最近の和白干潟

2021年2月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(2月27日)

定例探鳥会報告 和白海岸(2月14日)

2020年度 冬期シギ・チドリ調査報告(2月8日)

   indexに戻る


和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

                                  田辺 スミ子

   ●日 時:2月27日(土)15:00~16:45
   ●参加者:38名 : 一般19名、(九産大宗像ゼミ3名、西日本シティ銀行9名、香椎高校4名、他3名)守る会19名 
   ●回収ゴミ:41袋: 可燃の人工ゴミ:32袋、草木類:7袋 不燃ゴミ:2袋
   ●粗大ゴミ:トロ箱1個、電化製品1個、ガスコンロ1個、
   ●見られた鳥:ツクシガモ20羽、ミヤコドリ17羽、クロツラヘラサギ2羽、アオサギ1羽、ツグミ、コゲラ、ヒヨドリ、ウグイス(声)、マガモ、オナガガモ、スズガモ
   ●植物:ハマニンニク(新芽)、シャリンバイ(新芽)、マサキ(新芽)、ナワシログミ(実)

   本日のクリーン作戦はお天気も良く、早めに行ってみるとすでに数名の方が待っておられました。3時に清掃の説明をしてから清掃活動を始めました。
   徐々に人数が増えてきて、予想に反して大勢の方の参加がありました。グループでは宗像ゼミ、香椎高校生、西日本シティ銀行の参加が有りました。
   先日港湾局委託業者の清掃が行われた後でしたので、目に見える場所のゴミは少なく、主に唐原川河口右岸アシ原の中の人工ゴミや、アシの上で横になった枝・アシ等をリヤカーで回収することが出来ました。

      

   海の広場前よりアシ原入り口までは少人数で行いました。河口付近では、いぼって(埋まって)しまった人もいて、ずぶ濡れになり汚れを落としていました。

                 

   清掃後には、大きな輪になり感想を聞き、海洋プラスチックゴミの説明もしました。最後に全員で記念撮影をしました。

                 

   感想では、初めて参加の方も有り「これからも参加したい。」「無心になれた。」「家庭ごみに気をつけたい。」「踏み間違えていぼった(埋まった)」等でした。
   今和白干潟は、後背林は春に移行し始めましたが、まだまだ春の装いは目立ちません。ハマニンニクは早くから芽を出しています。シャリンバイやマサキは新芽を出し、ナワシログミは大分色づいてきました。

      

   鳥では、ウグイスやヒヨドリが鳴き、ツグミは干潟に降りています。カモ達も少なくなりましたが、大分満ちかけた水際には、ツクシガモ、マガモ、オナガガモなどが群れになって羽を休めています。

                              

   沖にはスズガモの群れも見られます。人々も連日アサリ採りに励んでいます。今日15時の潮干狩りの人は54名でした。参加された皆様有難うございました。お疲れ様でした。


    ページのトップに戻る


定例探鳥会報告 和白海岸

                        山本廣子

  和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→唐原川河口右岸→唐原川河口左岸
  2021年2月14日 -晴れ-

  【観察鳥種】46種
  【参加者数】23人 守る会7人
  【担当者】 山本廣子、田辺スミ子、南のり子

  2月というのに最高気温が21度という暑さです。満潮前の海の広場方面に向かいました。RKBの鉄塔にはハヤブサが止まっていました。成鳥でした。
  干潟に降りますと、ツクシガモがたくさん浮かんでいます。淡水ガモはオナガガモが多いようです。岸辺を海の広場に向かいました。
  ハマニンニクやハマウドの新芽が伸びてきました。ウグイスも少しだけ囀りました。コゲラも鳴いています。イソヒヨドリもやってきました。

     

  アシ原を通って砂洲へ出ました。潮が満ちてきて残った砂洲にはツクシガモや淡水ガモが休んでいます。ダイシャクシギも久しぶりに見ることができました。

                             

  沖合ではスズガモやホオジロガモたちが浮かんでいます。もっと遠くの雁ノ巣海岸にミヤコドリが見えました。海岸を歩きアシ原を歩いて行きますと、オオジュリンの群れがアシに止まって食事をしています。
  歩くたびに先へ先へと飛んで行きます。ホトケノザやオオイヌノフグリなどが咲いていて、春を感じました。

                             

  唐原川左岸から右岸へと歩いて行きますと、カワセミが2羽飛んで、見ることができました。ジョウビタキも止まってくれました。たくさんの鳥に会えて、楽しい探鳥会でした。

     

  【参加者の感想】
   ◇ツクシガモがきれいだった。
   ◆カワセミやオオジュリンに会えて良かった。
   ◇身近な鳥をたくさん見ることができた。
   ◆ハヤブサがかっこよかった。


   ページのトップに戻る


2020年度 冬期シギ・チドリ調査報告

                             山本 廣子

  ●冬期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。

  今津では2021年2月7日(日)午前中に3回目の調査を行いました。
  タゲリ70羽、ハマシギ75羽、アオアシシギ8羽、イソシギ2羽、タシギ1羽の、5種156羽がカウントされました。他にはヘラサギ1羽、クロツラヘラサギ7羽、ツクシガモ125羽、ズグロカモメ11羽、ミサゴ1羽
  カンムリカイツブリ1羽、トモエガモ2羽が観察されました。

  博多湾東部では2021年2月8日(月)昼頃に3回目の調査を行いました。
  ミヤコドリ18羽、ダイゼン9羽、イソシギ9羽、ダイシャクシギ1羽の、4種37羽がカウントされました。他にはヘラサギ4羽、クロツラヘラサギ15羽、ツクシガモ61羽、ミサゴ5羽、カンムリカイツブリ4羽が観察されました。
  
                  

  2月8日は、冬型の気候になり気温が低く北西の風が吹き寒かったです。しかし晴れていたので過ごしやすかったです。
  今冬は寒くてアオサがすっかり分解してしまい、アオサを餌とするヒドリガモたちが減ってしまい、淡水ガモたちは少なくなりました。
  また秋にアサリが業者により取られてしまい、大きなアサリが海の広場方面には少なくなり、昨年まではいつもいたミヤコドリが見当たりませんでしたが、今日は雁ノ巣海岸にミヤコドリとダイシャクシギがいました。
  また1月には和白干潟にハマシギとミユビシギ、シロチドリの混群がたくさんいて嬉しかったのですが、今日は和白海域のどこにも見当たらず残念でした。
  昨年は奈多海岸に1000羽を超えるオオバンがいましたが、今年は全体に少なくて、今日の奈多海岸には1羽だけでした。奈多海岸にヒドリガモの小群がいました。
  奈多クリークではコガモの雄が追っかけまわっていました。奈多の廃船上にダイゼンが9羽、休んでいました。ハマダイコンが少しだけ花を咲かせていました。


       

  奈多海岸の護岸工事が進んでいました。ずいぶん大きく海岸を埋めて、幅広の石積み護岸になるようで、胸が痛みました。現在の塩浜護岸のようになるようでした。
  クロツラヘラサギとヘラサギは多々良川河口のアシ原で休んでいました。風が強くて鳥が顔を隠すためヘラサギかクロツラヘラサギか確認しにくい状態でした。

                             

  調査参加者は今津が3名、博多湾東部が7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。


      



  ページのトップに戻る


  indexに戻る