最近の和白干潟

2020年12月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告(12月19日)

2020年度 冬期シギ・チドリ調査1回目 報告(12月15日)

定例探鳥会報告 和白海岸(12月13日)

    indexに戻る


和白干潟のクリーン作戦と自然観察 報告

                               田辺 スミ子

  ●日 時:12月19日(土)15:00~16:45
  ●参加者:31名: 一般12名(九産大宗像ゼミ7名、西日本シテイ銀行3名、他2名)和白干潟を守る会19名(環衛サービス4名含む)
  ●回収ゴミ:164袋、可燃ゴミ袋162袋(アオサ143袋、人工ゴミ19袋)、不燃ゴミ:2袋
  ●粗大ゴミ:プラスチックケース:1個、テレビ3個、流木1本、板1枚、
  ●観られた鳥:ツクシガモ(72)ミヤコドリ(18)ダイシャクシギ(1)、淡水ガモ、海ガモ

                  

  今日のクリーン作戦は、風もだいぶ止んできて、海の広場前では寒さを感じませんでしたが、アシ原前まで行くと冷たい風を感じました。
  アオサも干潟の上には少ししか無く、打ち寄せられてアシに絡みついて白化したものが残っていました。今回も九産大宗像ゼミより7名が参加頂いて、可愛い3歳の娘さんも一緒でした。

                          

  団体会員の環衛サービスは4名の方が参加して下さり、思ったよりも多い人数で清掃することが出来ました。
  しばらく雨が降っていないので川から流れ込んだ人工ゴミは少なく、15個は先月会員になられた木下さんが、和白方面を午前中に一人で回収されたものでした。
  又、松田さんも唐原川を清掃したとのことでした。大学一年生で初めて参加した女学生はアオサが多かったとの感想でしたが、最盛期に来て見ると驚くでしょうね。

                     

  それでも結構な数のアオサを回収することが出来ました。参加された皆様お疲れさまです。有難うございました。

                    

  和白干潟ではほとんどの花や穂が綿毛になり、ハゼは赤く紅葉しています。ツルウメモドキや,マサキの実は赤くはじけていて綺麗です。

     

  アオツヅラフジやシャリンバイ、ネズミモチの実もまだ残っています。

                   

  鳥では今年も淡水ガモと海ガモ達にオオバンなどは、アオサや貝など求めてたくさん来ますが、アオサが無くなると直ぐに、アオサを食べていた鳥たちは食べ物を求めて移動してしまいます。

                               

  ヒドリガモなどがいなくなると寂しくなりますが、ミヤコドリやダイシャクシギ、ハマシギは春先まで観ることが出来ます。早春の新芽は楽しみの一つです。


  ページのトップに戻る


2020年度 冬期シギ・チドリ調査1回目 報告

                                  山本 廣子

  ●冬期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので、報告いたします。

  今津では12/6(日)午前中に1回目の調査を行いました。
  タゲリ20羽、コチドリ1羽、シロチドリ12羽、ハマシギ60羽、アオアシシギ3羽、イソシギ2羽、ダイシャクシギ2羽、タシギ2羽の、8種102羽がカウントされました。
  他にはヘラサギ5羽、クロツラヘラサギ15羽、ズグロカモメ10羽、ミサゴ10羽が観察されました。

  博多湾東部では12/15(火)午後に1回目の調査を行いました。
  ミヤコドリ16羽、イカルチドリ6羽、シロチドリ22羽、メダイチドリ1羽、ダイゼン7羽、ハマシギ26羽、イソシギ12羽、ダイシャクシギ1羽の、8種91羽がカウントされました。
  他にはクロツラヘラサギ7羽、ツクシガモ74羽、ミサゴ3羽、カンムリカイツブリ13羽が観察されました。

                  

                             

  12/15の博多湾東部は寒波が訪れており、海辺は風が冷たかったです。この寒い中、和白で干潟では潮干狩り客が4名いました。
  奈多や雁ノ巣海岸ではアオサが減って目立ちませんでした。香椎海岸にはアオサが少しありました。和白干潟のアオサは寒さで小さくちぎれていました。
  奈多の護岸の木々が伐採されて、護岸工事が始まっていました。奈多のクリークの周りのハゼの木は紅葉してきれいでした。トベラの実がはじけて赤くなっていました。

     

  香椎や奈多ではオオバンが目立ちました。雁ノ巣の干潟で休むシロチドリが可愛かったです。多々良川河口のクロツラヘラサギはねぐらの中にいました。

                

                             

  調査参加者は、今津が2名、博多湾東部が6名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
 
       


 ページのトップに戻る


定例探鳥会報告 和白海岸

                      山本廣子

   和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲
  2020年12月13日 -薄曇り-
  【観察鳥種】41種
  【参加者数】18人 守る会(6人)
  【担当者】 山本廣子、田辺スミ子、南のり子

  集合地でコロナ対策と鳥インフルエンザについての注意をしてから、出発しました。大潮の満潮時でした。和白4丁目海岸では、淡水ガモたちが近くで見られました。ツクシガモがずいぶん増えており最終合計は190羽でした。
  ヒドリガモやオナガガモなどをじっくり見ました。沖のスズガモやカンムリカイツブリなども見てから、道路を海の広場に向かいました。途中、木の上で高鳴きするモズを見ました。
  海の広場では潮が引きだして少し出てきた干潟に、ツクシガモが休んでいます。アシ原そばではコガモたちが見え隠れしています。ダイシャクシギも1羽でりんと立っています。1羽ですが、今年も来てくれて嬉しいです。

     

  参加者は初心者の方が多くて、カモたちを熱心に見ています。沖ではホオジロガモも見ることができました。ツグミが干潟に降りてきました。ウラギクの花が綿毛になり、フカフカして美しいです。
  ハクセキレイ2羽が道案内するようについてきます。

                             

  アシ原ではクコやマサキ、シャリンバイやアオツヅラフジなどに実が生っていました。ウグイスの地鳴きも盛んに聞こえ、シロハラも鳴いたり飛んだりしました。

     

  私たちが砂洲に出るときには、カモたちがザーっと飛んで逃げますが、ツクシガモたちは残っていて、そこにはダイゼン5羽が待っていました。
  ハマシギやシロチドリたちが飛んで来て、しばらく行ったり来たりしました。シロチドリの群れが先に着地しました。やがてハマシギたちも降りました。しばらくの間ハマシギ群舞に、皆見とれていました。

                  


  探鳥会終了後にミヤコドリが戻ってきたので、記録に書き加えています。


  【参加者の感想】
   ◇ツクシガモの餌取りと歩き方がよかった。
   ◆ハマシギの群舞が美しかった。
   ◇ダイゼンがとても可愛かった。



    ページのトップに戻る



   indexに戻る