは強風でも避難せずに干潟にいました。
カモ類以外の水鳥ではハマシギなどの小型シギ・チドリ類が今回はほとんど見られませんでした。ミヤコドリは20羽を確認しました。
今回は調査班を分けずに午前は6名皆で見て回り、午後は3名で調査しました。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
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和白4丁目海岸→海の広場→和白川河口→五丁川河口→奈多護岸
2020年1月12日 -曇り一時小雨―
【観察鳥種】43種
【参加者数】7人
【担 当 者】山本廣子、田辺スミ子
今日の午前中は雨の予報で曇っており、参加者が増えませんでした。しかし和白海域水鳥調査(ガン・カモ調査)も予定していましたので、探鳥会を始めました。
会員外の方も参加されました。和白海域の広い範囲を見ようということで、まず海の広場方面を見て、一度戻り自動車に分乗して和白川河口、五丁川河口、奈多護岸と見て回りました。
今日は北西の風が強く吹き付けて寒く、海は白波が立っていました。まず鉄塔に止まるハヤブサを見ました。和白4丁目海岸に降りると、海は満潮に近く、砂洲に鳥が集まっており、数えやすかったです。
ツクシガモが多く206羽を数えました。マガモやオナガガモ、ヨシガモなどの淡水ガモ、ミヤコドリも16羽並んで休んでいます。急いで海の広場に向かい、淡水ガモなどを数えました。
遠く雁ノ巣の橋の下にスズガモの群れが見えました。再度集合地の和白公園に戻り、2台の車に分乗して和白川河口まで行きました。風が強く寒いので、カモたちは河口の奥に入っていました。
センダンの木にムクドリが群れて止まっています。ツルウメモドキの赤い実がきれいでした。再度車に乗ってクリークのコガモなどを数えながら五丁川河口まで行きました。
五丁川河口のカネンテにもカモたちが避難しているようです。オカヨシガモやコガモ、カルガモなどが多いようでした。さらに奈多入り口まで行き、奈多護岸下のカモやクリークのカモを見ました。
奈多護岸下では1000羽を超える多数のオオバンがせわしく動いています。オカヨシガモやヒドリガモが混じっていました。
沖のカワウの軍団が魚獲りをして、一斉に飛び立ちましたが、白いユリカモメ6羽も一緒に飛び、黒と白のコントラストが見られました。
今日は鳥の調査もあり、和白干潟の多くの場所を見られて良かったです。
(山本廣子)
【参加者の感想】
◇コガモがきれいだった。
◆カワウの魚獲りが見られて良かったb。
◇久しぶりにユリカモメを見た。
◆ツクシガモが砂洲に並んでいて、きれいだった。