最近の和白干潟

2021年4月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(4月24日)

定例探鳥会報告 和白海岸(4月11日)

2021年度 春期シギ・チドリ調査1回目報告(4月10日)

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和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

                                                田辺 スミ子

   ●日 時:4月24日(土)15:00~17:00
  ●参加者:161名 :一般147名(城東高校生徒と先生105名、九産大宗像ゼミ生と先生20名、和白中学校放送部生徒と先生9名、他13名)守る会14名
  ●回収ゴミ:70袋: 可燃ゴミ:66袋(人工ゴミ:41袋、草木25袋) 不燃ゴミ4袋
  ●粗大ゴミ:べニア板大1、木の枝2、柱や杭など6、プラスチック板1
  ●観られた鳥:クロツラヘラサギ7羽、オオソリハシシギ1羽、ホウロクシギ2羽、チュウシヤクシギ3羽、コチドリ2羽、ダイサギ2羽、ウグイス声、ハクセキレイ2羽、マガモ2羽

  本日のクリーン作戦は、城東高校より事前に申し込みがあり、参加者を先生方が引率してこられました。まずゴミ回収の手順を説明して作業に入りました。また今回は一般の高校生も個人で数名の参加が有りました。
  和白中学校放送部は参加者にインタビューして放送コンクールに出したいということでした。宗像ゼミも今回は参加が多くて20名でした。日頃清掃出来ていない和白方面の清掃を、城東高校生にお願いしました。

                   

  大勢なので短時間では有りましたが、粗大ゴミや人工ゴミを大分集め運んでもらいました。残りの人数で海の広場より唐原川右岸までのアシ原を中心に清掃し、強風の後の人工ゴミも集めることが出来て見違えるように綺麗になりました。

     

  大勢だと広範囲に清掃が出来て良かったです。最後に本日の成果を話し感想などを聞き、終了後に和白中学校放送部よりインタビューを受けました。皆で記念撮影後に散会しました。参加された皆様ありがとうございました。

     

  今、和白干潟は、後背林の木々がいろんな色で変化に富み、瑞々しく生き生きしています。アシ原ではアシの新芽も大分大きくなりました。やがては濃い緑が一面に輝くことでしょう。
  小道にはハマエンドウが可愛い花を咲かせ、虫たちを誘っています。ハマニンニクの穂も大きくなりました。シオクグにも穂がつきました。

     

  海の広場周りには、ノイバラ、ハリエンジュ、シラフジ、シャリンバイと白い可憐な花が一斉に咲き、満開を迎えていています。一年中変化に富み、飽きることが有りません。

     

  鳥では渡り鳥や、山野の鳥も見ることができます。これからはカニ等の干潟の生き物たちが活発になります。見ているだけでも楽しいですよ。

                             


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定例探鳥会報告 和白海岸

                      山本廣子

  2021年4月11日 -晴れ-
  【コース】和白川河口→塩浜護岸→五丁川河口→奈多護岸→奈多小学校前
  【観察鳥種】35種
  【参加者数】16人 
  【担当者】 山本廣子、田辺スミ子、南のり子

  大潮の満潮時でした。奈多方面に向かいました。和白川河口入り口で、オオバンが1羽待っていました。和白川河口から海の広場方面を見ると、逆光でしたが、砂洲付近にツクシガモと淡水ガモが少数休んでいるのが見えました。
  コサギとダイサギも見えました。スズガモなどの海ガモ類はもう渡って行ったのか姿が見えず、海が広く見えます。鉄塔の上にカラスが巣作りをしていました。塩浜護岸の生垣のアキグミの花が満開で良い香りがしていました。
  トベラのつぼみが膨れて咲きだしているものもありました。

     

  五丁川河口のカネンテも満潮でしたが、岸辺にイソシギがいました。奈多護岸の見晴台からは、夏羽のカンムリカイツブリが何度も潜っているのが見えました。
  廃船は少しだけ海上に出ていましたが、カワウが7羽止まっていました。夏羽でごま塩頭に腰が白くなっていました。奈多海岸には、コガモの小群が浮かんでいました。

     

  護岸の道端にはハマダイコンやマンテマ、ハマエンドウなどの花が満開できれいでした。気候が良くて、大きな黒松の木々が生えた奈多護岸の道を奈多小学校前まで歩いて行き、そこで鳥合わせをしました。

                

  終了後、南さんと私は帰りに五丁川のカネンテでコチドリ3羽とイソシギとツグミを見ました。潮が引きだして干潟が出てきたので、鳥たちが現れてきたようです。

     

 【参加者の感想】
  ◇キジバトの羽がきれい。
  ◆カワウの夏羽が良かった。
  ◇色が薄いモズが見られた。
  ◆ヒバリの鳴き声で春を感じた。
  ◇草花がとてもきれいだった。



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2021年度 春期シギ・チドリ調査1回目報告

                                      山本 廣子

   ●春期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。

  今津では4/4(日)午前中に1回目の調査を行いました。
  コチドリ5羽、イソシギ3羽、ハマシギ101羽、ダウシャクシギ1羽、ホウロクシギ3羽、タシギ5羽、ソリハシセイタカシギ2羽の、7種120羽がカウントされました。
  他にはツクシガモ30羽、クロツラヘラサギ10羽、ヘラサギ1羽、ズグロカモメ1羽が観察されました。

  博多湾東部では4/10(火)午後に1回目の調査を行いました。
  ミヤコドリ13羽、コチドリ1羽、シロチドリ2羽、アオアシシギ2羽、オオソリハシシギ1羽、ダイシャクシギ1羽、ホウロクシギ1羽の、7種21羽がカウントされました。

                 

                             

  他にはクロツラヘラサギ19羽、ツクシガモ2羽、ミサゴ2羽、カンムリカイツブリ2羽が観察されました。

     

  4/10の博多湾東部は晴れて穏やかな天気でした。大潮の干潮時でしたので潮干狩り客が多く、和白・奈多・雁ノ巣で300名近くいました。香椎や名島でも18名くらいずつ潮干狩りや磯遊びの人がいました。
  土曜日だったので、子どもや若者たちも貝掘りをしていました。今日は潮干狩り客が多くて、シギたちは降りる場所が無く少なかったです。クロツラヘラサギは多くて、奈多や雁ノ巣、多々良川で19羽が食事中でした。
  調査地全体にコガモ、オナガガモ、マガモなどの淡水ガモがまだ少数残っていました。奈多護岸ではハマダイコンやハマエンドウ、マンテマ、アキグミの花がたくさん咲いていました。
 
  
     

  暖かいので、コメツキガニやアシハラガニも出てきていました。奈多では護岸工事が続いていました。和白干潟の後背林や立花山の緑も美しくなってきました。

                             

  調査参加者は今津が2名、博多湾東部では7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。

                             

 
      


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