最近の和白干潟
2022年2月
環境省モニタリングサイト1000、 2021年度冬期シギ・チドリ調査3回目報告(2月6日)
田辺スミ子
●日 時:2月26日(土)15:00~17:00
●参加者:22名 : 一般8名、(九産大宗像ゼミ1名、個人7名)守る会14名(団体会員ライオン2名)
●回収ゴミ:76袋: 可燃ゴミ:74袋(自然ゴミ:アオサ30袋、アオサ以外35袋)人工ゴミ9袋 不燃ゴミ:2袋、
●粗大ゴミ:板1個
●見られた鳥:ツクシガモ52羽、(ミヤコドリ14羽、ミサゴ1羽、モズ、11:20頃)カワウ約5000羽、マガモ、オナガガモ、ツグミ、ムクドリ、ヒヨドリ、ジョウビタキ
●植物:新芽:アシ、ハマニンニク、シャリンバイ、ハマウド
実:クロガネモチ、センダン、ナワシログミ(まだ小さい)
本日のクリーン作戦は新型コロナウイルスまん延防止重点処置中で、一般には呼びかけずに、来られた人と守る会中心で行うことにしていました。
守る会総会で遅くなり開始時間ぎりぎりに行ってみると数名の方達が待っておられました。風もあまりなく穏やかで、動いていると暑くなり上着を脱ぐ程でした。
今年もライオンから2名の方が参加されており、懐かしい方や親子づれなどが参加されていました。
それぞれが、人工ゴミや自然ゴミを回収しましたが、アオサは堆積してアシなどにへばりついたのを丁寧に取り除き運びました。
クリーン作戦後に野鳥観察や、本日の成果と感想を聞き、最後に記念写真を撮り散会しました。
参加者の感想
絡みついたアオサをどけるのが大変だった。
楽しかった。
8年ぶりに参加したがその頃より綺麗だった。
大学でマイクロプラスチックの話が有った。
親子3名で参加した。
等でした。参加された皆様有難うございました、お疲れ様でした。
今、和白干潟にはまだまだカモ達が沢山残っています。ツクシガモもまだまだ見られます。
作業中に沖合でカワウ約5000羽が一斉に海上をぐるぐると回って、迫力のある光景が見られました。
後背林は段々と春に移行し始めますが、まだ春の装いには程遠い様です。それでもアオサの下には可愛いアシの新芽が顔を出していました。
ハマニンニクは早くから芽を出し大分大きくなっています。また沢山のセンダンの実が生っており、ツグミやムクドリ、ヒヨドリが大勢で群れています。
草が刈られた海の広場には、ツグミが鳴きながら30羽位降りていました。干潟にもやってきます。季節が変わる度に色んな変化が楽しめます。
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山本 廣子
●冬期シギ・チドリ調査3回目を行いましたので報告します。
今津では2021年2月6日(日)午前中に3回目の調査を行いました。
タゲリ13羽、ハマシギ25羽、アオアシシギ1羽、タシギ2羽の、4種41羽がカウントされました。
他にはヘラサギ2羽、クロツラヘラサギ3羽、ツクシガモ73羽、ズグロカモメ6羽、マガン11羽、ヒシクイ1羽が観察されました。
博多湾東部では2021年2月1日(火)午後に3回目の調査を行いました。
ミヤコドリ22羽、ハジロコチドリ2羽、シロチドリ48羽、メダイチドリ1羽、ハマシギ6羽、イソシギ8羽、ダイシャクシギ1羽の、7種88羽がカウントされました。
他にはクロツラヘラサギ11羽、ツクシガモ87羽、ミサゴ3羽、カンムリカイツブリ1羽が観察されました。
2月1日は、冬型の気候になり気温が低く北西の風が吹き、和白干潟は白波が立っていました。とても寒かったです。
スズガモが風を避けて雁ノ巣の湾内に集まっていました。雁ノ巣干潟ではシロチドリたちが穴に入り顔を出して覗いていて、可愛かったです。一緒にハジロコチドリとメダイチドリもいました。
ミヤコドリは雁ノ巣の岩礁に22羽がそろっていました。奈多ではアオサがノリ状にちぎれて堆積していました。オオバンが多くいました。ヒドリガモやホシハジロ、オカヨシガモ、オナガガモなどの淡水ガモも集まっていました。
多々良川と名島海岸と香椎にはシギやチドリたちがほとんどいませんでした。香椎海岸ではトベラの実がはじけて赤くなっていました。
奈多海岸の護岸工事が進んでいました。クロツラヘラサギは多々良川河口のアシ原で休んでいました。ツクシガモは和白、奈多、多々良川河口にいました。
調査参加者は今津が2名、博多湾東部が7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
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