最近の和白干潟

2020年8月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告 (8月22日)

2020年度 秋期シギ・チドリ調査 報告(8月19日)

定例探鳥会報告 和白海岸(8月9日)

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和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告

                                                田辺 スミ子

  ●日 時:8月22日(土)15:00~15:45
  ●参加者:28名 : 一般20名(第一学院高等学校ハカタキャンパス4名、福岡女学院高校1名、西日本シティ銀行7名、大東建託(株)6名、レインボウフィッシュ1名、守る会9名
  ●回収ゴミ:47袋、可燃ゴミ43袋(自然ゴミ7袋(アサミドリシオグサ1袋)、人工ゴミ36袋)不燃ゴミ4袋
  ●粗大ゴミ:バーベキュー用網1、傘1、浮き2、プラスチックケース1、竹5本、
  ●観られた鳥:アオサギ1、ダイサギ3、コサギ3羽、カワウ5羽

  今日のクリーン作戦は、猛暑の中で始めました。今朝の天気予報では前日の予報の雨マークも消えて良い天気でした。

     

  清掃を始めてから30分位すると急に東の空が真っ黒になり、風も出て雷が激しく鳴り始めました。危ないなと思っていると、あっという間に猛烈に激しい雨が降ってきました。
  それぞれ広場の倉庫や木の下に入りましたが、殆どの人がずぶ濡れになりました。

     

  お天気が良ければ若い人たちの参加が多かったので、ごみの量も増えたと思いますが残念でした。30分位は怖い位の雷に雨でした。わざわざ参加して下さった高校生も、ずぶ濡れに成ってしまい気の毒でした。
  また、レインボウフィッシュ代表の木下さんは、朝6時ごろに一人で和白川方面のゴミを集めて、26袋の人工ゴミと、不燃ゴミ3袋をゴミ置き場までを運んで下さいました。思っていても中々出来ることではありません。
  本当に感謝しています。激しい雷雨の中解散しましたが、残った守る会メンバーで後片付けをしました。その頃には日も差して来ました。参加された皆様有難うございました。

     

  和白干潟では、干潟の生き物たちの活動が活発に成っており、海の広場周りには、いろんな可愛い草花が咲いています。広場は草花で草原の様になっています。そこにはバッタ、蝶、などの色んな昆虫たちが集まっています。
  キンエノコロ、シロバナサクラタデ、ハマサジ、ツルマメ、クサネム、メドハギ、センニンソウなどが咲き誇っています。ナンキンハゼも緑色の実を沢山付けていました。

     

                  

  また、ハマゴウの花や、遅咲きのハマボウの黄色の花が一輪咲いていました。広場の入り口では、アカメガシワの木にツクツクホウシが、声の限りに鳴いていました。

                             

   
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2020年度 秋期シギ・チドリ調査 報告

                                               山本 廣子

  ●秋期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。

  今津では8/2(日)午前中に1回目の調査を行いました。
  コチドリ23羽、ムナグロ1羽、トウネン1羽、アオアシシギ14羽、キアシシギ12羽、ソリハシシギ2羽、イソシギ1羽の、7種54羽がカウントされました。

  博多湾東部では8/19(水)午後に1回目の調査を行いました。
  アオアシシギ5羽、キアシシギ18羽、イソシギ4羽、ソリハシシギ4羽の、4種31羽がカウントされました。他にはミサゴ4羽が観察されました。
 
                  

  8/19の博多湾東部は晴れて猛暑でした。この暑さの中、潮干狩りをする人が和白で8名、雁ノ巣で5名、香椎で4名見られました。
  和白・奈多・雁ノ巣海岸ではアサミドリシオグサが大量発生して沿岸に浮いており、この暑さで腐りかけているところもありました。

     

  秋の渡りの時期で、キアシシギ、ソリハシシギ、アオアシシギなどが見られました。サギ類が多く和白や雁ノ巣に多く見られました。カワウは奈多や雁ノ巣にいました。雁ノ巣にスズガモが5羽いました。
  唐原川河口付近で越夏しているものだと思います。

                             

  奈多ではセンニンソウやタカサゴユリ、ツルボなどの花が咲いていました。シャリンバイやトベラの実が生っており、少し色づいていました。エノコログサの穂が出ていました。
  
     

  名島海岸ではペットボトルやアシの茎などのゴミが目立ちました。

                 

  調査参加者は今津が2名、博多湾東部が5名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。



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定例探鳥会報告 和白海岸

                       (山本廣子)

   ★新型コロナウイルス感染防止のため中止となりましたが、お世話係2名で分かれて和白海岸を観察して野鳥を記録しました。

   2020年8月9日 -晴れ時々曇り-
   ① 山本廣子:雁ノ巣海岸→奈多護岸→五丁川河口→和白川河口→海の広場
   ② 田辺スミ子:唐原川河口→海の広場→和白川河口
   【観察鳥種】27種
   【担当者】 山本廣子、田辺スミ子

   9時に集合地に行きましたが、一般参加者はありませんでした。田辺さんは唐原川河口から、私は雁ノ巣海岸から、それぞれ観察を始めました。
   奈多護岸で田村さんと会いました。観察記録を送ってもらうことにしています。満潮になりかけでした。風が強く海は波立っていました。
   雁ノ巣海岸ではトビの親子が4羽一緒に桟橋に止まっていました。遠くの砂浜にホウロクシギとキアシシギが見えました。秋の渡りが始まっています。人工島近くの海では相変わらずウエイクボードの舟が波を立てて走って行きます。

                              

   奈多のクリークの周りにはハマユウやタカサゴユリの花が咲いていました。トベラやシャリンバイの木に緑色の実が生っていました。紫色のツルボの花が出始めでした。

      

   海の廃船にカワウが止まって休んでいました。和白川河口の道ではトキワススキの穂がまだ観察されました。メドハギやコマツナギの花が咲いていました。海ではミサゴが棒杭の上に止まっています。
   
      

   海の広場近くではハマゴウの花がきれいでした。ハマボウの花もまだ咲いていました。唐原川河口にはセイタカシギが2羽来ていました。

                 

   今回もスズガモ5羽が観察されました。唐原川河口干潟ではハクセンシオマネキが出ていました。アシハラガニやアカテガニも観察されました。

                 

   秋の渡りのシギたちに会えてよかったです。クマゼミの大合唱を聞きながら、ウスバキトンボが群れ飛び、アオスジアゲハやナガサキアゲハにも会いました。

                        

   7月末までの長い梅雨の大雨で、海辺のプラスチックゴミが多かったです。 

   


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