最近の和白干潟
2022年4月
「全国春のビーチクリーンアップ2022」「2022干潟・湿地を守る日」参加の和白干潟のクリーン作戦と自然観察報告(4月23日)
「環境省モニタリングサイト1000」2022年度 春期シギ・チドリ調査1回目 報告((4月13日)
田辺スミ子
●日 時:4月23日(土)15:00~16:50
●参加者:31名 :一般18名(九産大宗像ゼミ5名、澤田ゼミ5名と先生1名、福岡東高校生1名、他6名)守る会13名
●回収ゴミ:27袋: 可燃ゴミ:25袋(人工ゴミ:7袋、アオサ3袋、草木15袋) 不燃ゴミ2袋
●粗大ゴミ:0、 木の枝3本
●見られた鳥:チュウシャクシギ13羽、ダイサギ2羽、アオサギ1羽、トビ1羽、マガモ20羽、オナガガモ3羽、ウグイス声
●植 物:
花:ノイバラ、ハマエンドウ、アキグミ、ハマダイコン、ハリエンジュ、シロフジ
穂:ハマニンニク、シオクグ
クリーン作戦を始める前に、参加者全員で輪になり「2022干潟・湿地を守る日宣言と和白宣言」を読み上げました。全国の干潟の保全への皆の承認を得てから、清掃範囲などの説明をして始めました。
今にも雨が降りだしそうな空模様で問い合わせも多くやきもきしましたが、何とか持ちこたえました。最近は一般の参加者が多く、環境問題に関心を持つ人が増えているのでしょうね。
九産大の宗像ゼミの学生さんは毎回参加されています。澤田ゼミ生も先生と一緒に年に何回か参加。
清掃範囲は唐原川右岸のアシ原からゴミ置き場までの広範囲で行いました。途中でパラパラと小雨が降りましたが、無事終わることが出来ました。
見える範囲は綺麗になりました。清掃後、参加者に望遠鏡でチュウシャクシギを見て貰いました。
最後に本日の成果をお知らせし、記念写真を撮り散会しました。尚クリーン作戦開始後3名でカマや鍬、ゴミ袋を持ってアシ原奥まで行き、特定外来種のナルトサワギクを駆除しました。
参加者の感想:
季節でゴミの違いが分かった。
鳥が好きなのでゴミがあるのが悲しかった。
環境問題に関心があった。
今回は全く嫌なにおいがしなかった。
参加された皆様、お疲れ様でした。
和白干潟ではアシの新芽も大分伸びて、ハマニンニクの穂も沢山の花を付けています。アシ原中道ではハマエンドウの群落が出来ており、可憐な花を沢山咲かせていました。
後背林では、色んな緑が鮮やかで見とれてしまいます。砂浜の上には、ハママツナの新芽があちこちに可愛く顔を出していました。困ったことでは、ナルトサワギクが増えてきており、綿毛になったものも有りました。
鳥では、カモもまだ少し残っており、春の渡りのシギ達も見られます。干潟ではカニや、ウミニナ等生きものが活発に活動を始めています。皆さまも和白干潟に足を運んでみませんか。
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山本廣子
●春期シギ・チドリ調査1回目を行いましたので報告します。
今津では4/3(日)午前中に1回目の調査を行いました。
コチドリ2羽、イソシギ1羽、ハマシギ48羽、ホウロクシギ2羽、タシギ5羽、セイタカシギ2羽、アオアシシギ9羽、タカブシギ2羽の、8種71羽がカウントされました。
他にはツクシガモ15羽、クロツラヘラサギ14羽、ヘラサギ4羽、ミサゴ2羽が観察されました。
博多湾東部では4/13(水)午後に1回目の調査を行いました。
ミヤコドリ13羽、シロチドリ3羽、ハマシギ11羽、イソシギ5羽、チュウシャクシギ3羽の、5種35羽がカウントされました。他にはクロツラヘラサギ26羽、ヘラサギ3羽、ツクシガモ1羽、ミサゴ2羽が観察されました。
4/13の博多湾東部は低気圧のために潮が引かず、干潟がなかなか出ませんでした。北風が強く、寒かったです。潮が余り引かなかったためか、潮干狩り客は少なく、全体で56名でした。
クロツラヘラサギやヘラサギは多くて、奈多や雁ノ巣、多々良川で26羽が食事中でした。ミヤコドリが13羽、まだ残っています。雁ノ巣と名島にチュウシャクシギがいました。
奈多や雁ノ巣にコガモがまだだいぶ残っていました。カルガモもやオオバンも見られました。
奈多護岸ではハマダイコンやハマエンドウ、マンテマなどの花がたくさん咲いていました。トベラのつぼみもついていました。
松の花もついていました。ナワシログミの実が赤く熟れていました。奈多では海を大きく埋めて、護岸工事が続いていました。
和白干潟の後背林の新緑が美しくなってきました。多々良川では、丸い筒を川の中に沈めて数か所でウナギの漁をしていました。
調査参加者は今津が2名、博多湾東部は7名でした。調査に参加された皆さん、お疲れ様でした。
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山本廣子
2022年4月10日 -晴れ-
【観察鳥種】35種
【参加者数】16人 守る会6人
【担当者】山本廣子、田辺スミ子
【コース】和白4丁目海岸→海の広場→アシ原→砂洲→唐原川河口右岸→唐原川河口左岸
朝から日が照って暑くなりました。海は満潮が1回だけしかなく、干潮は1回もないという珍しい潮の日でした。暖かくなってカモたちは北へ渡って行ったようで、少なくなりました。
干潟にはクロツラヘラサギとヘラサギが並んで休んでいます。遠くにミヤコドリもいました。
海の広場やアシ原ではツグミやシジュウカラなどの小鳥たちが飛び回っています。ウグイスが上手にさえずり続けていました。ハマダイコンやハマエンドウの花が咲いています。ハマニンニクやシオクグには穂が出そろっていました。
ナワシログミの実が赤く色づいています。砂浜にはコメツキガニの砂団子がたくさんありました。私たちが歩くとカニは急いで穴に逃げ込みます。
コサギやダイサギやアオサギが夏羽や婚姻色になっています。唐原川河口付近では、コガモがまだたくさんいました。近くを歩く音に驚いて、一斉に飛び立ちます。
河口の干潟には、ハクセンシオマネキがたくさん出ていました。
ウミアイサの雌が2羽仲良く並んで浮いていました。夏羽の鳥がいたりボラがたくさん跳んだり、初夏のような和白干潟でした。
【参加者の感想】
◇クロツラヘラサギを初めて見て嬉しかった。
◆ミヤコドリがきれい。
◇ヨシガモの羽が美しかった。
◆コガモを近くで見ることができた。
◇ウミアイサやミサゴがかっこよかった
◆ハクセンシオマネキを見れて良かった。