最近の和白干潟
2021年7月
田辺スミ子
●日 時:7月24日(土)15:00~16:20
●参加者:29名:一般14名(九産大宗像ゼミ12名、個人2名)守る会15名
●回収ゴミ22袋:可燃ゴミ20袋(草木類6袋、ペットボトルなど人工ゴミ14袋)不燃ゴミ2袋
●粗大ゴミ:ゴム製シート1、発泡スチロールケース2、 プラスチックケース1
●見られた鳥:カワウ85羽、ダイサギ3羽、アオサギ2羽、ミサゴ1羽
●見られた植物:ハマボウ花、ハマゴウ花、ハマサジ花、ヒトモトススキ穂、ダンチク穂
本日のクリーン作戦は、熱中症対策のためとコロナウイルス感染防止のために、定例会議で清掃時間は30分で終わるように皆で話し合いました。2ℓのお茶と紙コップを用意して持って行きました。
7月に入っても殆ど雨が降らず、からからに乾いた道を歩き海の広場に向かいました。風もなく炎天下の中テントを張り準備しました。
事前説明で清掃場所と回収時間短縮の説明もしてから始めましたが、全員にはうまく伝わっていなかった様です。今回も宗像先生はゼミの学生さんを誘って参加されました。
雨が少ないせいか、広場前は人工ゴミが少なく草木類も少ししか打ち上げられていませんでした。それぞれが、ゴミ袋を持ちゴミ回収に向かいました。
炎天下の為か、私は極度に疲れました。日陰に入り水分補給をしながら少し休みましたが、今迄で一番疲れを感じました。
最後に感想を聞き、記念写真を撮り散会しました。参加された皆様お疲れ様でした。
【 参加者の感想 】
●毎月参加したいと思っています。
●和白干潟の環境をレポートしています(高校生)
【 和白干潟の様子 】
まだ渡り鳥を見ることが出来ませんが、カワウが群れで来ており、ミサゴが棒の上いました。サギの姿もありました。ハマボウが至る所に根付いており、若い木ほど花の期間が長い様です。
ハマゴウやハマサジの花も咲いています。ヒトモトススキやダンチクが穂を出しており、アシは海側より内陸ほど大きく伸びています。
干潟では、コメツキガニの砂団子や巣穴が沢山ありますが、巣穴に入っているものが多いです。ウミニナも暑いためか殆どが砂に潜っています。アシハラガニが出てきていました。ミズクラゲがいくつも打ち上げられていました。
広場の草たちも枯れかかっており、上空にはウスバキトンボがたくさん飛んでいます。木々ではクマゼミが鳴いて、皆の声が聞き取れないほどでした。
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山本廣子
2021年7月11日 -晴れ-
【観察鳥種】22種
【参 加 者】なし
【担 当 者】山本廣子、田辺スミ子、南のり子
★新型コロナウイルス感染防止のため中止となりましたが、お世話係と有志で分かれて和白海岸を観察して、野鳥を記録しました。
【コ ー ス】
① 和白川河口→五丁川河口→奈多護岸→雁ノ巣海岸
② 唐原川河口→海の広場→和白4丁目海岸→和白川河口→アシ原
大潮の満潮時で、干潟は出ていませんでした。和白川河口では、鉄塔にハヤブサが止まっており、鉄塔の線にはミサゴやカワウが止まっていました。
塩浜護岸の生垣のシャリンバイやトベラには青い実が生っていました。キジバトが2羽、道を歩いています。五丁川河口では、モズの親子が電線に止まっていました。
親鳥がカマキリをくわえており、幼鳥に「取りにおいで」と言っているようで、幼鳥は鳴き続けていました。ツバメが飛び交っていました。
五丁川のカネンテではオオヨシキリの声はしませんでしたが、3羽の姿を確認しました。子育て中でしょうか。アオサギが飛んで、木の上に止まりました。五丁川の支流にササゴイが3羽いて、川を行ったり来たりしていました。
奈多の護岸にハマナデシコの花が美しく咲いていました。ツルナの花も咲いています。
満潮でも海上に少しだけ突き出した廃船のデッキにカワウが止まって羽を乾かしていましたが、次のカワウが来てデッキから追い出してしまい、自分がデッキに乗って羽を乾かしだしました。センダンの木にも青い実が生っていました。
唐原川河口近くではツバメやツバメの幼鳥も見られました。カワウの群れが海上に並んでいます。海の広場では、ヒトモトススキに穂がついていました。サワグルミの花が咲き、ナンキンハゼの実がなっていました。
ハマボウの群落地ができており、黄色いきれいな花が満開でした。ハマゴウやハマナデシコが咲いています。アシ原ではハマユウやハマヒルガオ、スイカズラの花がきれいでした。
子育て中の鳥たちに出会った探鳥でした。
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松田 元
日 時:2021年7月6日(火)13:30~15:30 中潮 満潮7:04 干潮13:44 天候:曇り
参加者:和白小学校5年生113名と先生4名
守る会自然観察ガイド:9名、カメラ:1名
コロナの影響で2度も延期となっていた、和白小学校の自然観察会が無事終了しました。梅雨も末期で大雨も予想されていましたが、幸い雨は降らず風も有って穏やかな曇り空の下、子供達を迎えました。
ちょうど今は、ハマボウとハマゴウが満開で、海の広場に到着するまでに紫色のハマゴウと黄色の美しいハマボウを見せることが出来ました。子供達はこの日を楽しみにしていたようで、ニコニコ顔と元気な声でやって来ました。
海の広場に集まって全員で挨拶の後、山本さんが紙芝居で干潟の歴史や役割を説明、生き物や自然の大切さを解りやすく紹介しました。
その後8台の望遠鏡でバードウォッチングをしましたが、観たのはミサゴ、カワウ、ダイサギと少なく、たまたま鉄塔にとまっていたハヤブサを観たグループも有ったようです。
そしてアシ原に向かってアシハラガニを見る予定でしたが、雨が降らず乾いたアシ原の水場にアシハラガニは姿を見せず一匹もいませんでした。
次に干潟を沖に向かって歩き、コメツキガニやマメコブシガニを探し大きな干潟の真ん中まで行きました。広い干潟から見る風景と涼しい海風にみんな気持ち良さそうでした。
そして2~3人でグループになり、スコップで次々に穴を掘りカニを見つけては嬉しそうに友達に見せていました。さらに沖の波打ち際まで行って浄化実験に使うアサリを見つけました。
アサリの数は少なかったけれど比較的大きなアサリも未だ残っていたようです。最後は和白川河口まで観察や干潟のゴミ拾いをしながら歩き、ハクセンシオマネキを望遠鏡で観ました。
ハクセンシオマネキは片方の大きなハサミを振りながらアピールしている様子が面白く、何度も観に来る子もいました。また望遠鏡ではなく、そばで観たそうに前に行く子が多くいました。
集合してまとめをしました。採ったカニや貝を容器に入れ全員で順次観察し、あらためて自然の恵みや素晴らしさ、大切さを感じてくれたのではないかと思います。そして、浄化実験の成果にみんな驚いているようでした。
今回は時間の関係でまとめでの質問コーナーは十分取れませんでした。観察途中での質問では、干潟の砂を掘ったら下が黒くなっているのは何故か、またコメツキガニが穴に2匹入っているのはなぜか等の質問が有りました。
最後に挨拶をして元気よく帰って行きましたが、中には名残惜しそうに最後まで残っている子もありました。
★観察されたもの
野 鳥:カワウ(15)ミサゴ(1)ハヤブサ(1)ダイサギ(2)アオサギ(1)ウグイスハシボソガラス(20)トビ(2)ハクセキレイ(1)
生き物:コメツキガニ、マメコブシガニ、オサガニ、ハクセンシオマネキ、ケフサイソガニ、ガザミ(死体) アサリ、オキシジミ、ソトオリガイ、ツボミガイ、ユウシオガイ、マガキ、アラムシロガイ、ウミニナ、ホソウミニナ
ヤドカリ、ミズクラゲ、タマシキゴカイの卵魂とフン魂、イトゴカイ、アオスジアゲハ
海そう:アオサ、アサミドリシオグサ、オゴノリ、ボウアオノリ、
花 :ハマボウ、ハマゴウ、ハマユウ、ツルナ、ハマナデシコ、ハマサジ、マサキ、
穂 :ヒトモトススキ、ダンチク
集めたごみ:5袋
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