最近の和白干潟

2022年1月

和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(1月22日)

和白海域水鳥調査報告(1月17日)

環境省モニタリングサイト1000、2021年度冬期シギ・チドリ調査2回目報告(1月17日)

定例探鳥会報告 和白海岸(1月9日)

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和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告

                                田辺 スミ子

   ●日 時:1月22日(土)15:00~17:00
  ●参加者:38名:一般24名、(九産大宗像ゼミ8名、ボーイスカウト5名、サントリーグループ1名、他10名、)守る会14名 
  ●回収ゴミ:102袋: 可燃ゴミ:100袋、(自然ゴミ:アオサ90袋、アオサ以外2袋 人工ゴミ8袋)不燃ゴミ:2袋、粗大ゴミ:カラーコーン1個、プラスチック筒1個
  ●見られた鳥:ツクシガモ81羽、ミヤコドリ22羽、ダイシャクシギ1羽、ミサゴ1羽、マガモ、オナガガモ等(下見の時には、沢山のカモ達が砂州や周りの水辺に休んでいました)ハクセキレイ、ヒヨドリ
  ●植物  実:ネズミモチ、ナンキンハゼ、マサキ、シャリンバイ、クロガネモチ、ナワシログミ
      新芽:ハマウド、ハマニンニク、アシ

  本日のクリーン作戦はお天気も良くて、思っていたより多くの方に参加頂きました。守る会は会議が長引いてしまい、開始時間ぎりぎりで数名が昼食抜きで海の広場に向かいました。すでに多数の方が待っておられました。
  集合して清掃範囲やゴミ分類等の説明をしました。
  今回は広範囲にアシやハマニンニクなどに絡まり表面が白化して乾いたアオサを、ハマニンニクも一緒に抜かない様に気をつけながら取り除きました。

                             

  砂の上にあるアオサは簡単に集めることが出来ますが濡れており、なるべく乾いたアオサを取ってもらうようにお願いしました。

     

  ソリや一輪車、リヤカーで山盛りに積んで何回も往復服しました。皆の力でゴミ集積場はいっぱいになりました。

                             

  人工ゴミは唐原川河口右岸まで行き集めて貰いました。野鳥観察をして、最後に本日の成果をお知らせし感想を聞き、記念撮影をして散会しました。

     

  感想では
  大学1年生で毎回参加しているがアオサが多い
  2回目参加者は12月よりも乾いたアオサが多い
  初めての参加者はラムサールに向かって良い方向になるように参加したい
  アオサの利用法を発信したい
  初めて参加したが楽しかった
  などがありました。
  参加された皆様お疲れ様でした。有難うございました。 
  今和白干潟は、後背林の樹木は葉を落としアシも冬枯れで真冬の眠りの中です。その中でもアシやハマニンニクは、アオサの下から小さな芽が出始めています。

              

  マサキ、ナンキンハゼ、シャリンバイの実は少なくなっていますが、小さいナワシログミの実はたくさんなっています。

     

  春になり赤く熟れるのが楽しみです。海ではまだ沢山のカモ達に会うことが出来ます。
  色鮮やかになったカモの雄は綺麗で、日差しを浴びると輝いています。潮が引き始めると小さなシロチドリ達に会うことが出来ます。
  砂の窪みに入り休んでいる所がとても可愛いですよ、皆様も会いに来られませんか。



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和白海域水鳥調査報告

                   山本 廣子

  日時:2022年1月17日(月)13:30~15:30 大潮 満潮:10:07 干潮:15:17 晴れ
  調査範囲:和白海域(和白~奈多~雁ノ巣)とクリークや畑
  参加者:6名

  博多湾東部の冬期シギ・チドリ調査も兼ねて行いましたが、シギ・チドリ調査の方が範囲が広いので、和白海域のみ調査員が兼ねて調査を行いました。
  和白海域水鳥調査の報告をします。
  カモ類11種3738羽、カモ類以外の水鳥12種239羽がカウントされました。
  昨年はカモ類11種3633羽、カモ類以外の水鳥13種576羽でした。カモ類は種数は同じで105羽増え、カモ類以外の水鳥は1種337羽減っています。
  カモ類ではマガモが減っています。カモ類以外ではハマシギが減っています。

            

  カモ類1位はスズガモ2882羽(昨年は2853羽)、2位はオナガガモ353羽(昨年は237羽)、3位はオカヨシガモ126羽(昨年は27羽)でした。
  北西の風が強く吹くと、淡水ガモたちは河口やクリークに入っています。カモ類以外の水鳥ではシロチドリなどの小型シギ・チドリ類が見られました。
  ミヤコドリは22羽を確認しました。

                    

  調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。

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環境省モニタリングサイト1000、2021年度冬期シギ・チドリ調査2回目報告

                                                           山本 廣子

  ●冬期シギ・チドリ調査2回目を行いましたので報告します。全国一斉調査になります。

  今津では2022年1/9(日)午後に2回目の調査を行いました。タゲリ25羽、ハマシギ6羽、アオアシシギ5羽、イソシギ5羽、タシギ1羽の、5種42羽がカウントされました。
  他にはヘラサギ7羽、クロツラヘラサギ12羽、ツクシガモ75羽、ズグロカモメ6羽、ミサゴ8羽、マガン11羽、ヒシクイ1羽が観察されました。
  博多湾東部では1/17(水)に2回目の調査を行いました。
  ミヤコドリ22羽、イカルチドリ1羽、シロチドリ73羽、ハマシギ1羽、イソシギ6羽、ダイシャクシギ1羽の、6種104羽がカウントされました。
  他にはクロツラヘラサギ11羽、ツクシガモ84羽、ミサゴ3羽、カンムリカイツブリ7羽が観察されました。
  1/17の博多湾東部は晴れて穏やかな天候でした。今回は唐原川河口左岸先にシロチドリの群れがいました。雁ノ巣にも少し見られました。
  ミヤコドリは和白と奈多と雁ノ巣に分散して22羽が確認されました。クロツラヘラサギは多々良川河口と唐原川河口にいました。

            

  ツクシガモは和白干潟と奈多と雁ノ巣海岸と多々良川河口にいました。羽数が減ってきています。香椎浜や牧ノ鼻の奥に風を避けてスズガモやカルガモがいました。
  全域でアオサは目立ちませんでした。奈多小学校裏では護岸工事が行われていました。香住丘海岸では、木が数本海に倒れていました。
  雁ノ巣にダイシャクシギが1羽いて、良かったです。多々良川では河川にアシ原が多く、ゴミも多いです。

                    

  今回の博多湾東部の調査は、野鳥の会福岡支部の「和白海域水鳥全種調査」も兼ねて行いました。

             

  調査参加者は今津が2名、博多湾東部が7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。



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定例探鳥会報告 和白海岸

                      山本廣子

  2022年1月9日 -曇りのち晴れ-
  【観察鳥種】42種
  【参加者数】23人  守る会7人
  【担当者】 山本廣子、田辺スミ子、南のり子
  【コース】和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→唐原川河口右岸→唐原川河口左岸

   曇りがちでしたが、風もなく暖かい一日でした。海は引いていて、鳥たちは遠かったです。鉄塔に止まっているミサゴは魚を食べていました。ミヤコドリもいましたが、散らばっていました。

                        

  ツクシガモやオナガガモやマガモたちを見ました。ヨシガモもいました。沖にはスズガモやホオジロガモが浮いています。

               

  沿岸にたまったアオサが腐って白く濁り、くさい匂いがします。その横を滑らないように注意して歩き、海の広場まで行きました。
  海の広場やアシ原もすっかり冬景色で枯れています。ウグイスの地啼きやシロハラの声がします。木の枝にジョウビタキが止まっています。

                         

  センダンやシャリンバイ、マサキ、ネズミモチ、ナワシログミなどに実が生っていました。

                 

  小鳥にだいぶ食べられているようでした。ウラギクは綿毛になっていました。唐原川河口沖合にダイゼンやシロチドリたちが見えました。

                           

  ハマシギが群れで飛び回ります。唐原川河口左岸まで行きましょうと皆を誘って急ぎました。唐原川河口付近ではオオバンやコガモやイソシギがいました。

                

  潮が満ちてきており、唐原川河口左岸からはすぐ目の前でハマシギやシロチドリ、ハジロコチドリを見ることができました。朝日新聞記者の取材がありました。 

     

  【参加者の感想】
   ◇ミサゴの食事が見られた。
   ◆ミヤコドリやツクシガモがきれいだった。
   ◇シロチドリが可愛かった。
   ◆初めて参加して多くの鳥を見ることができた。
   ◇ハジロコチドリやハマシギを近くで見られた。

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